JPH0414316Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0414316Y2
JPH0414316Y2 JP1987088712U JP8871287U JPH0414316Y2 JP H0414316 Y2 JPH0414316 Y2 JP H0414316Y2 JP 1987088712 U JP1987088712 U JP 1987088712U JP 8871287 U JP8871287 U JP 8871287U JP H0414316 Y2 JPH0414316 Y2 JP H0414316Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bow
stern
wave
hull
buffering means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987088712U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63196794U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987088712U priority Critical patent/JPH0414316Y2/ja
Publication of JPS63196794U publication Critical patent/JPS63196794U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0414316Y2 publication Critical patent/JPH0414316Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T70/00Maritime or waterways transport
    • Y02T70/10Measures concerning design or construction of watercraft hulls

Landscapes

  • Revetment (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鉱石運搬船、コンテナ船、タンカー
等の大型船を含む波浪緩衝装置付き船舶に関す
る。
〔従来の技術〕
最近、鉱石運搬船、コンテナ船等の大型船の海
難事故が多発している。昭和44年1月の鉱石運搬
船”ぼりばあ丸”,翌年2月の”かりふおるにあ
丸”等、59年1月までの15年間で、大型船舶だけ
でも26件の海難事故が発生している。そして、”
ぼりばあ丸”は、荒天航行中、船体が二つに折れ
て沈没し、”かりふおるにあ丸”は船首付近の外
板が破れ浸水沈没している。
このような船体の破損に加えて、横揺れも加わ
り、荷崩れを生じて船体を横に傾斜させることが
浸水沈没を早めている。
一方、これら大型船の海難事故が相次いで発生
した千葉県野島崎沖は、運輸省の調査によると、
最大13.7mの超特大に波が観測されたのを始め、
10mを越す高波がたびたび発生していることがわ
かり、たとえば、寒冷前線が通過した際、うねり
と波が異なる二方向から迫ることも突き止められ
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
これらの海難事故では、いずれも船首が切断さ
れたり、船体に破口を生じるといつた特異性があ
つた。特に、3万トンを越える“ぼりばあ丸”,
“かりふおるにあ丸”の場合は、船体の大型化に
無理があつたのではないかという、造船工学上の
論争が起きた。
上述した異常な波浪に耐える船舶を造る一つの
手段としては、船体を構成する梁、桁、リブを増
加するとともに、外板を厚くすることが考えられ
るが、製造費が増大すると共に、重くなり、載荷
重が著しく制限されるという欠点があつた。
また、これまでの海難事故における船体の破壊
は、スラミング現象とブローチング現象が主要因
とされている。
スラミング現象は、波浪による激しい縦揺れの
ため、下降する船首の船底が水面をたたきつける
ことによつて起こるいわゆる船首底衝撃である。
また、ブローチング現象は、追い風により、主
として船尾底や舷側に波浪を受ける衝撃である。
従つて、船首付近のスラミング現象及び船尾付
近のブローチング現象を緩和することが海難事故
を減少させるために必要なことが明らかである。
しかし、従来の船舶では、波浪の衝撃をもろに
受け、衝撃を緩衝する装置がなく、大型化するよ
りほかなかつた。
本考案は、船体の船首底及び船尾底付近の波浪
による衝撃を緩和する波浪緩衝装置付き船舶を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の波浪緩衝装置付き船舶は、その目的を
達成するため、船首下部に横向きの貫通孔を有す
る横管状波浪緩衝手段を設けると共に、船首底及
び船尾底にそれぞれ凹設したドーム部と該ドーム
部に連通して立設され甲板上に開口部をそれぞれ
有するパイプ部とからなる逆漏斗状波浪緩衝手段
を船体の船首及び船尾に設けたことを特徴とす
る。
〔実施例〕
以下に本考案の特徴を実施例によつて具体的に
説明する。
本考案の波浪緩衝装置付き船舶は、第1図及び
第2図に示すように、船体1の船尾2に横管状波
浪緩衝手段4を設けてある。また、船体1の船首
