JPH04141459A - 静電記録装置 - Google Patents

静電記録装置

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JPH04141459A
JPH04141459A JP2264782A JP26478290A JPH04141459A JP H04141459 A JPH04141459 A JP H04141459A JP 2264782 A JP2264782 A JP 2264782A JP 26478290 A JP26478290 A JP 26478290A JP H04141459 A JPH04141459 A JP H04141459A
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recording
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electrode
magnetic
toner
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Application number
JP2264782A
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English (en)
Inventor
Kenji Nakayama
健二 中山
Eiichi Takeuchi
竹内 榮一
Shigeru Shimizu
茂 清水
Hideaki Inoue
秀昭 井上
Yasuto Sato
靖人 佐藤
Hideki Takahashi
秀樹 高橋
Toshiro Honda
本田 敏郎
Kenichiro Asako
健一郎 浅古
Tadao Yamamoto
忠夫 山本
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、記録ヘッドと記録媒体とを接触させずに静電
記録画像を形成する非接触式静電記録装置に関するもの
である。
〔従来技術とその問題点〕
従来、静電記録装置の記録画像を形成する記録部におい
ては、第13図に示す様に、現像剤搬送体101表面の
幅方向(紙面垂直方向:主走査方向)へ、主走査1ライ
ン分のドツト数に対応した数の記録電極102を微小間
隔を保って並設しである。
この場合、各記録電極102は、第14図に示す様に電
極保持部材103中に埋設するか、現像剤搬送体101
上に設置しである。
上述の様な静電記録装置においては、通常、記録部の上
流側でドクタブレード等により現像剤の搬送量を適正に
規制している。従って、記録部には現像剤dが現像剤搬
送体lot上全面に略同−萬さに均された状態で搬送さ
れ、保持部材103の略全表面」二に、第15図に示す
様に現像剤dが略均−な厚さの薄層を形成して担持され
た状態となっている。この様な状態下で各記録電極+0
2に電圧を選択的に印加すると、現像剤dを通じて電圧
リーク現象が発生し、各記録電極102間の電圧コント
ラストが低下することがある。又、記録電極102以外
の部分にも記録電極102上と同一の高さに現像剤が担
持されているから、その記録電極102間の現像剤が用
紙」二に付着することもある。その結果、画像のコント
ラストや解像度が低下し、鮮明な記録画像を安定して得
ることが困難となる。
又、記録電極により用紙」二に直接放電を行なって静電
潜像を形成する方式の静電記録装置では、記録電極先端
と用紙表面との間隔が広いと、放電電界が広がって形成
するドツトが大きくなり、高解像度の記録画像を得るの
が難しい。その為、用紙表面にギャップ材を設け、その
ギャップ材と記録電極を摺接させることにより微小な間
隔を確保している。然るに、この方式の静電記録装置で
は、記録電極先端に常時用紙が摺接する為、記録電極が
摩耗するという欠点を存している。
〔発明の目的〕
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたもので
あって、記録電極間の電圧リークを確実に防止し、且つ
記録ヘッドを摩耗させず、解像度が高く鮮明な記録画像
を安定して形成可能な静電記録装置を提供することを目
的とする。
〔発明の要点〕
