JPH04145100A - イヌ上皮細胞成長因子、該イヌ上皮細胞成長因子を有効成分とする抗炎症剤又は化粧料、及び該イヌ上皮細胞成長因子cEGFの製造方法 - Google Patents

イヌ上皮細胞成長因子、該イヌ上皮細胞成長因子を有効成分とする抗炎症剤又は化粧料、及び該イヌ上皮細胞成長因子cEGFの製造方法

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JPH04145100A
JPH04145100A JP2266616A JP26661690A JPH04145100A JP H04145100 A JPH04145100 A JP H04145100A JP 2266616 A JP2266616 A JP 2266616A JP 26661690 A JP26661690 A JP 26661690A JP H04145100 A JPH04145100 A JP H04145100A
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egf
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は、新規の構造を有するポリペプチド、該ポリペ
プチドを有効成分とする医薬、化粧料、並びに該ポリペ
プチドの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
1972年にコーエン(Cohen) らは、雄マウス
顎下腺より新生マウスに対して眼瞼開裂促進作用及び切
歯助出促進作用を奏するポリペプチドとしてマウス上皮
細胞成長因子(m E G F : mouse ep
idermal growth factor)を単離
し、その構造を決定したCJ、 Biol、 Chew
、、 247.7612−76201972>)。
続いて、1975年にグレゴリ−(H,Gregory
)は、人尿より胃酸分泌抑制活性を有するポリペプチド
としてβ−ウロガストロン(ヒトEGF)を単翻し、そ
の構造を決定した[Nature、 257.325−
327(I975) )。
更に1985年になって、シンプソン(R,J、 Si
mpson)らは、EGFレセプターとの結合性を指標
として、ラット顎下腺から48アミノ酸残基からなるポ
リペプチドの単離に成功し、ラットEGFの一次構造を
初めて報告したCEur、 J、 Biocherm、
153、629−637(I985)参照〕。上記シン
プソンらの報告中には、またモルモットEGFの一次構
造も記載されている。上記報告された各種ポリペプチド
はいずれも48乃至53個のアミノ酸残基からなり、3
個の分子内ジスルフィド結合を有しており、之等のアミ
ノ酸配列の相同性は70%と高値を示している。
上記各ポリペプチドは、各生成源である、それぞれの種
牛体に対して成長因子として生理的機能を有するもので
あることが知られており、例えばマウスEGFは新生マ
ウスに対して眼瞼開裂促進作用及び切歯助出促進作用を
奏することが知られているが、上記したEGFのうちヒ
トEGFを除く他のEGFが人体に対してどのような生
物活性を有するかは十分に解明されていない。
また、EGFは哺乳動物に普遍的に存在し、それが存在
する動物の種に対してその動物を構成する種々の細胞の
増殖に重要な役割を演するポリペプチドであることは概
略的にわかっているが、個々の種の動物におけるEGF
の実態はほとんど解明されておらず、現在までその構造
が明らかにされたEGFは、ヒト、マウス、ラット、ウ
サギ及びモルモットの5種だけに過ぎない。
〔発明が解決しようとする課題〕
今まで知られたEGF以外に、多数の哺乳動物に存在す
る各種EGFの中から有用性のある新規なEGFを見出
すことができれば、医薬などの各分野において実用性が
高いものである。
本発明の目的は、従来知られているマウス、ヒト、ラッ
ト、ウサギ等の各EGFを構成するポリペプチドとは異
なる、新規なアミノ酸配列を有するポリペプチドを提供
することにある。
本発明の他の目的は、前記の新規なポリペプチドを有効
成分とする医薬及び化粧料を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、前記の新規なポリペプチド
を容易に、高純度でかつ大量に製造できる製造方法を提
供することにある。
〔発明を解決するための手段〕
本発明は、各種哺乳動物の中から犬に注目し、それがも