2及び船尾3に逆漏斗状波浪緩衝手段5,6をそ
れぞれ設けてある。
横管状波浪緩衝手段4は、船体1の軸線と直角
方向に船尾2の下部に前記船体1の外板を連通す
るように設けた横孔11からなるものである。
船首2に設けた逆漏斗状波浪緩衝手段5は、横
管状波浪緩衝手段4と共に船首2に生じるスラミ
ング現象を緩衝するためのものである。
第1図及び第2図のように、船尾底には略楕円
形状のドーム部7が下向きに凹設してあり、この
ドーム部7の中央部にパイプ部9が立設され、甲
板12上に突出して、フード15を付属した開口
部13で開口している。
第3図に示すように、開口部13はパイプ部9
に対して着脱自在に形成されており、必要なとき
に取り出してパイプ部9及びドーム部7の掃除が
できる。
船尾3に設けた逆漏斗状波浪緩衝手段6は、船
尾3に生じるブローチング現象を緩衝するための
ものである。
第1図及び第2図のように、船尾底には略楕円
形状のドーム部8が下向きに凹設してあり、この
ドーム部8の中央部にパイプ部10が立設され、
甲板12上に突出して、フード16を付属した開
口部14で開口している。
開口部14は開口部13と同様に着脱自在であ
り、取り外してパイプ部10及びドーム部8の掃
除ができる。
本考案の波浪緩衝装置付き船舶は、上述した構
造を有する。
本考案においては、船首2と船尾3とに設けた
逆漏斗状波浪緩衝手段5,6と横管状波浪緩衝手
段4とが共同して波浪緩衝装置を構成する。
この中、船首2の横管状波浪緩衝手段4は、横
孔11を有しているため海水が流入しており、船
体1が縦揺れにより船首2が上昇する時には、横
孔11内の海水がその重さにより船首2が上昇す
るのを妨げるように作用する。船首2が上昇する
につれて、横孔11内の海水は流れ落ちて中空と
なる。そして、船首2が下降すると横孔11は中
空状態のまま水没する。この時、横孔11はその
中の空気により一種のフロートとして船首2の水
没を阻止するように作用する。従つて、横管状波
浪緩衝手段4は波浪による船体の縦揺れを減衰さ
せるように働く。また、船体1の縦揺れや横揺れ
の原因となる波浪を斜め前方又は側方から船首2
に受ける場合、横管状波浪緩衝手段4は波浪の一
部を連通する横孔11内に貫流させて他側方へ逃
がし、横揺れと共に波浪による衝撃を緩和する。
一方、横管状波浪緩衝手段4の横孔11の管状
部は、船首2の下部の外板に固定された一種の梁
として作用する。このため、船首2は構造的に強
化される。
船首2及び船尾3にそれぞれ設けた逆漏斗状波
浪緩衝手段5,6は、それぞれ船底に凹設された
ドーム部7,8を有し、パイプ部9,10により
甲板12上にそれぞれ開口している。
今、船体1が縦揺れのため船首2が上昇し、船
尾3が下降する時には、船首2の逆漏斗状波浪緩
衝手段5は椀形凹面を有するドーム部7の海水の
圧力が減じ、船首底が上がり難くなるような抵抗
を生ずる。
一方、船尾3の逆漏斗状波浪緩衝手段6は、椀
形凹部を有するドーム部8の海水の圧力が増加
し、船尾部が下がり難くなるような抵抗を生ず
る。
反対に、船首2が下降し、船尾3が上昇すると
きには、逆漏斗状波浪緩衝手段5は船首2が下降
し難くなるような抵抗を生じ、逆漏斗状波浪緩衝
手段6は船尾3が上昇し難くなるような抵抗を生
ずる。
従つて、船首2の逆漏斗状波浪緩衝手段5、船
尾3の逆漏斗状波浪緩衝手段6及び前述した船首
2の横管状波浪緩衝手段4は共同して縦揺れを減
衰させるように作用する。
逆漏斗状波浪緩衝手段5,6のパイプ部9,1
0は、船首2、船尾3に波浪を受けた際に、これ
をドーム部7,8から前記パイプ部9,10にそ
れぞれ導き入れ減勢させるためのものである。従
つて、パイプ部9内の海水が開口部13から甲板
12上に流出したり、パイプ部10内の海水が開
口部14から同様に流出することもある。
波浪と共に船底のドーム部7、8に空気が混入
することがあつても、速やかにパイプ部9,10
を経て逃げるので船体1が不安定になるようなこ
とはない。
船首2及び船尾3の逆漏斗状波浪緩衝手段5,
6は、椀形凹面のドーム部7,8が縦揺れを阻止
するほかに、横揺れを阻止する。これは、逆漏斗
状波浪緩衝手段5,6部分の横断面が変形W字形
をなし、ドーム部7,8が船体1を傾き難くする
からである。
従つて、船体1内に積み込まれた積荷の荷崩れ
を生ずることが少ない。
船首2の逆漏斗状波浪緩衝手段5は、船首底と
甲板12とをドーム部7及びパイプ部9で一体に
連結している。そして、パイプ部9は船首底及び
甲板12に固定された柱の役目をしている。この
ため船首2は、横管状波浪緩衝手段4と逆漏斗状
波浪緩衝手段5とにより、構造的に著しく強化さ
れ、スラミング現象による破損を船首2に生じ難
くする。
船尾3の逆漏斗状波浪緩衝手段6は、船尾底と
甲板12とをドーム部8及びパイプ部10で一体
に連結している。そして、パイプ部10は船尾底
及び甲板12に固定された柱の役目をしている。
このため船尾3は、逆漏斗状波浪緩衝手段6によ
り構造的に著しく強化され、ブローチング現象に
よる破損を船尾3に生じ難くする。
〔考案の効果〕
本考案の波浪緩衝装置付き船舶によれば、船体
のうちスラミング現象による破損を受け易い船首
に、横管状波浪緩衝手段と逆漏斗状波浪緩衝手段
とを設け、ブローチング現象による破損を受け易
い船尾に逆漏斗状波浪緩衝手段を設けた。このた
め、船首底のスラミングを吸収して、縦揺れと共
に横揺れも少なくする。また、追風によるブロー
