JP3077601U

JP3077601U - 歯ブラシセット

Info

Publication number: JP3077601U
Application number: JP2000008839U
Authority: JP
Inventors: 強桜井
Original assignee: 強桜井
Priority date: 2000-11-08
Filing date: 2000-11-08
Publication date: 2001-05-29
Anticipated expiration: 2006-11-08

Abstract

(57)【要約】【課題】各人の歯ブラシを別個に保管できる保持具と
歯ブラシをセットにした歯ブラシセットを提供する。【解決手段】歯ブラシ保持具２０の表面側は、プラス
チックの基部２１に磁性部材４０として鉄を円板状に加
工して取り付けてある。また、歯ブラシ保持具２０の裏
面側は基部２１に接着部材５０として予め両面接着テー
プ５１を付着してあり、歯ブラシ保持具２０を壁などに
取り付けるときは、接着テープ５１の保護シール５２を
剥がしてから壁面７０等へ押しつけて固着する。マグネ
ット３０は歯ブラシ１０のグリップ部１３のネック部１
２に近い部位に埋め込まれている。歯ブラシ保持部２０
は壁面７０に固着され、歯ブラシ１０はグリップ部１３
に設けられたマグネット３０の吸引力によって歯ブラシ
保持具２０の磁性部材４０に吸着保持される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、歯ブラシと歯ブラシの保持具からなる歯ブラシセットに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、歯ブラシはコップや歯ブラシ立てなどの一つの容器に複数人の歯ブラシを入れて保管することも多く、保管時にこれらの歯ブラシのヘッド部が相互に接触して非衛生であるばかりでなく、他人の歯ブラシと間違えやすいという問題があった。近年、同一家族内であっても、歯ブラシ同士が接触することに嫌悪感を抱く傾向にあり、各人の歯ブラシが別個に保管できる適当な歯ブラシ保管具が望まれている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、各人の歯ブラシを別個に保管できる保持具と歯ブラシをセットにした歯ブラシセットを提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、請求項１記載の歯ブラシセットは、歯ブラシ保持具に磁性部材（鉄等の強磁性体）を設けるとともに、歯ブラシのグリップ部にマグネットを設けたものである。また、請求項２記載の歯ブラシセットは、歯ブラシ保持具にマグネットを設けるとともに、歯ブラシのグリップ部に磁性部材（鉄等の強磁性体）を設けたものである。また、請求項３記載の歯ブラシセットは、歯ブラシ保持具の表面に歯ブラシ保持凹部を設けたものである。また、請求項４記載の歯ブラシセットは、歯ブラシ保持具に複数の磁性部材を設けて複数の歯ブラシを保持するようにしたものである。また、請求項５記載の歯ブラシセットは、歯ブラシ保持具に複数のマグネットを設けて複数の歯ブラシを保持するようにしたものである。また、請求項６記載の歯ブラシセットは、歯ブラシ保持具の裏面に接着部材を設けたものである。また、請求項７記載の歯ブラシセットは、歯ブラシ保持具の裏面に吸盤を設けたものである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案の実施の形態を代表的な実施例に基づいて図を用いて説明する。請求項１記載の歯ブラシセットは、図１に示すように、歯ブラシ保持具２０に磁性部材４０（鉄等の強磁性体）を設けるとともに、歯ブラシ１０のグリップ部１３にマグネット３０を設けたものである。図１Ｂは、歯ブラシ保持具２０の表面及び裏面及び断面を示す図である。歯ブラシ保持具２０は円盤状の形状を成しその表面側（歯ブラシ１０を吸着保持させる側）は、プラスチックの基部２１に磁性部材４０として鉄を円板状に加工して取り付けてある。また、歯ブラシ保持具２０の裏面側（壁などへ取り付ける側）は基部２１に接着部材５０として予め両面接着テープ５１を付着してあり、歯ブラシ保持具２０を壁などに取り付けるときは、接着テープ５１の保護シール５２を剥がしてから壁面７０等へ押しつけて固着する。歯ブラシ１０はブラシを設けたヘッド部１１とネック部１２とグリップ部１３とからなり、マグネット３０はグリップ部１３のネック部１２に近い部位に埋め込まれている。図１Ａに示したように、歯ブラシ保持部２０は壁面７０に固着され、歯ブラシ１０はグリップ部１３に設けられたマグネット３０の磁気吸引力によって歯ブラシ保持具２０の磁性部材４０に吸着保持される。歯ブラシ１０を使用するときは、手でグリップ部１３を掴んで引っ張ることにより簡単に歯ブラシ保持具２０から簡単に取り外すことができ、使用後はまた歯ブラシ保持具２０に歯ブラシ１０を吸着保持させることができる。歯ブラシ保持具２０は洗面所の壁などの好みの位置に取り付けることができ、他の人のものと適宜離すことができるので、歯ブラシ１０が他のものや他人の歯ブラシと触れることがなく衛生的であり、また、他人のものと間違えることもない。

