JPH04143164A - 自動運転システム - Google Patents

自動運転システム

Info

Publication number
JPH04143164A
JPH04143164A JP2266295A JP26629590A JPH04143164A JP H04143164 A JPH04143164 A JP H04143164A JP 2266295 A JP2266295 A JP 2266295A JP 26629590 A JP26629590 A JP 26629590A JP H04143164 A JPH04143164 A JP H04143164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stop
vehicle
ato
transfer
request signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2266295A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Aeba
饗庭 秀明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2266295A priority Critical patent/JPH04143164A/ja
Publication of JPH04143164A publication Critical patent/JPH04143164A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、専用軌道上における車両の自動運転を制御す
る自動運転装置および該自動運転装置で車両を運転する
時の運転の安全を監視制御する自動制御装置を備え、専
用軌道沿いに設けた複数の停留所からの乗車要求および
車両からの降車要求に従って車両を自動運転する自動運
転システムに関する。
(従来の技術) 既存の鉄道等を利用して駅に下車した旅客は、繁華街に
あるオフィスやその他の場所に向がう場合1’−は、従
来、バス、タクシ等の交通手段にたよっていたが、これ
らの乗り物での旅客の移動は交通混雑等の問題で目的の
場所まで行くことがスムーズにできず、困っているのが
実状である。
そこで、繁華街の周辺の道路の中心上部に専用軌道を設
けて、既設の道路利用の活性化を図る第11図に示すよ
うな単線の交通システムが提案されている。
第11図においては、鉄道の線路1を利用する旅客は、
・目的とする鉄道の駅2に到着すると、この駅2のそば
に設けられている単線の交通システムの停留所5で該交
通システムの車両6に乗車し、交通システムの軌道4に
沿って移動し、旅客の行き先近くの停留所で降車するこ
とになる。
このように従来提案されている交通システムで自動運転
システムを実現しようとする場合には、第12図に示す
ように閉塞方式を採用している。
そして、前方車両との衝突防止のために自動運転を行う
車両では、閉塞単位に分割した第12図に示す軌道回路
41〜44に従い、第11図のように車両6が存在する
場合には、後方における速度防護をATC信号信号用い
て行い、後方車両の存在が軌道回路41である場合には
、制限速度v1を受信し、軌道回路42.43である場
合には、制限速度V2.V、を連続して受信し、車両上
ではこの信号を加工して点線のようにATCパターンを
発生し、後続車両がこのATCパターンを超えていると
直ちにブレーキがかけられ、制限速度以内に制御され、
前方車両との衝突を防止している。
一方、ATOパターン■は車両の位置と速度のパターン
から設定され、このパターンに従って自動運転が行われ
る。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、閉塞方式を採用した交通システムでは
、先行車両の軌道回路上の位置によって時々刻々後続車
両に対するATC信号信号用TOパターン■が変わるた
め、軌道回路毎に地上設備を必要とし、多くの費用がか
かるという問題がある。従って、それほど高密度運転を
必要としない線路では閉塞方式を改め、簡単な方法を取
り入れて、建設費を低減することが望まれている。
また、朝晩は各停留所に停車する定期運行を行うとして
も、昼間はランニングコストを考えて、デマンド運行に
し、無駄な運行をなるべく避けたいが、上述した方式で
は定期連行は採れるが、デマンド運行はできないという
問題がある。
更に、単線ループ軌道の場合には、進行方向が同一でな
くては、複数の車両の走行ができないので、逆方向に行
きたい旅客にとって乗車時間が長く、乗車しにくいとと
もに、複線にすると、建設費がかさむという問題がある
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とす
るところは、比較的簡単な設備で効率的に運行し、旅客
を迅速に輸送することができる自動運転システムを提供
することにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明の自動運転システムは
、専用軌道上における車両の自動運転を制御する自動運
転装置および該自動運転装置で車両を運転する時の運転
の安全を監視制御する自動制御装置を備えた自動運転シ
ステムであって、前記専用軌道を分割して形成され、こ
の分割して形成された各々の両端に乗継ぎ用の停留所を
有する複数の区分路と、各区分路内を往復運行する車両
と、前記区分路内の各停留所に設けられ、車両に対する
乗車要求信号を発生する車両呼出手段と、各車両内に設
けられ、降車要求信号を発生する降車要求手段と、隣接
する区分路の一方から他方への乗継ぎ要求信号を発生す
る乗継ぎ要求手段と、前記車両呼出手段から発生する乗
車・要求信号を車両に伝達する乗車要求信号伝達手段と
、前記乗継ぎ要求手段から発生する乗継ぎ要求信号を隣
接する他方の乗継ぎ停留所に設けられた前記車両呼出手
段に伝達する乗継ぎ要求信号伝達手段と、前記乗車要求
信号、降車要求信号、乗継ぎ要求信号に基づき、前記自
動運転装置および自動制御装置に必要なATOパターン
およびATCパターン情報を作成し、該ATOおよびA
TCパターン情報を前記自動運転装置および自動制御装
置に供給する制御手段を有することを要旨とする。
(作用) 本発明の自動運転システムでは、専用軌道を複数の区分
路に分割して、各区分路内で車両を往復運行させ、各停
留所からの乗車要求信号、車両内からの降車要求信号、
隣接する区分路の一方から他方への乗継ぎ要求信号に基
