JPH04138146A - 相関型超音波流速測定装置 - Google Patents

相関型超音波流速測定装置

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JPH04138146A
JPH04138146A JP25888090A JP25888090A JPH04138146A JP H04138146 A JPH04138146 A JP H04138146A JP 25888090 A JP25888090 A JP 25888090A JP 25888090 A JP25888090 A JP 25888090A JP H04138146 A JPH04138146 A JP H04138146A
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flow velocity
correlation
type ultrasonic
echo
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JP25888090A
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Yoshizou Ishizuka
石塚 宜三
Mitsutoshi Yaegashi
光俊 八重樫
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Original Assignee
Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は流速測定装置、とくに、超音波の反射により流
体の流速を測定する相関型超音波流速測定装置に関する
[従来の技術] 従来、たとえば生体内の血流速を超音波を用いて測定す
る方法にドツプラ方式がある。第12図のように、超音
波散乱体を含む流速(線速度)Vの流体に対して周波数
fの超音波を入射させ、そのエコー周波数Fから差分Δ
fを次式により得る。
Δf−F−f−2マF*cos  θ/Cv=c  Δ
f  /(2f  cos *  θ)いわゆるカラー
ドツプラ法では、超音波エコーからドツプラ信号を直交
検波で取り出した後、HITフィルタで血管壁からのエ
コー成分を取り除き、自己相関法と呼ばれる位相検出法
により瞬間位相を求め、複数回の測定により得た測定値
より平均流速およびその分散を計算し、所定時間内の位
相差を求め、ドツプラ偏位をモニタ上にカラー情報とし
て表示する。この方法が、通常のドツプラ法と異なるの
は、検波以降をディジタル処理し、流速を演算時間が短
い自己相関法で求める点である。
この測定法と原理を類似する相関流量計を以下に第13
図を参照して説明する。水流の中の渦の速度は、一般に
微小なゆらぎを伴っている。これは流れの中に不規則に
分布する渦によるとされ、ゆらぎは、流れに沿い、変形
しながら移動する。渦が変形しないで移動する2点Xお
よびYの距離をLとし、ゆらぎを検出すれば、相関によ
り移動時間Δtが求まり、速度VはV−L/Δtより得
られる。相関流量計の場合、2点XおよびYにそれぞれ
1組ずつ超音波送受波装置を対向させ22つの送波側に
は同一の電気信号を加える。受波信号はそれぞれ、超音
波ビームを横切り、速度ゆらぎ成分で変調される。この
二つの信号の相互相関関数を演算してゆらぎの遅延時間
△tを求め、流速L/Δtを求める。詳細には参考資料
、分波 登、「超音波計測」、第59頁(昭和57年3
月25日、初版発行)を参照されたい。
[発明が解決しようとする課題J 前述のドツプラ法にて流速Vを良好なS/N比で求める
ためは、角度θを小さくするのが有利である。しかし、
この角度を小さくすると、振動子と生体との距離が大と
なり、生体組織による超音波の減衰が大きく、S/N比
が劣化する。実際の角度はθ=30°〜60°であり、
測定対象とプローブの距離が最短距離の1.2〜2倍〈
らいになり、生体組織による減衰の影響を多分に受ける
。今後、区間分解能を高めるために装置の高周波化が進
むと、減衰の影響はさらに顕著となる。
カラードツプラ法も同様であるが、これにはさらに次の
欠点がある。流れの方向が、プローブに近ずく流れを、
たとえば赤系の表示で、また遠ざかる流れを、たとえば
前糸の表示でするなど、の二つしかできない0次に、平