【０００６】請求項２記載の歯ブラシセットは、図２に示すように、歯ブラシ保持具２０にマグネット３０を設けるとともに、歯ブラシ１０のグリップ部１３に磁性部材４０（鉄等の強磁性体）を設けたものである。図２Ｂに示すように、歯ブラシ保持具２０の表面側は基部２１にマグネット３０が取り付けられており、また、歯ブラシ保持具の裏面側は基部２１に接着部材５０として予め両面接着テープを付着してあり、歯ブラシ保持具２０を壁などに取り付けるときは、接着テープ５１の保護シール５２を剥がしてから壁面７０へ押しつけて固着する。また、歯ブラシ１０のグリップ部１３のネック部１２に近い部位に磁性部材４０が埋め込まれている。図２Ａに示したように、歯ブラシ保持部２０は壁面７０に固着され、磁性部材４０とマグネット３０の磁気吸引により、歯ブラシ１０は歯ブラシ保持具２０に吸着保持される。歯ブラシ１０を使用するときは、手でグリップ部１３を掴んで引っ張ることにより簡単に歯ブラシ保持具２０から簡単に取り外すことができ、使用後はまた歯ブラシ保持具２０に歯ブラシ１０を吸着保持させることができる。

【０００７】請求項３記載の歯ブラシセットは、歯ブラシ保持具２０の表面に保持凹部２２を設けて、歯ブラシ１０を略垂直状に保持させるようにしたものである。図３Ａは歯ブラシ保持具２０の基部２１に磁性部材４０を埋め込み、かつ歯ブラシ保持具２０の表面側に保持凹部２２を形成した状態を示す斜視図である。図３Ｂは歯ブラシ保持具２０の裏面側に吸盤６０を設けた状態を示す斜視図、図３Ｃは歯ブラシ保持具２０に歯ブラシ１０を吸着保持させた状態を示す斜視図である。保持凹部２２は歯ブラシのグリップ部１３の幅よりやや幅広の凹状に形成したことにより、ちょうど歯ブラシ１０が保持凹部２２に収まり歯ブラシをほぼ垂直状に保持することができる。図３Ｄは歯ブラシ保持具２０を吸盤６０により壁面７０へ取り付け、歯ブラシ１０を歯ブラシ保持具２０に保持させた状態を示す側面図である。図示しないが歯ブラシ１０のグリップ部にはマグネット３０が設けてある。また、歯ブラシに磁性部材を設け、かつ歯ブラシ保持具にマグネットを設ける構成でもよい。

【０００８】請求項４記載の歯ブラシセットは、歯ブラシ保持具に複数の磁性部材を設け、複数の歯ブラシを保持するようにしたものである。図４Ａは、歯ブラシ保持具の表面側にに四つの保持凹部２３を横並びに形成しかつ各保持凹部毎に磁性部材４０を設けた歯ブラシ保持具２０に、二つの歯ブラシ１０を保持させた状態を示す斜視図である。図示しないが歯ブラシ１０のグリップ部にはマグネットが設けられ、また歯ブラシ保持具２０は基部２１の裏面側に設けられた接着部材又は吸盤により壁面等へ固着される。

【０００９】請求項５記載の歯ブラシセットは、歯ブラシ保持具に複数のマグネットを設け、複数の歯ブラシを保持するようにしたものである。図４Ｂは、歯ブラシ保持具の表面側に四つの保持凹部２３を横並びに形成しかつ各保持凹部毎にマグネット３０を設けた歯ブラシ保持具２０に、二つの歯ブラシ１０を保持させた状態を示す斜視図である。図示しないが歯ブラシ１０のグリップ部には磁性部材４０が設けられ、また歯ブラシ保持具２０は基部２１の裏面側に設けられた接着部材又は吸盤により壁面等へ固着される。

