JPH04147872A - 静電記録装置 - Google Patents

静電記録装置

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JPH04147872A
JPH04147872A JP27299490A JP27299490A JPH04147872A JP H04147872 A JPH04147872 A JP H04147872A JP 27299490 A JP27299490 A JP 27299490A JP 27299490 A JP27299490 A JP 27299490A JP H04147872 A JPH04147872 A JP H04147872A
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recording
electrode
voltage
cylindrical body
developer
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JP27299490A
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Inventor
Hideaki Inoue
秀昭 井上
Shigeru Shimizu
茂 清水
Eiichi Takeuchi
竹内 榮一
Yasuto Sato
靖人 佐藤
Kenji Nakayama
健二 中山
Hideki Takahashi
秀樹 高橋
Toshiro Honda
本田 敏郎
Kenichiro Asako
健一郎 浅古
Tadao Yamamoto
忠夫 山本
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、記録ヘッドと記録媒体とを接触させずに静電
記録画像を形成する非接触式静電記録装置に関するもの
である。
〔従来技術とその問題点〕
従来、静電記録装置の一つとして、マルチスタイラスプ
リンタがよく知られている。このマルチスタイラスプリ
ンタは、多数の針状電極(スタイラス)を主走査方向へ
微小等間隔に並べて記録ヘッドを構成し、記録信号に応
じて各針状電極に電圧を選択的に印加し、用紙上に直接
放電を行なって静電潜像を形成するものである。この場
合、用紙上に電荷を容易且つ安定的に保持できる様に、
高電気抵抗剤を塗布した特殊紙を使用する。しかし、こ
の様な特殊紙は、鉛筆やペンによる記入性が悪く、又、
湿度等の環境条件に依って変質するから保存性にも問題
があり、事務用の用紙としては好まれない。
又、針状電極先端と用紙表面との間隔が大きいと、放電
電界が広がって形成するドツトが大きくなり、高解像度
の記録画像を得ることが難しい。
その為、用紙表面にギャップ材を設け、そのギャップ材
と針状電極先端を摺接させることにより微小な間隙を確
保している。然るに、この方式による場合、針状電極先
端が摩耗するという問題がある。
そこで、普通紙を用いることができ、且つ、画像媒体と
記録電極先端との微小間隔を正確に確保できる静電記録
方式として、ドラム状の中間記録媒体上にトナー画像を
形成し、そのトナー画像を用紙上に転写する方式が用い
られている。この方式による場合、中間記録媒体を用い
る為に装置が大型化する傾向がある為、通常、記録と現
像を同時に行なうプロセスを採用し装置の大型化を回避
することが多い。この場合、記録電極を現像剤搬送路の
幅方向(主走査方向)に並列設置し、記録情報に応じ現
像剤を選択的に記録電極上から中間記録媒体に転移させ
てトナー画像を形成する。
然るに、上記記録装置においては、画像形成を繰り返す
内に記録電極上にトナーが堆積する傾向がある。この堆
積トナーを介して記録電極間の電圧リークが発生し、画
像コントラストや解像度を低下させたり、堆積トナーに
