JPH04138170U - 方向切換弁 - Google Patents
方向切換弁Info
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- JPH04138170U JPH04138170U JP5402191U JP5402191U JPH04138170U JP H04138170 U JPH04138170 U JP H04138170U JP 5402191 U JP5402191 U JP 5402191U JP 5402191 U JP5402191 U JP 5402191U JP H04138170 U JPH04138170 U JP H04138170U
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- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 17
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 2
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- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
- -1 polytetrafluoroethylene Polymers 0.000 description 1
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- Multiple-Way Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 弁シール部材の寿命の長い方向切換弁を提供
する。 【構成】 弁部1の弁本体4の弁孔7に弁棒8を摺動可
能に挿入し、この弁棒8両端の案内部10,10に、取
付溝10aと弁孔7とに弾性的に当接する当接部13
a,・・と13b,・・を有し、摩擦の小さい素材で形
成した弾性案内環13,13と、端部シール部材12,
12とを取付ける。弁棒8が弾性案内環13,13で案
内されて直線的に摺動するために、弁棒8の蛇行による
弁シール部材14,・・の過度の変形がないので、その
寿命を長くできる。
する。 【構成】 弁部1の弁本体4の弁孔7に弁棒8を摺動可
能に挿入し、この弁棒8両端の案内部10,10に、取
付溝10aと弁孔7とに弾性的に当接する当接部13
a,・・と13b,・・を有し、摩擦の小さい素材で形
成した弾性案内環13,13と、端部シール部材12,
12とを取付ける。弁棒8が弾性案内環13,13で案
内されて直線的に摺動するために、弁棒8の蛇行による
弁シール部材14,・・の過度の変形がないので、その
寿命を長くできる。
Description
【0001】
本考案は、流体圧利用の産業機器に使用する方向切換弁に関するものである。
【0002】
圧力流体の供給ポート、出力ポート及び排出ポート、これらのポートが開口す
る弁孔、並びに軸方向両端の案内部に端部シール部材が中間に弁シール部材がそ
れぞれ嵌着され、端部シール部材で案内されて弁孔を摺動する弁棒を有する弁部
と、上記弁棒を駆動する流体圧駆動部とを備え、上記弁棒の摺動によって弁シー
ル部材が弁部におけるポート間の流体の流れ方向を切換える方向切換弁は、特に
例示するまでもなく既に知られており、この公知の方向切換弁において、弁棒を
直線的かつ円滑に摺動させるためには、両端の案内部と弁孔の間の隙間が狭く、
しかもこれらが小さい力で当接していることが必要である。
しかしながら、上記方向切換弁の弁棒は、案内部に嵌着させた端部シール部材
で案内されて弁孔を摺動するために、案内部と弁孔の隙間が大きくなり、このた
め弁棒の摺動姿勢が不安定になって蛇行し易いので、弁シール部材が過度の変形
を受けて摩耗したり破損したりして、その寿命が短いという問題がある。
【0003】
本考案が解決しようとする課題は、弁シール部材の寿命が長い方向切換弁を提
供することにある。
【0004】
上記課題を解決するため、本考案は、圧力流体の供給ポート、出力ポート及び
排出ポート、これらのポートが開口する弁孔、並びに軸方向両端の案内部に端部
シール部材が中間に弁シール部材がそれぞれ嵌着され、端部シール部材で案内さ
れて弁孔を摺動する弁棒を有する弁部と、上記弁棒を駆動する流体圧駆動部とを
備え、上記弁棒の摺動によって弁シール部材が弁部におけるポート間の流体の流
れ方向を切換える方向切換弁において、上記案内部が、摩擦の小さい素材で形成
され、案内部の取付溝と弁孔とに弾性的に当接して弁棒を直線的に摺動させる複
数の当接部を有する弾性案内環を備えていることを特徴としている。
【0005】
流体圧により摺動する弁棒が、案内部に嵌着させた弾性案内環で案内されるこ
とにより、弾性案内環と弁孔の隙間が狭くなるので、弁棒の姿勢が安定して蛇行
することなく直線的に摺動する。したがって、弁シール部材が過度な変形を受け
ないので、その摩耗や破損を防止できる。
また、弾性案内環を摩擦の小さい素材で形成したことと、複数の当接部が取付
溝と弁孔に弾性的に当接することとによって、弁棒が円滑に摺動する。
【0006】
図は本考案の実施例を示し、この方向切換弁は、弁部1と流体圧駆動部として
のパイロット弁2を備えている。
上記弁部1は、弁本体4とその軸方向両端のエンドプレート5,6を備え、弁
本体4に、圧力流体の供給ポートP、出力ポートA,B及び排出ポートR1,R
2、並びにこれらのポートが開口する軸方向の弁孔7が形成されている。この弁
孔7に摺動可能に挿入された弁棒8は、軸方向両端の案内部10,10と中間の
膨出部11,・・を備え、各案内部10に端部シール部材12と後記する弾性案
内環13が、各膨出部11に弁シール部材14がそれぞれ嵌着されている(図3
も参照)。また、エンドプレート5に形設した弁孔7より大径のシリンダに、ピ
ストン16が摺動可能に挿入され、エンドプレート6に形設した弁孔7と略同径
の圧力室17は、通路18によって供給ポートPに連通している。
【0007】
図2に詳細を示す上記弾性案内環13は、ポリテトラフルオロエチレンのよう
な摩擦の小さい合成樹脂で形成され、屈曲により略等間隔に形設した内向きの当
接部13a,・・と外向きの当接部13b,・・、及び両端部間の間隙部21を
備え、これらによって径方向の拡縮可能な弾性を有し、案内部10の取付溝10
aへの嵌着によって当接部13a,・・が溝10aの外周面に、弁棒8の弁孔7