つ大上皮細胞成長因子(Canine  E G F、
以下rcEGFJという)の生物活性に着目し、その構
造を解明し、その医薬及び化粧料の有用性を調べ、その
実用的な製造方法を検討することによって、上記目的を
達成したものである。
本発明によれば、下記の式(I)で示されるアミノ酸一
次配列を有するポリペプチド、及び前記ポリペプチドを
有効成分とする医薬、化粧料が提供される。(以下、式
(I)でXの係数m=1のときのポリペプチドをrcE
GFl」といい、Xの係数m=oのときのポリペプチド
をrcEGF2Jという。) 式(I) %式% Leu−Xm  (XはArgであり、mの数はO又は
1である。) 〔C末端側] 上記及び以下の本明細書におけるアミノ酸、核酸塩基、
その他に関する略号は、IUPAC,IUBの規定乃至
当該分野における慣用記号に従うものとする。その例は
次の通りである。
Ala・・・アラニン   Arg・・・アルギニンA
sn・・・アスパラギン Asp・・・アスパラギン酸
Cys・・・システィン  C1n・・・グルタミンG
lu・・・グルタミン酸 Gly・・・グリシンHis
・・・ヒスチジン  lie・・・イソロイシンLeu
・・・ロイシン   Lys・・・リジンNet・・・
メチオニン  Phe・・・フェニルアラニンPro・
・・プロリン   Ser・・・セリンTrp・・・ト
リプトファン Tyr・・・チロシンVal・・・バリ
ン 本発明のポリペプチド(以下rcEGF」という)の中
、cEGFlは、上記式(I)のXの係数m=1のとき
、そしてCEGF2は上記式(I)のXの係数m=0の
ときのアミノ酸一次配列を有する点に特徴付けられ、そ
の構造は、既知物質にも認められない新規なものであり
、これはその有する生物活性を利用して、後述するよう
に、各種分野において有効に利用することができる。
以下、本発明cEGFの製造方法につき詳述すれば、該
cEGFは、犬の尿または顎下腺等の組織から通常の抽
出法に従い製造できる。また本発明cEGFは、上記式
(I)のアミノ酸配列に基づいて、通常のペプチドの化
学合成法によっても製造でき、更に遺伝子組換え技術に
従っても製造できる。
上記抽出法につきまず説明すれば、これは通常の方法に
従い実施できる。その詳細は後記実施例に示す通りであ
る。
上記各種の方法に従い得られるcEGFの単離、精製は
該cEG−Fを含有する組成物、例えば人尿等より、−
船釣操作に従い、疎水クロマト担体、ゲルろ過クロマト
担体、逆相高速液体クロマト担体、陽イオン交換クロマ
ト担体、陰イオン交換クロマト担体等の、分画原理の異
なる数種のカラムクロマト担体を組合せ用いることによ
り行ない得かくして得られた本発明cEGFのn認は、
例えば各種の細胞表面に存在するEGFリセブターに、
cEGFが結合することを利用したラジオリセプターア
ッセイ(RRA)等の手法によって行ない得る。
また上記cEGFが高純度に精製されていることの確認
は、例えば高速液体クロマトグラフィー(HPLC)に
より単一ピークになること、ポリアクリルアミドゲル電
気泳動法(PAGE)でクマシーブリリアントブルー染
色した結果、単一ハンドになること等を指標として容易
に行ない得る。
上記のごとくして得られる精製されたcEGFlおよび
CEGF2は、通常のポリペプチド乃至蛋白質の構造解
析手段と同様の手段、例えばアミノ酸分析器を用いたア
ミノ組成の測定、プロテインシークエンサーを用いたア
ミノ酸配列の決定等により、その構造を決定できる。
また他のEGFに見られるようなEGF分子内に見られ
るようなS−8結合部位は、精製cEGFをサーモライ
シン、キモトリプシンまたはペプシンを用いて酵素消化
させた後、陽イオン交換カラム担体及び陰イオン交換カ
ラム担体を用いたHPLC及び逆相HPLCで分離する
ことにより、システィンを1つだけ含むフラグメントに
分離し、アミノ酸分析及びシーフェンス分析をすること
で確認できる。
更に、本発明cEGFの生物活性は、例えば以下の各種
方法により確認できる。
■ 細胞増殖促進活性 BALB/c3T3等の培養細胞または成熟ラット肝細
胞等の培養細胞等を、低血清条件下にCEGF又は対照
としてのヒトEGFを添加した培地で培養し、培養液中
に標識さたデオキシウリジン、チミジン等を加えること
により、新たに合成されたDNA中に取り込まれるラジ
オアイソトープの量を測定する。このラジオアイソトー