よる画像欠陥を発生させることがある。
〔発明の目的〕
本発明は、上記従来技術の問題点に鐵みなされたもので
あって、普通紙を使用できると共に装置の小型化を促進
し、且つ解像度が高く画像欠陥の無い鮮明な記録画像を
長期に亘り安定して形成可能な静電記録装置を提供する
ことを目的とする。
〔発明の要点〕
本発明は、上記目的を達成する為、回転可能に軸支した
マグネットロールを内包する非磁性の円筒体と、該円筒
体の周表面に該円筒体の軸方向に沿って並設した複数の
記録電極と、該記録電極と該記録電極に対し入力記録情
報に応じた記録電圧を印加する記録信号発生手段とを接
続し、前記円筒体の表面に配設した接続手段と、前記円
筒体の略下方に配設し、現像剤を前記円筒体の軸方向に
循環搬送する複数の搬送手段と、前記記録電極に対し所
定の間隙を保って配設した対向電極と、前記対向電極へ
バイアス電圧を印加するバイアス電源と、前記記録電極
と前記対向電極に対する各印加電圧を制御する記録制御
手段とを有し、前記記録電極に前記記録電圧を印加する
ことにより前記記録電極と前記対向電極が近接する電極
対向部に記録電界を形成し、前記マグネットロールの回
転により前記搬送手段から前記円筒体上へ略垂直方向に
搬送される現像剤を前記電極対向部で前記記録電極側か
ら前記対向電極側へ選択的に転移させる静電記録装置に
おいて、前記記録制御手段が、前記記録電界を形成しな
い非記録時間内に、前記記録電極側の現像剤を前記対向
電極へ強制的に転移させるクリーニング電界を前記電極
対向部に形成することを要点とする。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例について、第1図乃至第8図に基
づき詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例としての記録装置の全体構成
を示す模式的断面図である。同図において、1は普通舐
Pを積載収納した給紙カセットであり、機体側方に挿脱
自在に装着しである。挿着した給紙カセット1の先端部
上方には、給紙コロ1aが矢印方向に駆動回転可能に配
設しである。
給紙コロ1aの前方には、絶縁部材よりなる上、下搬送
ガイド板2a、2bを敷設して用紙搬入経路を形成しで
ある。この用紙搬入経路中には、待機ロール対3を配設
してあり、給紙コロ1aにより繰り出された用紙Pの進
行を一旦停止させて搬送姿勢を整えた後、下流側の画像
転写部Tへ後述する記録画像の到達タイミングと同期す
る様に再給送する。
待機ロール対3下流側の画像転写部Tには、転写帯電器
4を像担持体を兼ねる円筒電極5に対向配置しである。
本例では、円筒電極5を矢印イで示す反時計回り方向に
駆動回転する。円筒電極5には、所望のバイアス電圧を
印加可能なバイアス電源5aを接続しである。このバイ
アス電源5aは、本例の静電記録装置全体の記録動作を
制御する記録制御部Cに信号接続(破線で示す)してあ
り、この記録制御部Cから送られる電圧制御信号に応じ
てその印加電圧を切り換える構成となっている。
円筒電極5の反対側の周面には、後述する記録画像形成
ユニツ)Uを対向設置しである。この記録画像形成ユニ
ッ)Uにより円筒電極5表面にトナー記録画像が形成さ
れ、円筒電極5の回転と共にトナー記録画像が画像転写
部Tへ搬送され、再給送されてくる用紙上に転写される
。記録画像形成ユニッ)Uの構成については、後程詳細
に説明する。
画像転写部Tの下流側には、分離爪6を先端を円筒電極
周面に圧接させて配設しである。そして、分離爪6の下
流側には、エアーサクシジン方式の搬送ベルト7が水平
方向に張設されており、記録画像の転写を終え分離爪6
により円筒電極5周面から分離された用紙の裏面を吸引
しつつその前方に設けられている定着器8に向けて搬送
する。定着器8は加熱ロール8aと圧接ロール8bから
成り、両ロール間に用紙を挟持し搬送する際にトナー像
