JPH0414007B2 - - Google Patents

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JPH0414007B2
JPH0414007B2 JP50143483A JP50143483A JPH0414007B2 JP H0414007 B2 JPH0414007 B2 JP H0414007B2 JP 50143483 A JP50143483 A JP 50143483A JP 50143483 A JP50143483 A JP 50143483A JP H0414007 B2 JPH0414007 B2 JP H0414007B2
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signal
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probe
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Jon Eichi Teiiru
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Publication of JPH0414007B2 publication Critical patent/JPH0414007B2/ja
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)

Description

請求の範囲 1 大気圧で耳の耳道290に近接して位置決め
でき且つ少なくとも部分的に大気に開放している
先端部422を有し、前記耳道内に信号音を出力
する変換器21,406と、 信号音を電気信号に変換するマイクロホン24
と、 耳道内に電気信号を出すように変換器に接続さ
れ且つ適切な周波数域にわたる電気信号を発信す
る発生手段35,51,611と、 マイクロホンに接続され、変換器からの電気信
号を処理して耳の複合音響インピーダンスに対応
し且つ少なくとも1KHz以上の周波数の耳道を伝
播する入射信号音と反射信号音とのベクトル和か
らなる量を計算する処理装置35,36,37
1,372と、 前記量が約1.5KHzと5.5KHzの間に中心を有す
る特徴的な周波数域で病理学的下降を有するか否
かを表示する表示手段38,416と、 からなる耳の病理学上の状態を診断する装置。 2 (1) 音室23と、 (2) 音室23と連通状態の大きい端部251と、
検診される耳の入口に向けて置かれ且つ検診さ
れる耳の耳道の径にほぼ等しい直径を有する小
さい端部252,422とを有する中空のプロ
ーブ25と、 を含む検査部34を更に有する、請求の範囲第1
項に記載の装置。 3 発生手段が適当な周波数域にわたる成分を同
時に含むインパルスのような波形を出力する手段
を含む、請求の範囲第1項に記載の装置。 4 発生手段が適当な時間間隔にわたり周波数が
変わる信号を出力する装置を含む請求の範囲第1
項に記載の装置。 5 発生手段が適当な周波数域にわたつて円滑に
掃引する信号を出す、請求の範囲第4項に記載の
装置。 6 第二手段は、耳の複合音響インピーダンスに
よる量が、約1.5KHz乃至5.5KHzの周波数範囲に
中心を有する特徴的周波数域で病気を示す曲線下
降の有無を判定するための第三手段を含む、請求
の範囲第2項に記載の装置。 7 耳の病理学的状態を診断するのに用いられる
検診部12,34であつて、 音室23と、 通電されたとき、音室に音場を作り出すように
配置された変換器21,406と、 音室と連通状態の大きい端部251と検診され
る耳の入口に向けて置かれ検診される耳の耳道の
径にほぼ等しく選択された直径を有する小さい端
部252,422とを有する中空のプローブ25
と、 前記検診部に設けられたマイクロホン24と、 変換器に接続され且つ適切な周波数域にわたる
電気信号を発信する発生手段35,51,611
と、 マイクロホンからの信号を処理し耳の複合音響
インピーダンスに対応する量を計算し、且つ
1.5KHzから5.5KHzの範囲の特徴的な周波数域に
おける病理学的下降の表示をする手段を含む処理
手段35,36,371,372と、 を備える検診部。 8 A 測定中少なくとも数キロヘルツの周波数
域に亘つて掃引する出力音を出す信号音発生器