【００１０】請求項６記載の歯ブラシセットは、歯ブラシ保持具の裏面側に接着部材を設けたものである。本実施例では、接着部材５０として図１Ｂ又は図２Ｂに示したように、歯ブラシ保持具２０の裏面側に両面接着テープ５１を付着させ、接着テープ５１の外表面には保護シール５２を付着させた例を説明した。接着部材５０としては、両面接着テープのほか合成糊等の接着剤を塗布して使用してもよい。

【００１１】請求項７記載の歯ブラシセットは、図３Ａ〜Ｄに示すように、歯ブラシ保持具２０の裏面側に合成ゴムの吸盤６０を設けたものである。吸盤６０はガラス面や金属面への固着に適し、取り付け及び取り外しがしやすく、自由に取り付け位置の変更ができるので洗面所のほか風呂場での使用にも適する。

【００１２】上記説明及び各図面に示した歯ブラシ、歯ブラシ保持具、マグネット、磁性部材、吸盤等の材質・形状は本考案の代表的な実施例を示すものであって、本考案はこれらの材質・形状のみに限定されるのもではない。

【００１３】

【考案の効果】

本考案によれば、歯ブラシ保持具を洗面所の壁などの好みの位置に他人のものと離して取り付けることができるので、歯ブラシが他人の歯ブラシや他のものと触れることがなく衛生的であり、また、他人のものと間違えることもない。また、マグネットの磁気吸引力を利用したことにより、歯ブラシを使用するときは手で簡単に歯ブラシ保持具から離すことができ、使用後はまた簡単かつ確実に歯ブラシ保持具に保持させることができる。また、複数の歯ブラシを保持するようにしたものは、整然かつ衛生的に各歯ブラシを保持することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】請求項１記載の歯ブラシセットの使用状態を
示す側面図（Ａ）、歯ブラシ保持具の表面・裏面・断面
を示す図（Ｂ）である。

【図２】請求項２記載の歯ブラシセットの使用状態を
示す側面図（Ａ）、歯ブラシ保持具の表面・裏面・断面
を示す図（Ｂ）である。

【図３】請求項３記載の歯ブラシ保持具を表面側から
見た状態を示す斜視図（Ａ）、歯ブラシ保持具を裏面側
から見た状態を示す斜視図（Ｂ）、歯ブラシセットの使
用状態を示す斜視図（Ｃ）、歯ブラシセットの使用状態
を示す側面図（Ｄ）である。

【図４】請求項４記載の歯ブラシセットの使用状態を
示す斜視図（Ａ）、請求項５記載の歯ブラシセットの使
用状態を示す斜視図（Ｂ）である。

【符号の説明】

１０…歯ブラシ１１…歯ブラシのヘッド部１２…歯ブラシのネック部１３…歯ブラシのグリップ部２０…歯ブラシ保持具２１…歯ブラシ保持具の基部２２…保持凹部３０…マグネット４０…磁性部材５０…接着部材５１…両面接着テープ５２…保護シール６０…吸盤７０…壁面

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】歯ブラシと歯ブラシ保持具からなる歯ブ
ラシセットであって、歯ブラシ保持具に磁性部材を設け
るとともに歯ブラシにマグネットを設けて、マグネット
の磁気吸引力により歯ブラシ保持具に歯ブラシを吸着保
持させることを特徴とする歯ブラシセット。
【請求項２】歯ブラシと歯ブラシ保持具からなる歯ブ
ラシセットであって、歯ブラシ保持具にマグネットを設
けるとともに歯ブラシに磁性部材を設けて、マグネット
の磁気吸引力により歯ブラシ保持具に歯ブラシを吸着保
持させることを特徴とする歯ブラシセット。
【請求項３】歯ブラシ保持具の表面に保持凹部を設け
たことを特徴とする請求項１又は２記載の歯ブラシセッ
ト。
【請求項４】歯ブラシ保持具に複数の磁性部材を設
け、複数の歯ブラシを保持するようにした請求項１又は
３記載の歯ブラシセット。
【請求項５】歯ブラシ保持具に複数のマグネットを設
け、複数の歯ブラシを保持するようにした請求項２又は
３記載の歯ブラシセット。
【請求項６】歯ブラシ保持具の裏面に接着部材を設け
たことを特徴とする請求項１、２、３、４又は５記載の
歯ブラシセット。
【請求項７】歯ブラシ保持具の裏面に吸盤を設けたこ
とを特徴とする請求項１、２、３、４又は５記載の歯ブ
ラシセット。