本発明は、上記目的を達成する為、回転可能に軸支され
たマグネットロールを内包し、磁性成分を含存する現像
剤を周表面に担持し案内する非磁性の現像剤担持部材と
、該現像剤担持部材の周表面に前記マグネットロールの
軸方向に沿って並設された複数の記録電極と、各前記記
録電極に接続され入力記録情報に応じた記録電圧を出力
する信号発生手段と、前記現像剤担持部材の略下方に配
設され現像剤を前記マグネットロールの軸方向に循環搬
送する複数の搬送手段と、前記記録電極と所定の間隙を
保って配設した対向電極とを有し、前記記録電極に前記
記録電圧を印加し、前記マグネットロールの回転により
前記搬送手段から前記現像剤担持部材上へ略垂直方向に
搬送された現像剤を前記対向電極側へ選択的に転移させ
る静電記録装置において、前記現像剤担持部材の少なく
とも前記記録電極を保持する部分を絶縁材料で形成する
と共に該絶縁材料部分の表面に複数の凹部を形成し、前
記凹部の底に前記記録電極を夫々設置したことを要点と
する。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例について、第1図乃至第12図に
基づき詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例としての記録装置の全体構成
を示す模式的断面図である。同図において、1は普通紙
Pを積載収納した給紙カセットであり、機体側方に挿脱
自在に装着しである。挿着した給紙カセット1の先端部
上方には、給紙コロ1aが矢印方向に駆動回転可能に配
設しである。
給紙コロ1aの前方には、絶縁部材よりなる上、下搬送
ガイド板2a、2bを敷設して用紙搬入経路を形成しで
ある。この用紙搬入経路中には、待機ロール対3を配設
してあり、給紙コロ1aにょり繰り出された用紙Pの進
行を一旦停止させて搬送姿勢を整えた後、下流側の画像
転写部Tへ後述する記録画像の到達タイミングと同期す
る様に再給送する。
待機ロール対3下流側の画像転写部Tには、転写帯電器
4を像担持体を兼ねる円筒電極5に対向配置しである。
本例では、円筒電極5を矢印イで示す反時計回り方向に
駆動回転させる。円筒電極5の反対側の周面には、後述
する記録画像形成ユニットUを対向設置しである。この
記録画像形成ユニットUにより円筒電極5表面にトナー
記録画像が形成され、円筒電極5の回転と共にトナー記
録画像が画像転写部Tへ搬送され、再給送されてくる用
紙」二に転写される。記録画像形成ユニットUの構成に
ついては、後程詳細に説明する。
画像転写部Tの下流側には、分離爪6を先端を円筒電極
周面に圧接させて配設しである。そして、分離爪6の下
流側には、エアーサクション方式の搬送ベルト7が水平
方向に張設されており、記録画像の転写を終え分離爪6
により円筒電極5周面から分離された用紙の裏面を吸引
しつつその前方に設けられている定着器8に向けて搬送
する。定着器8は加熱ロール8aと圧接ロール8bから
成り、両ロール間に用紙を挟持し搬送する際にl・ナー
像を熱定着する。定着を終えた用紙は、排出口9から画
像面を下にしたフェイスダウン状態で排紙トレイ10上
に排出積載される。
以上の如く、本例の記録装置においては、用紙の給紙か
ら排紙に至る全用紙搬送経路が略ストレート状に形成さ
れている為、通紙動作が全般的に滑らかであり、画像不
良やジャム等の通紙不良が発生し難い。又、記録装置に
とって好ましいページ揃えが不要なフェイスダウン排紙
状態を」二連のストレート通紙経路で得ることができる
という利点も備えている。
ここで、記録画像形成ユニットUの詳細な構成について
説明する。
記録画像形成ユニットUは、第2図に示す様に、大略、
記録手段と現像剤搬送手段を備えた現像記録槽12と、
補給用現像剤を貯留する現像剤貯留槽11とから成る。
現像剤貯留槽11内には、攪拌羽根11aを回動可能に
配設しである。本例では、現像剤として、少なくとも絶
縁性樹脂、磁性微粉末及び着色剤粒子を含有する一成分
現像剤で、負(−)の摩擦帯電極性を備えた絶縁性磁性
トナーdを使用する。尚、現像剤としては、磁性体キャ
リヤと絶縁性トナーを所定の割合で混合した二成分現像
剤も使用できる。
現像記録槽12の底部には、第3図に示す様な現像剤の
水平循環経路13を形成しである。この水平循環経路1
