JPH04146800A

JPH04146800A - 洗濯機

Info

Publication number: JPH04146800A
Application number: JP2271178A
Authority: JP
Inventors: Katsumi Shigaki; 志垣　勝実
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1990-10-09
Filing date: 1990-10-09
Publication date: 1992-05-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はヒータを有する洗濯機の改良に係り。

詳しくはダニを死滅させ得る洗濯機に関する。

〔従来技術〕

第３図は、上記洗濯機の一例である全自動洗濯機の一例
を示す縦断面模式図である。。

この全自動洗濯機ｌは、洗濯槽２内へ水を供給する電磁
弁３．同洗濯槽２内に蓄えられた洗濯水４を加熱するヒ
ータ５．同洗濯水４を撹拌するパルセータ６等からなる
撹拌装置７を駆動するモータ８．及び上記洗濯水４を排
水する電磁弁１０等で構成されている。

なお、上記ヒータ５の近傍には、第４図に示すように同
ヒータ５の空焚き等による異常過熱を防止するためのサ
ーマルコンダクタ等の過熱防止器１１が設けられており
異常過熱時に電源を遮断して樹脂製品等の変形を防止す
る。この過熱防止器１１は、同図に示すように金属製ホ
ルダ１２を介して樹脂等で構成された上記洗濯槽２の底
部２゜に取り付けられている。

なお、上記過熱防止器１１の動作温度は、上記樹脂の変
形温度等を考慮して１通常約７１℃とされる。

この全自動洗濯器ｌでは、予め設定されたプログラムに
より、上記電磁弁３が開かれて上記洗濯槽２に水が給水
されると共に、同洗濯水４に洗剤が投入される（第５図
Ｐ１及び第６図に示す洗濯水４の水温変化グラフａの（
イ）参照）。

そして、上記洗濯水４が上記ヒータ５により加熱されつ
つ上記撹拌装置７が間欠運転されて、つけ置き洗い工程
（Ｐ２）がなされる（第６図（伺〜参照）。

その後、上記洗濯水４の温度が洗濯に通する所定温度（
例えば３５℃）に達した時に（第６図（ロ））１本洗い
工程に切替えられ（Ｐ３）、上記撹拌装置７が連続運転
される。

そして、予め設定された所定時間が経過して上記本洗い
工程が終了すると、上記電磁弁１０等が作動されてすす
ぎ洗い工程（Ｐ４）、及び脱水工程（Ｐ５）等がなされ
る（第６図（ハ）〜、　（ニ）〜）。

ところで、衣類等の洗濯物に付着したダニを死滅させる
には、上記洗濯水４の温度をダニの死滅する５０℃以上
にする必要がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記したように従来の洗濯機では、洗濯
以外の機能を考慮していなかったので洗濯水の温度を洗
濯に都合のよい温度（例えば３５℃）とする以外前えら
れなかった。即ち、洗濯水の温度条件を変えて、洗濯物
等に付着したダニを死滅させるといった考えはまったく
考慮されていなかった。

従って５本発明は上記ダニを死滅させ得るようにした洗
濯機を提供することを目的としてなされたものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために本発明は、洗濯槽内に給水さ
れた水を加熱しつつ間欠的に撹拌するつけ置き洗い工程
から本洗い工程を経て洗濯処理を完了してなる洗濯機に
おいて、上記本洗い工程の後に上記洗濯水をダニを殺し
得る温度になるまで更に加熱する加熱工程と、該加熱工
程後に上記洗濯水を上記ダニを殺し得る温度以上で所定
時間撹拌する段ダニ洗い工程とを設けたことを特徴とす
る洗濯機として構成されている。

〔作用〕

この洗濯機では１本洗い工程の後に洗濯水をダニを殺し
得る温度になるまで加熱する加熱工程と２同加熱工程後
に上記洗濯水を上記ダニを殺し得る温度以上で所定時間
撹拌する殺ダニ洗い工程とがなされる。

それゆえに、この洗濯機では、洗濯水及び洗濯物の温度
が、所定時間均一にダニを殺し得る温度以上となるので
、同洗濯物等に付着したダニをほぼ完全に死滅させるこ
とができる。

〔実施例〕

以下７添付図面を参照して２本発明を具体化した実施例
につき説明し１本発明の理解に供する。

なお、以下の実施例は本発明を具体化した一例であって
１本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。

ここに、第１図は本発明の一実施例に係る洗濯機の洗濯
処理の一例を示すフローチャート第２図は同洗濯機の洗
濯水等の温度変化の一例を示す温度グラフである。

また、前記第３図、第４図に示した従来の洗濯機の基本
構成要素と本発明に係る洗濯機の基本構成要素とは同一
構成なので、これら第３図、第４図に示した基本構成要
素の符号を用いて以下説明する。