づいて自動運転装置および自動制御装置に必要なATO
パターンおよびATCパターン情報を作成し、該ATO
およびATCパターン情報を自動運転装置および自動制
御装置に供給して自動運転を行っている。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
第1図(a)および(b)はそれぞれ本発明の一実施例
に係わる自動運転システムの地上設備および車上設備の
構成図、第2図および第3図はそれぞれ前記地上設備お
よび車上設備にそれぞれ使用される地上制御器および車
上制御器の構成を示すブロック図、第4図および第5図
は本自動運転システムに使用される路線および信号方式
を示す図である。
まず、第4図に示す本自動運転システムに使用される路
線について説明する。同図に示すように、本自動運転シ
ステムは、鉄道の路線1の駅2の近くにループ状に敷設
された単線の軌道4上を車両61〜64が走行するもの
であるが、軌道4は複数(本実施例では、4つ)の区間
イ、口、ハ、二に分割され、各区分内を各車両61,6
2,63゜64が往復運行するようになっている。すな
わち、車両61は区間イのみを往復運行し、車両62は
区間口のみを往復運行し、車両63は区間ハのみを往復
運行し、車両64は区間二のみを往復運行するようにな
っている。また、各区間の間には、隣接する両区間に共
通に乗継ぎ停留所51.52゜53.54が設けられ、
乗継ぎ停留所51は鉄道の駅2に最も接近して設けられ
、この駅に対する旅客の乗降を容易にしている。更に、
各区間には両端の乗継ぎ停留所の間に複数の停留所5が
設けられている。なお、各乗継ぎ停留所は両側の区間の
両車側が同時に停留できる長さに形成され、例えば乗継
ぎ停留所52の乗客が乗継ぎ停留所53へ行きたい場合
には、−旦乗継ぎ停留所51で車両を乗継ぎすることに
より自由に移動できるようになっている。
このような運行形態を実現するためには、鉄道の駅に近
い方により多くの人が集まり、遠くに行く程少なくなる
傾向があるので、区間イおよび口は乗車時間および待時
間ともに短くして、旅客サービスを良くして利用率を向
上させることが望ましい。一方、区間ハおよび二は利用
者数は区間イおよび口よりも少ないので、多少旅客サー
ビスが低下しても利用するものと考えれば、走行距離を
延ばして停留所数を増やしたり、停留所の間隔を長くし
て運行速度を上げる等し、その地域に適した交通形態を
形成することが望ましい。
上述したように、乗継ぎ停留所を設けた単線軌道による
運行方式では、例えば第5図に示すように、車両6は自
停留所5゛で停車していると、車両6からの要求により
停留所番号とデマンド情報を受信する。デマンド情報は
、乗客からのどこまで行きたい、またはどこで降りたい
というような行き先要求情報やここで降りたいというよ
うな降車要求情報であり、これは車両内に設けられてい
る降車ボタン、乗継ぎボタン等を乗客が押すことにより
形成される情報であるが、そのデマンド情報が次停留所
5mを含んでいれば、D点で停止ATCパターン!”と
停止ATOパターン■°がスケジュールされる。また、
次停留所以降にデマンドまたは車内からの降車要求があ
れば、通過ATCパターンI°および通過ATOパター
ンII’カ組み込まれるようになっている。車両6が次
の停留所5”を通過する場合でも、車両6がD点(通過
か停車かの判定点)にさしかかった時に次の停留所から
のデマンドまたは車両内から降車要求があれば、通過A
TC信号I°および通過ATOパターン■°から停車A
TC信号I°および通過ATOパターン■”に入れ換え
てスケジュールされ、車両6は次の停留所5″に停止す
ることができる。
このようにATC信号信号上びATOパターン■を得る
のは、停留所停止中であり、通過を停車に切り替えるの
は、D点としている。いずれも固定点で行うために閉塞
単位に連続したATC信号を受信する必要がなく、地点
番号を車両側で得ることによって達成することができる
ので、地上信号設備が簡単になり、低廉化を図ることが
できる。
次に、第1図(a)を参照して、本自動運転システムに
使用される地上設備について説明する。
第1図(a)は第4図に示した路線のうち乗継ぎ停留所
51から乗継ぎ停留所52までの区間イにおける地上設
備を示しているものであり、同図の左端中央付近に乗継
ぎ停留所51が示され、この右方に少し間隔をあけて次
の停留所5°、その次の停留所5”が示され、その更に
右方に次の乗継ぎ停留所52が示されている。
そして、各停留所51,5°  5”、52の下方の軌
道内にはループアンテナ11.i3.l、。
E、がそれぞれ設けられるとともに、乗継ぎ停留所51
の次の停留所5′の直前、更に次の停留所5″の直前、
更に次の乗継ぎ停留所52の直前にそれぞれ設けられて
いる地上子ml、maおよびm、の下方の軌道内にもル
ープアンテナe2t1、.16が設けられ、これにより
地上設備は各ループアンテナを介して軌道上で停車また
は軌道上を通過した車両の車上設備と通信し得るように
なっている。各ループアンテナl l−17itそれぞ
れ送信機Tl−77および受信機R1〜R7を介して地
上制御器C8に接続されている。更に具体的には、ルー
プアンテナ42および44i1車両が前方の停留所に停
車することを要求すること書こ必要なものであり、ルー
プアンテナ16Gi乗車中の乗客が乗継ぎ停留所52で
次の車両に乗り継ぎを行うか否かを知らせるために使用
されるものである。なお、地上子としては、上述したち
の以外に、停留所5°の直後に設けられている地上子m
2およびm、がある。
更に具体的には、停留所5°の直前に設けられているル
ープアンテナ12は停留所5゛を車両6が通過すべきか
停車すべきかの情報を得るために必要なものであり、停
留所5′の下方の軌道内に設けられているループアンテ
ナ2.はこの停留所5゛に車両が停車している時に地上
デマンド情報を得るためのものである。また、停留所5
°の直前に設けられている地上子m1は停留所5゛の手
前で車両を減速開始する点を知らせるものであり、停留
所5°のすぐ後方の地上子m2は第4図からもかわるよ
うに曲線部の開始時を知らせるためのものであり、更に
その後方にある地上子m、は曲線部を終了して直線部の
開始を示すものである。
次の停留所5°の後方は直線区間であるので、前記地上
子m2およびm、に相当するものはなく、該停留所5°
の直前にある減速開始点を知らせるための地上子m4の
みがある。また、最後の乗継ぎ停留所52の直前に設け
られているループアンテナ16は車両内から乗り継ぎ以
降の停留所行きのボタンが押されたことを地上に伝達す