プ量に比例して、新たなりNA中に取り込まれるラジオ
アイソトープの量を測定する。このラジオアイソトープ
量に比例して、新たなりNA合成が行われたこと、即ち
細胞の増殖が促進されたことがわがる。
■ 軟寒天上コロニー形成活性 NRK49FCラット腎繊維芽細胞)等の細胞は軟寒天
培地では殆んど増殖しないが、TGF−β(トランスフ
ォーミンググロースファクタータイプβ)の存在下に、
EGFが共存すると増殖してコロニーを形成する(J、
E、 DeLarco and G、 J。
Tadaro、 Proc、 Natl、 Acad、
 Sci、、 US^、、 754001−(I978
) 、A、 B、 Robertet  ai、、 P
roc、 Natl。
Acad、 Sci、、 LISA、、 77、349
4−3498(I980)等参照〕。
即ち、EGFは上記軟寒天上コロニー形成活性を有して
いる。
■ 新生仔マウス眼瞼開裂及び切歯萌出促進活性新生仔
マウスに、cEGFを24時間毎に皮下注射し、各被検
動物の眼瞼が開裂する日及び切歯の出現する日を記録す
る。
cEGFの投与によれば、之等に要する日数は顕著に短
縮される。
本発明のポリペプチドは、上記■〜■に示されるような
生物活性を有し、これは上皮細胞成長因子の性質を有し
ているため、薬理作用があり、特にその組成物は医薬や
化粧料として有用である。
医薬としては胃酸分泌抑制剤、抗カイヨウ剤、消化管粘
膜保護剤、カルシウム遊離促進剤、鎮痛剤、抗炎症剤、
発育促進剤、腸機能改善剤、肝疾患治療剤、皮膚科用剤
、創傷治療促進剤、あるいは角膜修復剤、点眼剤などの
眼科用側などとして有用であり、また化粧料としては、
種々の化粧料基剤と共に化粧水、乳液などの基礎化粧料
、口紅などのメイクアップ化粧料として有用である。
本発明の肝疾患治療剤は、本発明のポリペプチドを雌雄
マウス、ラット各1群6匹に対して皮下注射で10mg
/kg、静脈内注射で1mg/kg(ヒト血中EGF濃
度の約100万倍及び10万倍量に相当)を投与しても
一般症状に変化なく、低毒性である。
その投与量は患者の年令、体重、病状に応して決めれば
よい。経口的及び非経口的(注射を含む)には通常成人
の1日当りの有効成分として10ng〜110Tl1程
度が望ましい。また、投与に当っての望ましい具体例は
、この1日当りの投与量を1日1回ないし数回投与させ
ることによって与えろる単位量をもつ形態、例えば錠剤
、カプセルなどを用いることである。
本発明のポリペプチドを用いた鎮痛剤は、例えば外傷、
疾病による痛み全般を抑制する作用を有し、その作用は
酢酸によって引き起こされる苦悶(ライジング)の回数
を抑制するかどうかを指標とした薬理学的側面からの実
験に基づいて確認することができる。その投与量は、年
令、体重により適宜増減するが、非経口的には通常成人
の1日当りの有効成分として177g〜1mgを用いる
のが望ましい。
本発明のポリペプチドを用いた抗炎剤による抗炎症作用
は、1)ヒスタミンによるラット皮膚血管透過性抑制作
用、及び2)酢酸によるマウス腹腔血管透過性抑制作用
の二つの薬理学的側面とした実験によりn認することが
できる。
実験によりその効果を確認した。
実験例1 四塩化炭素肝障害モデルを用い、本薬剤の有効成分の効
果を以下のようにして調べた。
モー゛ル  いた (I)実験動物 ddY系雄性マウス、恒温(23±0,5°C)恒4 
(60±5%)室で1週間以上予備飼育したのち、健康
と思われる体重35〜38gのマウスを選び、5〜8匹
を1群として本実験に用いた。
(2)実験方法 ddY系雄系中マウス検液を5111/kg皮下注射し
、30分後に3%四塩化炭素2 d/kgを皮下注射し
た。そして、この時より25時間後に眼窩静脈叢より採
血して、血清を調製した。この血清を希釈し、トランス
アミナーゼCローテスト(Transaminase 
CII −test) (和光)を用いて(、OPおよ
びGPT値を測定した。なおこれらの測定値はカーメン
(Karnen)単位/dを表現した。
被検液は下記のものを用いた。
(イ)生理食塩水(0,01%Tween 80を含む
)(対照) 5111/kg (o)cEcF (0,I N酢酸に溶解させたのち、
上記の生理食塩水で希釈した。) 10pg/kg→5 at!/kg (A)CEGF   1100u/kg→5m/kg(
3)実験結果 実験によると、cEGFは十分大きな肝障害抑制作用を
有することが認められた。