31,32,33,34と、 B 前記発生器の出力を受け入れるように連結さ
れた入力端と、測定中前記耳道を大気と連通状
態に維持するため検査される耳の外耳道に隣接
してその外面に位置決め可能な出力端とを有す
る音響導波器252とを備え、前記変換器は前
記耳の外耳道に音波を送り、前記出力端は検査
される患者の典型的な耳道の音響入力インピー
ダンスより小さい音響出力インピーダンスを有
することを特徴とし、 C 発生器からと前記耳からの反射からの両方の
入力を受けるように位置決めされ、且つ前記入
力の和の出力表示を出力するマイクロホン24
と、 D 健康な耳の予想される出力からの前記出力の
ずれを検出するために、前記マイクロホンの出
力の少なくとも一部を表示する手段38,41
6と、 を更に備える耳の病理学的状態を診断する装置。 9 前記導波管の前記出力端の音響出力インピー
ダンスが前記耳道の音響入力インピーダンスの4
分の1より大きくない、請求の範囲第8項に記載
の装置。 10 前記導波管の出力端の直径が前記耳道の入
口部の径の2倍より小さくない、請求の範囲第8
項に記載の装置。 11 前記発生器の出力音が1秒以内に少なくと
も2KHz乃至7KHzの周波数にわたり掃引する、請
求の範囲第10項に記載の装置。 12 前記信号発生器の出力音が1秒以内に少な
くとも2KHz乃至7KHzの周波数にわたり掃引す
る、請求の範囲第10項に記載の装置。 13 A 検診される耳道に前記耳をほぼ大気圧
に維持しながら、少なくとも1KHz以上の周波
数域にわたる入射信号音を送る手段34,40
6と、 B 共振の発生を検出するため前記入射信号音を
前記耳道からの反射信号と比較する手段24,
35,36,371,372,432,45
6,458,460,470と、 C 検出された共振の周波数と振幅を表示する手
段38,414,416と、 からなる耳の病理学的状態を診断する装置。 14 前記表示装置が検出された共振の周波数を
直接視覚表示する線上に配置した第1表示装置
と、検出された共振の振幅を直接視覚表示する線
上に配置した第2表示装置とからなる請求の範囲
第13項に記載の装置。 15 前記第1表示装置が横に配列した発光ダイ
オードからなり、前記第2表示装置が縦に配列し
た発光ダイオードからなる、請求の範囲第14項
に記載の装置。 技術分野 本発明は一般には耳の病理学的上の診断装置お
よび方法に関し、特に聴覚器管各部の複合音響イ
ンピーダンスの数値を決定することによる診療装
置及び診断方法に関する。 背景技術 人及び動物の耳に特有な疾病にはいろいろあ
る。中でも、外耳道の障害、耳介の発育不良、外
耳道閉塞、鼓膜の突孔、鼓膜の後退、各種耳炎
(粘結性、化膿性、非化膿性)、耳硬化症、あぶみ
骨の固着及びコレストアトマ等が疾病率の高い病
気である。中耳炎は子供に最も普通に見られる耳
の病気である。この病気は激しい苦痛を伴い、適
切な診断に依る治療を受けないと長期の聴覚不能
ひいては勉学不能に至る由々しい結果をまねく。
さらにこの病気はしばしば他の疾病の症候である
こともあり、そのような場合の診断上有力な手掛
りとなる。 幼い子供にあつては、一般に用いられる診断方
法が子供に引き起こす恐怖、時には苦痛のため、
中耳炎の診断には困難が伴う。既知の耳鏡を用い
ての診断に於いては、診察を受ける子供が不快が
つて動いたり、はなはだしい場合には嫌がつて検
査させない等、の理由によつて検査不能となるこ
としばしばである。病院等で行われる集団検診の
場合等では大人数を比較的短時間で行う為、困難
は一層大きくなる。又、チンパノメトリー等の他
の診断方法を用いる場合にも同様の困難が伴う。 聴覚組織各器官の診断の一助とするべく、音響
インピーダンス測定によつて耳の特性を検査する
ことがしばしば行われる。既知の方法に依る人の
聴覚組織の音響インピーダンス測定は下記の特許
に述べられている。
【表】 ト ダンス・
ブリツジ
さらに「生物医学技術のIEEE会報」PME−
15,No.1、1968年1月号、10〜16頁の「鼓膜の静
的及び動的インピーダンス測定用音響ブリツジ」
(ピント及びダロス著)を参照も参考となる。 アメリカ特許4057051(ケロヴアツク)に説明さ
れている様なプローブを耳道中に、耳が大気から
シールされるような態様で挿入する。プローブに
は通常耳道内の気圧を大気圧以上又は以下に調節
する装置が装わつている。 気圧を変化させつつ、又は所定の気圧価に保つ
たまま、連続波(CW)の信号音を一定の振幅で