るための役目も有している。地上制御器C1は乗継ぎボ
タンが押されると、地上制御器C2にその旨を伝達する
ようになっている。また、上流の地上制御器C4からも
乗継ぎボタンが押されると、地上制御器C2に伝達され
るようになっている。なお、第1図(a)においては、
乗継ぎ停留所51から乗継ぎ停留所52の方・向に走行
する場合の設備構成のみ示し、逆方向の設備構成も同様
に存在するものであるが、図が煩雑となるので、簡単化
のため省略されている。
各停留所51.5°、5°、52には、車両に乗車しよ
うとする乗客が乗車要求のために操作するデマンドボタ
ン81〜B4および車両の運転方向を表示する方向表示
器D1〜D4が設けられているが、これらのデマンドボ
タンおよび方向表示器は同図において前記送信機T1〜
T7および受信機R1〜R7の下方に示されるとともに
、各デマンドボタンおよび方向表示器はそれぞれ前記地
上制御器CIに接続されている。また、この地上制御器
C1は、乗継ぎ停留所51と52との間の区間イに対す
るものであるが、隣接する区間口および二に対する地上
制御器C4およびC2に接続されている。なお、デマン
ドボタンB、−B4が操作されると、この信号は地上制
御器CIによって受は付けられ、これにより表示出力さ
れ、利用者に対して要求を受は付けたことを示し、また
車両6が停留所に到着すると、この表示は消えるように
なっている。
次に、第1図(b)を参照して、車上設備、すなわち車
両6内に搭載されている設備について説明する。同図に
示す車上設備は、全体の動作を制御する車上制御器10
4を有する。この車上制御器104には、車上での降車
要求を受は付ける降車ボタン201、乗継ぎをしたい時
に操作される乗継ぎボタン201°、車両の現在位置を
示す現在地表示器202、運転の方向を示す方向表示器
203、地上設備とのデータ伝送を行う送信機102お
よび受信機103が接続されている。これらの送信機1
02および受信機103は車上アンテナ101に接続さ
れ、これにより前記地上設備に設けられている各ループ
アンテナと通信を行うことができるようになっている。
すなわち、この車上設備の車上アンテナ101は前述し
た第1図(a)の軌道内に設けられた各ループアンテナ
2、〜27の上方に位置するように設けられ、これによ
り地上設備とデータ交換を行うことができるようになっ
ている。
第1図(b)の車上設備は、前述した地上子m1〜m、
からの地上子番号を受信する車上子114.115を有
し、この車上子はそれぞれトランスポンダ112.11
3を介してATC装置106に接続されている。このA
TC装置106は地上子m1〜m、が検出された場合に
、その地上子番号を供給されるようになっている。更に
、本車上設備は、車両のドアの開閉状態を出力するドア
開閉装置107および指令を与えた場合に方向を転換し
て転換方向を出力する方向転換器108を有する。
前記トランスポンダ112.113は周波数を連続可変
して常時出力し、該トランスポンダ112.113に接
続された車上子114.115が地上子m1−m5の頭
上を通過すると、地上子が所有する共振子の周波数に共
振して出力を発生し、トランスポンダ112,113は
この共振周波数を取り込み、地上子m、〜m5をATC
装置106内で識別し、車上制御器104が作成したA
TCパターンを入力し、ATC装置106によって運転
保安を確保する。一方、地上子からの情報を入力すると
、距離計109の値を正しい値に補正する。車両速度が
ATC速度を超えていると、ブレーキ装置302に非常
ブレーキを指令する。
なお、上述したように、トランスポンダ112゜113
を2組設けたのは、運転方向によって地上子が第6図に
おいてmおよびmoのように取り付けられる場所が異な
るので、これを区別するために地上子m、m’ のよう
に軌道の右と左に分けて設け、地上子mは車上子114
とカップリングし、地上子m°は車上子115とカップ
リングするようにしているものである。
また、車上設備は、車両6の車軸に連結された速度計発
電機111を有し、該発電機111からの交流電圧は距
離計109および速度計110に供給され、これにより
それぞれ車両の走行距離および速度が測定され、これら
の信号は前記ATC装置106およびATO装置105
に供給されている。ATO装置105は速度計110か
らの信号を入力して、停止信号等を出力する。
前記車上アンテナ101によって地上設備の各ループア
ンテナから受信したループアンテナ番号は、該車上アン
テナ101から受信機103を介して車上制御器104
に供給され、該車上制御器104からATO装置105
に供給される。ATO装置105はこれにより停留所到
着を検知すると、前記ドア開閉装置107にドア開指令
を出力し、停車時分タイマをセットし、距離計109を
リセットする。そして、所定時間後にタイマが0になる
と、出発合図してドア閉指令を出力し、ドアが閉じた時
に車上制御器104で作成したATOパターンデータか
ら該当するATOパターンデータを取り込み、パターン
データが入力されると、パターン運転を開始するように
なっている。また、ATO装置105は距離計109の
距離データと速度計110の速度データを周期的に取り
込み、ATOパターン(距離−速度データ)に沿って運
転を行うようになっている。
更に、ATO装置105は停留所に到着する時、または
停留所を通過する時に車上制御器104に情報を送り、
車上制御器104はデマンド要求信号の送出または現在
地表示を次の停留所の表示に移す制御を行う。また、両
端停留所以外に中間停留所であっても運転方向を変える
場合に方向転換器108への指令も行っている。
車上装置は車両6を駆動する駆動装置301および車両
に対してブレーキをおけるブレーキ装置302を有し、
これらの駆動装置301およびブレーキ装置302を制
御してATO装置105による運転を行っている。
第1図(a)に戻って、同図の上部には、ATCパター
ン11〜16 、ATOパターン■1〜11?、I[2
T15   I[!”が縦軸に速度、横軸に距離をとっ
た線図が示されている。ATCパターンもATOパター
ンもともに車上制御器104で作成されるものであるが
、これらのパターンを作成する条件は地上から与えられ
る。
次に、第2図を参照して、第1図(a)に示す地上設備
に使用されている地上制御器C1の構成について説明す
る。地上制御器C1は、同図に示すように、マイクロプ
ロセッサからなるCPU401により全体の動作を制御
しており、該CPU401にはバスを介してプログラム
を格納しているROM407、−時的にデータを記憶す
