JPH04144951A - 大型碍子成形体の乾燥方法 - Google Patents
大型碍子成形体の乾燥方法Info
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- JPH04144951A JPH04144951A JP26378690A JP26378690A JPH04144951A JP H04144951 A JPH04144951 A JP H04144951A JP 26378690 A JP26378690 A JP 26378690A JP 26378690 A JP26378690 A JP 26378690A JP H04144951 A JPH04144951 A JP H04144951A
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Landscapes
- Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
- Insulating Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、焼成により大型の碍子用磁器を生成する大型
碍子成形体の乾燥方法に関するものである。
碍子成形体の乾燥方法に関するものである。
（従来の技術）
磁器製の碍子を製造するには、通常、所定組成に調合さ
れトロンメル等で粉砕混合した泥漿を、フィルタープレ
スで約２０％程度の水分にまで脱水し、真空土練機等で
押出して押出素体を形成する。
れトロンメル等で粉砕混合した泥漿を、フィルタープレ
スで約２０％程度の水分にまで脱水し、真空土練機等で
押出して押出素体を形成する。
そして大型碍子の製作の場合は、押出素体を例えば通電
乾燥により水分を１７〜１８％程度まで乾燥し、切削加
工により所定碍子形状に切削し碍子成形体を形成してい
た。そして、この成形体を水分１％程度まで乾燥した後
、施釉、および金具接着個所にサンド付けを行い、次い
で成形乾燥品を連続式のトンネル炉等に入れ、高温で加
熱焼成して化学的反応を起こさせて磁器化し、碍子を製
造する。
乾燥により水分を１７〜１８％程度まで乾燥し、切削加
工により所定碍子形状に切削し碍子成形体を形成してい
た。そして、この成形体を水分１％程度まで乾燥した後
、施釉、および金具接着個所にサンド付けを行い、次い
で成形乾燥品を連続式のトンネル炉等に入れ、高温で加
熱焼成して化学的反応を起こさせて磁器化し、碍子を製
造する。
このうち、いわゆる坏土の押出法においては、通常、含
水率約２０％程度の坏土を真空押出機を用いて減圧下で
土練し、棒状または管状に押出成形し、この押出素体を
適度の水分および硬さとなるように通電乾燥させた後、
切削機により切削加工し、笠部と本体部とを有する所定
形状の碍子成形体を得ている。
水率約２０％程度の坏土を真空押出機を用いて減圧下で
土練し、棒状または管状に押出成形し、この押出素体を
適度の水分および硬さとなるように通電乾燥させた後、
切削機により切削加工し、笠部と本体部とを有する所定
形状の碍子成形体を得ている。
こうした碍子成形体のうち、小型のものは通常の熱風乾
燥を施すが、大型のものについては、例えば第２図に示
すように通電乾燥を行う必要がある。即ち、床８上に台
７を載置し、台７上に下側電極板６を載置し、その電極
板６上に碍子成形体１を載置し、碍子成形体１の上端部
にも上側電極板６を載置して、成形体の上端部１ａと下
端部１ｂとにそれぞれ電極板６を当接し、電極板６間に
電圧を印加して成形体１中を通電し、これをジュール熱
により発熱させて乾燥する。
燥を施すが、大型のものについては、例えば第２図に示
すように通電乾燥を行う必要がある。即ち、床８上に台
７を載置し、台７上に下側電極板６を載置し、その電極
板６上に碍子成形体１を載置し、碍子成形体１の上端部
にも上側電極板６を載置して、成形体の上端部１ａと下
端部１ｂとにそれぞれ電極板６を当接し、電極板６間に
電圧を印加して成形体１中を通電し、これをジュール熱
により発熱させて乾燥する。
（発明が解決しようとする課題）
しかし、例えば等径が１０００ｍｍ以上の大型碍子の成
形体においては、電流により本体部２が発熱して乾燥す
るよりも前に、肉厚の薄い差部３の先端が先に乾燥し、
この乾燥程度の不均一によって差部３にクランク１０が
発生したり、差部３の先端が折れたりすることが多く、
碍子成形体１の乾燥時の歩留り低下の原因となっていた
。
形体においては、電流により本体部２が発熱して乾燥す
るよりも前に、肉厚の薄い差部３の先端が先に乾燥し、
この乾燥程度の不均一によって差部３にクランク１０が
発生したり、差部３の先端が折れたりすることが多く、
碍子成形体１の乾燥時の歩留り低下の原因となっていた
