JPH04136428A - ロータリエンジンのハウジング構造 - Google Patents

ロータリエンジンのハウジング構造

Info

Publication number
JPH04136428A
JPH04136428A JP25700090A JP25700090A JPH04136428A JP H04136428 A JPH04136428 A JP H04136428A JP 25700090 A JP25700090 A JP 25700090A JP 25700090 A JP25700090 A JP 25700090A JP H04136428 A JPH04136428 A JP H04136428A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
apex seal
ceramic layer
sliding surface
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25700090A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Koto
秀明 小藤
Hisanori Nakane
中根 久典
Nobuo Sakate
宣夫 坂手
Koji Yoshimi
吉見 弘司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP25700090A priority Critical patent/JPH04136428A/ja
Publication of JPH04136428A publication Critical patent/JPH04136428A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ロータリエンジンのハウジング構造に関し、
とりわけ、ロータのアペックスシールおよびロータハウ
ジングのロータ摺動面をそれぞれセラミックで形成する
ようにしたロータリエンジンのハウジング構造に関する
(従来の技術) ロータリエンジンは一般に知られるように、ロータハウ
ジングと、その両側に配置されて一体に固定されるサイ
ドハウジングとで構成されるケーシング内を、略正三角
形状を呈するのロータが摺接しつつ遊星回転運動し、こ
のロータとケーシングとにより区画される作動室は該ロ
ータの回転に伴って移動しつつ、吸気、圧縮、爆発、膨
脹、排気の各行程を順次繰返すようになっている。
前記ロータリエンジンは、例えば、実開昭61−137
801号公報に開示されるように、トロコイド曲面とし
て形成されたロータ摺動面と前記ロータとの間は、この
ロータの各頂部に設けられるアペックスシールによって
シールされ、前記作動室の気密性が保たれるようになっ
ている。
ところで、近年にあってはエンジンの各部に軽量かつ高
硬度のセラミックを利用することが提案されているが、
ロータリエンジンにあっても、前記アペックスシールを
セラミックで形成することにより、耐磨耗性に優れたエ
ンジンを提供することができる。
一方、前記ロータハウジングのロータ摺動面は従来クロ
ム加工して耐磨耗性の向上が図られていたが、このロー
タ摺動面をもセラミックで形成することにより、耐磨耗
性を更に向上できるものと考えられる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、アペックスシールをセラミックで形成し
たロータリエンジンにおいて、ロータ摺動面をもセラミ
ックで形成すると、互いに摺接されるアペックスシール
とロータ摺動面とは共に硬度が著しく高いものであるた
め、両者間の馴染み性が悪く、ロータ摺動面に僅かでも
規定許容値を超える精度誤差がある場合には、その部分
のシール性が悪化されて燃焼ガス洩れを発生し、出力が
著しく低下されてしまうと共に、油膜切れを発生して焼
き付きを発生する虞れがあるという課題があった。
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みて、アペック
スシールおよびロータ摺動面をそれぞれセラミックで形
成した場合にも、これら両者の馴染み性を確保してシー
ル性を向上できるロータリエンジンのハウジング構造を
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) かかる目的を達成するために本発明は、ロータのアペッ
クスシールをセラミックで形成したエンジンにおいて、
前記アペックスシールが摺動するロータハウジングのロ
ータ摺動面にセラミック層を形成すると共に、このセラ
ミック層の表面を粗面加工する構成とする。
(作用) 以上の構成により本発明のロータリエンジンのハウジン
グ構造にあっては、ロータハウジングのロータ摺動面に
形成されたセラミック層の表面を粗面加工したので、エ
ンジン作動に伴ってロータが回転されると、アペックス
シールが粗面加工された前記ロータ摺動面を摺動して、
この粗面加工により形成された微細な凹凸部を研磨して
馴染み性が向上され、延いては、シール性の向上が達成
される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。
第1図から第4図は本発明にかかるロークリエンジンの
ハウジング構造の一実施例を示し、第1図はロータリエ
ンジン10の一部を省略した横断面図、第2図はロータ
12の1つの頂部を拡大して示す要部分解斜視図、第3
図はロータハウジング16とアペックスシール14との
初期の関係を示す要部拡大断面図、第4図はロータハウ
ジング16とアペックスシール14との馴染み状態を示
す要部拡大断面図である。
前記ロータ12は、略正三角形状に形成された各−辺が
ベリトロコイド曲線の内包路線として形成され、かつ、
前記ロータハウジング16は、ロータ摺動面16aが2
節ペリトロコイド曲線として形成され、このロータ摺動
面16aに前記ロータ12の各頂部がそれぞれ摺接され
るようになっている。
前記アペックスシール14は前記ロータ12の各頂部に
取り付けられ、このアペックスシール14を介して作動
室18間をシールするようになっており、本実施例では
このアペックスシール14は軽量かつ耐磨耗性に優れた
セラミックをもって形成されている。
前記ロータ12はロータ摺動面16aに摺接した状態で
、前記作動室18の各容積を変化させつつ回転されるが
、このとき、ロータ12は偏心軸20のまわりを遊星回
転運動し、このときの回転が偏心軸20を介して外部に
取り出される。
ところで、前記アペックスシール14は第2図に示すよ
うに、ロータ12の各頂部に形成された溝部22に挿入
され、アペックスシールばね26を介して外径方向、つ
まり、ロータ摺動面16gに向かって押圧付勢される。
尚、第2図中、28はサイドハウジングとの間をシール
するサイドシール、30は前記アペックスシールの一端
部に設けられるサイドピース、32はサイドシール28
を外方に押圧付勢するサイドシールばね、34はコーナ
ーシール、36はコーナーシールばねである。