るRAM408、前記受信機R8〜R7から送られてく
る情報を受信する受信モジュール403、前記送信機T
1〜T7に情報を送信する送信モジュール402、前記
デマンドボタン81〜B4からの信号を割り込みによっ
て入力するディジタル入力モジュール(DIM)404
、前記デマンドボタンB、〜B4のうちの該当するボタ
ンおよび車両の運転方向を表示する方向表示器り、〜D
4のランプを点灯制御するディジタル出力モジニール(
DOM)405、乗継ぎボタンのデータを地上制御器C
2へ出力するディジタル出力モジュール(DOM)40
6、および乗継ぎボタンのデータを地上制御器C4から
入力するディジタル入力モジュール(DIM)410が
接続されている。
更に詳しくは、前記受信モジュール403は、受信機R
1〜R7から送られてくるシリアルデータを受信し、こ
の受信したデータを−Hバッファに蓄積し、それからC
PU401に割り込みをかけて知らせる。そして、CP
U401は割り込み先のアドレスをROM407から取
り出し、その先頭アドレスから始まる一連のプログラム
を実行することにより、受信モジュール403のバッフ
ァに蓄積されているデータをRAM408に書き込むよ
うになっている。また、送信モジュール402は、RO
M407に記憶されているプログラムによってRAM4
08に指定したデータを取り出して出力すると、−旦送
信モジュール402のバッファに蓄積されたシリアル信
号に変換し、送信機T、−T、の該当する送信機に出力
する。ディジタル入力モジュール404はデマンドボタ
ン81〜B4の信号を上述したと同様に割り込みによっ
て入力する。ディジタル出力モジュール405はプログ
ラム処理でデマンドボタン81〜B4のうちの該当する
ボタンのランプおよび車両の運転方向を表示する方向表
示器り、−D4を点灯する。
次に、第3図を参照して、第1図(b)に示す車上設備
に使用されている車上制御器104の構成について説明
する。車上制御器104は、同図に示すように、マイク
ロプロセッサからなるCPU501により全体の動作を
制御しており、該CPU501にはバスを介してプログ
ラムを格納しているROM503、−時的にデータを記
憶するRAM504、前記降車ボタン2・ol、乗継キ
ボタン201°からの信号を信号線5l−54、S、を
介して入力するディジタル入力モジュール(DIM)5
02、信号を送信する送信モジュール505および50
8、ディジタル信号を出力するディジタル出力モジュー
ル(DOM)506、前記受信機103からの信号を受
信し、RAM504に書き込むための受信モジュール5
o7、ディジタル信号を入力するディジタル入カモジュ
ール(DIM)509、信号を受信する受信モジュール
510、前記方向転換器108に転換指令を出力するデ
ィジタル出力モジュール(DOM)511およびディジ
タル信号を入力するディジタル入力モジュール(DIM
)512が接続されている。
更に詳しくは、前記送信モジュール505は、ATO装
置105に対して車上制御器104で作成した該当する
ATOパターンデータを1つ送信するとともに、またA
TC装置106に対して該当するATCパターンデータ
を1つ送信するものである。送信モジュール508は車
上で所有している運転方向、乗継ぎ情報を送信機102
に送出する。ディジタル出力モジュール506は方向表
示器203に対して信号線D1またはB2を介して接続
されるとともに、降車ボタン201に対して信号線81
〜S4を介して接続され、また同様に乗継ぎボタン20
1° も信号線S、を介して接続されている。更に、現
在地表示器202に車両6が存在している停留所または
接近中の停留所の表示箇所を点灯または点滅表示するた
めのものであり、これは信号線G、〜G4を介して接続
されている。前記ディジタル入力モジュール509はA
TOfi、置105からは停止中信号、方向転換器10
8からの転換情報、およびドア開閉装置107からの開
閉状態を入力するものであり、常にディジタル入力モジ
ュール509に信号が入力されていて、ディジタル入力
モジュール509の状態、を必要な時に読み取ることに
よって外部の状態がわかるようになっている。受信モジ
ュール510はATC装置106がトランスポンダ11
2が検知した地上子m、〜m、のいずれかを検知した時
、地上子の番号をバッファに取り込んで割り込みを発生
させるものである。更に、ディジタル入力モジュール5
12はATO装置105が停留所通過時にパルス信号を
一定時間発生させると、該ディジタル入力モジュール5
12は信号を入力して割り込みをCPU501に発生す
るものである。
次に、第7図(a)〜(d)を参照して、地上設備の作
用を説明する。
まず、第7図(a)を参照すると、停留所において乗客
がデマンドボタン81〜B4を押すと、地上制御器のC
PU401に割り込みが発生し、第7図(a)に示す処
理が実行開始し、割り込みの発生したデマンドボタン情
報を81〜B4の4ビツト情報としてRAM408に記
憶する(ステップ720)。なお、第7図(a)のステ
ップ720の左側の説明では、B1およびB、が押され
ていることを示している。デマンドボタン情報が記憶さ
れると、割り込み解除処理が行われるが(ステップ73
0)、これは次の割り込みを可能にするためのものであ
る。それから、発生したデマンドボタンのランプを点灯
し、この割り込み処理を終了する(ステップ740)。
このランプの点灯はディジタル出力モジュール(DOM
)405の該当する接点81〜B4を閉じることにより
行われる。なお、この例では、1131およびB、が閉
じる。
次に、第7図(b)に示す受信割り込み処理について説
明する。
車両6の車上アンテナ101がループアンテナ1I−t
?tのいずれかの上部に存在した時に、受信機RI= 
Rtのいずれかによって車上からの送信情報を受信する
と、地上制御器C1の受信モジュール403のバッファ
に一旦書き込まれた後、割り込みが行われ、地上制御器
CIのCPU401は第7図(b)に示す受信割り込み
処理を実行開始し、まず割り込み先T、−T、のいずれ
であるかを分析し、運転方向および乗継ぎ情報を受信モ
ジュール403のバッファから取り込み、割り込み先を
ループアンテナ番号情報としてとらえ、−緒にRAM4
0Bに記憶する(ステップ810)。それから、受信割
り込みを解除して、次の受信割り込みを可能にする(ス
テップ820)。
次に、上述したように、RAM40Bに記憶したデータ
を取り出し、ループアンテナ番号情報が1゜3.5.7
であるか、すなわちループアンテナ11、l*、i5.