耳道に送る。音源からの信号とプローブを有する
変換器からの信号は多様に混合されて耳道入口に
於ける測定価として表わされる。例えばクレア及
びウオードの特許の場合は単音コンプライアン
ス、ツヴイスロキ及びベネツトの場合はインピー
ダンス、アーギンボウの場合は複合アドミタンス
の数価である。 多くの場合(アーギンボウ、クレア、ウオード
の特許)音響アドミタンス又はコンプライアンス
は周波数220又は660ヘルツで直接に測定される。
他の場合(ベネツト)では、人工耳を基準として
用いながら、広い周波数域に渡りインピーダンス
がブリツジ回路で測定される。 上述した測定器で市販されているものにメツツ
ブリツジ、マーセンZO70電気音響インピーダン
スメーター、グラーソン/ステドラー1720耳アド
ミタンスメーターがある。これらの器機を使つて
測定を行う場合、外耳道を気密に塞ぎ内部圧を+
200ミリから−400ミリ(水)に変化させ特定の鼓
膜特性を測定する。メツツ及びマーセンの測定器
ではこの特定の特性の測定は、単一の周波数によ
る鼓膜のインピーダンス(又はコンプライアン
ス)測定であり、グレーソン/ステードラーの測
定器の場合には220Hz及び660Hzでの耳道のコンダ
クタンス(又はサセプタンス)の測定である。 上述の方法は以下の共通特性を有す。即ち、(1)
低周波数波(CW)に依る測定。(2)測定を有効と
する条件としての気密塞鎖の必要性。(3)耳道内へ
探知具の挿入。(4)有効な測定の為には耳道内に大
気圧前後の空気圧の付加。(5)診断結果を得るのに
時間がかかる(非リアルタイム)(6)検診及び検診
結果の解析に高度の専問技術が必要(7)多くの場合
測定器自体が大型で、複雑、高価である。(8)望ま
しい診断結果を得るに患者の協力を要件とする等
である。通常旧知の診断技法で診察を受ける患者
はかなりの不快感に甘んじなければならない。こ
れは幼少の子供(生後数ケ月から10才ごろまで)
の場合には特に著しく、体を動かしたりよじつた
りして診断を一層困難にしている。また極端な例
では、例えば過去に同様の診断で不快な経験をし
ている子供の場合等では診察そのものを受けさせ
ないことがある。 発明の開示 本発明には、耳の病理学上の状態を診断するた
めの簡単で有効な装置(以降反射分析器と称す)
と方法を提供する。本発明の装置及び方法はいろ
いろの耳の病気の診断に有用であると同時に、幼
ない子供が中耳炎にかかつているか否かの判定に
も特別に有効である。即ち、本発明は検診が極め
て短い時間で済むので、診察中に子供の動きに依
る影響が排除でき、既知の測定器のように痛み及
び恐怖心を呼びおこす心配もなく、且つ、患者の
耳と探知具との間を気密に保つたり、もしくは耳
道内に探知具を挿入する必要もなく従つて診察に
際し苦痛もしくは恐怖心を減少させる利点を有す
る。 本発明は中耳炎等に係る中耳の溢出の診断に特
に有用な新しい方法及び装置を提供する。本発明
の方法では中耳の複合音響インピーダンス関係の
数価、即ち、マイクロホンを介して入射し、耳道
を伝播(送電線として扱う)する入射射信号と耳
(特に鼓膜及び中耳組織器官)から再びマイクロ
ホンに反射してくる反射波のベクトルの総和を求
める。 実施例に於いて、広域の周波数(通常は1KHz
〜15KHz)にわたつて上記の方法で行い、測定結
果のベクトル和曲線上の特徴的な下降の有無によ
り病気の診断を行う。この場合、患者の年令、プ
ローブの長さ、病状の程度にもよるが約1.5KHz
〜5.5KHzの間に中心を有する周波数域にこの下
降は現われる。 本発明の方法を実用に供するための本発明の装
置の一実施例として音室を設えた検査部と、前記
音室に音場を発生する様に設けられた変換器、音
信号を音室から耳道付近に伝播し耳道に対しイン
ピーダンス整合を行う中空プローブと、音室とプ
ローブの連結点に適宜に配置したマイクロホンと
を含む反射分析器である。又、該反射分析器には
変換器に連結する信号発生器と、マイクロホンか
らの信号を処理する適当な構成とを有している。 推奨される実施例の反射分析器においては周波
数及び振幅を変えて連続波信号又はパルスを適当
な時間間隔で発信する。上述の装置に依る測定で
は、耳の診断には大気圧に於いて行うか、少くと
も部分的に外界の空気に連通した状態で行うの
で、プローブの挿入や耳道の気密塞鎖等が望まし
くもなく又不可能になり易い子供や幼児の場合の
中耳の診断に特に好都合である。特に本発明の測
