JPH0413966Y2 - - Google Patents

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JPH0413966Y2
JPH0413966Y2 JP1987089905U JP8990587U JPH0413966Y2 JP H0413966 Y2 JPH0413966 Y2 JP H0413966Y2 JP 1987089905 U JP1987089905 U JP 1987089905U JP 8990587 U JP8990587 U JP 8990587U JP H0413966 Y2 JPH0413966 Y2 JP H0413966Y2
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blade
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) 本考案は、柿、栗、桃等の果実樹の樹皮を剥ぐ
ための樹皮剥ぎ具に関するものである。
(従来の技術) 一般に前記各種果実樹における幹の成長を妨げ
て結実を促進したり、樹皮に害虫が繁殖するの防
止したりするために、同果実樹の幹の部分の樹皮
を、最小限必要な一部を残して剥ぎ取つている。
そして、このように果実樹の樹皮を剥ぐために、
従来から第12図に示すような樹皮剥ぎ具が用い
られている。この樹皮剥ぎ具はハンドル20の先
端に対し、そのほぼ直角方向に半円板状の刃体2
1が固着されて構成されたものであり、同刃体2
1の直線部分には直線刃22が形成されている。
この樹皮剥ぎ具を用いて幹の樹皮を剥ぐ場合に
は、ハンドル20を握り前記刃体21の直線刃2
2を幹に当てその面に沿つて同樹皮剥ぎ具を引い
ている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、前記刃体21の直線刃22を果実樹
の幹に当てた場合、前記のように直線刃22は単
なる直線状をなしているので幹と直線刃22との
当接長さは短く、この樹皮剥ぎ具を使用しても一
度にわずかな幅の樹皮しか剥ぐことができない。
従つて、作業者は剥ぎ残しがないように何度も前
記操作を繰り返さなければならず極めて能率が悪
いという問題があつた。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) そこで、前記問題点を解決するため、本考案は
ハンドルの先端部に対し、ほぼ直角方向にほぼ多
角形状をなす一枚の刃体を設け、同刃体の外縁の
少なくとも一部に凹状湾曲刃と、凸状湾曲刃とを
形成するという手段を採用した。
(作用) ハンドルを握り、刃体の凹状湾曲刃を果実樹の
幹に当て、その面に沿つて引くことにより樹皮が
剥がされる。このとき、凹状湾曲刃と幹との当接
長さは直線状の刃を幹に当てた場合の当接長さに
比べて長いので作用能率の向上が図れる。又樹幹
が太い等の理由により凹状湾曲刃が使用できない
場合には、作業能率は多少低下するが凸状湾曲刃
で剥ぎ取ることが可能で汎用性を有する。
(実施例) 以下、本考案を具体化した一実施例を第1〜8
図に基づいて説明する。
第1〜5図に示すように、本実施例の樹皮剥ぎ
具を構成するハンドル3は、ほぼ円柱状をなすと
ともに、その外周面ほぼ中央部に環状溝1aが設
けられた握り部1と、同握り部1の一端から長手
方向に延びる棒状の支持部2とから形成されてい
る。第8図に示すように、支持部2先端には、そ
の直径よりも小さい直径を有する同じく円柱状の
突起4が段差面2aを介して突設されている。
前記支持部2先端の突起4には、ハンドル3の
長手方向と直交する方向へ延びるようにほぼ三角
板状の刃体5が固着されている。すなわち、前記
刃体5のほぼ中央部には、前記突起4の直径と同
一の直径を有する取付孔5aが透設され、この取
付孔5aに突起4が嵌入されている。そして、支
持部2の段差面2aと刃体5裏面(第2〜5図の
下面)とを当接させた状態では、突起4先端が同
刃体5表面から若干突出しており、この突起4の
突出部分と刃体5表面とが溶接されている。従つ
て、刃体5は支持部2に対し強固に固定され、特
に樹皮剥ぎ具使用時にハンドル3長手方向に大き
な力がかかつても、同支持部2から刃体5が外れ
ないようになつている。
第1図及び第6図に示すように、前記刃体5は
一外縁が凹状に湾曲形成され、その刃体5には凹
状湾曲刃6が形成されている。また、刃体5の他
の二外縁はそれぞれ凸状に湾曲形成され、その刃
体5にはそれぞれ凸状大湾曲刃7、凸状小湾曲刃
8が形成されている。そして、凹状湾曲刃6と凸
状大湾曲刃7との間にはエツジ刃9が形成されて
いる。さらに、前記凸状大湾曲刃7と凸状小湾曲
刃8との間には大径刃10が、また凸状小湾曲刃
8と凹状湾曲刃6との間には小径刃11がそれぞ
れ形成されている。
以上のように構成された実施例について、次に
その作用及び効果を説明する。
本実施例の樹皮剥ぎ具を用いて第6図に示す果
実樹の幹Aの樹皮を剥ぐ場合には、ハンドル3の