17からの取り込みであるか否かチエツクする(ステッ
プ830)。ループアンテナl+、is、is、17か
らの取り出しの場合には、ディジタル出力モジュール4
05の81〜B4のいずれかの接点を開き、該当するデ
ィジタルボタンを消灯する(ステップ840)。
それから、前記ステップ720および810においてR
AM408に記憶したデマンドボタン情報およびループ
アンテナ番号情報をループアンテナ番号に該当する送信
モジュール402を選択して送信モジュール402のバ
ッファに出力する(ステップ850)。送信モジュール
402は該当する送信機T I”” T tのいずれか
1つへ送信モジュール402から出力されループアンテ
ナを介して車上アンテナ101に情報を出力する。それ
から、次のステップ860では、前記ステップ810で
RAM408に書き込んだ運転方向情報を取り出し、デ
ィジタル出力モジュール405のD1〜D4に出力し、
本処理を終了する。ディジタル出力モジュール405は
接点を閉じて方向表示器り、〜D4を表示する。第1図
(11)では、乗継ぎ停留所51から52への右方向の
矢印「し」のみを点灯しているが、逆の左方向の矢印は
省略している。
前記ステップ830において、ループアンテナ11、 
 ls、l3.Jetからの取り込みでない場合には、
RAM408に取り込んだループアンテナ番号情報を取
り出し、ループアンテナ16のものであるか否かチエツ
クする(ステップ870)。
ループアンテナ16のものである場合には、ステップ8
10で取り込んだ乗継ぎ情報を取り出し、情報の有無を
チエツクする(ステップ880)。
そして、情報がある場合には、ディジタル出力モジュー
ル406を介して地上制御器C2に出力信号を一定時間
発生しくステップ790)、ステップ860に進む。な
お、ディジタル出力モジュール406は一定時間だけ接
点かが閉じると、ディジタル入力モジュール410に相
当する地上制御器C2に入力され、割り込みを発生させ
、情報をRAM内に書き込ませる。
次に、第7図(c)を参照して、地上制御器C4からの
割り込み処理について説明する。
地上制御器C2のディジタル出力モジュール406に相
当する地上制御器C4から乗継ぎ情報が出力されると、
地上制御器C2のディジタル入力モジュール410に入
力され、ディジタル入力モジュール410はCPU40
1に割り込みを発生する。この結果、CPUは第7図(
c)に示す処理を開始し、乗継ぎ情報有りと認め、ディ
ジタルボタンB、の情報を有りにして、RAM408に
書き込み(ステップ91o)、第7図(a)ステップ7
30へ処理を移す。
次に、第8図(a)〜(d)を参照して、車上設備の車
上制御器104の動作について説明する。
車上設備の車上制御器104は、例えば1秒〜2秒の周
期でサイクリック処理を行い、第8図(a)のサイクリ
ック処理を実行する。このサイクリック処理では、まず
車両6が停車中が否がかチエツクされる(ステップ10
10)。この処理はATO装置105からの信号をディ
ジタル人力モジュール509を介して取り込み、その状
態をチエツクして行う。停車中の場合には、ドア開閉状
態をチエツクする(ステップ1020)。これはドア開
閉装置107からの信号をディジタル入力モジュール5
09を介して取り込み、その状態をチエツクして行う。
ドアが閉じている場合には、本処理を終了するが、開い
ている場合には、ステップ1030に進んで、送信要求
を出力するが、これは後述する運転方向をステップ13
20でRAM504に記憶した情報を取り出すとともに
、乗継ぎ情報をステップ1110でRAM504に記憶
した情報を取り出し、送信モジュール508のバッファ
に書き込み、本処理を終了する。なお、送信モジュール
508に書き込まれた情報は送信機102に送出され、
車上アンテナ101を介してループアンテナに出力され
る。また、前記ステップ1010におけるチエツクで、
停車中でない場合には、ステップ1040に進み、次の
ステップ1050が1回だけ処理を実行したか否かをチ
エツクして、初回であれば、ステップ1050に進み、
初回でない場合には、本処理を終了する。
ステップ1050では、上述したと同様に、運転方向情
報を取り出し、右方向の運転に限り、後述するループア
ンテナ番号をステップ121OでRAM504に記憶し
た情報を取り出し、第9図(C)に示す第3表からルー
プアンテナ番号を与え、次の停留所番号を入手し、この
次の停留所番号に相当する現在地表示器202のランプ
をディジタル出力モジュール506のG、〜G4の1つ
を選択し、接点を周期的にオン−オフして点滅させ、本
処理を終了する。
次に、第8図(c)を参照して、乗継ぎボタン201°
を含む降車ボタン201が押された場合の降車ボタン割
り込み処理について説明する。この処理では、まずステ
ップ1110において降車ボタン情報を取り込み記憶す
るためにディジタル入力モジュール502の81〜S4
の信号線を介して入力信号81〜S4、S、をRAM5
04に記憶する。それから、降車および乗継ぎ要求のあ
った降車ボタン201および乗継ぎボタン201゜にデ
ィジタル出力モジュール506を出力する。
すなわちディジタル出力モジュール506のS1〜S4
、S、の信号線に接点出力を行い、押された降車ボタン
および乗継ぎボタンを表示する(ステップ1120)。
次のステップ1130では、ATOパターンおよびAT
Cパターンテーブルを作成する。このATOおよびAT
Cパターンの作成はステップ1250で後述する。それ
から、降車ボタンの割り込みを解除し、次の受付ができ
るように設定しくステップ1140)、本処理を終了す
る。
次に、第8図(b)を参照して、受信割り込みについて
説明する。
受信機103から受信情報を受信モジュール507が受
信すると、受信割り込みが発生し、第8図(b)の処理
が実行開始し、まずステップ1210において前記ステ
ップ850で送出されたデマンドおよびループアンテナ
番号情報を受信モジュール507のバッファから読み取