への挿入によって当接部13b,・・が弁孔7の内周面に、それぞれ弾性的に当
接する。
【0008】
流体圧駆動部としての上記パイロット弁2は、ソレノイド2aの励磁によりパ
イロット入口ポート23とパイロット出口ポート24が連通し、ソレノイド2a
の励磁解除によりパイロット出口ポート24とパイロット排気ポート25が連通
する、周知の3ポート電磁弁として構成されており、パイロット入口ポート23
は通路26によって供給ポートPに、パイロット出口ポート24はピストン16
で区画されたパイロット室19に、パイロット排気ポート25はエンドプレート
5に開設した排気ポートEに、それぞれ連通している。
【0009】
図1中の符号29は、ソレノイド2aに給電するための給電箱である。
なお、本考案の方向切換弁は5ポート弁に限定されるものではなく、また流体
圧駆動部は、ダブルパイロット形、或いはパイロット弁以外の弁棒に流体圧を作
用させるものとすることができる。
【0010】
上記実施例は、パイロット弁2のソレノイド2aの励磁が解除されているとき
は、圧力室17に供給ポートPの圧力流体が供給されるとともにパイロット室1
9の流体が排気ポートEから排出されるので、弁棒8及びピストン16が図1に
おいて右動し、弁シール部材14,・・によってポートPとB及びポートAとR
1が連通している(図1の弁棒8の上半分参照)。ソレノイド2aを励磁すると
、パイロット室19に供給されるパイロット流体によって弁棒8及びピストン1
6が図1において左動し、弁シール部材14,・・によってポートPとA及びポ
ートBとR2が連通する(同じく下半分参照)。
【0011】
この場合、弁棒8は、弾性案内環13,13で案内されて摺動するために、端
部シール部材12,12で案内される場合と異なり、弾性案内環13,13と弁
孔7の隙間が狭いので、姿勢が安定して蛇行することなく直線的に摺動する。し
たがって、弁シール部材14,・・が過度の変形を受けないので、その摩耗や破
損が防止される。
また、弾性案内環13が摩擦の小さい素材で形成され、しかも複数の当接部1
3b,・・によって弁孔7に部分的かつ弾性的に当接しているため、弁棒8の摺
動が円滑ある。
【0012】
本考案の方向切換弁は、弁孔を摺動する弁棒が、その両端の案内部に装着した
弾性案内環で案内されるために、弾性案内環と弁孔の隙間が可及的に狭くなって
弁棒が弁孔を蛇行することなく直線的に摺動するため、弁シール部材が過度の変
形を受けないので、その寿命を長くすることができる。
また、弾性案内環を摩擦の小さい素材で形成したことと、該弾性案内環が複数
の当接部によって弁孔に部分的かつ弾性的に当接していることとによって、弁棒
の摺動が円滑である。
【図1】実施例の一部縦断面図である。
【図2】弾性案内環の斜視図である。
【図3】要部の拡大断面図である。
1 弁部、 2 パイロット弁、 7 弁孔、 8 弁
棒、 10 案内部、10a 取付溝、 12 端部シ
ール部材、 13 弾性案内環、13a,13b当接
部、 14 弁シール部材、 P 供給ポート、A,B
出力ポート R1,R2 排出ポート。
棒、 10 案内部、10a 取付溝、 12 端部シ
ール部材、 13 弾性案内環、13a,13b当接
部、 14 弁シール部材、 P 供給ポート、A,B
出力ポート R1,R2 排出ポート。
Claims (1)
- 【請求項1】 圧力流体の供給ポート、出力ポート及び
排出ポート、これらのポートが開口する弁孔、並びに軸
方向両端の案内部に端部シール部材が中間に弁シール部
材がそれぞれ嵌着され、端部シール部材で案内されて弁
孔を摺動する弁棒を有する弁部と、上記弁棒を駆動する
流体圧駆動部とを備え、上記弁棒の摺動によって弁シー
ル部材が弁部におけるポート間の流体の流れ方向を切換
える方向切換弁において、上記案内部が、摩擦の小さい
素材で形成され、案内部の取付溝と弁孔とに弾性的に当
接して弁棒を直線的に摺動させる複数の当接部を有する
弾性案内環を備えている、ことを特徴とする方向切換
弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991054021U JPH0753009Y2 (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 方向切換弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991054021U JPH0753009Y2 (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 方向切換弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04138170U true JPH04138170U (ja) | 1992-12-24 |
JPH0753009Y2 JPH0753009Y2 (ja) | 1995-12-06 |
Family
ID=31929447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991054021U Expired - Lifetime JPH0753009Y2 (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 方向切換弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0753009Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4511889Y1 (ja) * | 1966-05-19 | 1970-05-26 | ||
JPH0235093U (ja) * | 1988-08-31 | 1990-03-06 |
-
1991
- 1991-06-17 JP JP1991054021U patent/JPH0753009Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4511889Y1 (ja) * | 1966-05-19 | 1970-05-26 | ||
JPH0235093U (ja) * | 1988-08-31 | 1990-03-06 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0753009Y2 (ja) | 1995-12-06 |
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