3における一対の平行な長手経路13a、13b中には
、オーガロール14a、14bを夫々回転自在に設置し
である。各オーガロール14.a、14bは、第4図の
斜視図に示す様に、各シャフト14al、14blの周
面に複数の螺旋羽根14 a2,14 b2を立設し、
夫々の片側端部に螺旋方向が逆の逆送り羽根14a3,
14b3を立設して成る。そして、夫々の逆送り羽根1
4、a3,14b3が互いに反対側に位置する配置テ、
各オーガロール14 a +  14 bを平行に設置
する。これら一対のオーガロール14a、14bを、矢
印口、ハで示す様に互いに反対方向で且つ逆送り羽根1
4a3,14b3に向って現像剤を搬送する方向に駆動
回転する。これにより、逆送り羽根14a3.14b3
を設けた各コーナ一部では、互いに向い合う逆方向の搬
送力が衝突し、磁性トナーが直角方向に突き出され他方
の長手経路側へ流動する。この様にして、磁性トナーを
本例では破線矢印二で示す方向に攪拌しつつ循環流動さ
せ、この際に磁性トナーを充分に摩擦帯電させることが
できる。尚、オーガロール14a、14bの材質や形状
を変えることにより、現像剤に必要な帯電量を充分に摩
擦帯電させることができる。
上述の様に構成した水平循環経路13の中央部には、循
環する現像剤が侵入しない様に周囲を壁SWで囲繞した
中央空間Sを形成しである。そして、第2図に示す様に
、現像剤貯留槽11に近い方のオーガロール14aの上
方には、補給用磁性トナーdOの補給口11bをオーガ
ロール14aの軸方向に沿って穿設しである。
O 他方のオーガロール14bの上方には、現像剤を垂直方
向に搬送する現像スリーブ15を水平方向に延在設置し
である。現像スリーブ15は、内部にマグネットロール
16を回転自在に内蔵し、前述した円筒電極5に対向配
置しである。マグネットロール16の周表面には異なる
磁極を交互に着磁してあり、このマグネットロール16
を矢印ホで示す反時計回り方向に駆動回転することによ
り、磁性トナーdを現像スリーブ15周表面に沿って破
線矢印へで示す時計回り方向に搬送する。
現像剤搬送路となる現像スリーブ15周表面上で現像剤
搬送方向に対し上流側には、磁性トナーdの層厚を適正
な厚さに規制するドクタブレード12aを配設しである
。ドクタブレード12aの下流側で、現像スリーブ15
の周表面が円筒電極5周表面に微小間隙を保って最近接
する位置Wが記録位置となり、後述する様に、ここで磁
性トナーdを円筒電極5周表面上に記録情報に応じて選
択的に転移させ、トナー記録画像を形成する。この記録
位置Wにおける微小間隙は、トナーを効率良く転移させ
る為、100μm以下に設定することが望ましい。
記録位置Wより下流側には、前述した水平循環経路13
の中央空間Sを囲繞する壁Swの内の現像剤貯留層11
側の壁Swlを延出し、その先端を現像スリーブ15周
表面に当接させである。これにより、記録位置Wで転移
されず現像スリーブ15周表面に残留しマグネットロー
ル16の回転により搬送されてきた磁性トナーd′を、
水平循環経路13の補給槽側経路13a上に掻き落とし
、磁性トナーd′が中央空間S内に侵入したり、水平循
環経路13を経ずに現像スリーブ15周面に沿って上流
側に直接返送される不都合を防止する。
尚、中央空間Sの周囲壁と別個に、現像スリーブ15に
付着する残留磁性トナーd′を掻き取る為の専用のスク
レーバを設けてもよい。この場合、そのスクレーバを垂
直方向に支持し、先端を現像スリーブ15周表面上に当
接させ、他端部を中央空間S底部まで延在させればよい
。又、そのスクレーバを磁性材料で形成すれば、マグネ
ットロール16の磁力を遮断でき、より円滑な掻き取り
返送効果が得られる。
現像スリーブ15周表面の記録位置Wからトナー搬送方
向に対して上流側の領域に、記録電極シート17を被着
敷設しである。本例の記録電極シート17は可撓性印刷
回路基板(F P C)で構成してあり、第4図に示す
様にシート長手方向に互いに平行に延びる複数の記録電
極線17aを、シート幅方向(トナー搬送路幅方向:主
走査方向)へ所定の微細ピッチでベースフィルム17b
上に並列に延在形成しである。記録信号線17aの数は
、次に述べる主走査1ライン分の最大データ数に対応さ
せである。本例では、多数の非磁性導電材料からなる記