り、RAM504のロケーションSl””Saに81〜
B4を書き込み、またループアンテナ番号はループアン
テナ番号のメモリに書き込んで保存する。それから、前
のステップ1210でRAM504に書き込んだループ
アンテナ番号を読み出し、チエツクする。
そして、ループアンテナ番号が「1」の場合には、ステ
ップ1340に進み、後述する第9図(d)に示す第4
表のメモリ欄の「0〜6」が記載されているメモリカウ
ントを「0」にリセットする。
次に、メモリカウントの示すループアンテナ番号または
地上子番号欄のデータ(現在停車位置)とステップ12
10でRAMのロケーションS、〜S、に書き込まれた
降車ボタン情報を比較しく相互に乗継ぎ停車所51を基
点として距離換算値に直して)、後者が大きい場合には
、ステップ1230に進み、方向転換器108にディジ
タル出力モジニール511を介して転換指令を出力する
そして、転換状態をディジタル入力モジュール509を
介してチエツクし、右に転換していれば、ステップ13
20に進み、転換していなければ、右に転換するまでス
テップ1230を繰り返す。
ステップ1320では、右に転換した情報をRAM50
4に書き込む。それから、ステップ1210および11
10でRAM504のロケーション81〜S4に書き込
んだ情報を取り出し、ATOパターン情報に関しては第
9図(a)の第1表、またATCパターン情報に関して
は第9図(b)の第2表から最大メモリ6までのパター
ンデータをそれぞれ書き込んで作成する(ステップ12
50)。
メモリ0〜6までのパターンデータの書き込みはつrの
ように行われる。例えば、ループアンテナ番号に車両6
が存在している時にS、のみに降車要求(デマンドの場
合にはデマンド要求があるが、降車要求に含めて一括し
て表現することにする)があったとすると、ATOおよ
びATCパターンデータは第9図(d)の第4表のよう
になる。
すなわち、現時点デマンドの車両6の右方向の最終行き
先はS3  (左から右に3つ目の停車所)である。A
TOおよびATCパターンはm’l、m3で通過側を採
り、またm4は停車側のパターンデータを採り、メモリ
5.6は無情報としている。
従って、降車要求に応じて最終行き先までのパターンデ
ータが作成される。
パターンデータの作成は、降車要求が発生する都度、通
過側から停車側のパターンデータに切り替わり、同一運
転方向に最終行き先が伸びた場合のみ、新しくパターン
データが追加され、左方向のデマンド要求は最終行き先
へ到着するまで方向転換させない。従って、左向きに運
転していたが、最終行き先に到着した時に右方向のデマ
ンド要求を受ければ、ステップ1340,1350,1
230.1320.1250を経てATOおよびATC
パターンデータが新たに作成される。
上述したように、ATOおよびATCパターンデータが
作成されると、ステップ1210でRAM504に書き
込んだループアンテナ番号情報を取り出し、該当する降
車ボタン201(ループアンテナ番号7の場合には乗継
ぎボタン201゛ も含む)のランプを消灯する(ステ
ップ1280)。
このためには、ディジタル出力モジュール506の接点
を閉から開に変える。それから、ステップ1210−t
’RAM504に書き込んで81〜s4の情報とループ
アンテナ番号情報を取り出し、このループアンテナ番号
情報に該当する81〜S4の情報の1つをリセットする
(ステップ1370)。これは到着した所の停留所の降
車ボタンのメモリ情報を消去するためである。次に、現
在地表示器202内のステップ1050で点滅させてい
るランプを点灯のままにするためにディジタル出力モジ
ュール506の該当する接点を閉じる(ステップ129
0)。既にATO装置105およびATC装置106へ
送出すべきATOおよびATCパターンデータがあるか
否かについてメモリカウント値の示すATOおよびAT
Cパターンデータの有無をチエツクして(第9図(d)
の第4表ではS、に停車している時にはメモリカウント
値は5となっていて、該当するパターンデータはない)
バタンデータが空いていればステップ1300へ進み、
空でなければステップ1310へ進む。
また、ステップ1220のチエツクにおいて、ループア
ンテナ番号がr2,4Jの場合には、ステップ1270
に進み、ATOおよびATCパターンデータを作成し、
次のステップ1300に進む。これは停留所通過から停
止が要求されれば停止側のパターンデータに書き換える
ための処理である。なお、ATOおよびATCパターン
データの作成はステップ1250で説明したとおりであ
るので省略する。
更に、ステップ1220のチエツクにおいて、ループア
ンテナ番号がr3.5Jの場合には、ステップ1360
に進み、メモリカウント値を1つ増加する。それから、
前記ステップ133oと同様にメモリカウント値の示す
ATOおよびATCパターンデータの有無をチエツクし
て(ステップ1240)、空きでない場合には、前記ス
テップ1250に進み、空きの場合には、前記ステップ
1340に進む。
ステップ1300においては、メモリカウント値の示す
ATOおよびATCパターンデータを送信モジュール5
05に出力し、送信モジュール505 it A T 
O装置105およびATC装置106にそれぞれ出力す
る。それから、受信割り込みを解除し、新たに受信を受
は付けるための処理を行い(ステップ1310)、本処
理を終了する。
また、ATC受信割り込みを受信モジュール510から
受信した場合には、第8図(b)のステップ1500か
ら処理が開始し、メモリカウント値を1つ増加する(ス
テップ1550)。それから、ATC装置106が受信
した地上子番号を受信モジュール510を介して取り込
み、RAM504に記憶する(ステップ1510)。次
に、前記ステップ1300と同様にメモリカウント値の
示すATOおよびATCパターンデータを取り出しく第
4表から)、パターンデータ・をそれぞれに出力する(
ステップ1520)。ステップ1510でRAM504
に書き込んだ情報を取り出し、ml、m4.m5のいず
