JPH04139204A - 熱硬化性adc樹脂モノマーの成形方法 - Google Patents

熱硬化性adc樹脂モノマーの成形方法

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JPH04139204A
JPH04139204A JP26268390A JP26268390A JPH04139204A JP H04139204 A JPH04139204 A JP H04139204A JP 26268390 A JP26268390 A JP 26268390A JP 26268390 A JP26268390 A JP 26268390A JP H04139204 A JPH04139204 A JP H04139204A
Authority
JP
Japan
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adc
thermosetting
molding
adc resin
mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP26268390A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Asagoe
浅越 一浩
Yoshinori Kato
加藤 美則
Atsunobu Fujikawa
藤川 篤信
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOUGOU SEISAKUSHO KK
Togo Seisakusho Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
TOUGOU SEISAKUSHO KK
Togo Seisakusho Corp
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by TOUGOU SEISAKUSHO KK, Togo Seisakusho Corp, Toyota Motor Corp filed Critical TOUGOU SEISAKUSHO KK
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は熱硬化性ADC樹脂モノマー(ジエチレング
リコール・ビス・アリル・カーボネートモノマー、以下
、「熱硬化性ADC樹脂」の用語をrADC樹脂」と略
記する。)の成形方法の改良に関するものである。
[従来の技術] 従来、ADC樹脂の成形品を得るには、例えば第5図に
示すように、両ガラス板11にゴムガスケット12を介
装し、ホルダー14で固定したガラス型15が用いられ
る。注入器16内のADC樹脂モノマー17はゴムガス
ケット12の注入口12Aよりガラス型14の成形部1
3に注入される。ADC樹脂モノマー17を注入したガ
ラス型15は第7図のグラフ■に示すように加熱し、ガ
ラス型15内のADC樹脂モノマー17を重合させて硬
化させる。約20時間後に、第6図に示すように、ガラ
ス型15を分解して成形体18の平板が取り出される。
そしてメガネレンズの場合も同様に成形される。
一方、ADC樹脂(重合体)は三次元の架橋構造を有し
、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレートあるい
は無機のガラス等とは異なり、熱により溶融しない性質
を有する。また、ADC樹脂は表面に溶接装置のスパッ
タが接触した場合、接触部位のADC樹脂が瞬間的に分
解してガス化し、スパッタを付着させない耐スパツタ性
を有する。このためADC樹脂の平板は溶接装置のスパ
ツタか飛来する部位の障壁として使用されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、ADC樹脂の従来の成形はADC樹脂モ
ノマーの重合収縮率が大きいため、平板あるいはメガネ
レンズのような簡単な形状の成形体は成形できるが、例
えば断面コの字形などの複雑な形状の成形体の場合は割
れが発生して成形できない問題があった。そして、AD
C樹脂モノマーの重合硬化には例えば平板成形の場合で
約20時間を要し、成形時間が長い問題があった。なお
、重合温度を高くすれば成形時間は短縮されるが、AD
C樹脂が突沸して成形体に気泡を生ずる問題がある。
そこで本発明はADC樹脂の優れた特性である耐スパツ
タ性を損なわないようにして、前述した従来の各問題点
を解決しようとしたものである。
すなわち、本発明の課題は平板状は勿論、断面コの字形