均速度を輝度で、速度分散を色相で、たとえば緑を混ぜ
るなどして表示する。したがって、定性的測定には有効
だが、定量的測定には不十分である。
また相関流量計は、送波側振動子と受波側振動子の間に
存在する流体の超音波透過率の時間的変化を相関処理の
対象としている。そのため、ビームの各部分の流速値を
求めることはできない。さらに、生体など、複雑な臓器
が間に介在する応用例では、超音波の減衰や散乱により
受波側振動子に正確にビームを到達させることが困難で
ある。
本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、被検体内
の流体の速度を計測するのに適した相関型超音波流速測
定装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明による相関型超音波流速測定装置は、被検体に対
して複数の方向において超音波ビームの送受波を繰り返
し、被検体から反射されるエコー信号を受信するエコー
信号受信手段と、被検体内における超音波の半値幅の実
質的に10倍以下の距離りを隔てた2つの領域から各エ
コー信号を得る選択手段と、2つのエコー信号の間に相
対的時間差を与え、かつ時間差を変化させ、時間差の変
化に対する相関の度合いが最大になる時間差Δtsax
を求め、被検体内の移動体の速度V=L/Δtmaxを
得る演算手段と、演算手段に応動して移動体の速度およ
び移動体の移動方向を表示する表示手段とを有する。
[作 用] 本発明によれば、エコー信号受信手段は、超音波を反射
する被検体内の移動体に対し複数の方向から超音波ビー
ムの送受波を繰り返してエコー信号を受信する。選択手
段は、被検体内の距離りを隔てた2つの領域から各エコ
ー信号を得る。演算手段は、2つのエコー信号間に相対
的時間差を与え、かつこれを変化させて、時間差の変化
に対する相関の度合いが最大になる時間差Δtmaxを
求め、流体の速度V−L/Δtmaxを得る0以上から
表示手段は、流体の速度よび流体の移動方向を表示する
なお本男細書において、用語「流速」は、移動体の線速
度を指称する。また本発明が対象とする流体は、気泡や
粉粒体が分散されているものでもよい。
[実施例] 次に添付図面を参照して本発明による相関型超音波流速
測定装置の実施例を詳細に説明する。第4図は本発明の
原理図である。2個の超音波振動子lおよび2は、距離
Xの間隔で配置され、平行な超音波ビームを送出し、そ
れぞれ被検体の領域P1およびP2からエコー信号を受
波する。距離又は、エコー信号の有意の相関を得るため
に、概ね超音波ビームの半値幅の10倍以下が望ましい
、これは、距離Xが長ずざると、流体内の乱流により振
動子1および2からのビームの軸間でエコー信号の受信
強度が変化し、また、流れと超音波ビームが傾斜して交
差する場合、振動子1の超音波ビームを反射した流体内
の粒子が振動子2の超音波ビームと交差しない状態が起
こり、検出精度が低下するからである。領域P1および
P2の間の距離L12は、 L12=「J匠劉τF) ここでLlおよびL2はそれぞれ、振動子lおよび2か
ら領域P1およびP2への距離である。第5図は第4図
に示す原理の動作タイミングである0時間t1およびt
2は、それぞれの振動子1および2の送波時点から領域
P1およびP2からの受波を受ける時点までの時間であ
る。またCは音速であり、被検体中で一定である。領域
PI−P2間を粒子が通過する時間〒12を求める方法
は2つある。
第1の方法は次の通りである。振動子1および2の送波
間隔をΔtdとすれば、 T12ズΔtd−tl/2+t2/2 エコー強度の相関が最大となるΔtd=ΔtdOでは、 △T12mar =Δtdo−tl/2+t2/2 距JIIL12 の流速V12 は、 V12=L12/ΔT12max 第1図は本発明による相関型超音波流速測定装置の第1
の実施例を示す機能ブロック図である。
タイミング信号発生回路20は第6A図および第8B図
に示す基本タイミング信号を発生する。信号CLKは、
送波時点よりサンプル領域までの時間を測定するための
クロックで、周期は送波する超音波の周波数、例えば1
0MHzの1〜数倍程度である。信号DRVは振動子4
0および41の励振パルスである。
信号DLYは信号DRVのn(自然数)倍の周期を有し
、また信号RSTは信号DLYの21倍(mも自然数)
の周期を有するリセットパルスである。信号CSTは信