を熱定着する。定着を終えた用紙は、排出口9から画像
面を下にしたフェイスダウン状態で排紙トレイ10上に
排出積載される。
以上の如く、本例の記録装置においては、用紙の給紙か
ら排紙に至る全用紙搬送経路が略ストレート状に形成さ
れている為、通紙動作が全般的に滑らかであり、画像不
良やジャム等の通紙不良が発生し難い。又、記録装置に
とって好ましいページ揃えが不要なフェイスダウン排紙
状態を上述のストレート通紙経路で得ることができると
いう利点も備えている。
ここで、記録画像形成ユニットUの詳細な構成について
説明する。
記録画像形成ユニッ)Uは、第2図に示す様に、大略、
記録手段と現像剤搬送手段を備えた現像記録槽12と、
補給用現像剤を貯留する現像剤貯留槽11とから成る。
現像剤貯留槽11内には、攪拌羽根11aを回動可能に
配設しである。本例では、現像剤として、少なくとも絶
縁性樹脂、磁性微粉末及び着色剤粒子を含有する一成分
現像剤で、負(−)の摩擦帯電極性を備えた絶縁性磁性
トナーdを使用する。尚、現像剤としては、磁性体キャ
リヤと絶縁性トナーを所定の割合で混合した二成分現像
剤も使用できる。又、摩擦帯電極性も負(−)に限らず
、正(1)の摩擦帯電極性を備えた現像剤を使用するこ
とも可能である。
現像記録槽12の底部には、第3図に示す様な現像剤の
水平循環経路13を形成しである。この水平循環経路1
3における一対の平行な長手経路13 a、  13 
b中には、オーガロール14a、14bを夫々回転自在
に設置しである。各オーガロール14a、14bは、第
4図の斜視図に示す様に、各シャフト14a+、14b
lの周面に複数の螺旋羽根14 a2,14 b2を立
設し、夫々の片側端部に螺旋方向が逆の逆送り羽根14
a3.14b3を立設して成る。そして、夫々の逆送り
羽根14a3,14b3が互いに反対側に位置する配置
で、各オーガロール14a、14bを平行に設置しであ
る。これら一対のオーガロール14a、14bを、第3
図に示す様に、矢印口、ハで示す互いに反対方向で且つ
逆送り羽根14a3,14b3に向って現像剤を搬送す
る方向に夫々駆動回転する。これにより、逆送り羽根1
4a3.14b3を設けた各コーナ一部では、互いに向
い合う逆方向の搬送力が衝突し、磁性トナーが直角方向
に突き出され他方の長手経路側へ流動する。この様にし
て、磁性トナーを本例では破線矢印二で示す方向に攪拌
しつつ循環流動させ、この際に磁性トナーを充分に摩擦
帯電させることができる。尚、オーガロール14a、1
4bの材質や形状を変えることにより、現像剤に必要な
帯電量を充分に摩擦帯電させることができる。
上述の様に構成した水平循環経路工3の中央部には、循
環する現像剤が侵入しない様に周囲を壁Svで囲繞した
中央空間Sを形成しである。そして、M2図に示す様に
、現像剤貯留槽11に近い方のオーガロールf4aの上
方には、補給用磁性トナーdOの補給口11bをオーガ
ロール14aの軸方向に沿って穿設しである。
他方のオーガロール14bの上方には、現像剤を垂直方
向に搬送する現像スリーブ15をオーガロール14bに
平行に延在設置しである。現像スリーブ15は、内部に
マグネットロール16を回転自在に内蔵し、前述した円
筒電極5に対向配置しである。マグネットロール16の
周表面には異なる磁極を交互に着磁してあり、このマグ
ネットロール16を矢印ホで示す反時計回り方向に駆動
回転し、磁性トナーdを現像スリーブ15周表面に沿っ
て破線矢印へで示す時計回り方向に搬送する。
現像剤搬送路となる現像スリーブ15周表面上で現像剤
搬送方向に対し上流側には、搬送される現像剤の層厚を
適正な厚さに規制するドクタブレード12aを配設しで
ある。ドクタブレード12aの下流側で、現像スリーブ
15の周表面が円筒電極5周表面に微小間隙を保って最
近接する位置Wが記録位置となり、後述する様に、ここ