などの複雑形状の成形体の良好な成形ができ、かつ成形
時間が短くて、かつ耐スパツタ性を有する成形体となし
得るADC樹脂モノマーの成形方法を提供することにあ
り、成形体は溶接などのスパッタの飛来する部位の保護
部材として使用するものである。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するためにこの発明は、ADC樹脂モノ
マーを重合させて所定の成形体を得るに際し、前記AD
C樹脂モノマーには粉末状のADC樹脂ポリマーを混合
することを特徴とする。
前記ADC樹脂モノマーの構造式は CH2−CH2−0−C−0−CH2−CH=CH2C
H2−CH2−0−C−0−CH2−CH”CH2であ
る。このADC樹脂モノマーは常温では透明な液体であ
り、引火点(オーブンカップ)177℃、融点−4〜0
℃、比重1. l 4 、粘度(25’C)14.8c
pの物性のものである。
また、本発明においてはADC樹脂モノマーとADC樹
脂ポリマーを90〜20 : 10〜80の比率の範囲
で混合することを特徴とする。ADC樹脂モノマーとA
DC樹脂ポリマーの比率は前記した比率範囲か好ましい
。ADC樹脂ポリマーの量が前記比率範囲より少ないと
重合収縮性が大きくなり成形体に割れを生ずる。ADC
樹脂ポリマーの量が前記比率範囲より多いと成形性が悪
く、かつ成形体の実用強度が出ない。
[作 用] ADC樹脂ポリマーが混合されることにより全体量に対
するADC樹脂モノマーの比率は小さくなる。このため
、収縮はADC樹脂モノマーの重合収縮のみであり、成
形体の収縮率は小さい。成形の際の収縮率が小さいので
、高温で重合速度を上げても割れが発生せず、重合時間
(成形時間)を短くし得る。また、ADC樹脂モノマー
の比率が小さいので重合に際して発生する発熱量が少な
くて済み、高温で重合速度を増しても樹脂が突沸しない
。成形体はADC樹脂ポリマーよりなり、耐スパツタ性
を損なうことがない。
ADC樹脂モノマーとADC樹脂ポリマーの比率を90
〜20・lO〜80とした場合は重合時間が短く、ひび
割れのない耐スパツタ性の成形体となし得る。
[実施例] 次に本発明の一実施例を、第1図〜第4図を参照して説
明する。
第1図は所定の成形体8、本例では熱センサを覆うネジ
付きの保護カバーを得るための成形型1を示す。成形型
lは凹部2を有する凹型3と、凸部4の外周にねじ部4
Aを設けた凸型5とよりなる。凹型3の凹部2に凸型5
の凸部4を組付けた際、所定の成形部6か構成されるよ
うになっている。
しかして、凹型3の凹部2にはADC樹脂モノマーとA
DC樹脂ポリマーの粉末との混合液7の所定量を入れる
(第1図の混合液7部分参照)。
次いで、第2図に示すように、凹型3に凸型5を組合せ
る。しかる後、組合わせた成形型lは空塔あるいは液浴
中で所定温度で所定時間加熱し、成形部6の混合液7を
重合させて成形する。成形後は脱型して内ね0部8Aを
有するキャップ状の成形体8を得た(第3図参照)。
本例におけるADC樹脂モノマーは三井石油化学工業株
式会社製造のADC樹脂モノマーを使用した。本例のA
DC樹脂ポリマーは予め重合硬化させて粉砕した150
〜200μmの粉末を用いた。そして本例の混合液7は
第1表におけるADC樹脂モノマーとADC樹脂ポリマ
ーとの各混合比の混合液NO,1−Nα5について各々
成形した。各混合液7の成形は第1表の成形条件に示し
た温度と時間で行った。
(以下、次頁に続く) 第1表 なお、成形条件は予備試験の成形によって求めたもので
ある。すなわち、第4図に示すように、グラフIは混合
液Nα1にて70°Cで成形した場合の成形時間と成形
体のバーコル硬度との関係を示す。グラフIにおいては
成形時間3,0時間にてADC樹脂モノマーは重合した
ことを示している。
グラフ■は混合液Nα2にて80℃で成形した場合の成
形時間と成形体のバーコル硬度との関係を示す。グラフ
Hにおいては成形時間1.5時間にてADC樹脂モノマ
ーは重合したことを示している。
同様にグラフ■は混合液Nα3にて80℃で成形した場
合のバーコル硬度を示し、グラフ■は混合液Nα4にて
90°Cで成形した場合のバーコル硬度を示し、グラフ
■は混合液Nα5にて90℃で成形した場合のバーコル
硬度を示している。すなわち、混合液Nα3は80°C
,1,5時間で重合終了し、混合液Nα4は908C,
1時間で重合終了し、混合液Nα5は908C,1時間
で重合終了したことを示す。
混合液Nl1f−Nα5による各成形体8はいずれも成
形性良好であった。また、各成形体8の重合収縮率及び