実験例2 一イジング (I)実験動物 ddY系雄性マウス恒温(23±0.5°C)、恒温(
60±5%)室で1週間予備飼育したのち、健康と思わ
れる体重28〜35gのものを1群6〜7匹として実験
に供した。
(2)実験方法 マウスにcEGFを皮下投与し、30分後に0.6%酢
酸(0,1d/kg)を腹腔内投与してからさらに10
分間経過した後10分間に観察されたライジング数(特
有の苦悶症状数)を測定した。
なお、供試被検液は下記の通りである。
(イ)生理食塩水(0,01% Tween 80を含
む)(対照) Ion/kg (o)cEGF (0,I N酢酸に溶解させたのち、
生理食塩水で希釈したもの) 30pg/kg→10m/kg (3)実験結果 上記の実験の結果によると、十分大きな抑制作用がある
ことが認められた。
実験例3 ヒス ミンによる− ト (I)実験動物 SD系雌雄性ラット恒温(23±0.5°C)、恒温(
60±0.5%)室で少なくとも1週間予備飼育したの
ち、健康と思われる体重210〜230gのランドを1
群4匹として実験に使用した。
(2)実験方法 あらかじめラットの背部を剪毛し、被検液を起炎剤投与
30分前に皮下投与しておき、ついでラットの背部にお
いて正中線に対象の位置に、起炎剤として塩酸ヒスタミ
ン100μg10.1dを皮肉注射し、直ちにエバンス
・ブルー(Evans blue) 20mg /kg
を静脈内に注射した。15分後にラットを放血致死させ
たのち、背部の皮膚をはがして、色素漏出部の面積(長
径×短径)を測定した。ついで、上記色素漏出部分をパ
ンチ(直径μ輪)で打抜いたのち、これを細切し、つい
で0.3%硫酸ナトリウム(Nazsoa) :アセト
ン(=17)の混液を用いて色素を抽出し、抽出液を濾
過後、吸光度620nmを測定し、あらかじめ作成して
おいた検査線により色素濃度を算出して、色素漏出部分
あたりの色素漏出量(μg/部分)を求めた。
なお、被検液は下記のものを用いた。
(イ)生理食塩水(0,01%Tween 80を含む
)(対照) 2紙/kg (o)  cEGF (0,I N酢酸に溶解させたの
ち、生理食塩水で希釈した。) 100ag/kg→2雌/kg (ハ)インドメサシン(0,5%カルボキシメチルセル
ロース−ナトリウム含有生理食塩水に?A濁させた。) 20pg/kg→2d/kg (3)実験結果 上記の実験の結果によるとcEGFは十分大きな抗炎症
作用を有することが認められた。
本発明のポリペプチドを用いて前記の各種医薬を構成す
るさいには、通常用いられている各種添加剤を使用する
ことが出来、このような各種添加剤としては具体的には
次のようなものを用いることができる。
担体(賦形剤、結合剤、希釈剤等)、安定剤、熔解補助
剤などがある。担体としては、たとえば炭酸カルシウム
、乳糖、ショ糖、ソルビット、マンニット、デンプン、
アミロペクチン、セルロース誘導体、ゼラチン、カカオ
脂、水、パラフィン、油脂等がある。水、パラフィンお
よび油脂の場合は、これを溶液として使用する外に本発
明の医薬をエマルジョンないしサスペンションの状態に
することもある。
投与の剤形としては、粉末、顆粒、細粒剤、錠剤、丸剤
、カプセル材、トローチ、生薬、ローション剤、注射薬
(たとえば注射用蒸留水や種々の液に本発明のポリペプ
チドを溶解又は懸濁させる)軟膏剤、パップ剤など投与
可能な任意のものがある。これらは、経口的または非経
口的(注射を含む)に投与することができるうえ、必要
に応して他の薬剤を調合させてもよい。
本発明の化粧料に含有される前記ポリペプチドの含有量
は、通常0.001〜5.0重量%、好ましくは0.0
05〜2.5重量%である。0.001重量%より少な
い量では充分な効果が得られない。また5重量%を超え
る量では効果の増強がないので不経済である。
また、各種生化学、薬理学等の分野で人類が実験動物と
して用いられており、そのcEGFの組織、体液中の増
減を正確に測定する系が必要であるが、このcEGFを
抗原としてcEGF特異抗血清乃至特異モノクローナル
抗体を作成し、之等を利用したcEGFを正確に測定す
るアッセイ系をつくることができ、このcEGFはその
ための抗原として有用である。更に加えて、これは他の
動物由来のECFと同様に、組織培養培地の成分として
も有用である。
〔実施例〕
以下に、本発明を更に詳しく説明するため実施例を挙げ
る。
なお、各実施例におけるcEFGのEGF活性の測定は
、以下にラジオリセプターアソセイ(RRA)により実