で搬送されてくる磁性トナーdを円筒電極5周表面上に
記録情報に応じて選択的に転移させ、トナー記録画像を
形成する。この記録位置Wにおける微小間隙は、トナー
を効率良く転移させる為、100μm以下に設定するこ
とが望ましい。
記録位置Wより下流側には、前述した水平循環経路の中
央空間Sを囲繞する壁の内の現像剤貯留槽工1側の壁S
wlを延出し、その先端を現像スリーブ15周表面に当
接させである。これにより、記録位置Wで転移されず現
像スリーブ15周表面に残留しマグネットロール16の
回転により搬送されてきた磁性トナーd′を、水平循環
経路の補給槽測長手軽路13a上に掻き落とし、磁性ト
ナーd’が中央空間S内に侵入したり、水平循環経路を
経ずに現像スリーブ15周面に沿って上流側に直接返送
される不都合を防止する。尚、中央空間Sの周囲壁と別
個に、現像スリーブ15に付着する残留磁性トナーd′
を掻き取る為の専用のスクレーパを設けてもよい。この
場合、そのスクレーパを垂直方向に支持し、先端を現像
スリーブ15周表面上に当接させ、他端部を中央空間S
底部まで延在させればよい。又、スクレーパを磁性材料
で形成すれば、マグネットロール16の磁力を遮断でき
、より円滑な掻き取り返送効果が得られる。
現像スリーブ15周表面の記録位置Wからトナー搬送方
向に対して上流側の領域に、記録電極シート17を被着
敷設しである。本例の記録電極シート17は可撓性印刷
回路基板(FPC)で構成してあり、第4図に示す様に
シート長手方向に互いに平行に延びる複数の記録電極線
17aを、ベースフィルム17b上にシート幅方向(ト
ナー搬送路幅方向:主走査方向)へ所定の微細ピッチで
並列に延在形成しである。記録信号線17aの数は、主
走査1ライン分の最大データ数に対応させである。本例
では、多数の記録電極線17aを、40μmの間隙を保
って84.6μmピッチ(300DPI)の密度でパタ
ーン形成しである。
第2図において、上述の様に構成した記録電極シート1
7を、現像スリーブ15の約牛分の周表面に亘って敷設
し、水平方向に引き出した後垂直に降下させ、前述した
水平循環経路の中央空間S内まで延設しである。この記
録電極シート17の垂直延設部には、入力記録情報に応
じて各記録電極線に記録電圧を印加する複数個の駆動回
路素子18を搭載しである。そして、第4図に示す様に
、各駆動回路素子18に記録電極シー)17の記録電極
線17aを適数本づつに分けて接続しである。
この様に、記録電極シート17の駆動回路素子18搭載
部を中央空間S内に収納設置することにより、駆動回路
素子18を現像剤等の埃から防御できると共に、現像記
録槽12内の構造が極めてコンパクト化される。
各駆動回路素子18は、前述した記録制御部Cに信号接
続しである。従って、駆動回路素子18は、記録制御部
Cから送られてくる記録情報を含む各種記録制御信号に
応じて各記録電極線17aに記録電圧を印加する。
次に、本例の静電記録装置における記録画像形成動作に
ついて説明する。
第2図において、マグネットロールlθを矢印小方向に
駆動回転すると、現像スリーブ15の周表面上には、磁
性トナーdの粒子を自転させる回転磁場が形成され、磁
性トナーdが穂を形成しつつマグネットロール16の回
転方向とは逆の破線矢印へ方向に搬送される。搬送され
る磁性トナーdは、ドクタブレード12aにより所定の
厚さに穂切り規制された後、記録位置Wに至る。この際
に、本例で用いた磁性トナーdは、トナー同士や現像ス
リーブ15周表面との摩擦により負極性に充分に帯電さ
れる。
記録位置Wでは、記録制御部Cにより、各記録電極線と
円筒電極5に対する各印加電圧が第5図に示す様に制御
されて以下に示す様に電界が形成され、トナー記録画像
の形成動作が実施される。
第2図及び第5図を参照して説明すると、記録電極線に
対しては、駆動回路素子18が、入力される記録情報に
応じて本例では一200V (オン電圧)とOV(オフ