握り部1を握り、刃体5の凹状湾曲刃6を幹Aに
当てその幹Aの面に沿つて下方に引く。こうする
と、同凹状湾曲刃6によつて樹皮が剥がされる。
このとき、凹状湾曲刃6と幹Aとの当接長さが前
記従来例の直線刃22を幹Aに当てた場合の両者
の当接長さよりも長いため、一度に幅広くの樹皮
を剥ぐことが可能となる。従つて、作業者は剥ぎ
残しがないように何度も樹皮剥ぎ動作を繰り返す
必要がなく、能率よく樹皮剥ぎ作業を行うことが
できる。
果実樹の幹Aが通常の太さよりも太く、これに
刃体5の凹状湾曲刃6を当てることができない場
合には、凸状大湾曲刃7又は凸状小湾曲刃8をそ
の幹Aに当てて樹皮剥ぎ具を引く。こうすると、
従来の直線刃22を有する樹皮剥ぎ具と同様に幹
Aとの当接長さは短いが確実に樹皮を剥ぐことが
できる。また、固くなつた樹皮を剥ぐ場合にはエ
ツジ刃9で樹皮を切り込んで、その切り込み部分
に大径刃10又は小径刃11先端を挿入して起こ
すことにより前記樹皮を剥がすことができる。さ
らに、二股状になつた根等の分岐部分の樹皮を剥
ぐ場合には、エツジ刃9、大径刃10又は小径刃
11のうちいずれかを適宜選択して用いることが
できる。
このように、本実施例の樹皮剥ぎ具を用いれ
ば、能率よく樹皮を剥ぐことができるばかりでな
く、従来の樹皮剥ぎ具に比べて剥ぎ残しも生じに
くくなるので樹皮剥ぎ作業が楽になる。
なお、本考案は前記実施例の構成に限定される
ものではなく、例えば以下のように具体化して実
施することもできる。
(1) 刃体5は前記実施例のほぼ三角板状のものに
限らず、ほぼ四角板状、ほぼ五角板状等のほぼ
多角板状やほぼ円板状のものでもよい。
(2) 前記実施例の凸状大小両湾曲刃7,8のうち
いずれか一方を、第9図に示すように、前記凹
状湾曲刃6の湾曲の程度と異なる別の凹状湾曲
刃12としたり、第10図に示すように直線刃
13としたり、さらに第11図に示すように直
線刃13と凹状湾曲刃12とを組み合わせたも
のとしたりしてもよい。
考案の効果 以上詳述したように、本考案は、凹状湾曲刃を
果実樹の幹に当てその面に沿つて引くことにより
一度に幅広くの樹皮を剥ぐことができるので、樹
皮剥ぎ作業の能率を向上させるばかりでなく、樹
幹の状況により凹状湾曲刃が使用できない場合に
は、凸状湾曲刃により皮剥ぎが行なえるので汎用
性を高めるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜8図は本考案を具体化した一実施例を示
し、第1図は樹皮剥ぎ具を正面から見た斜視図、
第2図は樹皮剥ぎ具の左側面図、第3図は右側面
図、第4図は正面図、第5図は背面図、第6図は
平面図、第7図は底面図、第8図は支持部先端が
刃体に固着された状態の部分断面図であり、第9
図〜11図は刃体の形状の別例を示す平面図、第
12図は従来の樹皮剥ぎ具を示す斜視図である。 3……ハンドル、5……刃体、6,12……凹
状湾曲刃。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハンドル3の先端部に対し、ほぼ直角方向にほ
    ぼ多角形状をなす一枚の刃体5を設け、同刃体5
    の外縁の少なくとも一部に凹状湾曲刃6,12
    と、凸状湾曲刃7,8とを形成したことを特徴と
    する樹皮剥ぎ具。
JP1987089905U 1987-06-11 1987-06-11 Expired JPH0413966Y2 (ja)

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JP1987089905U JPH0413966Y2 (ja) 1987-06-11 1987-06-11

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JPS63196948U JPS63196948U (ja) 1988-12-19
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS596465B2 (ja) * 1976-07-16 1984-02-10 シ−メンス・アクチエンゲゼルシヤフト 小形有極継電器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS596465U (ja) * 1982-07-07 1984-01-17 広田 勝栄 環状剥皮用切込器

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS596465B2 (ja) * 1976-07-16 1984-02-10 シ−メンス・アクチエンゲゼルシヤフト 小形有極継電器

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JPS63196948U (ja) 1988-12-19

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