施した。
RRAによるEGF活性の測定 cEGFのEGF活性の測定を、A431細胞を用いた
RRAにより実施した。
用いたA431細胞は、ヒト類上皮癌由来の細胞株であ
り、細胞表面に多くのEGFレセプターを持つことが知
られている(R,N、 Fabricant et。
al、  Proc、 nNatl、 Acad、 S
ci、、 US^、、 74.565゜(I977) 
)。
本RRAは、上記A431細胞表面のECFリセプター
に対するcEGFとヒトEGFの結合の競合反応を利用
したものであり、以下の各操作に従い実施された。
A431細胞の調整 A431細胞を下記組成の10%生胎児血清(Fe2)
添加DME培地2Od中で、5%CO□の存在下に37
°Cの条件で3日間培養した。
10%FC3添加DME培地 ダルベツコ変法イーグル培地    90〇−L−グル
タミン         0.6g10%炭酸水素ナト
リウム水溶液  10mストレプトマイソン     
  200mgペニシリン           20
万UFD3             100mその後
、細胞を懸濁させ、細胞数を計数後、20dの10%中
性ホルマリン液を加え、30分間、4°Cに放置した。
次いで各の組成のD−PBSで数回洗浄し、分注後、凍
結乾燥させて保存した。
−PBS 塩化ナトリウム         8.0g塩化カリウ
ム          0・2gリン酸二ナトリウム 
      1.15gリン酸−カリウム      
   0.2g合計              If
測定方法 スタンダードとしてヒトEGFを用いた。またヒトEG
Fをクロラミン法によりヨード化して12Sl−ヒトE
GFを調整した。スタンダード、251−ヒトEGF、
A431細胞及び測定検体は、全て0.1%生血清アル
ブミンを含むD−PBSの溶液または懸濁液として利用
した。
まず、スタンダードまたは測定検体0゜2I11と約3
0万cpm/mの+25】−ヒトEGF 0.1mとを
混合し、次いで混合液に約100万細胞/dのA431
細胞0.2−を加えて25°Cで20時間放置した。そ
の後、0.1%生血清アルブミン(BSA)添加D−F
BS  lafを加えて、4 ’Cにて遠心分1 (3
000回転/分、 30分間)を行ない、上澄を捨てた
。次に沈渣の放射能をT−カウンターにて測定し、スタ
ンダートから得られる標準曲線に基づいて、検体のEG
F活性をヒ)EGF換算値として求めた。
標準曲線の一例を第1図に示す。図において、縦軸はA
431細胞に対する+25■−ヒ)EGF結合比(B/
Bo(%)〕を、横軸はヒトEGF量(pg/アッセイ
チューブ)をそれぞれ示す。
実施例1 ’EGDの    1 ■、ビーグル大50頭から人尿を採取した。採取直後に
ガーゼにて尿より固形物を除去し、酢酸濃度が10%(
V/V)になるよう氷酢酸を加え、必要量の尿が採取さ
れる迄冷凍保存した。採取した約55Eの人尿を室温に
て融解し、ろ紙(No、2)でろ過したのち、2Mにな
るように硫酸アンモニウム粉末を添加熔解した。次に該
尿を2Mfffi酸アンモニウムで平衡化したブチルト
ヨパール650C(東ソー社製)を約2000111充
填したカラム(9,8X27cm)に吸着させた。該カ
ラムを0.8M硫酸アンモニウム溶液41で洗浄した後
、0.4M硫酸アンモニウム溶液、0.2MfL酸アン
モニウム溶液、水ついでアセトニトリル及び10%酢酸
溶液の1=1混合液にて溶出し各溶出液をプールした。
これらの溶出液のうちアセトニトリル及び10%h 酸
m液の1:1混合液中にEGF活性が張られ、回収され
たcEGF量、すなわち人尿551から得られたcEG
F活性量は1290μg (組換えヒトEGF換算値)
であり、蛋白質量は11301mg(牛血清アルブミン
換算値)であった。
■、上記■のブチルトヨパール6500カラムクロマト
グラムによって得られた尿55!分のcEGF画分を、
ロータリーエバポレータNE−1(東京理化機械株式会
社製)を用い約30°Cにて減圧fi縮し、水に対して
透析した後、10%(V/V)になるよう氷酢酸を加え
、3000dのcEGF含有試料を得た。かくして得ら
れた試料を10%(V/V)酢酸溶液で平衡化したSP
−トヨパール650M (東ソー社製)を200−充填
したカラム(6X1(ld)に吸着させた。該カラムを
10%(V/V)酢酸溶液で洗浄した後、塩化ナトリウ
ムを段階的(I度0、IM、0.2M、0.4M、0.