れかであるか否かチエツクする(ステップ1530)。
いずれがである場合には、ステップ1540に進み、い
ずれでもない場合には、前記ステップ131oに進む。
ステップ1540では、前記ステップ1030と同様に
運転方向と乗継ぎ情報を送信m508を介して送信機1
02に出力しくステップ1540)、次にステップ13
10に進む。
次に、第8図(d)を参照して、ATO装置105から
の割り込みについて説明する。ATO装置105から停
留所通過時にディジタル入力モジュール512を介して
割り込みがCPU501に発生すると、第8図(d)に
示す処理が実行開始され、前記ステップ1050と同様
に次の停留所を示すランプ表示を点滅させてから(ステ
ップ1410)、この割り込みを解除して次の割り込み
を受は付ける状態に設定しくステップ1420)、本処
理を終了する。
第10図(a)および(b)はそれぞれ本発明の他の実
施例の作用を示すフローチャートおよびその説明に使用
する第5表を示す図である。車両は乗継ぎ停留所に停車
する時分が常に一定であれば、ATO装置内にもたせら
れるが、ラッシュ時間帯は乗車率をより均等にするため
停車時間をある適正な値に設定した方がよいことになる
。そこで、車上の制御器にその機能をもたせ、ATO装
置からはずすようにしたものが本実施例である。
第10図(a)において、サイクリック処理入口から始
まる各ステップ1010.1020.1030は前述し
たj1!8図(a)の対応する各ステップと同じである
ので説明を省略する。ステップ1030を実行した後、
停車中でドア開になった時のみ停車時分を設定するため
、1回目に通ったものかどうかチエツクする(ステップ
1060)。
1回目に通ったものである場合には、停車時分を設定す
る。これは現在時刻から第5表の時間帯−停車時分カウ
ンタ値テーブルより該当時間帯の停車時分カウント値n
、を取り出し、RAM504に書き込んで本処理を終了
する。また、ステップ1060のチエツクにおいて、1
回目に通ったものでない場合には、ステップ1080に
進み、本ステップ1080を通る度に停車時分カウント
値n、を1つずつ減算し、0であるか否かチエツクする
。0でない場合には、本処理を終了するが、0の場合に
は、発車指令をATO装置105に一定時間だけ出力し
、本処理を終了する。
なお、上記実施例において、車両が当停留所を出発して
次の停留所方面に向かう時、次の停留所手前の減速区間
に達するまでに次の停留所から発生したデマンド要求を
車上へ伝えるために地上子を設けて、次の停留所通過ま
たは停止用のATOおよびATCパターンデータをAT
OおよびATCに転送するトリガーおよびデマンド要求
信号の送出タイミングの両方を共用することによりデマ
ンド要求信号送出時期の割り出しを簡単かつ正確に行う
ことができる。
また、ATOおよびATCパターンデータはそれぞれ予
め記憶しているパターン番号で中間停留所は通過および
停止が決定すれば、最終行き先停留所までの一連のパタ
ーンデータが車上制御器内で簡単に揃えることができ、
ATOおよびATCに順次パターンデータを出力して、
既存の機能を揃えたATOおよびATCはこのパターン
データを予めパターン番号に対応した車両位置と速度に
変換してATC速度速度上る自動運転を実施することが
できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、専用軌道を複数
の区分路に分割して、各区分路内で車両を往復連行させ
、各停留所からの乗車要求信号、車両内からの降車要求
信号、隣接する区分路の一方から他方への乗継ぎ要求信
号に基づいて自動運転装置および自動制御装置に必要な
ATOパターンおよびATCパターン情報を作成し、該
ATOおよびATCパターン情報を自動運転装置および
自動制御装置に供給して自動運転を行っているので、単
線軌道でも複線のように行きたい方向に自由にかつ効率
的に行くことができる。1つの運行区分路には1台の車
両が運行するため、この車両の運行に必要な制限速度を
キープするだけでよく、1つ前を走行している車両との
間隔による後続車の制限速度の変更に伴う信号保安にか
かわる多数の設備が不要となり、経済的な設備で実施す
ることができる。車両の運行は各種要求信号によって行
われるため、無駄な運転が防止され、ランニングコスト
を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)および(b)はそれぞれ本発明の一実施例
に係わる自動運転システムの地上設備および車上設備の
構成図、第2図および第3図はそれぞれ前記地上設備お
よび車上設備にそれぞれ使ステムに使用される路線およ
び信号方式を示す図、第6図はループアンテナと地上子
の配置関係を示す図、第7図および第8図はそれぞれ第
1図の地上設備および車上設備の作用を示すフローチャ
ート、第9図はATOおよびATC基本パターンテーブ
ルを示す第1表および第2表、ループアンテナ番号を与
えて次停留所番号を引き出すテーブルを示す第3表、A
TOおよびATCパターンテーブル作成結果を示す第4
表を示す図、第10図(a)および(b)はそれぞれ本
発明の他の実施例の作用を示すフローチャートおよび該
作用の説明に使用する時間帯に対する停車時分カウント
値を示す第5表を示す図、第11図および第12図は従
来の自動運転システムにおける路線および信号方式を示
す説明図である。 5°  5” ・・・停留所、 6・ ・車両、 51.52・・・乗継ぎ停留所、 101・ ・車上アンテナ、 104・ ・車上制御器、 105・ ・ATO装置、 106・ ・ATC装置、 81〜B4 ・・・デマンドボタン、 CII  C2,C4・・地上制御器、2、〜17 ・
・・ループアンテナ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  専用軌道上における車両の自動運転を制御する自動運
    転装置および該自動運転装置で車両を運転する時の運転