号RSTの2倍の周期の信号であり、信号DIRは信号
RSTと周期が等しく、高レベルHおよび低レベルLの
長さの等しい信号である。
先ず、操作部22によってサンプル領域P1およびP2
のそれぞれの深度L1およびL2を設定する。これらか
らCPt124は、時間tl(−2L1/c)およびt
2(=2L2/c)と、領域P1およびP2の距ML1
2  ((1)式参照)とを求めて記憶し、そして深度
LlおよびL2に対応するクロックCLKをそれぞれ単
位とする数値N1およびN2をデータバス25を介して
ラッチ2Bおよび28に記憶させる。ラッチ28および
28の内容は、パルスDRVに応動してそれぞれカウン
タ30および34に転送される。カウンタ36およびラ
ッチ38には、パルスRSTにより振動子40および4
1の送波の時間差子dの初期値Tdlがセットされる。
サンプルホールド回路6日の内容は、最大レベルにプリ
セットされる。
トリガ発生回路4Bは、パルスDRVに同期して時間差
Tdの送信トリガパルスTDIおよびTD2を出力する
。送信回路48および50は、これにより、それぞれ振
動子40および41を駆動し、振動子40および41は
時間差送波を行なう、被検体から返されるエコーは振動
子40および41で受波され、そり受波信号は、それぞ
れプリアンプ52および54で受信され、検波回路5B
および58で検波され、サンプルホールドメモリ80お
よび62でサンプリングされて記憶される。
一方、カウンタ308よび34は、信号TDIおよびT
D2が出力されると、クロックCLKによりカウントダ
ウンし、カウンタ30ではtl=N1cLKが、またカ
ウンタ34ではt2= N2CLKの値がそれぞれ0に
なった時点でサンプリングパルスSPIおよびSP2を
サンプルホールドメモリ60および62に出力する。サ
ンプルホールドメモリ60および62は、それぞれ時点
t1およびt2のエコー信号の強度EDIおよびED2
を記憶して出力する。減算器64は両者の減算結果の絶
対値SDを出力し、サンプルホールドメモリ44はこれ
を記憶する。この出力SDは第6A図のようにパルスD
RVに対応するステップ状の信号であるが、エコー信号
に重畳するノイズを含むので32領域間の相関に用いる
には不十分である。
平滑回路66は、パルスDRVの数周期にわたる平均を
とり、ノイズを除去した出力ADを出力する。サンプル
ホールド回路68は、第6B図のリセットパルスRST
によりその記憶内容HDをリセットされ、信号ADの最
大値がこれにセットされ、出力する。比較回路70は信
号ADと同)10を比較し、信号ADが同HDより小さ
ければ、パルスLPをラッチ38に出力し、かつ入力信
号ADをホールドすることを繰り返す。
したがって、ラッチ38は信号ADの最小値、すなわち
振動子40および41のエコー強度の相関が最大となる
送波の時間差丁層axを記憶する。
カウンタ36の内容は、パルスDLYの期間Tdl〜T
dmごとに更新される0期間Td腫のサイクルが終了す
ると、信号DIRがLレベルに反転し、送信トリガパル
ス丁01およびTO2の送出順序を逆にして前述の過程
を繰り返す。これは、2領域を通過する流れに正負両方
向があるから、それを測定するためである0例えば、信
号DIRがLレベルでTa2で信号AOが最小であった
とすれば、ラッチ38は、これを記憶し、リセットパル
スRSTまで更新されない。
CPU 24は、データバス25よりラッチ38および
信号DIRの値をリセットパルスR5丁の入力直前に読
み込む、 CPo 26は、記憶している時間tlおよ
びt2、ならびに領域P1およびP2の距離L12の値
を用いて、流速V12gL12/Δtmaxを計算する
。(この場合は、Δtmax= Ta2 ) a流速V
12はデータバス25を介して表示器72に送られ、流
速として信号DIRの値および極性値(H,Lまたは+
、−)とともに表示される。
以上の実施例では振動子1および2の送波時間差を変え
、エコー信号の相関の度合いが最大になる時間差Δtm
axを求めた。次に説明する第2の実施例は、送波時点
を固定し、2領域のエコー信号を記憶し、これらの相関
を演算で求める手法である。第7A図は第2の実施例に
よる手法を示す概念図で、振動子1および2を駆動し、
領域PlおよびP2からのエコー信号をサンプリングし
てメモリ1および2に記憶させる。記憶データをZl(
t)およびZ2(t)とすると、それらの相関の強度変