6M、 1.0 M)に添加した酢酸アンモニウム緩衝
液(pH4,5)を用いて溶出し各溶出液をプールした
。これらの溶出液のうち0.4Mおよび0.6M塩化ナ
トリウム添加酢酸緩衝液中にEGF活性が見られた。こ
のEGF活性が見られた両分を合わせて水に対して透析
し凍結乾燥した。
凍結乾燥した該試料を190dの20mMリン酸緩衝液
(pH6,5)で溶解し、更に同2mMリン酸緩衝液で
平衡化したDEAE−トヨパール650M(東ソー社製
)を20W1充填したカラム(2,5X4C■)に吸着
させて、20mMリン酸緩衝液で洗浄した結果、EGF
活性は非吸着画分にのみ見られた。
この非吸着画分は水に対して透析し凍結乾燥した。
■0次に■、で得られた試料を20mM)リス−塩酸緩
衝液(pH7,7) 3 Illに溶解し、同20mM
)リス−塩酸緩衝液(pH7,7)で平衡化したDEA
E=トヨパール6505 (東ソー社製)を76m充填
したカラム(2,2X20d)にアプライした後、MP
LC(ウォーターズ社製、ポンプ: M600マルチソ
ルベント送液システム、検出器=490型超高感度多機
能検出器)による分取を行った。また、溶出には同20
mM)リス−塩酸緩衝液(p!(7,7)にOMからI
Mまで塩化ナトリウム濃度を変化させたリニアグラシュ
エンド溶出を流速4111!/分で行い、280nmの
吸光度を測定し、同時に各溶出液に対しEGF活性を調
べた。
その測定結果H第2図に示す。
図において縦軸は280nmにおける吸光度を、横軸は
溶出時間(分)を示す。また図には各溶出液にRRAに
て測定したECF活性を斜&!にし棒グラフとして示し
た。
図に示されるようにEGF活性を有する溶出画分は2ピ
ークを示し、以後溶出順にA画分、B画分とする。
A画分、B画分は各々水に対して透析し凍結乾燥した。
01次に■、で得られたA画分、BWi分を別々に精製
を進める。まず、2〆の50mMリン酸緩衝液(pH6
,3)にA画分を溶解し、TSKゲル−〇DS−120
Tカラム(東ソー社製、内径4.E+wm X 25m
m)を用い、先のMPLCと同様の液体クロマトグラフ
ィーのシステムを用いたHPLCを、50mMリン酸緩
衝液(pH6,3) ニlO%(V/V)から30%(
V/V)までアセトニトリル濃度を変化させたリニアグ
ラシュエンド溶出を流速1d/分で行い、EGF活性を
有する画分を分取した。該試料をTSKゲル−OD S
−120Tカラムを用い0.05%トリフルオロ酢酸に
20%(V/V)から45%(V/■)までアセトニト
リル濃度を変化させたリニアグラシュエンド溶出を流速
1m1/分で行うHPLCをくり返し分取精製した。更
にA分画はTSKゲル−〇 D S−120Tカラムを
用い、精製と同一の条件で分析し、単一のピークになる
事を確認し、cEGFlとした。
また、B画分についてもA画分と同様にTSKゲル−〇
 D S−120Tカラムを用いた50mMリン酸緩衝
液(p)I 6.3) / (I0%→30%)アセト
ニトリル・リニアグラシュエンド溶出および0.05%
トリフルオロ酢酸/(20%→45%)アセトニトリル
・リニアグラシュエンド溶出をくり返し行いcEGF2
を単離した。
第3関においてはA画分およびB画分のTSKゲル−0
DS−120Tカラムを用いた0、05%トリフルオロ
酢酸/ (20%→45%)アセトニトリル・リニアグ
ラシュエンド熔出HPLCの結果を示す。
図において縦軸は280nmにおける吸光度を、横軸は
保持時間を(分)を示す。咳図よりcEGFlおよびc
EGF2の単一でシャープなピークが保持時間約16分
および約18分に溶出されることがわかった。
また、上記各精製ステ・ノブの要約を示せば、下記第1
表の通りである。表において総蛋白量(μg)は生血清
アルブミン(BSA)を標準としてローリ−法により測
定し、全活性(μg、 eq、)は前記RRA法により
測定した。
第 表 等電点の測定はファーストゲル]EF3−9(Phas
t Gel  I E F 3−9  ファルマソア社
製)を支持体として電気泳動を行った。
即ち、ファーストゲル1EF3−9にcEGFl、cE
GF2をアプライしファーストシステム(ファルマシア
製)を用いて等電点電気泳動を行った。その後クマソー
プリリアントブルーR250にて染色しファルマシア社
製IEFマーカー(pl(2,5〜6.5)と比較した
。その結果cEGF1は5.0付近またc EGF2は
4.9付近に各々単一のバンドが見られた。
実施例2 ±lΩL吏巷立 (I)アミノ酸組成 cEGFl及びcEGF2i液(実施例1で得た物)約
2pg相当量を、硬質ガラスサンプル管(日型理化硝子