。
本発明の課題は、大型碍子成形体の通電乾燥工程におい
て、差部でのクラックや折れの発生を防止できる乾燥方
法を提供することである。
て、差部でのクラックや折れの発生を防止できる乾燥方
法を提供することである。
（課題を解決するための手段）
本発明は、焼成により大型の碍子用磁器を生成する碍子
成形体を準備し、この碍子成形体を上下より挟むように
一対の電極を設置し、これらの電極間に電圧を印加して
前記碍子成形体を通電乾燥する乾燥方法において、 前記碍子成形体の少なくとも差部を、通気性を有する繊
維製被覆手段で被覆することを特徴とする、大型碍子成
形体の乾燥方法に係るものである。
成形体を準備し、この碍子成形体を上下より挟むように
一対の電極を設置し、これらの電極間に電圧を印加して
前記碍子成形体を通電乾燥する乾燥方法において、 前記碍子成形体の少なくとも差部を、通気性を有する繊
維製被覆手段で被覆することを特徴とする、大型碍子成
形体の乾燥方法に係るものである。
（作 用）
本発明者は、上記した差部での折れやクラック発生を防
止すべく種々の試みを行った結果、通電乾燥時に、碍子
成形体の差部を、通気性を有する繊維製被覆手段で被覆
することが極めて有効であることを見出した。
止すべく種々の試みを行った結果、通電乾燥時に、碍子
成形体の差部を、通気性を有する繊維製被覆手段で被覆
することが極めて有効であることを見出した。
即ち、例えば第１図に示すように、碍子成形体Ｉの外表
面筒部の下端部１ｂから上端部１ａへと向かって例えば
木綿等の繊維製被覆手段５で被覆したところ、差部３に
おける局部的乾燥が抑制されたのである。
面筒部の下端部１ｂから上端部１ａへと向かって例えば
木綿等の繊維製被覆手段５で被覆したところ、差部３に
おける局部的乾燥が抑制されたのである。
この理由については、必ずしも完全には明らかではない
が、第２図に例えば矢印Ａで示すような乾燥室内対流の
差部３への影響が抑えられること、被覆手段５内の空隙
９内において対流が抑えられ、。
が、第２図に例えば矢印Ａで示すような乾燥室内対流の
差部３への影響が抑えられること、被覆手段５内の空隙
９内において対流が抑えられ、。
各部分からの水分蒸発速度が均一化されることによるも
のと考えられる。
のと考えられる。
なお、台７の周囲を、例えばビニール等の高分子材料等
からなる周壁４で囲むことも、乾燥室内対流の影響を抑
えるうえでより有効である。
からなる周壁４で囲むことも、乾燥室内対流の影響を抑
えるうえでより有効である。
繊維製被覆手段５は、碍子成形体１から蒸発した水分を
外部へと逃し得るだけの通気性を有していればよい。ま
た、この繊維としては、衣料用繊維の他、紙、木材繊維
も含むが特に木綿、ポリエステル繊維、麻等が好ましく
、中でも木綿布が特に好ましい。また、衣料用繊維から
なる布を２枚以上複数枚重ねることが好ましい。更に、
繊維製被覆手段５の厚みは、全体で０．５〜１．５ｍｍ
程度とすることが好ましい。
外部へと逃し得るだけの通気性を有していればよい。ま
た、この繊維としては、衣料用繊維の他、紙、木材繊維
も含むが特に木綿、ポリエステル繊維、麻等が好ましく
、中でも木綿布が特に好ましい。また、衣料用繊維から
なる布を２枚以上複数枚重ねることが好ましい。更に、
繊維製被覆手段５の厚みは、全体で０．５〜１．５ｍｍ
程度とすることが好ましい。
（実施例）
碍子成形体寸法が等径１０６３ｍｍ、内径４３８ ｍｍ
、長さ１６２０ｍｍの成形体の上下端面に、第１図に示
すように通電乾燥用の電極を圧接触させ、碍子成形体の
差部を全て被うように木綿布４枚重ね（厚さ１ｍｍ）の
繊維製被覆手段で囲い、通電乾燥を実施した。この方法
で、上記寸法の大型碍子成形体を１０本乾燥したところ
、クラック等の発生は全くなく、乾燥収率は１００％で
あったが、繊維製被覆手段を用いない従来の乾燥方法で
は、１０体中２体に差部に微細なりラックが発生し、乾
燥収率８０％であり、乾燥収率の大幅な向上が確認され
た。
、長さ１６２０ｍｍの成形体の上下端面に、第１図に示
すように通電乾燥用の電極を圧接触させ、碍子成形体の
差部を全て被うように木綿布４枚重ね（厚さ１ｍｍ）の
繊維製被覆手段で囲い、通電乾燥を実施した。この方法
で、上記寸法の大型碍子成形体を１０本乾燥したところ
、クラック等の発生は全くなく、乾燥収率は１００％で
あったが、繊維製被覆手段を用いない従来の乾燥方法で
は、１０体中２体に差部に微細なりラックが発生し、乾
燥収率８０％であり、乾燥収率の大幅な向上が確認され
た。
本発明の大型碍子成形体の乾燥方法によれば、成形体の
通電乾燥時に差部を含む碍子成形体の外表面を通気製の
繊維製被覆手段で被う極めて簡単な方法により、乾燥収
率を大幅に向上することができ、産業上極めて有用な大
型碍子成形体の乾燥方法である。
