JPH041482Y2 - - Google Patents

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JPH041482Y2
JPH041482Y2 JP464287U JP464287U JPH041482Y2 JP H041482 Y2 JPH041482 Y2 JP H041482Y2 JP 464287 U JP464287 U JP 464287U JP 464287 U JP464287 U JP 464287U JP H041482 Y2 JPH041482 Y2 JP H041482Y2
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valve
cleaning liquid
shock absorber
test
pressure
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、シヨツクアブソーバのバルブ試験装
置に係り、具体的にはバルブ動作の良否を判定す
るバルブ試験装置に関する。
〔従来の技術〕
シヨツクアブソーバのバルブは、通常、組付け
前にバルブ単体について作動試験が行なわれてい
る。
従来、斯かるバルブの作動試験は、一定の圧力
に調整されたアブソーバオイルを、バルブの一方
向すなわちシヨツクアブソーバの圧縮又は伸長方
向に対応する方向に作用させ、このときバルブを
通流するアブソーバオイルの流量により、バルブ
動作の良否を判定している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、試験流体として実際に使用するアブ
ソーバオイルを用いていることから、試験後にバ
ルブがオイルでべとべとになり、作業性が極めて
悪いという問題があつた。
また、そのオイルのために試験前に付着してい
た切り粉などの異物やオイル中の異物がバルブ内
部に残つたり、あるいはゴミなどの異物が後から
付きやすいため、当該試験の判定が良であつて
も、シヨツクアブソーバに組付けた後に不良品に
なることがあるという問題があつた。
したがつて、上記従来の方法によれば、動作試
験後にアブソーバオイル等を除去すべく、洗浄処
理を行なわなければならないという問題があつ
た。
本考案の目的は、上記従来の問題点を解決する
こと、言い換えれば、格別な洗浄処理をすること
なく、バルブ内部等に異物が付着又は残留するの
を防止することができるシヨツクアブソーバのバ
ルブ試験装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達成するため、試験流体
として揮発性を有する洗浄液を用いることを特徴
とする。
〔作用〕
すなわち、従来のアブソーバオイルに代えて揮
発性を有する洗浄液を試験流体としたことから、
格別な洗浄処理をすることなく作動試験の行程中
にバルブ内が洗浄され、付着異物が除去されるこ
とになる。また、作動試験後バルブに付着してい
る試験流体は速やかに蒸発してしまうため、べと
べとすることがなく、作業性が向上するととも
に、新らたな異物の付着が防止されることにな
る。これによつてシヨツクアブソーバ組付状態で
の不良率を低減することができる。
〔実施例〕
以下、本考案を実施例に基づいて説明する。
第1図に本考案が適用されてなる一実施例装置
の系統構成図を示す。作動試験の対象として互い
に逆向きの1対の一方向弁を有するシヨツクアブ
ソーバのバルブ10を例にとつて説明する。一方
向弁11A,11Bは円柱状のバルブボデイの軸
方向に穿設された2つの通孔12A,12Bの開
口端を、ばねによつて付勢された弁体13a,1
3bにより閉塞する構成となつている。このよう
なバルブ10を試験するにあたり、バルブ10の
外径に合つた内径を有する円筒状の治具15内に
装着して行なう。なお、符号14はバルブ10を
シヨツクアブソーバに組付ける支持部材である。
試験流体として用いる常温で揮発性を有する洗
浄液(例えば弗素化炭化水素誘導体など)はタン
ク20に貯留されている。このタンク20内の洗
浄液はモータ21によつて駆動されるポンプ22
により吸引され、逆止弁23、圧力調整弁24、
流量計25、切替弁26と27A又は27Bを介
して、前記治具15のポート15A又は15Bに
供給されるようになつている。また、圧力調整弁
24の上流側流路にリリーフ弁29が設けられて
おり、この位置の洗浄液圧力を所定値に維持すべ
く、余剰の洗浄液をタンク20に戻すようになつ
ている。
一方、治具15のポート15A,15Bから排
出される洗浄液は、切替弁27A又は27Bを介
して蒸溜タンク30に導びかれている。蒸溜タン
ク30内の底部にはヒータ31が設けられてい
る。また、蒸溜タンク30の上部はタンク20の
上部に連通されており、タンク20内の上部には
冷媒が通流される冷却器32が組込まれている。
なお、ポンプ22の吐出側にフイルタ33を挿
入し、洗浄液中の異物を除去することも可能であ
る。
このように構成される実施例の動作について次
に説明する。
まず、試験対象のバルブ10を治具15内に装
着する。そして、一方向弁11Aの順方向動作を
試験する場合は、治具のポート15Aをポンプ2
2の吐出に連通させるべく、切替弁26と27A
を切替え、また治具のポート15Bを蒸溜タンク
30に連通させるべく切替弁27Bを切替える。