定器では診察される耳に軽く触れるだけで、耳内
を気密状態に必ずしも保つ必要もなく測定が可能
である。従つて耳に対する診察器の圧着も最小な
ので、患者に痛みを与えることもない。さらに測
定時間も短くてすむ(せいぜい20/1000秒かそれ
以下)。従つて、患者が体や頭を動かすことで測
定が無効になるような事は事実上なくなる。測定
は極めて迅速で、比較的正確で、耳内への挿入も
なく、この様な測定に通常伴う苦痛からもまぬが
れている。本発明は耳の病気の診断中の色々な状
況に於いて極めて有用であり、特に幼い子供の中
耳炎の集団検診に役に立つ。 第2実施例の反射分析器はT字型で手持用に設
計され本発明の有用性を向上している。このT字
型の器具は診察者に向う面上の横及び縦方向に発
光ダイオード等の表示素子が配置してある。信号
発生部は器具の反対面に設けられ診察を受ける患
者側に向けられている。器具のT字の横棒上に配
置されたダイオードは所定の現象(本実施例では
ベクトル和の下降曲線)が起る周波数を示し、縦
棒上のダイオードは下降の大きさをデシベルで表
示する。診断データーは迅速便利に入手できしか
も診察医にはつきりと明示されるので集団検診等
に特に有用である。 従つて本発明の目的は耳の病気を診断する方法
及び装置を提供することである。 本発明の目的はまた使用に便利な耳の病気の診
断方法及び装置を提供することである。 本発明の他の目的は測定を迅速に行い測定結果
を測定者に便利な形式で早く表示する耳の病気の
診断方法及び装置を提供することである。 本発明の別の目的は特に子供の耳の病気の診断
に適した方法及び装置を提供することである。 本発明の他の目的は耳の病気の集団検診に適し
た方法及び装置を提供することである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の検査部の第1実施例の斜視図
である。第2図は第1図の検査部の断面図であ
る。第3図は連続掃引信号波を用いた本発明に依
るアナログ装置のブロツク図である。第4図は中
耳炎性溢出のある耳と正常な耳のベクトル和曲線
である。第5図は本発明に依る装置のブロツク図
であり、本装置は段階的に増加する周波数に応じ
増加する短いパルス信号音を用いる。第6図は不
連続掃引方式を用いる本発明に依るデジタル装置
のブロツク図である。第7図、第8図は本発明の
別の実施例である反射分析器の前面及び後面から
の斜視図である。第9図は第7図、第8図の9−
9を通る断面図である。第10図は第7乃至9図
の反射分析器の測定回路のブロツク図である。 実施例の説明 第1図は本発明の一実施例に依る検査部34の
斜視である。 マイクロホン用プリアンプ13aは変換器アセ
ンブリー13の後部に設けられている。マイクロ
ホン(後の図で示す)は中空のプローブ12の内
部に設置されている。延長部11は交換可能でそ
れに依りプローブの直径を変えられる。プローブ
12は音室ハウジング14と連通するじようご形
部12を含む。ハンドル17上のトグルスイツチ
15は装置の出力を捕える記録器を制御する。ケ
ーブル16のうち1本はしやへいされており、プ
ローブに設けてあるプロアンプからの信号を伝播
する。他のケーブルは記録器を制御する信号を伝
送する。 第2図は第1図の検査部の断面図である。検査
部は音室23に音場を作る変換器21を含む。音
室23の音はプローブ25を経由して耳道290
の付近に送られる。プローブ25はじようご形部
251と直線部252を含む。直線部252は普
通の正常な耳道の大きさに合わせて設計されてい
る。ここで耳道とプローブ先端のインピーダンス
の整合を行う。子供の耳の場合、プローブ25の
直線部252の長さAが約1センチ、又同内径B
がほぼ0.25〜0.75センチの範囲にある時、一般に
好ましい結果が得られた。同様に、プローブ25
のじようご形部251の長さCが約5cmで且つ音
室の壁と接触するプローブ25の底部外径Dがほ
ぼ7cmの時にも好ましい結果が得られた。 検査される耳道の入力インピーダンスに一層正
確に整合させる為に連続的に直径を変化できるプ
ローブ伸張部を代用できるようにしておく事が望
ましい場合もあるであろうが、しかしこれは有用
な測定結果を得るに絶対必要条件というわけでは
ない。幼児、子供及び成人の耳道インピーダンス
にだいたい整合する3種の大きさのプローブ伸張
部11がそろえば充分である。 本発明を用いた診断ではプローブ伸張部11を