化は次式となる。
RZIZ2 (?) =  Jim (1/T)T+(
1) Xf   Zl(t)22(t+τ)dt=r口T戸7
て「璽薯)(5) Rzlz2(τ) は、 第7B図に示すようにピークの間 隔を△tmaxとし、(5)式から流速を求める。第2
図は第2の実施例の機能ブロック図、また第8A図およ
び第8B図はそのタイミングチャートである。
タイミング信号発生回路80は信号CLKおよびDRV
を発生する。信号DRVは振動子82および84を駆動
する周期を有し、信号CLKは用いられる超音波の周波
数の約1〜数倍の周期を有する。操作部86によってサ
ンプル領域、PlおよびP2の深度L1およびL2を設
定する。これらからCPo 88は、領域P1およびP
2の創離L12を求めて記憶し、それぞれ深度L1およ
びL2に対応するクロックCLKを単位とする数値Nl
およびN2をパス89を介してラッチ90および92に
記憶させる。トリ力発生回路84は、パルスDRVに同
期して、時間差Tdの送信トリガパルスTDIおよびT
D2を出力する。送信回路86および38は、これによ
り振動子82および84を励振する。この励振は、交互
に行なうのが超音波の干渉を防ぐのに有利であるが、干
渉が問題にならない程度に間隔をとることにより、両振
動子を同時に駆動することも可能である。振動子82お
よび84は時間差送波を行ない、エコー信号は、それぞ
れプリアンプ100および102に入り、検波回路10
4および106を通ってA/Dコン/ヘータ108およ
び110に入力し、ディジタル信号に変換される。これ
らのディジタル信号は、メモリ60および62に送られ
る。
一方、カウンタ112および114は、信号TDIおよ
び丁02が出力されると、クロックCLKによりカウン
トダウンし、カウンタ112ではtlμ旧、 TCLK
の値が、またカウンタ114ではt2= N2.Tl1
l:LKの値がそれぞれ0になった時点でサンプリング
パルスSPIおよびSF3をそれぞれメモリ11Bおよ
び118のライトイネーブル端子に出力する。ただし、
T、C:LKはクロックの1周期である。その結果、深
度LlおよびL2におけるエコー強度が記憶される。
この動作は、信号DRVの周期で繰り返され、データが
メモリに追記される。信号DRVのN回ごとに、ディジ
タルシグナルプロセッサ(DSP) 120はメモリ1
1Bおよび118の内容を読み出して相関の度合いを求
める演算を行ない、時間差Δtmaxを求めてパス88
よりGPtl 88に送る。CPU 88は、前述の距
1@L12を用いて、流速V12 = L12/Δtm
axを計算し、パス89より表示器122に送り、流速
値として表示する。
メモリ1113および11Bにデュアルポー) RAM
を用いれば、書込みと独立したタイミングでディジタル
シグナルプロセッサ120に読出しができるので、エコ
ー信号の取込みを中断することなく相関の算出ができ、
流速検出のリアルタイム性を向上できる。低速の流速を
検出する場合は、シグナルプロセッサ120を設けず、
CPU 88がメモリ116および118のデータをパ
ス88より受けて相関演算を行なうように構成してもよ
い。
以上の第2の実施例2は、エコー信号のサンプリング周
期が送受信周期T DRVと同一、またはその整数倍と
なるので、精度が周期T DRV以下の時間差は検出で
きず、周期T DRV程度の誤差が生じる。したがって
、第2の実施例2は、比較的低速の流速の検出に適する
。第1および第2の実施例を組み合わせ、対象とする流
速に応じてモードの切り替えるように構成すれば、より
広い速度範囲に対応可能な流速測定装置が実現可能であ
る。
第3図は第3の実施例で、本発明を適用した超音波診断
装置の機能ブロック図である。超音波診断装置200は
リニアアレイ型の超音波プローブ202を有する。操作
者は操作部204からの動作条件を入力し、断層画像上
の任意の位置にマーカを設定できる。CPU 2013
は、プログラムメモリ205のプログラムにより他の回
路を制御し、コントロール回路208にタイミングやア
ドレスを生成させる。コントロール回路208は連続す
る駆動パルス(DRV)を出力する。マルチプレクサ2
12は、送信回路210よりこれを受け、パルスDRV
ごとに超音波プローブ202の振動子のチャネルchi
、 ch2・・・・・・cbnを順次選択し、超音波ビ