録電極線17aを、40μmの間隙を保って84.8μ
mピッチ(300DPI)の密度でパターン形成しであ
る。この記録電極線17aは、後述する記録電極EL(
第5図参照)を形成するベースとなる。
第5図は、記録電極シート17の先端部を示した斜視図
である。記録電極シート17表面には絶縁コート17c
を被着してあり、これにより、各記録電極線17a間の
絶縁性を確保すると共に、磁性トナーとの摩擦による記
録電極線17aの摩耗を防止する構成となっている。こ
の絶縁コート17cの材料としては、樹脂等の各種電気
絶縁材料を利用できるが、使用する現像剤の透磁率をμ
lとした場合、その材料の透磁率μ2が、μm〉μ2 の関係を満たす必要がある。
而して、記録電極シート17の記録部Wに位置させた先
端から所定の領域2に亘って、記録電極線17a上部の
絶縁コート部分を除去し、記録電極ELを構成しである
。即ち、本例の記録電極ELは、現像剤担持面となる絶
縁コー) 17c表面に現像剤搬送方向に延在する複数
の溝Gを並列形成し、この溝の底面に記録電極線17a
の先端部を延在させた構成となっている。
上述の様に記録電極ELを構成することにより、第6図
に示す様に、搬送する磁性トナーdのトナーチェーンを
記録電極EL上に纏めて形成することができる。即ち、
絶縁コー)17c表面上を搬送されてきた磁性トナーd
は、記録位置Wにおいて溝G内にも入り込む。この溝G
内に入り込んだ磁性トナーdの透磁率は、溝Gの両側壁
を形成する絶縁コート17cの透磁率より大きいから、
図外のマグネットロールからの磁力線を一点鎖線で示す
様に溝G内に集束する。その為、磁性トナーdがその集
束磁力線に沿って連なり、各記録電極EL上に纏まり円
筒電極5側に向って延びるトナーチェーンが形成される
。その結果、隣設記録電極EL、EL間に磁性トナーd
が略存在しないから、記録電極EL間における電圧リー
ク現象の発生が確実に防止される。従って、電圧コント
ラストが充分に保持され、鮮明なトナー記録画像を円筒
電極5周表面に安定して形成することができる。
又、隣設記録電極EL、EL間に不要なトナーチェーン
を形成しないから、画像において記録電極間に対応する
ドツト間へのトナーの付着が防止されるだけでなく、記
録位置Wに搬送するトナー量が少なくてすむ。従って、
より少ない搬送エネルギーと必要最小限の磁性トナーで
、解像度の高いトナー記録画像を効率良く形成すること
ができる。
尚、記録電極ELの少なくとも円筒電極5に向いた上部
表面に磁性体を被着するか、記録電極EL全全体導電性
磁性材料で形成すれば、磁力線の集束効果が促進され、
更に解像度が向上した鮮明な画像を得ることができる。
第2図において、記録電極シート17は、現像スリーブ
15の約半分の周表面に亘って敷設し、水平方向に引き
出した後垂直に降下させ、前述した水平循環経路の中央
空間S内まで延設しである。
この記録電極シート17の垂直延設部には、記録データ
に応じて記録電極ELに記録電圧を印加する複数個の駆
動回路素子18を搭載しである。そして、第4図に示す
様に、各駆動回路素子18に記録電極シート17の記録
電極線17aをN本づつに分けて接続しである。この様
に、記録電極シート17の駆動回路素子18搭載部を中
央空間S内に収納設置することにより、駆動回路素子1
8を現像剤等の埃から防御できると共に、現像記録層1
2内の構造が極めてコンパクト化される。
次に、本例の静電記録装置における記録画像形成動作に
ついて説明する。
第2図において、マグネットロール16を矢印小方向に
駆動回転すると、現像スリーブ15の外周面上には、磁
性トナーdの粒子を自転させる回転磁場が形成され、磁
性トナーdが穂を形成しつつマグネットロール16の回
転方向とは逆の破線矢印へ方向に搬送される。搬送され
る磁性トナーdは、ドクタブレード12aにより所定の
厚さに穂切り規制された後、記録位置Wに至る。この際
に、本例で用いる磁性トナーdは磁性トナー同士や現像
スリーブ15周表面との摩擦により負極性に帯電される
。記録位置Wからその上流側には記録電極EL(第4図
参照)を並列敷設してあり、この各記録電極ELに対し
、前述した様に駆動回路素子18が記録データに応じて
記録電圧を選択的に印加する。この場合、1ドツトの記
