JPH04137767U - 無人自走車の旋回装置 - Google Patents

無人自走車の旋回装置

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JPH04137767U
JPH04137767U JP3155892U JP3155892U JPH04137767U JP H04137767 U JPH04137767 U JP H04137767U JP 3155892 U JP3155892 U JP 3155892U JP 3155892 U JP3155892 U JP 3155892U JP H04137767 U JPH04137767 U JP H04137767U
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propelled vehicle
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光康 杉村
徹 野村
文雄 岩崎
馨 志村
守 岩本
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ニユーデルタ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、従来の複雑な操向機構に換えて、
一畝の防除が終了した後で次の畝への方向転換を簡単に
出来るように構成したものである。 【構成】 車体を上下動させ、前記車体の上昇位置では
車輪3・4を路面から浮かせて無人自走車の重量を支持
する伸縮装置66を設け、前記車体を鉛直線の周りに前
記伸縮装置66に対して回転可能とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は園芸ハウス内の作物に発生する病気や、ハウス内において繁殖する害 虫の駆除の為に、消毒液を噴霧する無人自走車の防除装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来から、走行装置に薬剤タンクと動力噴霧機と噴口を載置し、作物間の溝の 位置を自動的に検出しながら無人で走行する無人自走車の技術は公知とされてい るのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の技術においては、機体の操向方向の先端に設けた操向セン サーにより通過溝の曲がりを検出し、これに合致するようにソレノイドまたはシ リンダにより操向輪を回動操作することにより操向操作を行っていた。故に、セ ンサー機構と操向作動機構が必要であり、構造的にも構成的にも複雑となり、こ の自動操向機構が故障の原因となるという不具合があった。本考案はこのような 従来の複雑な操向機構に換えて、一畝の防除が終了した後で次の畝への方向転換 を簡単に出来るように構成したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、次に解決する為の手段を説明す る。即ち、車体を上下動させ、前記車体の上昇位置では車輪3・4を路面から浮 かせて無人自走車の重量を支持する伸縮装置66を設け、前記車体を鉛直線の周 りに前記伸縮装置66に対して回転させるものである。
【0005】 また、上下方向へ伸縮自在な伸縮装置66を車体から下方へ突出させて、車輪 3・4を地上から浮かせると共に、無人自走車の重量を伸縮体により地上に支持 し、鉛直線の周りに伸縮体に対して車体を回転させ、伸縮体を縮小させて、車輪 3・4を接地状態へ戻すものである。
【0006】
【作用】
次に作用を説明する。オペレーターが方向転換制御弁67を操作することによ り、圧力水が伸縮装置66に注入されて、伸縮装置66が地面に接地する。更に 伸縮装置66を伸長することにより、前輪3・3と後輪4・4が浮いた状態とな り、全体として無人自走車の車体が浮くのである。該状態で無人自走車を伸縮装 置66を中心として回動し、操向操作を終了する。
【0007】
【実施例】
次に実施例を説明する。図1は園芸ハウスにおいて無人自走車に搭載した防除 機構により防除中の後面図、図2は同じく斜視図、図3は無人自走車に搭載した 防除機構の全体構成を示す斜視図、図4は機体の中心に伸縮装置66を設け、該 伸縮装置66を突出することにより、前輪3・3と後輪4・4の両方を浮かせて 方向転換を可能とした構成の底面図、図5は同じく側面図、図6は伸縮装置66 を操作する回路図である。
【0008】 最近は季節外れの野菜や果物を食するという要望が強く、殆どの生鮮野菜や果 物が園芸ハウス内で栽培されている。しかし園芸ハウス内で促成栽培する場合に は、高温多湿の雰囲気を無理矢理に作り出してその中で栽培するのであるから、 露地で栽培する場合に比較して病気の発生率が高く、また害虫の成育速度も露地 よりも速いのである。故に通常の露地栽培の場合よりも、数倍の回数の防除を行 う必要があるのである。
【0009】 また園芸ハウス内では密植栽培が行われているので、一度に噴霧する薬液の量 も多く、更に病気や害虫に対して十分な効目を得る為には、通常の噴霧量よりも 多くて、かつ毒性の強い薬剤を使用することとなるのである。このような悪条件 に加えて、園芸ハウスは密閉構造であるので、オペレーターが噴口を持った状態 で、園芸ハウス内を往復し防除作業を行うと、1回の噴霧作業でオペレーターが 薬剤に侵されて体調を崩してしまうという不具合があったのである。このような 危険な作業を無くす為には、オペレーターは園芸ハウスの外にいて、無人の状態 で確実に園芸ハウス内の全域に渡り、均一な薬剤の噴霧が出来ることが要求され るのである。
【0010】 本考案の無人自走車はこのような目的を達成すべく構成されている。即ち園芸 ハウスH内に畝が作られ、作物Yは列状に植生されている。そして該作物YとY の間に通過溝Uが設けられており、本考案の無人自走車はこの通過溝Uを往復走 行するのである。走行機構としては、前輪3・3と後輪4・4の4輪で支持され ており、該4輪ともを駆動する4輪駆動式としている。無人自走車に搭載した防 除装置が走行し、園芸ハウスHの端部に至った時点で後退走行をする必要があり 、センサー接当杆Xが通過溝Uの端部に立てられている。