ームを被検体内に走査させる。その際、通常の装置が行
なう複数の振動子に位相差を与えて駆動し、超音波ビー
ムを電子的にフォーカスさせる動作モードも可能である
各チャネルの振動子は超音波を送信し、被検体内より得
られるエコー信号をプリアンプ214に出力する。受信
処理回路21Bは、コントロール回路208からの制御
を受け、プリアンプ214からのエコー信号を電子フォ
ーカス、対数変換、検波、利得補正などのアナログ処理
を施して出力し、結果の信号は、A/Dコンバータ21
8によりディジタル信号に変換される。画像メモリ22
0は、変換されたエコー信号をコントロール回路208
からのアドレスコードに従って、超音波ビームが走査す
る空間に対応するアドレスに記憶する0画像メモリ22
0は、記憶内容をCRTなどの表示器222の掃引タイ
ミングに同期して読み出し、これによって表示器222
の画面上に断層像として表示される。超音波ビームの走
査は繰返し行なわれるので、リアルタイムの画像が表示
される。
データメモリ224は、A/Dコンバータ218出力を
受け、超音波ビームが走査する空間の所定位置のデータ
のみをサンプリングして記憶する。この所定位置は、第
3A図に図示する断層画像上に重複して表示される関心
領域マーカにより示される。
グラフィックメモリ226は関心領域マーカのパターン
を生成し、このパターンは表示器222の掃引タイミン
グに同期して読み出される。 D/Aコンバータ228
は、この出力と画像メモリ220の出力をD/A変換し
て表示器222に送る。操作部2α4からの操作により
、関心領域マーカは任意の位置に設定できる。
CPU 2Hは、所定の距離L12だけ隔てた領域Pi
およびP2の画像メモリ220のアドレスを生成し、そ
の値をコントロール回路208のうちの関心領域レジス
タ(図示せず)に保存させる0画像メモリの書込みアド
レスが関心領域レジスタの内容と一致した時、データメ
モリ224は、A/Dコンバータ218の出力をデータ
メモリ224に記憶させる0画面の走査が終ると、2領
域p1およびP2に対応するデータメモリ224のアド
レスにはエコー強度の時間変化のデータが得られる。 
CPU 2Hは、これらのデータから第2の実施例の相
関演算により値Δtsaxを求め、流速V12 = L
12/Δtmaxを計算する。さらに、マーカの向きに
沿った流速V12に比例した長さの矢印をグラフィー、
クメモリ226の関心領域マーカの位置に書き込めば、
画面の断層像に流速ベクトルのその方向の成分が表示さ
れる。
表示器222の流速ベクトルの表示は、数値、図形また
はカラーで表示する。その他の表示方法として、流速を
−Hメモリに記憶させ、平均流速、またはグラフで表示
することも可能である。
以上の実施例では、操作者が関心領域マーカの方向を設
定したが、最大流速値およびその方向を自動検出する手
法を以下説明する。この場合。
マーカは第9A図のように方向を示す必要はなく、−点
を示すマーカ、例えば、円形などでよい。
CPU 20θは、このマーカを中心に、例えば第1O
図に示すような4方向−8点のサブリング点pH〜P4
2を設定し、これらに対応する画像メモリにそのアドレ
スを生成して、前述のように4方向の流速値をコントロ
ール回路210内の図示しないレジスタに保存し、演算
処理する。これにより、4方向の流速が得られる。それ
らの中で絶対値が最大なものを流体の流れる方向の速度
とし、これを断層像に重畳して表示すると、第8B図に
示すように、流体の流れの方向に沿った速度が流速ベク
トルとして表示される。
以上の実施例では、関心領域マーカの設定個数が1個で
あったが、複数個設定する方式や、断層像全領域に多数
の関心領域を固定的に設定することもできる。第3の実
施例では、関心領域の設定個数分、関心レジスタを用意
し、各関心レジスタの内容と画像メモリのアドレスを比
較して、両者が一致するたびに、データメモリに各関心
領域のエコー強度データを記憶させる。 cpuはこれ
らについて流速検出処理を実行し、第11図のように断
層像の対応する位置に流速ベクトルを表示させることに
より、流速分布を表わすことができる。
以上の実施例は、リニアアレイ型超音波プローブの場合
であったが、本発明の適用はこれに限定されるものでは
なく、例えばコンベックスアレイ型プローブ、セクタス
キャン型プローブ(電子式および機械式)など、複数方
向に対して超音波ビームを送受信できるものであれば適