録データが“H”のときに、対応する記録電極ELに一
200Vの電圧が印加され、記録電極ELに対向する円
筒電極5にはバイアス電源5aにより一50Vの電圧を
印加しているので、円筒電極5から記録電極ELに向け
て150■の電位差が形成される。負極性に帯電した磁
性トナーdは電位の高い方へ移動するから、間隔が最も
狭く電界が最大となる記録位置Wにおいて、−200v
の電圧が印加されている記録電極EL上の磁性トナーd
だけが選択的に円筒電極5表面に転移し、黒ドツトを形
成する。
一方、1ビツトの記録データが111.”のときは記録
電極ELが接地電位となる。その結果、円筒電極5から
その対応記録電極ELに見た電位差は一50Vとなり、
負極性の磁性トナーdは記録電極EL側に保持されたま
まで転移しない。
この様に、入力記録データに応じて記録電極ELの電位
が一200Vと接地電位に選択的に制御され、対向円筒
電極5表面に記録データに応じたトナー記録画像が形成
される。この場合、前述した様に、記録電極ELを溝G
の底部に敷設しであるから、トナーチェーンを記録電極
EL上に集束させて形成することができる。従って、記
録電極EL間の電圧リーク現象が防止されると共にドツ
ト間へのl・ナー付着も防止され、濃度コントラスト及
び解像度が共に高い鮮明なトナー記録画像を安定して形
成することができる。
円筒電極5周表面に形成されたトナー記録画像は、第1
図に示す様に円筒電極5の反時計回り方向イの回転と共
に画像転写部Tへ搬送され、ここで待機ロール対3によ
りタイミングを測って再給送されてくる用紙上に転写さ
れる。尚、上述のトナー記録画像の濃度を調節するには
、バイアス電源5aのバイアス電圧を変化させればよい
。その場合、適切な調節範囲はO〜−50V程度であり
、OVに近い程、画像濃度が高くなる。
記録位置Wで円筒電極5側へ転移せずに残留する磁性ト
ナーd′ は、マグネットロール16の回転により下流
側へ移動し、掻取り壁Swlにより現像スリーブ15表
面から掻き取られ、水平循環経路13の補給側オーガロ
ール14alに落下する。
オーガロール14. aの回転と共に、落下返送された
残留磁性トナーd′と現像剤貯留層11の補給口1 l
 bから補給される磁性トナーdOが混合攪拌され、オ
ーガロール14bの回転との協働作用により循環搬送さ
れる。第3図において、破線矢印二方向に循環搬送され
る磁性トナーdは、反補給側の長手経路13bを搬送さ
れる際に、その上方に延在するマグネットロール16の
回転磁界により再度垂直方向に搬送される。
以上の様に、記録位置Wで円筒電極5側へ転移されず下
流側に搬送されてきた残留磁性トナーd′が、水平循環
経路13を通じて補給磁性トナーdoと攪拌混合されつ
つ円滑に上流側に返送され、再度トナー記録画像の形成
に供される。この場合、垂直方向に搬送する前の磁性ト
ナーdが、長手経路13b中を現像スリーブ15の軸方
向(トナー垂直搬送路の幅方向:主走査方向)に沿って
攪拌されつつ搬送されている為、常に現像スリーブ15
周表面の幅方向全域に亘り均一に供給される。従って、
現像スリーブ15周表面には、その幅方向全域に亘って
常に均一に磁性トナーdが担持されて記録位置Wへ搬送
され、均一な画像濃度の良好な記録画像を安定して得る
ことが可能となる。又、磁性トナーdが水平循環経路1
3を攪拌されつつ循環搬送される際に、磁性トナー粒子
同士が摩擦し合い、磁性トナーが充分に摩擦帯電する。
次に、本発明の他の実施例について、第7図に基づき説
明する。
第7図に示す実施例では、非磁性材料からなる現像剤担
持部材としての現像スリーブ19内にマグネットロール
20を駆動回転可能に配設し、現像スリーブ19に円筒
電極21を対向配設し、双方の周表面が最近接する記録
位置Wに、多数の記録電極EL’を現像スリーブ19の
周表面幅方向(主走査方向)に並設しである。この場合
、記録位置Wにおける現像スリーブ19周表面にその幅
方向に沿って絶縁材料からなる電極保持部材22を延在
設置しである。そして、第8図に示す様に、電極保持部
材22の先端面に微小間隔を保って複数の凹部Rを形成
し、それら凹部Rの底面に記録電極EL’を夫々埋設し
である。本例の記録電極EL′も、上記実施例における
記録電極ELと同様に、透磁率が使用する磁性現像剤の