また、前記第1図に示したように前記ロータハウジング
16には、吸気ポート38.排気ポート40および第1
点火プラグ取付穴42.第2点火プラグ取付穴44.第
3点火プラグ取付穴46がそれぞれロータ摺動面16a
に開口して形成されている。
そして、ロータ12の回転(回転方向X)に伴って、吸
気ポート38から導入された混合気は作動室18で圧縮
されて、前記第1.第2.第3点火プラグ取付穴42,
44.46にそれぞれ取り付けられた図外の点火プラグ
を介して着火され、そして、燃焼ガスは排気ポート40
から排出されるようになっている。
また、前記第1.第2.第3点火プラグ取付穴42.4
4.46はロータ12の回転方向に沿って順次配置され
、これら各取付穴42,44.46は焼き入れされてそ
の強度が増大されると共に、第1点火プラグ取付穴42
と第2点火プラグ取付穴44との間の距離1、は、第2
点火プラグ取付穴44と第3点火プラグ取付穴46との
間の距離12より大きく設定されている。
そして、前記第1.第2点火プラグ取付穴42゜44に
取り付けられた点火プラグよりも、前記第3点火プラグ
取付穴46に取り付けられた点火プラグを遅れてスパー
クさせ、この後者の点火プラグにより燃え残った燃料を
完全に燃焼させて、未燃ガスが排出されるのを防止する
また、前記第3点火プラグ取付穴46はロータ12の回
転方向に対して最も後方となるため、この第3点火プラ
グ取付穴46の開口径を小径として、カーボンが多量に
侵入されて付着されるのを防止しである。
ところで、本実施例では第3図に示すように、ロータハ
ウジング16のロータ摺動面16aにセラミック層50
を溶射により形成し、かつ、このセラミック層50の表
面にショツトブラストによる粗面加工を行い、微細な凹
凸面52を予め形成しである。
ここで、上記粗面加工による表面粗さRa  (JIS
  B  0601の規定に基づく中心線平均粗さ)は
、本実施例ではRa=1.Otm程度に設定されている
。またこの際、粗面の最大山部と最大谷部との凹凸差Δ
hが411111以下になるとアペックスシール14と
干渉する虞が生じ、またその差が10μs以上になると
ガス洩れ量が限界値を超えてしまう虞が生じるので、そ
の差Δhは4111R〜10μsの間(4虜≦Δh≦1
0μs)に収めるようにするのが好ましく、本実施例で
は8虜程度に設定されている。
以上の構成により本実施例のロータリエンジンのハウジ
ング構造にあっては、互いに摺接されるアペックスシー
ル14とロータ摺動面16aとがそれぞれ同じセラミッ
クにより形成されることになり、かつ、ロータ摺動面1
6aに形成されたセラミック層50表面は粗面加工され
ているため、この状態でエンジン10を作動してロータ
を回転させると、前記アペックスシール14がアペック
スシールばね26の押圧力をもって、粗面加工された凹
凸面52を摺動する。
すると、前記アペックスシール14は凹凸面52の突起
部52g先端に当接されて、その接触面積が著しく減少
された状態となるため、当該突起部52a先端との間の
面圧が著しく高くなっており、この突起部52aはアペ
ックスシール14によって面圧の高い部分から徐々に研
磨される。
つまり、アペックスシール14とセラミック層16aと
の間の馴染み性が著しく向上し、第4図に示すように前
記凹凸面52が研磨され尽くした状態では、アペックス
シール14とセラミック層50との間に高い気密性を保
持させることができる。
尚、前記凹凸面50が研磨され尽くされると、アペック
スシール14とセラミック層50との間の面圧が低下さ
れるため、それ以後においては研磨が促進されることは
なく、セラミックが本来有する高硬度の特性が生かされ
て、耐久性が著しく向上される。
また、前記セラミック層50の凹凸面52は、エンジン
10の作動に伴うアペックスシール14の摺動で研磨さ
れるため、セラミック層50の表面はエンジン作動状態
、つまり、ロータハウジング16が熱変形した状態でア
ペックスシール14との馴染み性が発揮され、実際のエ
ンジン作動状態でのシール性が著しく向上される。
(発明の効果) 以上説明したように本発明のロータリエンジンのハウジ
ング構造にあっては、ロータのアペックスシールをセラ
ミックで形成すると共に、ロタハウジングのロータ摺動
面にセラミック層を形成し、このセラミック層の表面を
粗面加工したので、エンジン作動に伴うロータ回転によ
り、アペックスシールで前記粗面加工された微細な凹凸
面を研磨して、これらアペックスシールとロータハウジ
ングのセラミック層との馴染み性を著しく向上すること
ができる。
従って、ロータとロータ摺動面との間のシール性が著し
く向上され、しかも、このシール性はエンジンの作動状
態で最も向上されるため、燃焼ガス洩れを防止して出力
の大幅な向上を達成できると共に、油膜切れを防止して
焼き付きを防止することができるという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のロータリエンジンの/\ウジング構造
の一実施例を一部を省略して示す横断面図、第2図は本
発明の一実施例においてロータの頂部を拡大して示す要
部分解斜視図、第3図は本発明の一実施例においてロー
ツノ1ウジングとアペックスシールとの初期の関係を示
す要部拡大断面図、第4図は本発明の一実施例において
ローツノ1ウジングとアペックスシールとの馴染み状態
を示す要部拡大断面図である。 10・・・・・・ロータリエンジン 12・・・・・・ロータ 14・・・・・・アペックスシール 16・・・・・・ロータハウジング 16a・・・ロータ摺動面 18・・・・・・作動室 20・・・・・・偏心軸 50・・・・・・セラミック層 52・・・・・・凹凸面 52a・・・突起部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ロータのアペックスシールをセラミックで形成したエン
    ジンにおいて、 前記アペックスシールが摺動するロータハウジングのロ
    ータ摺動面にセラミック層を形成すると共に、このセラ
    ミック層の表面を粗面加工したことを特徴とするロータ
    リエンジンのハウジング構造。
JP25700090A 1990-09-28 1990-09-28 ロータリエンジンのハウジング構造 Pending JPH04136428A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25700090A JPH04136428A (ja) 1990-09-28 1990-09-28 ロータリエンジンのハウジング構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25700090A JPH04136428A (ja) 1990-09-28 1990-09-28 ロータリエンジンのハウジング構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04136428A true JPH04136428A (ja) 1992-05-11