通電乾燥時に差部を含む碍子成形体の外表面を通気製の
繊維製被覆手段で被う極めて簡単な方法により、乾燥収
率を大幅に向上することができ、産業上極めて有用な大
型碍子成形体の乾燥方法である。
第１図は、碍子成形体の外周を繊維製被覆手段で被覆し
、通電乾燥している状態を示す概略部分断面図、 第２図は、碍子成形体を通電乾燥する従来法を示す概略
部分断面図である。 １・・・大型碍子成形体 １ａ・・・碍子成形体の上端部 １ｂ・・・碍子成形体の下端部 ２・・・本体部 ３・・・笛部４・・・周壁 ５・・・通気性を有する繊維性被覆手段６・・・通電乾
燥用の電極板 ９・・・被覆手段内の空隙
、通電乾燥している状態を示す概略部分断面図、 第２図は、碍子成形体を通電乾燥する従来法を示す概略
部分断面図である。 １・・・大型碍子成形体 １ａ・・・碍子成形体の上端部 １ｂ・・・碍子成形体の下端部 ２・・・本体部 ３・・・笛部４・・・周壁 ５・・・通気性を有する繊維性被覆手段６・・・通電乾
燥用の電極板 ９・・・被覆手段内の空隙
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、焼成により大型の碍子用磁器を生成する碍子成形体
を準備し、この碍子成形体を上下より挟むように一対の
電極を設置し、これらの電極間に電圧を印加して前記碍
子成形体を通電乾燥する乾燥方法において、 前記碍子成形体の少なくとも笠部を、通気性を有する繊
維製被覆手段で被覆することを特徴とする大型碍子成形
体の乾燥方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26378690A JPH0635338B2 (ja) | 1990-10-03 | 1990-10-03 | 大型碍子成形体の乾燥方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26378690A JPH0635338B2 (ja) | 1990-10-03 | 1990-10-03 | 大型碍子成形体の乾燥方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04144951A true JPH04144951A (ja) | 1992-05-19 |
| JPH0635338B2 JPH0635338B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=17394245
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26378690A Expired - Lifetime JPH0635338B2 (ja) | 1990-10-03 | 1990-10-03 | 大型碍子成形体の乾燥方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0635338B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104582917A (zh) * | 2012-03-30 | 2015-04-29 | 拉普绝缘有限公司 | 用于电预干燥陶瓷坯件的方法 |
-
1990
- 1990-10-03 JP JP26378690A patent/JPH0635338B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104582917A (zh) * | 2012-03-30 | 2015-04-29 | 拉普绝缘有限公司 | 用于电预干燥陶瓷坯件的方法 |
| JP2015516896A (ja) * | 2012-03-30 | 2015-06-18 | ラップ インシュレータース ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテルハフツング | セラミック・ブランクを電気的に予備乾燥する方法 |
| CN104582917B (zh) * | 2012-03-30 | 2017-04-12 | 拉普绝缘有限公司 | 用于电预干燥陶瓷坯件的方法 |
| US10401084B2 (en) | 2012-03-30 | 2019-09-03 | Lapp Insulators Gmbh | Method for electrical pre-drying of a ceramic blank |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0635338B2 (ja) | 1994-05-11 |
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