電圧)の間で変化する記録電圧Vlを、所定の記録時間
t1に亘って印加する。
この場合、記録時間tlは1枚のカット用紙P分の記録
画像を形成するのに要する時間で、この記録時間tlと
次順の記録時間11との間には、本例ではOvの電圧(
オフ電圧)を印加する非記録時間t2を確保しである。
この非記録時間t2は、カット用紙Pを連続的に搬送す
る際の間隔時間となる。従って、上記記録時間tlと非
記録時間t2を加えた時間が、1枚のカット用紙Pに対
する画像形成周期t3となる。
一方、円筒電極5に対しては、バイアス電源5aが、上
述した各非記録時間t2中に、後述する様に記録電極線
をクリーニングする為のクリーニング電圧V3(本例で
は+200V)を、時間t4に亘って印加する。このク
リーニング時間t4は、非記録時間t2より短く設定す
る。バイアス電源5aは、クリーニング時間t4以外の
時間には、本例では一50Vのバイアス電圧V2を印加
する。
記録時間t1においては、駆動回路素子工8に入力され
る1ビツトの記録情報が“H”のときに、対応する記録
電極線へ一200Vのオン電圧が印加される。これによ
り、円筒電極5には一50Vのバイアス電圧V2が印加
されているから、円筒電極5から記録電極線17aに向
けて+150Vの電位差が生じ、この電位差に基づく電
界が円筒電極5周表面と記録電極線が近接する電極対向
部に形成される。負極性に帯電した磁性トナーdは電位
の高い方へ移′動するから、間隔が最も狭く電界が最大
となる記録位置Wにおいて、−200Vの電圧が印加さ
れている記録電極線上の磁性トナーdだけが選択的に円
筒電極5表面に転移し、黒ドツトを形成する。
一方、1ビツトの記録データが“L”の場合、記録電極
線にOVのオフ電圧が印加される。その結果、電極対向
部には円筒電極5からその対応記録電極線に見て一50
Vの電位差に基づく電界が形成され、負極性の磁性トナ
ーdは電位の高い記録電極線側に保持されたままで転移
しない。
上述の様に、記録時間t1においては、記録電極線に対
しては入力記録情報に対応する記録電BVl、円筒電極
5に対してはバイアス電圧v2が透々印加される。その
結果、電極対向部に記録電RVlに対応した記録電界が
形成され、この記録電界により磁性トナーdが記録位置
Wで円筒電極5表面に選択的に転移し、記録情報に応じ
たトナー記録画像が形成される。このトナー記録画像の
温度は、バイアス電源5aのバイアス電圧V2を変化さ
せることにより調節できる。その場合、適切な調節範囲
はO〜−50V程度であり、OVに近い程、画像濃度が
高くなる。
而して、非記録時間t2の内のクリーニング時間t4に
おいては、円筒電極5に+200vのクリーニング電圧
v3が印加され、全ての記録電極線にOVのオフ電圧が
印加されている。これにより、電極対向部には円筒電極
5から記録電極線に見て+200Vの電位差に基づくク
リーニング電界が形成され、全記録電極線上の磁性トナ
ーが円筒電極5周表面に転移する。この場合の電位差は
前述した記録時間t1でのオン電圧印加時に生じる電位
差+150vより+50Vだけ大きい。従って、その分
だけ形成する電界も強いから、記録時間tlにおけるオ
ン電圧印加時(黒ドツト形成時)に転移せずに記録電極
線上に残留する磁性トナーも、強制的に円筒電極5周表
面に転移させることができる。この様にして、記録電極
線上への磁性トナーの堆積を効果的に防止することがで
きる。その結果、堆積磁性トナーを介した記録電極線間
の電圧リークによる画像コントラストの低下や画像欠陥
の発生を、確実に防止することができる。
尚、第6図に示す様に、クリーニング電圧V3の代わり
に、電位がクリーニング電圧V3とバイアス電圧v2の
間でパルス状に変化する電圧を円筒電極5に印加しても
よい。この場合の周波数は、商用周波数以上とする。こ
の方法によれば、記録電極線に付着する現像剤に振動を