なお、図中各切替弁の墨塗りの流路は閉路状態を
表わしている。
この状態にてモータ21を駆動すると、ポンプ
22から一定吐出量の洗浄液が吐出され、吐出さ
れた洗浄液は逆止弁23、圧力調整弁24、流量
計25、切替弁26,27Aを通つて、ポート1
5Aに導かれる。ポート15Aに供給される洗浄
液の圧力は、圧力計28を見ながら圧力調整弁2
4を操作することによつて所定圧に調整される。
この所定圧は、例えば、一方向弁11Aが開きは
じめる動作開始圧Poを基準とし、動作又は不動
作を確認できる圧力に設定する。
いま、Po以上の一定圧に調整したとすると、
一方向弁11Aは開路されるはずであるから、ポ
ート15A内の洗浄液は通孔12Aを通つてポー
ト15Bに流れ、切替弁27Bを介して蒸溜タン
ク30に排出される。このときの洗浄液の流量を
流量計25により計測し、予め定められている良
品の基準流量範囲であるか否かにより、バルブ1
0の良否を判断する。例えば、基準流量範囲より
も下まわつているときは、一方向弁11Aの開動
作が不良であるか、あるいは通孔12A等の流路
に欠陥があることが考えられる。逆に、上まわつ
ているときは、逆方向の一方向弁15Bの締切動
作に不良があることが考えられる。
同様に、一方向弁15Bの順方向動作について
も試験することができる。なお、一般にシヨツク
アブソーバの減衰力は圧縮方向と伸長方向とで異
なつているから、これに応じて一方向弁15Aと
15Bの動作開始圧Poは異なるので、試験圧力
はそれに合わせて調整する。
このようにして、バルブ10の動作試験を行な
うことができるのであるが、上記動作試験の過程
において通流される洗浄液によつて、通孔12
A,12Bや弁体13A,13B回りが洗浄さ
れ、それらに付着していたゴミや油などの異物が
除去されることになる。
そのゴミや油などの異物を含んだ汚染洗浄液は
蒸溜タンク30に導びかれる。そして、ヒータ3
1により加熱されて洗浄液のみが蒸発され、その
蒸気は上部からタンク20に導びかれる。タンク
20に流入された蒸気は冷却器32により冷却凝
縮され、洗浄液として循環使用に供される。すな
わち、洗浄液として常温で揮発性を有する液体を
用いたことから、汚染洗浄液を比較的低い温度で
蒸溜処理することにより簡単に異物を分離除去す
ることができ、かつ再循環使用することができ
る。
また、バルブ10に残留されている洗浄液は、
その後速やかに蒸発するので、ゴミなどの付着媒
体として作用することがないことから、ゴミの付
着を防止することができ、シヨツクアブソーバ組
付け後に発見される不良率を低減することができ
る。
なお、洗浄液の粘性などの物理的流体性状はア
ブソーバオイルと同等のものを用いるのが望まし
い。これが異なる場合は、当然にバルブ10の動
作特性に係る圧力と流量の関係が異なつてくるの
で、良否判定に係る基準流量範囲を用いる洗浄液
ごとにアブソーバーオイルに換算した値を設定す
ればよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、試験液
体として揮発性を有する洗浄液を用いたことか
ら、動作試験の過程においてバルブが同時に洗浄
処理されるため、バルブ内部に付着していた異物
を除去するとともに、バルブに異物が残留するの
を防止することができ、これによつてシヨツクア
ブソーバの不良率を低減し、かつ格別な洗浄処理
装置等が不要になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の系統構成図、第2
図は第1図実施例の変形例を示す部分系統構成図
である。 10……バルブ、11A,11B……一方向
弁、12A,12B……通孔、13A,13B…
…弁体、15……治具、20……タンク、22…
…ポンプ、24……圧力調整弁、25……流量
計、26,27A,27B……切替弁、30……
蒸溜タンク、31……ヒータ、32……冷却器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シヨツクアブソーバのバルブに所定圧力に調整
    された試験流体を作用させ、シヨツクアブソーバ
    の圧縮方向又は伸長方向に対応したバルブの動作
    を試験するシヨツクアブソーバのバルブ試験装置
    において、前記試験流体として揮発性を有する洗
    浄液を用いたことを特徴とするシヨツクアブソー
    バのバルブ試験装置。
JP464287U 1987-01-16 1987-01-16 Expired JPH041482Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP464287U JPH041482Y2 (ja) 1987-01-16 1987-01-16

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JP464287U JPH041482Y2 (ja) 1987-01-16 1987-01-16

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JPS63113934U JPS63113934U (ja) 1988-07-22
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