透磁率より大きい材料で形成しである。
第7図において、マグネットロール2oの矢印ト方向の
回転と共に、磁性トナーがスリーブ19周表面上をマグ
ネットロール2oの回転方向とは逆の矢印チ方向に搬送
される。第9図に示す様に、記録位置Wにトナーチェー
ンを形成しつつ搬送されてきた磁性トナーdは、電極保
持部材22表面に沿って進行し凹部R内に入り込む。こ
こで、」1記実施例と同様の磁力線集束効果により、第
10図に示す様にトナーチェーンが記録電極EL’J二
(凹部R内)に集中形成され、記録電極EL’間の電圧
リークが防止される。その結果、高解像度で鮮明なトナ
ー記録画像を安定して得ることができる。
尚、本発明は、上記の特定の実施例に限定されるべきも
のでなく、本発明の技術的範囲において種々の変形が可
能であることは勿論である。
例えば、第11図に示す様に、現像剤を垂直方向に搬送
する手段として、励磁コイルによる進行波磁界を利用す
るコイルロール23を採用してもよい。コイルロール2
3は、断面が円の一部を除いた欠円をなす磁性体で形成
した基体24の外周面に、幅方向に平行に多数の溝24
aを凹設し、その各溝24a間に導線を巻着して励磁コ
イル25を形成した構成となっている。この励磁コイル
25をn個の組に分け、各組にπ/nづつ位相をすらし
た交番電流を通電すると、コイルロール20外周面に沿
って破線矢印り方向に進行する進行波磁界が発生する。
このコイルロール23の外周面に、上記実施例と同様に
溝底部に記録電極線を敷設して成る記録電極(不図示)
を先端部に形成した記録電極シート17を被設しである
。又、記録位置W(記録電極ソート1フ先端部)より下
流側の平面部に、残留磁性トナーd′の掻取り板26を
配設しである。
上述の様に構成したコイルロール23によっても、前述
した実施例と同様に磁性トナーを円滑に垂直搬送するこ
とができ、高解像度で鮮明な記録画像を安定して得るこ
とが可能となる。加えて、本例のコイルロール23によ
る場合、回転部材を用いないから、装置の耐久性が向上
すると共に、現像剤の搬送路を自由に設定でき装置の小
型化を大幅に促進することが可能となる。
又、第12図に示す様に、現像剤の循環搬送手段をバネ
ベルト27を用いて構成してもよい。この場合、第3図
に示した実施例と同一構成の現像剤循環経路13の両端
にブーIJ28,28を夫々配設し、これらブーIJ2
8,28間にバネベルト27を巻回する。ブーIJ28
,28を矢印方向に駆動回転し、バネベルト27を矢印
ヌ方向に回動させれば、磁性)・ナーもそれに追従して
同方向に流動する。尚、バネベルト27に代えて、通常
のバンドベルトを巻回してもよい。本例のベルト式循環
搬送手段は、前述したオーガロール式に比べて小型に構
成でき、装置の小型化に極めて有利となる。
更に、第2図に示す実施例ではトナーとして負(−)帯
電性のトナーを用いたが、正(+)帯電性のトナーを用
いることも可能である。その場合、円筒電極5及び記録
電極に印加する各バイアス電圧を夫々正(+)極性とす
ればよい。
加えて、第6図に示した実施例において、現像剤担持部
材としての現像スリーブ19を非磁性絶縁材料で形成し
、この現像スリーブ19の記録位置Wに位置する表面に
複数の溝を凹設し、それらの溝の各底部に記録電極EL
’を夫々設置してもよい。この場合、電極保持部材22
が不要となり、構造がより簡単となる。
〔発明の効果〕
以上、詳細に説明した様に、本発明によれば、磁性現像
剤を底部循環経路から磁力を利用して垂直方向へ上昇搬
送した後再度循環経路に落下返送してリザイクルさせ、
その垂直搬送経路を形成する現像剤担持部材の幅方向に
対向電極に対し微小間隙を保って並列敷設する記録電極
を、現像剤担持部材の少なくとも記録電極を保持する部
分を絶縁材料で形成して複数の溝を凹設し、各溝底部に
記録電極線を敷設する構成とすることにより、記録電極
上に磁力線を集束させそれらに沿って磁性現像剤の穂を
集中形成することができる。これにより、記録電極間の
磁性現像剤を介した電圧リークによる電圧コン)・ラス
トの低下や、ドツト間(記録電極間)へのトナーの付着
を確実に防止でき、解像度が高く鮮明な記録画像を安定
して形成することができる。
又、記録電極の駆動回路を底部循環経路の中央空間に設
ける構成とすることにより、多数の記録電極を高密度実