Family

ID=17300330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25700090A Pending JPH04136428A (ja) 1990-09-28 1990-09-28 ロータリエンジンのハウジング構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04136428A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000014396A1 (fr) * 1998-09-04 2000-03-16 Tadashi Yoshida Moteur a combustion interne adiabatique
US6488004B1 (en) * 1996-11-01 2002-12-03 Medis El Ltd. Toroidal internal combustion engine and method for its thermo-stabilization
CN103061916A (zh) * 2012-12-24 2013-04-24 优华劳斯汽车系统(上海)有限公司 一种旋转活塞式内燃机的密封装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6488004B1 (en) * 1996-11-01 2002-12-03 Medis El Ltd. Toroidal internal combustion engine and method for its thermo-stabilization
WO2000014396A1 (fr) * 1998-09-04 2000-03-16 Tadashi Yoshida Moteur a combustion interne adiabatique
CN103061916A (zh) * 2012-12-24 2013-04-24 优华劳斯汽车系统(上海)有限公司 一种旋转活塞式内燃机的密封装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1081190A (en) Rotary fluid pump or compressor
US4548560A (en) Seal system in rotary engine
US3990817A (en) Rotary combustion engine having a modified trochoid
US3456624A (en) Seal construction for rotary combustion engine
JPH0151910B2 (ja)
WO1992002722A1 (en) Reciprocating engine
US3988081A (en) Grooved compression seals for rotary engines
JPH04136428A (ja) ロータリエンジンのハウジング構造
CN112253310A (zh) 一种柴油转子发动机
AU2007218986A2 (en) Sealing system for an oscillating-piston engine
US6270081B2 (en) Combination of piston ring for use in internal combustion engine
US20080264379A1 (en) Rotary Engine
WO1998010172A3 (en) Vaned rotary engine with regenerative preheating
US11459891B2 (en) Rotary engine
US3915599A (en) Structure for preventing leakage of lubricating oil in rotary-piston internal combustion engines
JPH07229479A (ja) 油ポンプ
JP3441818B2 (ja) ロータリ型エンジン
JPS5820372B2 (ja) 内燃機関
US5343838A (en) Dual radius rotor for pre-mixed-charge rotary engine combustion
JP2000220401A (ja) ロータリーエンジンおよびその作動室シール構造
JP4056600B2 (ja) 円盤型回転エンジン
KR20040074573A (ko) 로터리 엔진
KR960011722B1 (ko) 로터리 엔진
RU2272164C2 (ru) Роторный двигатель внутреннего сгорания
JP2008008199A (ja) ロータリーエンジン