耳道に挿入する必要がない。検診に於いて、プロ
ーブ12の端部27と耳道290の入口との間に
は小さい隙間28が生じるであろう。プローブ先
端部27にスポンジゴムのクツシヨンを装着すれ
ば、この隙間の制御が容易となろう。 検査部内の変換器21の発生する入射信号音は
プローブ25の先端27から出て耳道290に入
る。次に、入射波の一部は鼓膜、あぶみ骨、及び
中耳組織の各器官を含む聴覚構造に当り反射す
る。反射波の振幅及び位相は最初の入射周波数と
耳道並びに中耳の複合音響インピーダンスの関数
となる。健康な耳では、鼓膜及び中耳からの反射
は最小である。子供の検診の場合、プローブ先端
部27の内径を大きくする(例えば1.0cm)とこ
の反射は一層小さくなる。中耳の複合音響インピ
ーダンスは中耳内の状態、特に中耳内の溢出の有
無に大きく影響される。 反射波の一部は先端部27から中空のプローブ
25(先端部252)に入る。プローブ25内の
先端部252とじようご形部251の連結点には
マイクロホン24が設けられている。結果とし
て、マイクロホン24はこの位置での純音圧を測
定することになる。この純音圧が入射音と反射音
のベクトル和である。検査部内での音の内部反射
及び共振を押える為に音室23にはグラスフアイ
バーを緩くつめてある。変換器21が例えばコス
ESP/10等の静電型ヘツドホーンである場合、良
い結果が得られる。本推奨実施例ではマイクロホ
ン24はコンデンサーマイクロホンである。 第3図は連続掃引システムを有する全アナログ
技術を用いた本発明装置の一実施例をブロツク図
で示す。掃引発生器31は線312上に掃引周波
数出力を伝播する。通常の場合掃引或は1KHz〜
約15KHzでよい。掃引の普通の周期は20/1000秒
から10秒である。しかしこれらは標準価である。
必要なことは、中耳で「終点」となる耳道「伝播
線」の一つまたはそれ以上の共振点をカバーする
周波数信号を出力することである。共振は波長の
1/4の整数倍の点で起る。即ち波長の4分の1、
2分の1、4分の3及び全長の点で起る共振が診
断の目的にとつて意味がある。普通の成人の耳の
場合これらの波長はそれぞれ3.5、7、10.5及び
14KHzに相当する。掃引信号はそれ自身出力波と
して線311上に伝播され、表示器39を同期さ
せるのに用いられる。変換器からの音圧は線32
2から減衰器32にフイードバツクさせることで
一定レベルに保たれる。本実施例では電圧制御減
衰器32は常に最大20dBに調整される。 第2図に示すマイクロホン24の出力は検査部
34から線341を経てプリアンプ35を介し帯
域フイルター36に送られる。該帯域フイルター
36は通常約500〜20KHzの信号波を波する。
帯域フイルター36の出力波はRMS/DCコンバ
ーター371及び位相探知器372に送られ、マ
イクロホンの信号の振幅及び位相に関するデータ
ーとする。このデーターは第2図との関連で説明
したように入射信号と反射信号のベクトル和であ
る。これ等機器371,372の出力は適当な表
示装置に送られる。オシロスコープが表示装置と
して用いられると、大きい掃引速度で(普通は50
Hz)ちらつきのない表示が得られる。表示器39
が記録紙計の場合普通掃引速度は一秒若しくはそ
れ以上となる。 第3図の実施例が中耳溢出及び中耳炎の検査に
使われた場合のグラフの典型例が第4図に示され
ている。該グラフに於いて、曲線41は5才の子
供のほとんど健康な耳の場合の典型的な応答曲線
であるが、曲線42は同じ子供が中耳溢出にかか
つている時の典型的な曲線である。このように、
耳に溢出がある場合は四分の一波長共振に関係す
る周波数(成人では約3.5KHz)上でベクトル和
曲線にはつきりとした下降が現われること、この
下降のコンピユータ分析およびモデリングによつ
て診断を行なうことの理論的有用性を確認した。 第5図は本発明の装置の別の実施例を示す。本
実施例に於いては、一連のパルス信号を用い、
個々のパルスをそれぞれ異る周波数で送る。図面
の照合番号は第3図のブロツク図と対応できるよ
うに共通の番号が使われている。しかし、第5図
の実施例では検査部34への信号はパルス掃引発
生器51から発信される。パルス掃引発生器51
はパルス幅が約10/1000秒、パルス反復度が約
100Hzのパルスを発信する。各パルスはそれぞれ
異る中心周波数を有し、第1番のパルスのそれは
約1KHzであり次に続くパルスは120Hzづつ中心周