社製、6 X50+n+++)に取り、加水分解用反応
バイアル(ピース社製)に入れ、真空乾固後、6N塩酸
(含1%フェノール)200t!gを該反応バイアルに
入れ、減圧密封し、130°Cで4時間加水分解反応を
行なった。
反応後、サンプル管に0.02N塩酸400plを加え
、アミノ酸分析用サンプル管に移し、その250p!を
日立高速アミノ酸分析計(日立社製)に自動注入し、ア
ミノ酸組成に分析を行なった。なお、検出はOPA (
オルトフタルアルデヒド)法を用いた。
この方法ではPro(プロリン) 、Cys (システ
ィン)およびTrp()リプトファン)は検出されない
Phe(フェニルアラニン)を1個含むものとして、 その組成比を算出した結果を以下第2表に示す。
第 表 (2)アミノ酸配列の分析 cEGFlおよびcEGF2を還元カルボキサミトメチ
ル化を行なった後、アミノ酸配列の分析を行なった。す
なわち各E G F 溶液(30plから50pl)に
対し、5M塩酸グアニジンを添加した0、08Mトリス
−塩酸緩衝液(pH8,3>400μ!を添加し、DD
T溶液(20μ!〜30pZ)をcEc;Fl試料には
20pl、そしてEGF2試料には30μ!添加後、5
0°Cの水浴中で2時間反応させて還元カルボキサミト
メチル化した。その後各試料に4.45%(W/V)ヨ
ードアセトアミド溶液をcEGF1試料には40μ!、
そしてcEGF2試料には60μ!添加し30分間反応
させた後10%(w/v)トリフルオロ酢酸溶液を各5
0plずつ加え反応を停止させた。かくして還元カルボ
キサミド、メチル化されたcEc;FlおよびcEGF
2のアミノ酸配列を、477A/12OA型気相式プロ
ティン・シークエンサー(アブライドハイオシステムズ
社製)を用いて分析した。
その結果は、前記式(I)に示した通りであり、かくし
て本発明cEGF1およびcEGF2の一次構造が決定
された。
(3)生物活性の測定(軟寒天中コロニー形成活性)0
.6%寒天(Ager Noble、デイフコ社製)お
よび5%仔牛血清を含むダルベツコ改変イーグル培地(
DME)を、直径351I!1のシャーレに2dづつ分
注して固化させた。別に0.3%寒天、5%仔牛血清、
lng/dヒトTGF−βおよび種々の濃度のcEGF
l、cEGF2またはヒトEGFを含むDME培地3.
5 mに7.5 XIO’細胞/dのNRK−49に細
胞140plを加え、このもの1−を前記0.6%寒天
培地上に注ぎ、30分間室温にて放置して固まらせた。
これを炭酸ガス培ti中で37℃で5%CO2の条件下
で7日間培養した後、3100、a”以上(60−直径
)のNRK−49F細胞のコロニーを顕微鏡下で計数し
た。
得られた結果を第4図に示す。図において緬軸はコロニ
ーfilX10!/シャーレを、横軸は用いたEGFの
濃度(ng/af)を示す。また図中、O○、・−・、
は本発明犬EGF、Δ−Δは対照とするヒトEGFをし
めす。
第4121より、本発明のcEGFlおよびCEGF2
は、ヒトEGFと同様に、TGF−βの共存下で軟寒天
中のコロニー形成活性を有することがあきらかである。
実施例3 化[水 次の各成分を均一に溶解して化粧水を調製した。
各成分の含有割合は重量%である。以下の例も同様であ
る。
グリセリン        5.0 エチルアルコール      5.0 クエン酸            0.1クエン酸ナト
リウム     0.1 cEGF            O,05バラオキシ
安息香酸メチル  0.1 香料            適宜 精製水          89.6 実施例4 1丘 次の成分A及び成分Bをそれぞれ70〜75°Cに加熱
熔解した後、成分Aに成分Bを加えて乳化し、冷却途上
にて成分Cを加えて混合し、30℃まで冷却し、目的と
する乳液を得る。
A)ステアリン酸          5.0セチルア
ルコール        5.0スクワラン     
      2.0グリセリンモノスチアレート   
1.3ソルビタンモノオレート      1.5ポリ
オキシエチレンソルビタン モノオレート          0.8B)グリセリ
ン          6,0トリユクノールアミン 
     0,7パラヒドロキシ安息香酸メチル  0
.1精製水            77.6C) c
EGF             O,01香料   
           適宜実施例5 Lユニ人 次の各成分を均一に混合してクリームを調製した。
A)ステアリン酸          5.0七チルア
ルコール       1.0流動パラフイン    
    6.0ワセリン            5.
