JPH0414066Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は玄関等に配置し、靴べらを保持する
と共に壁掛け、置物等の装飾品として使用される
靴べらホルダー装置に関するものである。

（従来技術） 考案、靴べらは、玄関等の出入口における壁面
部分に取付けられた掛金具に掛吊する例が多かつ
た。

（この考案が解決すべき問題点） しかしながら、使用時には靴べらを掛金具より
取外し、使用後、再度掛吊しなければならず、意
外と手間を要するものであつた。また玄関にむき
出しで靴べらをむき出しで掛吊することはあまり
見映えの良いものではなかつた。

この考案は前記事情に鑑み創案されたものであ
る。

（問題点を解決するための手段） この考案の要旨とする構成は靴べらとこの靴べ
らと、この靴べらを固定するホルダー本体とから
なるものである。そしてホルダーには靴べら挿入
口を開口してあり、この靴べら挿入口よりホルダ
ー本体内部にガイド穴を設け、ガイド穴に磁石を
取付けてある。一方、靴べらには磁石を取付けて
なることを特徴とするものである。

（実施例） 以下、図示した実施例に基いて説明する。第１
図、第２図は第１実施例を示すもので、１はホル
ダー本体を示すものである。このホルダー本体１
は正面が略縦長楕円形状に形成してあり、所要の
厚みを有するもので、正面上部には二個の半球状
突起３が突設してあり左右側面により水平に杆材
４が突設してあり、正面全体は顔を図案化してい
る。

また正面には下部に靴べら挿入口５を開口して
あり、この靴べら挿入口５から上方向に向け本体
内部に細長のガイド穴６が設けてある。このガイ
ド穴６は第２図に示すように挿入口５より奥へ行
くに従い、背面方向に向くように若干の傾斜がつ
けられている。そして上端部の背面壁には円盤状
の磁石７が埋設してある。

ホルダー本体１はさらに背面に掛吊用の紐８を
取付け壁面に掛吊するように形成してある。

２は靴べらを示すものである。この靴べら２の
裏面上部には円盤状の磁石９が埋設してある。こ
の磁石９は、前記磁石７の表面における磁極と反
対の磁極が対向的に表面に向くよう取付けてあ
る。

ホルダー本体１と靴べら２は以上の構成からな
り、靴べら２は靴べら挿入口５よりガイド穴１に
挿入され、吸引力により磁石７と磁石９が吸着す
ることにより、未使用時に固定してなるものであ
る。そして使用時には靴べら２を下方に引けば容
易にホルダー本体１から引き出すことができる。

第３図は第２実施例を示したものであり、この
実施例のホルダー本体１は上部の刷毛１０を取付
け、さらに、左、右側縁にスプーン１１を取付
け、牛の顔を図案化したもので、第１実施例と同
様に下部に靴べら挿入口５を設け、この挿入口５
より上方向に向け、本体内部にガイド穴を設け、
ガイド穴の上部に磁石を取付けたものである。

第４図は第３実施例を示すものである。この実
施例は玄関等の出入口に配置された下駄箱等の上
に載置するタイプのもので、１２はホルダー本体
を示したものである。このホルダー本体１２は魚
を図案化したもので一側端に靴べら挿入口５を開
口し、この挿入口５より横方向にガイド穴６を設
けてあり、ガイド穴６の端部に磁石７を取付けて
あり、靴べら２は横方向に固定されるものであ
る。そして本体ホルダー１２は基台１３の上に載
置された構成となつている。

第５図乃至第１１図は第４実施例乃至第10実施
例を示したものである。これら各実施例は、何れ
もホルダー本体１の正面を動物あるいは人間の顔
を図案化したものであり、第１実施例と同様に正
面下部に靴べら挿入口５を設けてあり、この靴べ
ら挿入口５より上方へ向け本体内部にガイド穴、
を設け、ガイド穴の上部に磁石を取付けたもので
ある。

（考案の効果） 以上、この考案はホルダー本体に靴べらが着脱
自在に磁石の吸引力により固定されてなるので、
靴べらを引き出すだけで容易に使用でき、また使
用後はホルダー本体の靴べら挿入口より靴べらを
若干分挿入するだけで磁石の吸引力により、自動
的かつ確実に固定される。

しかも靴べらの大部分はホルダー本体内に収納
され、ホルダー本体を主体として壁掛、置物とし
て玄関等の装飾品として使用でき見映えの良いも
のとなつている。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１実施例の正面図、第２図はその縦
断面図、第３図は第２実施例の正面図、第４図は
第３実施例の正面図、第５図乃至第１１図は第４
実施例乃至第10実施例の正面図である。 １……ホルダー本体、２……靴べら、３……突
起、４……杆材、５……靴べら挿入口、６……ガ
イド穴、７……磁石、８……紐、９……磁石、１
０……刷毛、１１……スプーン、１２……ホルダ
ー本体、１３……基台。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 靴べらとこの靴べらを固定するホルダー本体と
   からなるものであり、ホルダーには靴べら挿入口
   を開口してあり、この靴べら挿入口よりホルダー
   本体内部にガイド穴を設けこのガイド穴に磁石を
   取付けてなり、一方靴べらには磁石を取付けてな
   ることを特徴とする靴べらホルダー装置。