波数が増加して、パルス列中の最後のパルスの周
波数が約7KHzとなる。一回の診断では0.5秒間に
パルス信号は50パルス発信される。 第6図のブロツク図は不連波を用いたデジタル
式の装置を表している。線341のマイクロホン
からの出力信号の処理は第3図、第5図の場合と
同じである。主な相違と言えば、検査部34内の
変換器への信号の発生方法である。この例ではマ
イクロプロセツサーを用いたコンピユータ611
が信号を発信する。このコンピユータへの入力は
A/Dコンバータ63から線632を介してなさ
れ、またこのコンピユータの出力は線621を介
してD/Aコンバータ62へ送られる。 コンバータ−62,63に関しては、A/Dコ
ンバータ−63は混信防止帯域フイルター65及
びバツフアーアンプ67の後に設けられ、D/A
コンバータ−62はそれ等64,66の前に設け
られる。バツフアーアンプ67はマルチプレクサ
ー69から線671を介して信号をうけ、マルチ
プレクサー69は、第3図との関連で述べた
RMS/DCコンバーター371と位相探知器37
2から情報を受ける。 この様に、マイクロホンの処理信号(ベクトル
和信号)はマルチプレクサー69、バツフアーア
ンプ67、混信防止帯域フイルター65、及び
A/Dコンバータ−63に通りコンピユーター6
11に送られそこでさらに付加的な信号処理を行
つてベクトル和信号の診断手段としての価値を増
大せしめる。 ミニコンビユーター611の発信する掃引信号
はパワーアンプ68を介して線681を通つて変
換器へ送られる。信号波形は時間によりサンプル
された各波形を含むコンピユークーメモリーに配
列して記憶されるので、どの周波数の掃引に対し
ても対応するデジタル信号が発信できる。記憶さ
せた波長も利用者設定の速度で走査ができ、周波
数を段階的に変えて掃引信号を発信できる。この
ようにして初期周波数、停止周波数、周波数段の
大きさ、周波数直線性等の種々のパラメーターの
制御が可能である。同じ技術を用いて各周波数段
間で信号の振幅を的確に制御でき、それに依つ
て、例えば、第2図に関連して述べたプローブ内
の変換器とD/Aコンバータ−62の出力信号の
間の信号路利得変動を補正できる。さらに、信号
発生に関して述べるなら、第5図に示す方法を用
いることで、第5図の実施例の如く信号がパルス
であるか又は第3図の実施例の如くアナログ式連
続波掃引信号波であるかに依り、信号の種類(例
えば、パルス又はCW)の選択、信号の振幅及び
位相の制御ができる。さらに、集められたデータ
ーの処理も容易となる。測定結果を量的に表示で
きるし、又はミニコンピユーターに依り、前に述
べた曲線の特徴的な下降の有無、中心周波数、形
及び下降の程度を探知でき、溢出有り又は溢出無
しを示す信号を診察医に与える。 第7〜9図に於いて、本発明のさらに別の実施
例の反射分析器を説明する。第7〜9図の反射分
析器は他の装置の補助を必要としない独立した器
機であり、手に持つて使用でき、持ち運びも容易
で、使用者(診察医)は迅速便利に耳の病理学的
状態の情報を得られる。本実施例は、手持用に作
られたT字形のハウジング400を含み、該ハウ
ジングは横アーム402と縦アーム404からな
る。 第1,2図のプローブ12に対応するプローブ
アツセンブリ406が本体の正面408に設けら
れている。本体の背面410(第8図)にはスイ
ツチ412、横列の発光ダイオード(LED)4
14、縦列の発光ダイオード(LED)416が
設けられている。 LED414は共振下降の起る周波数を表示し、
LED416は下降の程度を表示する。図には模
範例として横列のLEDは10個、全部で0〜7500
Hzの周波数域をカバーし750Hz間隔の数価を表示
する。750Hzの整数倍より大きい又は小さい中間
周波数の表示の場合は該当する隣り合う2つの
LEDを点灯させ、その中間周波数の実際価に対
応させて双方のLEDの明度を変えることでその
およその価が分るようにしてある。従つて慣れた
診察医はLEDの明度によりかなり正確に曲線下
降の起る周波数を把握できる。 プローブアツセンブリ406は第9図により詳
細に示されており、同図は第7図の線9−9を通
る断面図である。このプローブアツセンブリは反
射分析器の正面408から先端部422に延設し
た円錐形のカバー420を含み、反射分析器の当
てる耳への信号音はこの先端部422を通過す
る。第2図のプローブ12に於いてと同様、カバ