与える様な効果が加わり、記録電極線のクリーニング効
果が更に向上する。
非記録時間t2の内のクリーニング時間t4以外のとき
は、円筒電極5に一50Vのバイアス電圧V2、記録電
極線にはOVのオフ電圧、が夫々印加されており、記録
時間tl中のデータ“L”時と同様に磁性トナーdを記
録電極線上に保持し転移させない。
第1図において、円筒電極5周表面には、上述した様に
トナー記録画像とクリーニングトナーが担持され、これ
らは円筒電極5の反時計回り方向イの回転と共に画像転
写部Tへ搬送される。その内のトナー記録画像は、画像
転写部Tで待機ロール対3によりタイミングを測って再
給送されてくる用紙上に転写される。一方、クリーニン
グトナーは、転写されずにそのまま下流側へ搬送される
この場合、クリーニングトナーが画像転写部Tを通過す
るときは、カット用紙Pの用紙間に対応する為、クリー
ニングトナーがカット用紙Pに付着し画像を汚す不都合
は発生しない。
第2図において、円筒電極5周表面に担持されたままの
未転写トナーやクリーニングトナーは、円筒電極5の回
転と共に再度記録位置Wに返送されてくる。記録位置W
の上流側には、磁性トナーdが円筒電極5と記録電極線
間において浮動した状態で滞留するトナー溜りRtが形
成されている。
このトナー溜りRtは、記録電極線にオン・オフ各電圧
が印加されることにより、記録位置Wの上流側に形成さ
れる電界の方向もそれに対応して変化し、磁性トナーd
が両電極間で往復移動する様な状態となったものである
。円筒電極5周表面は、そのトナー溜りRtのトナー掻
取り効果によりクリーニングされた後、記録位置Wに至
る。従って、記録位置Wにおいては、トナー溜りRtに
よりクリーニングされた円筒電極5周表面と、上述した
クリーニング電界により時間t4に亘りクリーニングさ
れた記録電極線とで、高解像度で鮮明なトナー記録画像
が安定的に繰り返し形成される。
尚、クリーニング時間t4中は、マグネットロール16
による磁性トナーdの搬送動作を中断してもよい。これ
により、クリーニング時間t4において円筒電極5周表
面に強制転移させるトナー量を軽減し、磁性トナーdの
消費を節約することができる。
記録位[Wで円筒電極5側へ転移せず下流側へ搬送され
た残留磁性トナーd′は、掻取り壁Svlにより現像ス
リーブ15表面から掻き取られ、水平循環経路の補給側
オーガロール14a上に落下する。オーガロール14a
の回転と共に、落下返送された残留磁性トナーd′と現
像剤貯留層11の補給口flbから補給される磁性トナ
ーdOが混合攪拌され、第3図に示す様に、もう一方の
オーガロール14bとの協働作用により水平循環経路1
3内を破線矢印二方向に循環搬送される。第2図で、循
環搬送される磁性トナーdは、反補給側の長手経路13
bを搬送される際に、その上方に延在するマグネットロ
ール16の回転磁界により再度垂直方向に搬送される。
以上の様に、記録位置Wで円筒電極5側へ転移されず下
流側に搬送されてきた残留磁性トナーd′が、水平循環
経路を通じて補給磁性トナーdOと攪拌混合されつつ円
滑に上流側に返送され、再度トナー記録画像の形成に供
される。この場合、垂直方向に搬送する前の磁性トナー
dが、反補給側長手軽路13b中を現像スリーブ15の
軸方向(トナー垂直搬送路の幅方向:主走査方向)に沿
って攪拌されつつ搬送されている為、常に現像スリーブ
15周表面の幅方向全域に亘り均一に供給される。従っ
て、現像スリーブ15周表面には、その幅方向全域に亘
って常に均一に磁性トナーdが担持されて記録位置Wへ
搬送され、均一な画像濃度の良好な記録画像を安定して
得ることが可能となる。又、磁性トナーdが水平循環経
路を攪拌されつつ循環搬送される際に、磁性トナー粒子
同士が摩擦し合い、磁性トナーが充分に摩擦帯電する。
尚、本発明は、上記の特定の実施例に限定されるべきも