    の安全を監視制御する自動制御装置を備えた自動運転シ
    ステムであって、前記専用軌道を分割して形成され、こ
    の分割して形成された各々の端部に乗継ぎ用の停留所を
    有する複数の区分路と、各区分路内を往復運行する車両
    と、前記区分路内の各停留所に設けられ、車両に対する
    乗車要求信号を発生する車両呼出手段と、各車両内に設
    けられ、降車要求信号を発生する降車要求手段と、隣接
    する区分路の一方から他方への乗継ぎ要求信号を発生す
    る乗継ぎ要求手段と、前記車両呼出手段から発生する乗
    車要求信号を車両に伝達する乗車要求信号伝達手段と、
    前記乗継ぎ要求手段から発生する乗継ぎ要求信号を隣接
    する他方の乗継ぎ停留所に設けられた前記車両呼出手段
    に伝達する乗継ぎ要求信号伝達手段と、前記乗車要求信
    号、降車要求信号、乗継ぎ要求信号に基づき、前記自動
    運転装置および自動制御装置に必要なATOパターンお
    よびATCパターン情報を作成し、該ATOおよびAT
    Cパターン情報を前記自動運転装置および自動制御装置
    に供給する制御手段を有することを特徴とする自動運転
    システム。
JP2266295A 1990-10-05 1990-10-05 自動運転システム Pending JPH04143164A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2266295A JPH04143164A (ja) 1990-10-05 1990-10-05 自動運転システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2266295A JPH04143164A (ja) 1990-10-05 1990-10-05 自動運転システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04143164A true JPH04143164A (ja) 1992-05-18

Family

ID=17428960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2266295A Pending JPH04143164A (ja) 1990-10-05 1990-10-05 自動運転システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04143164A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000264210A (ja) * 1999-03-12 2000-09-26 Toshiba Corp 車両交通システム
JP2000264208A (ja) * 1999-03-12 2000-09-26 Toshiba Corp 車両交通システム
JP2021009431A (ja) * 2019-06-28 2021-01-28 トヨタ自動車株式会社 自動運転車両、運行管理センタおよび車両運行システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000264210A (ja) * 1999-03-12 2000-09-26 Toshiba Corp 車両交通システム
JP2000264208A (ja) * 1999-03-12 2000-09-26 Toshiba Corp 車両交通システム
JP2021009431A (ja) * 2019-06-28 2021-01-28 トヨタ自動車株式会社 自動運転車両、運行管理センタおよび車両運行システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105139677B (zh) 基于车路协同的无控交叉口车辆通行引导系统及其引导方法
US9751543B2 (en) Light rail vehicle monitoring and stop bar overrun system
KR101463250B1 (ko) 자동운전차량시스템에서의 차량의 군집주행방법
US5797330A (en) Mass transit system
US4220946A (en) Device for controlling the running of urban transport vehicles
JP2592477B2 (ja) 車両を制御するための方法と装置
CN101905702B (zh) 无线网络控制的轨道交通系统
JP2000264210A (ja) 車両交通システム
CN102114861A (zh) 区域无线网络传递信息的智能化轨道交通系统
JP2000108903A (ja) 車両交通制御装置
GB0012519D0 (en) Rail safety system
CN108189862A (zh) 一种现代有轨电车运行监控系统
CN109318937A (zh) 列车控制系统
CN108510769A (zh) 基于车路协同的移动闭塞交叉口车速引导系统和方法
KR101606646B1 (ko) 도로교통시스템과 연계하여 동작하는 트램우선신호제어시스템
JP2003030782A (ja) 車両の専用道路運行方法およびシステム
JP3432714B2 (ja) 列車運行管理装置
JPH04143164A (ja) 自動運転システム
JP2002274384A (ja) 踏切・車両通信システム
RU2614158C1 (ru) Система контроля целостности состава
JP3604943B2 (ja) 車両交通システム
KR101081940B1 (ko) 차량용 승하차 관리 시스템
JP2000264209A (ja) 車両交通システム
CN113240063A (zh) 一种控制地铁乘车区闸门的数据库系统
JP4117964B2 (ja) 車両運行システムおよび車両運行方法