ー420は中空で、中に円錐の筒428に収納さ
れた小型スピーカー426を第1変換器として設
けてあり、該スピーカーは開孔ポリウレタンフオ
ーム等の吸音材430で覆われ庶音してある。こ
のポリウレタンフオームは円錐形のカバー420
の中で音響抵抗を高め望ましくない音の反射及び
共振を防ぎ、それに加えて、測定される共振の域
を拡大する働きをする。 マイクロホンを有する構成される第2の音響変
換器432は先端部422の背後、カバー420
の前面に向けて設けられている。マイクロホン4
32はその入力面を先端開口部(第9図)に隣接
して該開口部の底面と同一平面上に位置させる方
が望ましい。これは雑音となる反射音の発生を減
少させるためである。該変換器(マイクロホン)
はその表面に於ける音圧を測定する。この音圧
は、第2図のマイクロホン24の場合と同様、ス
ピーカー426に依る音圧と耳424からの反射
音の音圧のベクトル和である。第1図、第2図の
実施例の場合と同様又第4図に詳しく示す如く、
変換器(マイクロホン)432の純音圧は、発信
された信号波が低周波数(例えば数百ヘルツ)か
ら高周波数(例えば5〜7キロヘルツ)に増加す
る時、中耳炎の場合3500〜4000Hzではつきりと曲
線の下降が表われる。これとは対照的に、健康な
耳の場合にはこの様な下降はない。従つて、耳の
病理学的状態の診断が容易にできる。 信号音を発信、処理する電子システムの全部は
ケース400の中に収納されている。特に印刷配
線板440はコンデンサー、抵抗、集積回路、ダ
イオード等の典型的電子素子及びこれらの素子に
電気を供給する1つ又は複数のバツテリーを含
む。リード446,448はスピーカー426と
変換器(マイクロホン)432を該印刷配線板に
接続する。 第1図、第2図のプローブ12に関連して述べ
た様に、第7〜9図の反射分析器400は波形の
4分の1点、2分の1点、4分の3点、4分の4
点に於ける共振を探知する。この操作方式に一致
させて、第7〜9図の反射分析器の一実施例は以
下に述べる設計となる。即ち、望ましくない4分
の3波長の反射音ためにマイクロホンの位置を決
める為に円錐形カバーの高さfを7.3センチ、先
端部長さbを1cm、又先端部直径cを0.5センチ
にした(新生児用.子供及び成人の場合はこの直
径はそれぞれ約1cmと2cm)。変換器432のス
ピーカー426及び先端部422に対する位置の
調節は周波数域にわたつての応答の一様性に寄与
する。 先端部の内径cは反射分析器と耳424の間の
インピーダンス整合を決定する。効果的な点から
言うと、それは二者の間でインピーダンス変成器
として働き、内径を適切に調節することで、測定
者が反射分析器400を耳に密着させて使う必要
もなく、耳との間の隙gを1ミリ程度に保てるよ
うに設計してある。このことは以下の様な利点を
持たらす。先づ、本装置では耳道を気密に塞ぐ必
要がないので患者、特に子供の検診に対する恐怖
感を無くし、ひいては検査に協力的態度が期待で
きる。既知の技術にあつては大きな検査器を患者
の耳にあて耳道に圧力を付加するという従来の現
状と比べると、これは大きな利点である。さら
に、反射分析器を検査される耳にに対し厳密に位
置づける必要がないので、迅速にして尚かつ十分
に正確な検査を行なうことができる。これは、例
えば都市部の病院等で行われる集団検診等の場合
特に好ましい利点である。 先端部422の直径を検診を受ける集団(新生
児、子供成人等)のタイプに依つて異る耳道の径
に合わせて調節ができ、適宜に直径を選ぶことで
同じ集団内の一部の人々には測定に支障がない程
度に測定感度をさげ、他の人々には高い測定感度
で検診することが可能である。例えば、新生児の
外耳道の径は2.0ミリ程度、子供のそれは4ミリ
程度そして大人の場合は8ミリ程度である。中間
的な100ミリの先端部を用いることで、成人の患
者に対して、反射分析器と耳の間にある程度の隔
間を、子供の患者に対してはそれより大きい隔間
を、新生児に対しては最大の隔間を維持できる。
従つて、診断に際し最も大きい協力の期待できる
患者にとつて隔間は最も小さく、協力の期待のう
すい患者には最も大きい。この配慮こそ最も望ま
れているものである。 ここで注意すべきことは、先端部422の直径
の耳道径に対する比率が大きいほど共振による曲
線下降が小さくなり、ある範囲内であるが幅広く
なり、また曲線下降の位置が周波数の方向にずれ