チングを吸収して縦揺れと共に横揺れも少なくす
る。一方、横管状波浪緩衝手段及び逆漏斗状波浪
緩衝手段を設けたことにより船体の船首及び船尾
が著しく強化される。このため、スラミング及び
ブローチングによる船体の破損が著しく少なくな
る。縦揺れや横揺れによる荷崩れや荷物の破損も
なくなり、海難事故の減少が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の波浪緩衝装置付き船舶を要部
を切欠いて示す側面図、第2図は底面図、第3図
は甲板上のパイプ上部を拡大して示す断面図であ
る。 1……船体、2……船首、3……船尾、4……
横管状波浪緩衝手段、5,6……逆漏斗状波浪緩
衝手段、7,8……ドーム部、9,10……パイ
プ部、11……横孔、12……甲板、13,14
……開口部、15,16……フード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 船首下部に横向きの貫通孔を有する横管状波浪
    緩衝手段を設けると共に、船首底及び船尾底にそ
    れぞれ凹設したドーム部と該ドーム部に連通して
    立設され甲板上に開口部をそれぞれ有するパイプ
    部とからなる逆漏斗状波浪緩衝手段を船体の船首
    及び船尾に設けたことを特徴とする波浪緩衝装置
    付き船舶。
JP1987088712U 1987-06-08 1987-06-08 Expired JPH0414316Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987088712U JPH0414316Y2 (ja) 1987-06-08 1987-06-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987088712U JPH0414316Y2 (ja) 1987-06-08 1987-06-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63196794U JPS63196794U (ja) 1988-12-19
JPH0414316Y2 true JPH0414316Y2 (ja) 1992-03-31

Family

ID=30947050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987088712U Expired JPH0414316Y2 (ja) 1987-06-08 1987-06-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0414316Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63196794U (ja) 1988-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8662000B2 (en) Stable offshore floating depot
US4864958A (en) Swap type floating platforms
CN102438890B (zh) 海上浮动钻探、生产、储存和卸载结构
US9180941B1 (en) Method using a floatable offshore depot
AU625860B2 (en) Improved hull construction for a swath vessel
CA2966036C (en) Method using a floatable offshore depot
US4909174A (en) Semi-submersible platform
JPH0414316Y2 (ja)
CN201010027Y (zh) 不沉没小型渔船
US8869727B1 (en) Buoyant structure
US6230645B1 (en) Floating offshore structure containing apertures
US3176644A (en) Retractable dampener for vessels
US20070175373A1 (en) Apparatus and method for reducing motion of a floating vessel
US9751593B2 (en) Wave piercing ship hull
RU2201376C2 (ru) Центральный резервуар для выборки
US7244156B1 (en) Lightweight marine buoy and method of handling the same
US4700650A (en) Boat with apparatus for returning to upright condition
JP2539273B2 (ja) 船体損傷時における復原方法
JPH07304490A (ja) 転覆防止船舶
KR102646244B1 (ko) 동적 안정화 폰툰
CN201362345Y (zh) 浮动靠泊装卸系统
CN101723054B (zh) 一种球形双体不翻船
JPH09240578A (ja) 灯浮標
CN117325998A (zh) 一种船舶液舱液体制荡装置
CN111846134A (zh) 使船舶不倾倒不翻扣不沉没的方法