装した記録手段を現像剤搬送手段内に組み込み、現像と
記録を同時に行なう現像記録部の構造を大幅に簡素化す
ることができる。従って、普通紙に高解像度の記録画像
を形成可能な記録装置を小型で安価に製造することが可
能となる。
更に、現像剤を底部循環経路に沿って攪拌搬送しつつ垂
直搬送経路の幅方向に均一に供給てきるから、現像剤の
偏りによる画像濃度のバラツキの発生が防止される。
加えて、非接触記録方式であるから、記録装置の耐久性
が向上し、解像度が高く鮮明であり且つ画像濃度のバラ
ツキのない良好な画像を長期に亘り安定して形成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としての静電記録装置の全体
構成を示す模式的断面図、第2図は上記静電記録装置に
おける記録画像形成ユニットとその周辺構成を示す断面
図、第3図は上記記録画像形成ユニットの水平循環経路
を示す平断面図、第4図は上記記録画像形成ユニットを
示す斜視図、第5図は上記記録画像形成ユニットの記録
電極を示す斜視図、第6図は上記記録電極による記録動
作を示す模式的断面図、第7図は本発明の他の実施例を
示す模式的断面図、第8図乃至第10図は夫々上記他実
施例における記録電極の構成を示す斜視図並びに記録動
作を示す模式的側断面図と模式的正断面図、第11図及
び第12図は夫々本発明の更に他の実施例を示す各模式
的断面図、第13図乃至第15図は夫々従来の静電記録
装置における記録電極とその記録動作を示す模式的側断
面図、斜視図及び模式的正断面図である。 4・・・転写帯電器 5.21・・・円筒電極 5a・・・バイアス電源(円筒電極側)11・・・現像
剤貯留槽 12・・・現像記録槽 工3・・・水平循環経路 14a、14b−オーガロール 15.19・・・現像スリーブ 16.20・・・マグネットロール 17・・・記録電極シート 17a・・・記録電極線 17b・・・ベースフィルム 17c・・・絶縁コート 18・・・駆動回路素子 22・・・電極保持部材 23す・コイルロール 25・・・励磁コイル 27・・・バネベルト EL、EL’・・・記録電極 S・・・中央空間 U・・・記録画像形成ユニツ W・・・記録位置 ト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)回転可能に軸支されたマグネットロールを内包し
    、磁性成分を含有する現像剤を周表面に担持し案内する
    非磁性の現像剤担持部材と、 該現像剤担持部材の周表面に前記マグネットロールの軸
    方向に沿って並設された複数の記録電極と、 各前記記録電極に接続され入力記録情報に応じた記録電
    圧を出力する信号発生手段と、 前記現像剤担持部材の略下方に配設され現像剤を前記マ
    グネットロールの軸方向に循環搬送する複数の搬送手段
    と、 前記記録電極と所定の間隙を保って配設した対向電極と
    を有し、 前記記録電極に前記記録電圧を印加し、前記マグネット
    ロールの回転により前記搬送手段から前記現像剤担持部
    材上へ略垂直方向に搬送された現像剤を前記対向電極側
    へ選択的に転移させる静電記録装置において、 前記現像剤担持部材の少なくとも前記記録電極を保持す
    る部分を絶縁材料で形成すると共に該絶縁材料部分の表
    面に複数の凹部を形成し、前記凹部の底に前記記録電極
    を夫々設置したことを特徴とする静電記録装置。
  2. (2)前記信号発生手段を前記現像剤担持部材と前記搬
    送手段との間の空間に設けた請求項1記載の静電記録装
    置。
  3. (3)前記搬送手段が攪拌機能を備えている請求項1記
    載の静電記録装置。
  4. (4)前記現像剤担持部材に摺接し前記現像剤担持部材
    上に搬送された現像剤を剥離するスクレーバを設けた請
    求項1記載の静電記録装置。
  5. (5)前記スクレーバを磁性体で形成した請求項4記載
    の静電記録装置。
  6. (6)前記対向電極と前記記録電極の対向部の下流側に
    現像剤を補給する現像剤補給手段を設けた請求項1記載
    の静電記録装置。
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