用可能である。
[発明の効果] 本発明による相関型超音波流速測定装置は、2つ以上の
領域から反射される超音波エコー強度の時間差から流速
を算出する。これによれば、流れの方向に対して余分な
角度を付ける必要がないので、生体組織による減衰の影
響を最小にし、流速を高精度かつリアルタイムに求める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による相関型超音波流速測定装置の第1
の実施例を示す機能ブロック図、第2図は本発明の第2
の実施例を示す機能ブロック図、 第3図は本発明を音波診断装置に適用した第3の実施例
のシステム構成図、 第4図は本発明の詳細な説明する説明図、第5図は、第
4図における動作タイミングを示す説明図、 第6A図および第6B図は第1の実施例の動作図、 第7A図および第7B図は第2の実施例の動作概念図、 第8A図および第8B図は第2の実施例の動作図、 $9A図および第9B図は第3の実施例におけるマーカ
の説明図、 第1O図は複数の関心領域によるマーカの説明図、 第11図はベクトルによる流速分布の図、第12図は従
来の流速測定の原理を例示する説明図 第13図は相関流量計の説明図である。 部 の符号の説明 20.80.、 、タイミング回路 22.8B、、 、操作部 24.88. 、 、 CP U 3O,28,38、ラッチ 30.34.3B 、カウンタ 40.42,82 、振動子 44、Go、62 、サンプルホールド回路72.12
2. 、表示器 118.118. 、メモリ 120、、 、 、ディジタルシグナルプロセッサ20
2、、 、 、超音波プローブ 220、、 、 、画像メモリ 224、、 、 、データメモリ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、被検体に対して複数の方向において超音波ビームの
    送受波を繰り返し、該被検体から反射されるエコー信号
    を受信するエコー信号受信手段と、 該被検体内における前記超音波の半値幅の実質的に10
    倍以下の距離Lを隔てた2つの領域から各エコー信号を
    得る選択手段と、 前記2つのエコー信号の間に相対的時間差を与え、かつ
    該時間差を変化させ、該時間差の変化に対する相関の度
    合いが最大になる時間差△tmaxを求め、前記被検体
    内の移動体の速度V=L/△tmaxを得る演算手段と
    、 該演算手段に応動して前記移動体の速度および該移動体
    の移動方向を表示する表示手段とを有することを特徴と
    する相関型超音波流速測定装置。 2、請求項1に記載の装置において、前記相対的時間差
    を超音波ビームの送波時に与えることを特徴とする相関
    型超音波流速測定装置。 3、請求項1に記載の装置において、前記選択手段は、 送受波の繰返しにおける2つの領域からの複数のエコー
    信号を記憶する記憶手段と、 該記憶されたエコー信号より相関の度合いが最大になる
    時間差を求める手段とを有することを特徴とする相関型
    超音波流速測定装置。 4、請求項1に記載の装置において、距離Lを隔てた2
    つの領域は被検体内に複数組、設定されることを特徴と
    する相関型超音波流速測定装置。 5、請求項1に記載の装置において、前記エコー信号受
    信手段および表示手段は、Bモードの断層像の形成およ
    び表示に併用されることを特徴とする相関型超音波流速
    測定装置。6、請求項5に記載の装置において、前記表
    示手段は、前記距離Lを隔てた2つの領域をBモードの
    断層像中の対応する位置に図形および色のうちの少なく
    とも一方により重複表示することを特徴とする相関型超
    音波流速測定装置。 7、請求項5に記載の装置において、前記表示手段は、
    前記被検体内の流体の移動速度および移動方向をBモー
    ドの断層像中の対応する位置に図形および色のうちの少
    なくとも一方により重複表示することを特徴とする相関
    型超音波流速測定装置。 8、請求項1に記載の装置において、前記距離Lを隔て
    た2つの領域は任意の位置に設定可能なことを特徴とす
    る相関型超音波流速測定装置。
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