0セレシンワンクス       5.0グリセリンモ
ノスチアレート2.5 ソルビタンモノスチアレート   0.5B)プロピレ
ングリコール     5.0水酸化カリウム    
     0.5バラヒドロキシ安息香酸メチル 0.
1精製水            69.4C)cEG
F            0.01香料      
       適宜 実施例6 歎清11 次の成分を60°Cに加熱して熔解した後、混合し、徐
々に温度を下げて軟膏剤を得た。
ポリエチレングリコール400     40.0ポリ
エチレングリコール6000    59.8メントー
ル            0.1防腐剤      
         適宜c E G F       
        O,05実施例7 口紅 次に示す成分Aを加熱熔解し均一に混合す−る。
これに成分Bを加え、ロールミルを用いて練り均一に分
散させる。これを再度、融解し成分Cを加える。脱泡後
、型に流し込み、ついで急冷して固め目的とする口紅を
得る。
A)ヒマシ油            45.0ヘキサ
デシルアルコール    25.0ラノリン     
       5.0ミツロウ           
 4.0キヤンデリラロウ       6.0カルナ
ウバロウ         5.0酸化防止剤    
      適宜 防腐剤            適宜 B)カラーヘース         0.5C) cE
GF             O,01香料    
         適宜 〔発明の効果〕 本発明のポリペプチドは新規なものであって、従来知ら
れているcEGFを構成する物質に対応するものである
が、mEGFと同様に巾広い生物活性を有するもので、
有用である。
これらの物質はこれらを抗原とするアッセイ系の測定に
有用である。
また、これらの物質は、細胞増殖促進活性、新生仔マウ
ス眼瞼開裂促進作用、切歯助出促進作用を初めとする多
様な生物活性を有しているため、これらの作用を利用し
た医薬品あるいは化粧料として用いることができる。
本発明の製造方法は、本発明のポリペプチドを分離法あ
るいは合成法により容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はEGFの測定のためのRRA法の標準曲線を示
すグラフである。 第2図は本発明犬EGFのDEAE−)コバールSカラ
ムを用いたイオン交換法によるクロマトグラム、及び各
画分のEGF活性をRRA法で測定した結果を棒グラフ
で示したものである。 第3図は本発明cEGF1及びcEC;F2のOD S
−120Tカラムを用いた逆相HP L Cノクロマト
グラムである。 第4図は本発明cEGFI及びcEGF2の有する軟寒
天中コロニー形成活性の測定結果を示すグラフである。 第1図 320   640  1280  2560’512
0組換えヒトEGF  (pq/1ube)溶出時間(
’m1n) 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記の式( I )で示されるアミノ酸一次配列を有
    することを特徴とするポリペプチド。 式( I ) 〔N末端側〕 【遺伝子配列があります】 【遺伝子配列があります】 Leu−Xm(XはArgであり、mの数は0又は1で
    ある) 〔C末端側〕 2、請求項1記載のポリペプチドを有効成分として含有
    することを特徴とする医薬。 3、請求項1記載のポリペプチドを有効成分として含有
    することを特徴とする化粧料。 4、イヌ尿より抽出精製により請求項1記載のポリペプ
    チドを分離することを特徴とするポリペプチドの製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994004184A2 (en) * 1992-08-12 1994-03-03 Bays-Brown Dermatologics, Inc. Method of decreasing cutaneous senescence
WO2022042590A1 (zh) * 2020-08-26 2022-03-03 四川好医生攀西药业有限责任公司 用于修复皮肤创伤或黏膜损伤的多肽及其应用

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WO1994004184A3 (en) * 1992-08-12 1994-06-23 Bays Brown Dermatologics Inc Method of decreasing cutaneous senescence
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