のでなく、本発明の技術的範囲において種々の変形が可
能であることは勿論である。
例えば、クリーニング電界を形成する為のクリーニング
電圧を記録電極側に印加する構成としてもよい。この場
合、記録電界よりも成る程度強いクリーニング電界が得
られる様に、クリーニング電圧の電位を設定する。因み
に、第6図の電圧制御仕様を変形する場合は、−250
V程度のクリーニング電圧を時間t4に亘り記録電極線
に印加すればよい。この場合、円筒電極に対しては、5
0Vのバイアス電圧V2を全時間に亘って一定に印加す
る。
又、第7図に示す様に、現像剤を垂直方向に搬送する手
段として、励磁コイルによる進行波磁界を利用するコイ
ルロール19を採用してもよい。
フィルロール19は、断面が円の一部を除いた欠円をな
す磁性体で形成した基体20の外周面に、幅方向に平行
に多数の溝20aを凹設し、その各m20a間に導線を
巻着して励磁フィル21を形成した構成となっている。
この励磁コイル21を適切なn個の組に分け、各組にπ
/nづつ位相をずらした交番電流を通電すると、コイル
ロール19の周表面に沿って破線矢印り方向に進行する
進行波磁界が発生する。このコイルロール19の外周面
に、第5図に示す記録電極シート17と同様に構成した
記録電極シート22を敷設しである。
又、記録位置W(記録電極シート22先端部)より下流
側の平面部に、残留磁性トナーd′の掻取り板23を配
設しである。
上述の様に構成したコイルロール19によっても、前述
した実施例と同様に磁性トナーを円滑に垂直搬送するこ
とができ、高解像度で鮮明な記録画像を安定して得るこ
とが可能となる。加えて、本例のコイルロール19によ
る場合、回転部材を用いないから、装置の耐久性が向上
すると共に、現像剤の搬送路を自由に設定でき装置の小
型化を大幅に促進することが可能となる。
更に、第8図に示す様に、現像剤の循環搬送手段をバネ
ベルト24を用いて構成してもよい。この場合、第3図
に示した実施例と同一構成の現像剤循環経路13の両端
にブーIJ25,25を夫々配設し、これらブーU25
.25間にバネベルト24を巻回する。プーリ25.2
5を矢印方向に駆動回転し、バネベルト24を矢印ヌ方
向に回動させれば、磁性トナーもそれに追従して同方向
に流動する。尚、バネベルト24に代えて、通常のバン
ドベルトを巻回してもよい。本例のベルト式循環搬送手
段は、前述したオーガロール式に比べて小型に構成でき
、装置の小型化に極めて有利となる。
〔発明の効果〕
以上、詳細に説明した様に、本発明によれば、現像剤を
底部循環経路から磁力を利用して垂直方向へ上昇搬送し
た後に再び循環経路に落下返送してリサイクルさせ、そ
の垂直搬送経路に複数の記録型゛極を並列設置すると共
に微小間隙を保って対向電極を配設し、記録画像を形成
しない非記録時間内に記録電極側の現像剤を対向電極へ
強制的に転移させるクリーニング電界を電極対向部に形
成することにより、記録電極上に現像剤が堆積する不都
合を確実に防止することができる。その結果、堆積現像
剤に起因する記録電極間の電圧リークや画像欠陥の発生
を確実に防止し、普通紙上に解像度が高く鮮明な記録画
像を安定的に形成することが可能となる。
又、記録電極に対する信号発生手段を底部循環経路の中
央空間に設ける構成とすることにより、現像と記録を同
時に行なう現像記録部の構造を大幅に簡素化することが
できる。従って、普通紙に萬解像度の良好な記録画像を
安定して形成可能な静電記録装置を、ノ」\型で安価に
製造することが可能となる。
更に、現像剤を底部循環経路に沿って攪拌搬送しつつ垂
直搬送経路の幅方向に均一に供給できるから、現像剤の
偏りによる画像濃度のバラツキの発生が防止される。
加えて、非接触記録方式であるから、静電記録装置の耐
久性が向上し、解像度が高く鮮明で且つ画像濃度のバラ