【0011】 また走行機構より立設し噴口14を付設する噴口支持杆12を設けている。図 3において示す如く、該噴口支持杆12に複数の噴口14を付設し、更に転倒や 繁茂した作物Yの枝がある場合等において、これを検出する噴管タッチセンサー 13を噴口支持杆12から左右に突出している。また無人自走車に搭載した防除 機構の全体外周を機体カバー11で被覆し、上部にホース巻取リール1が突出し た部分を覆う透明ドーム10を突出している。また、センサー接当杆Xの立設さ れた通過溝Uの端部まで至り、正確に後退走行を開始した場合に、この後退走行 に入ったことを園芸ハウスH外のオペレーターに教える為のバックライト9が後 面に配置されている。
【0012】 無人自走車に搭載した防除機構より後方に繰り出される主ホース5の端部に、 ホース巻取限界ストッパー18とホース連結金具44が装着されており、該ホー ス連結金具44は、ホース固定杭39に固着されたホース連結金具40とワンタ ッチで装着可能としている。また動力噴霧機Pとホース連結金具40の間の副ホ ース42に、手動薬剤停止バルブ43が配置されている。動力噴霧機Pはエンジ ンEにより駆動され、薬剤タンク41からの液を圧送し、副ホース42から主ホ ース5に供給する。前輪3・3と後輪4・4の間の位置で、前輪と後輪の外周よ りも下方の位置までホース巻取リール1を低く配置すべく嵌挿している。
【0013】 園芸ハウスH内や露地に設けられた約40cmの通過溝Uを、前輪3・3と後 輪4・4の軸部分に設けられた追従機構により追従操向しながら走行し、曲がっ た通過溝Uでも追従するのである。噴口支持杆12は機体フレームより突出され ており、該噴口支持杆12に左右の方向に向いた噴口14が付設されている。ま た該噴口支持杆12に噴管タッチセンサー13が固設され、左右に向けて突出さ れている。機体カバー11の後端上部より操作ハンドル19が突設されている。 駆動は正逆転する直流モーターをバッテリーの電源により駆動しており、園芸ハ ウスH内であっても騒音を発生することがなく、また排気ガスを発生する心配も ないのである。また機体の周囲は機体カバー11と透明ドーム10により被覆し ているので、作物Yを傷めることが少ないのである。
【0014】 次に図3・図4・図5において、無人自走車の旋回装置について説明する。車 体を上下動させ、前記車体の上昇位置では車輪3・4を路面から浮かせて無人自 走車の重量を支持する伸縮装置66を設け、前記車体を鉛直線の周りに前記伸縮 装置66に対して回転させるべく構成している。また、上下方向へ伸縮自在な伸 縮装置66を車体から下方へ突出させて、車輪3・4を地上から浮かせると共に 、無人自走車の重量を伸縮体により地上に支持し、鉛直線の周りに伸縮体に対し て車体を回転させ、伸縮体を縮小させて、車輪3・4を接地状態へ戻すのである 。
【0015】 車体の下方に伸縮装置66を配置している。該伸縮装置66を突出させる為の 圧力は主ホース5内の薬液圧力を方向転換制御弁67により切り換えて使用すべ く構成している。故に伸縮装置66を設けたことにより、別に油圧ポンプ等の装 置は必要としないのである。
【0016】
【考案の効果】 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するものである。即ち 、第1に、長い主ホース5をホース巻取リール1に巻き取った状態の無人自走車 防除装置は非常に重量が重く、これを畝の終了後に持ち上げて方向転換するのは 困難なのである。本考案においては、車体を伸縮装置66により持ち上げて、該 伸縮装置66を中心に無人自走車の車体を回転することが出来るので、殆どオペ レーターが力を加えることなく、無人自走車の旋回を行うことが出来るのである 。
【0017】 また、該伸縮装置66を圧力機構により構成することにより、オペレーターは 方向転換制御弁67の操作をするだけで、無人自走車の上昇と再度の接地を行う ことが出来るので、オペレーターの疲労を軽減することが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】園芸ハウスにおいて無人自走車に搭載した防除
機構により防除中の後面図。
【図2】同じく斜視図。
【図3】無人自走車に搭載した防除機構の全体構成を示
す斜視図。
【図4】機体の中心に伸縮装置66を設け、該伸縮装置
66を突出することにより、前輪3・3と後輪4・4の
両方を浮かせて方向転換を可能とした構成の底面図。
【図5】同じく側面図。
【図6】伸縮装置66を操作する回路図。
【符号の説明】
1 ホース巻取リール 3,3 前輪 4,4 後輪 5 主ホース 66 伸縮装置 67 方向転換制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 志村 馨 静岡県三島市梅名767番地 ニユーデルタ 工業株式会社内 (72)考案者 岩本 守 静岡県三島市梅名767番地 ニユーデルタ 工業株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体を上下動させ、前記車体の上昇位置
    では車輪3・4を路面から浮かせて無人自走車の重量を
    支持する伸縮装置66を設け、前記車体を鉛直線の周り
    に前記伸縮装置66に対して回転させることを特徴とす
    る無人自走車の旋回装置。
  2. 【請求項2】 上下方向へ伸縮自在な伸縮装置66を車
    体から下方へ突出させて、車輪3・4を地上から浮かせ
    ると共に、無人自走車の重量を伸縮体により地上に支持
    し、鉛直線の周りに伸縮体に対して車体を回転させ、伸
    縮体を縮小させて、車輪3・4を接地状態へ戻すことを
    特徴とする無人自走車の旋回装置。
JP1992031558U 1992-05-14 1992-05-14 無人自走車の旋回装置 Expired - Lifetime JPH0622455Y2 (ja)

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JPH0622455Y2 JPH0622455Y2 (ja) 1994-06-15

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