耐スパツタ性を調べた結果は第2表に示す通りであった
(以下、次頁に続く) 第2表 なお、ADC樹脂モノマーのみにて成形した成形体(対
照)の重合収縮率は10.8である。本例の混合液Nα
1〜Nα5による各成形体8の重合収縮率はADC樹脂
モノマーのみによる成形体(対照)に較べていずれも小
さい。そして、本例の各成形体8における重合収縮率は
ADC樹脂ポリマーの含有量の多い程小さいことが認め
られる。
耐スパツタ性は溶接装置により各成形体8の表面にスパ
ッタを当てる方法にて調べたものである。
本例の各成形体8の耐スパツタ性は対照と同様にいずれ
も良好であった。
しかして、本例成形体8の各ネジ付きの保護カバーは溶
接装置の近傍に配置された熱センサーの保護用キャップ
として良好に使用することかできた。
本例は凹型3と凸型5を常圧状態で組付けて成形体8を
得たので、ADC樹脂モノマーとADC樹脂ポリマーと
の比率が90〜50 : 10〜50の場合を示した。
なお、常圧の成形において、混合液のADC樹脂モノマ
ーの比率が50未満では混合液の粘性か増し、成形時の
混合液に気泡が含まれるので好ましくない。また、常圧
の成形において、混合液のADC樹脂ポリマーの比率が
10以下ではADC樹脂モノマーの重合収縮率が高くな
り、成形体に割れが生ずる。このため、常圧の成形では
前記した実施例の混合比率がほぼ限度である。
成形の際に凹型3と凸型5を加圧した場合は混合液にお
けるADC樹脂モノマーとADC樹脂ポリマーの比率が
50〜20 : 50〜80の範囲においても、重合収
縮率の小さく、耐スパツタ性良好な成形体を得ることが
できる。
本例の成形体8はキャップ状に成形して熱センサーの保
護カバーとしたか、成形体8は用途に応じた形状に成形
し、溶接装置のスパッタを防ぐ部材として広く使用可能
である。また本例の成形体8は金属切削工程において切
削時に飛び散る金属粉の付着防止用部材としても使用す
ることかできる。
[発明の効果] しかして、本発明によれば耐スパツタ性の良好なADC
樹脂の成形体を短時間に成形することができる。そして
、本発明により得られるADC樹脂の成形体は平板状の
ものに限らず、断面コの字形などの複雑形状であっても
成形することかできるので、溶接などのスパッタの飛来
する部位の保護部材として広く用い得る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の実施例に係わり、第1図は成
形型の断面図、第2図は成形型の成形状態図、第3図は
成形体の断面図、第4図は成形体の成形時間とバーコル
硬度の関係を示すグラフである。 第5図〜第7図は従来例を示し、第5図は平板成形体の
成形工程図、第6図は平板成形体の取出し工程図、第7
図は加熱条件を示すグラフである。 1・・・成形型 3・・・凹   型 5・・・凸   型 6・・・成形部 7・・・混合液 8・・・成形体 出願人   株式会社 東郷製作所 出願人  トヨタ自動車株式会社 代理人   弁理士 岡田英彦(外3名)デモ 図 第 図 A覧形ビシ間(H) 1丁 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、熱硬化性ADC樹脂モノマーを重合させて所定の成
    形体を得る方法において、前記熱硬化性ADC樹脂モノ
    マーには粉末状の熱硬化性ADC樹脂ポリマーを、熱硬
    化性ADC樹脂モノマーと熱硬化性ADC樹脂ポリマー
    の比率が90〜20:10〜80の範囲で混合させて用
    いることを特徴とした熱硬化性ADC樹脂モノマーの成
    形方法。
JP26268390A 1990-09-28 1990-09-28 熱硬化性adc樹脂モノマーの成形方法 Pending JPH04139204A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61162505A (ja) * 1984-12-28 1986-07-23 ピーピージー インダストリーズ インコーポレーテツド 内部的に着色されたポリオール・アリルカーボネート重合体
JPH01249803A (ja) * 1988-03-31 1989-10-05 Mitsui Petrochem Ind Ltd 樹脂の製造方法
JPH0249016A (ja) * 1987-09-25 1990-02-19 Asahi Glass Co Ltd 反応硬化性組成物およびそれを成形硬化してなる人造大理石

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