この実施例に係る全自動洗濯機等の洗濯機１では、第１
図に示すように前記第５図に示した給水（Ｐｉ）、つけ
置き洗い（Ｐ２）、本洗い工程（Ｐ３）の後に、前記洗
濯水４を、更にダニを殺し得る温度（例えば５０℃）に
なるまでヒータ５により加熱する加熱工程（Ｓｌ）がな
される（第２図に実線で示す洗濯水４の温度変化曲線へ
の（チ）。

（ワ）、（ヌ）〜参照）。

更に、この洗濯機１では、上記加熱工程後に。

上記洗濯水４を、上記ダニを殺し得る温度以上で（例え
ば５０℃以上で）、撹拌装置７により所定時間間欠的に
撹拌する殺ダニ洗い工程（Ｓ２）がなされる（第２図（
ル）〜（オ）参照）。

このように洗濯水４を間欠的に撹拌するのは。

同洗濯水４及び洗濯槽２内に投入された洗濯物（不図示
）の温度を均一化して、上記洗濯水４及び洗濯物の一部
が、上記ダニを殺し得る温度未満とならないようにする
ためである。

なお、上記所定時間は、ダニが死滅し得る十分な時間（
例えば５分以上）とされる。

従って−９この洗濯機」では、洗濯物等に付着したダニ
を、はぼ完全に死滅させることができる。

その後、この洗濯機１では、前述したすすぎ洗い工程（
Ｐ４）、及び脱水工程（Ｐ５）がなされる（第２図（オ
）〜、　（ワ）〜参照）。

なお、上記第２図の曲線Ｂ（−点鎖線）は、上記した各
工程における前記過熱防止器１１における温度変化の一
例を示している。

この図から解るように、上記加熱工程（Ｓｌ）において
、撹拌を行わないと上記過熱防止器１１の作動温度の約
７１℃となり、電源がオフされるか、電源オフとならな
くても樹脂製品の変形等を誘発し具合が悪い、それゆえ
に、この洗濯機１では、更に１例えば上記洗濯水４の温
度が４１℃になったときから（即ち、上記した加熱工程
の途中から）同洗濯水４が間欠的に撹拌される。

但し、上記間欠的撹拌にかえて適当な低速回転のもとに
連続的に撹拌してもよい。

従って、この洗濯機１では、上記過熱防止器１１周辺の
温度を、同第２図の二点鎖線Ｃに示すように下げること
ができる。そのため過熱防止器１１のピーク温度は、上
記加熱工程における上記洗濯水４の撹拌開始時の６０℃
以上となることはなく、その動作温度（７１℃）に達す
ることはない。

〔発明の効果〕

本発明により洗濯槽内に給水された水を加熱しつつ間欠
的に撹拌するつけ置き洗い工程から本洗い工程を経て洗
濯処理を完了してなる洗濯機において、上記率洗い工程
の後に上記洗濯水をダニを殺し得る温度になるまで更に
加熱する加熱工程と。

該加熱工程後に上記洗濯水を上記ダニを殺し得る温度以
上で所定時間撹拌する殺ダニ洗い工程とを設けたことを
特徴とする洗濯機が提供される。

従って、この洗濯機を用いれば、洗濯物等に付着したダ
ニを死滅させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る洗濯機の洗濯処理の一
例を示すフローチャート、第２図は同洗濯機の洗濯水等
の温度変化の一例を示す温度グラフ、第３図は同洗濯機
の基本構成を示す縦断面模式図、第４図は同洗濯機の過
熱防止器近傍の拡大断面模式図、第５図は従来の洗濯機
の洗濯処理の一例を示すフローチャート、第６図は同洗
濯機の洗濯水の温度変化の一例を示す温度グラフである
。〔符号の説明〕１・・・全自動洗濯機（洗濯機）２・・・洗濯槽　　　４・・・洗濯水５・・・ヒータ　　　７・・・撹拌装置１１・・・過熱
防止器

Claims

【特許請求の範囲】１、洗濯槽内に給水された水を加熱しつつ間欠的に撹拌
するつけ置き洗い工程から本洗い工程を経て洗濯処理を
完了してなる洗濯機において、上記本洗い工程の後に上
記洗濯水をダニを殺し得る温度になるまで更に加熱する
加熱工程と、該加熱工程後に上記洗濯水を上記ダニを殺
し得る温度以上で所定時間撹拌する殺ダニ洗い工程とを
設けたことを特徴とする洗濯機。２、上記加熱工程の途中から上記洗濯水を撹拌するよう
にした請求項１記載の洗濯機。