ツキのない良好な画像を長期に亘り安定して形成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としての静電記録装置の全体
構成を示す模式的断面図、第2図は上記静電記録装置に
おける記録画像形成ユニットとその周辺構成を示す断面
図、第3図は上記記録画像形成ユニットの水平循環経路
を示す平断面図、第4図は上記記録画像形成ユニットを
示す斜視図、第5図は上記静電記録装置における電圧制
御動作を示すタイミングチャート図、第6図は上記電圧
制御動作の変形実施例を示すタイミングチャート図、第
7図及び第8図は夫々本発明の他の実施例を示す各模式
的断面図である。 4・・・転写帯電器 5・・・円筒電極 5a・・・バイアス電源(円筒電極用)11・・・現像
剤貯留槽 12・・・現像記録槽 工3・・・水平循環経路 14a、14b・・・オーガロール 15・・・現像スリーブ 16・・・マグネットロール 17.22・・・記録電極シート 17a・・・記録電極線 18・・・駆動回路素子 19・・・フィルロール 21・・・励磁コイル 24・・・バネベルト S・・・中央空間 U・・・記録画像形成ユニ W・・・記録位置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)回転可能に軸支したマグネットロールを内包する
    非磁性の円筒体と、 該円筒体の周表面に該円筒体の軸方向に沿って並設した
    複数の記録電極と、 該記録電極と該記録電極に対し入力記録情報に応じた記
    録電圧を印加する記録信号発生手段とを接続し、前記円
    筒体の表面に配設した接続手段と、前記円筒体の略下方
    に配設し、現像剤を前記円筒体の軸方向に循環搬送する
    複数の搬送手段と、前記記録電極に対し所定の間隙を保
    って配設した対向電極と、 前記対向電極へバイアス電圧を印加するバイアス電源と
    、 前記記録電極と前記対向電極に対する各印加電圧を制御
    する記録制御手段とを有し、 前記記録電極に前記記録電圧を印加することにより前記
    記録電極と前記対向電極が近接する電極対向部に記録電
    界を形成し、前記マグネットロールの回転により前記搬
    送手段から前記円筒体上へ略垂直方向に搬送される現像
    剤を前記電極対向部で前記記録電極側から前記対向電極
    側へ選択的に転移させる静電記録装置において、 前記記録制御手段が、前記記録電界を形成しない非記録
    時間内に、前記記録電極側の現像剤を前記対向電極へ強
    制的に転移させるクリーニング電界を前記電極対向部に
    形成することを特徴とする静電記録装置。
  2. (2)前記信号発生手段を前記円筒体と前記搬送手段と
    の間の空間に設けた請求項1記載の静電記録装置。
  3. (3)前記搬送手段が攪拌機能を備えている請求項1記
    載の静電記録装置。
  4. (4)前記円筒体に摺接し該円筒体上に搬送された現像
    剤を剥離するスクレーパを設けた請求項1記載の静電記
    録装置。
  5. (5)前記スクレーパを磁性体で形成した請求項4記載
    の静電記録装置。
  6. (6)前記対向電極と前記記録電極の対向部の下流側に
    現像剤を補給する現像剤補給手段を設けた請求項1記載
    の静電記録装置。
JP27299490A 1990-06-18 1990-10-11 静電記録装置 Pending JPH04147872A (ja)

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DE69106940T DE69106940T2 (de) 1990-06-18 1991-06-06 Elektrostatisches Aufzeichnungsgerät.

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