ることがある。従つて、隔間を大きくとること
(これは先端部径の耳道径に対する比率大なるこ
とを要す)と診断の効率を大ならしめること(こ
れは前記比率が小なることを要す)とをうまくバ
ランスさせ得るような点を見い出すことが望まし
い。本発明はまた説計者が便利性と低コスト性を
同時に最大にできるような特徴と有する。さら
に、円錐形のカバー406に装着する各種先端部
(はめ込み式、ねじ込み式、又他の適当な装置方
法)を揃え、診断医が患者に応じて使い分けでき
るようにしてある。もし単一の先端部のみで反射
分析器が使用される場合、検診を受ける典型的耳
道の径の1〜2倍の先端部直径を選ぶことで、健
康な耳と病気の耳を区別する診断感度(比率小)
と望ましい隔間(比率大)とを両方させ得る。 第10図は第7〜9図の反射分析器に特に適し
た駆動及び測定回路の簡易ブロツク線図である。
発生器450は上昇ランプを出力し、このランプ
は電圧制御発振器452を駆動して、周波数が連
続的に増大する正弦波信号を発信させる。望まし
い形体としては、70ミリセコンド程度の期間中に
低周波数(例えば約150Hz)からほぼ7KHzまで増
加する信号波が考えられる。発振器452の出力
信号は増幅器454に送られそこから更に検査部
406内のスピーカー426に送られる。スピー
カー426の出力信号はプローブ先端部を介して
耳424に送られる。反射波はプローブ406の
先端部を介し、スピーカー426からの入射波と
共に変換器(マイクロホン)432に入る。該マ
イクロホンの出力信号は増幅器456に送られ更
にそこから検出器458に供給される。該探知器
は信号の振幅を測定する。ゼロ点検出器460は
検出器458の出力信号を検出し、特定の測定の
最小振幅値を記憶する。このゼロ点は曲線が少く
とも所定の大きさだけ下降した後(所定のしきい
値以上)上昇に向う周波数として定義される。こ
のしきい値は必要な測定感度を考慮し、且つ雑音
その他の障害が発生しない様に既知の技術を用い
て工夫される。ゼロ点検出器460はゼロ点を検
出するゲート464にゲート信号を送る。ゲート
464は、ゲート信号を受けた時点で、ランプ発
生器450の瞬間出力信号を周波数保持回路46
6に供給し、該周波数保持回路はゼロ点検出器4
60の検出したゼロ点最小値に対応する周波数を
記録する。ゼロ点周波数に対応する出力信号は表
示駆動器468を介して反射分析器の該当する表
示部(周波数表示LED414を含む)に送られ
る。又、検出されたゼロ点最小値の大きさに対応
する信号は反射分析器の該当する表示部(振幅表
示LED416を含む)に表示駆動器470を介
して送られる。第10図の素子を構成する回路は
本発明の開示内容とは関係なく従つて詳細な説明
を省く。さらに、診断環境に雑音が大きい時の測
定の為に“聴取前”制御を用いてもよい。 関係技術に知悉した者には共振条件が共振過渡
時(曲線下降)に伴う大きな位相シフトの影響を
受け得ることが理解されよう。この位相シフトの
検出をもつて各共振点での曲線下降の振幅測定の
ための重要な代替的手法とすることができる。 結 論 以上に述べた如く、本発明は耳の病気を診断す
る装置を提供する。本発明の分析器は、耳の様々
の病気を検診するのに有用であり、取扱いの容易
さ、測定の迅速さ、患者に器具を接触させないで
すむ等の種々の利点が挙げられる。分析器は健康
な耳と病んでいる耳の違いを有効に区別できる感
度を有する。さらに周囲の雑音や患者自身が原因
となる診察妨害に対しても変りない能力を発揮す
る。また、集団検診等の場合の様に多人数を比較
的短い時間で診察したり、診察に拒否的であつた
り、非協力的であるような患者を扱う場合に有効
である。本分析器は検査される耳に気密の耳道閉
鎖を施こす必要がないので通常の耳の診断器具に
伴う恐怖心や不快感を患者に与えなくて済む。さ
らに測定が短時間に行われ、診察中に患者が測定
の進行を妨げになる用な機会も少くなる。 以上に実施例をとおして発明の内容を説明した
が、これ等の実施例は非限定的なものであつて、
特許請求の範囲に示される本発明の精神および範
囲を逸脱することなく種々の改変が可能である。
JP50143483A 1982-03-16 1983-03-16 耳の病気を診断するための装置 Granted JPS59500455A (ja)

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