JPH04136353A - ガラスブロックの施工構造 - Google Patents

ガラスブロックの施工構造

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JPH04136353A
JPH04136353A JP2256166A JP25616690A JPH04136353A JP H04136353 A JPH04136353 A JP H04136353A JP 2256166 A JP2256166 A JP 2256166A JP 25616690 A JP25616690 A JP 25616690A JP H04136353 A JPH04136353 A JP H04136353A
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support frame
glass
glass block
blocks
glass blocks
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JP2256166A
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Hitoshi Ikemoto
池本 均
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ガラスブロックの施工構造に関し、小さな
直方体状をなすガラスブロックを積み上げて建築物の壁
面や間仕切りを構成するガラスブロックの施工構造に関
するものである。
〔従来の技術〕
近年、建築物の壁や間仕切りとして、ガラスブロック(
ガラスレンガ)を縦横に配列してガラスブロック面を構
成した構造物が利用されている。
ガラスブロックを用いた壁や間仕切りは、採光、断熱、
あるいは、防音等の性能に優れているという実用上の利
点を備えているだけでなく、インテリア性や美観性に優
れているという意匠上の点でも優れた効果が期待でき、
非常に注目されている従来行われているガラスブロック
の施工方法は、ガラスブロックを所定の目地幅に相当す
る間隔をあけて横方向に配列し、建築構造部分との隙間
およびガラスブロック同士の隙間に積みモルタルを流し
込んでガラスブロックを固定する。こうして、1段のガ
ラスブロックが施工されれば、その上にモルタルを挟ん
で再びガラスブロックを載せ、前記工程を繰り返して、
ガラスブロックを1段づつ積み上げて壁面を構成する。
ガラスブロック壁を補強するためには、ガラスブロック
の間を埋めるモルタル内に縦横に鉄筋を配置しておく場
合もある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記のような従来におけるガラスブロックの
施工方法では、ガラスブロックの縦横の目地幅を正確に
設定するのが極めて困難であり、高い技術力あるいは熟
練を要し、手間および作業時間もかかり、施工コストが
高くっ(という問題があった。
これは、ガラスブロック同士の横方向の間隔や各段にお
けるガラスブロックの高さ位置を、作業者の感覚だけで
正確に弱整するのは非常に難しく、作業者の技術力や熟
練度の差が仕上がりの違いに太き(影響するのである。
特に、ガラスブロックの隙間を埋めて固定するモルタル
は、ゲル化が始まる前に施工しないと、セメントとして
の効果が低下してしまい、施工後に漏水の原因となるの
で、モルタルの混錬り作業や施工までの時間管理等に十
分な注意が必要であり、このように施工条件の厳しい状
態で、錬り状態のモルタルを挟んで短時間でガラスブロ
ックの位置決めを正確に行ったり、微妙な位置調整を行
うのは非常に難しく、熟練を要する作業である。
なお、ガラスブロックの位置決めを容易にするため、例
えば、水平方向に糸を張って、この糸を基準にしてガラ
スブロックを積み上げたり、施工段階毎に寸法測定を行
って、ずれを調整したりすることが行われているが、こ
れらの作業も非常に面倒であり、また、作業者の熟練度
の違いによって仕上がりに差ができてしまう。
そこで、この発明の課題は、前記したようなガラスブロ
ックの施工に際し、特別な専門的技術力や熟練を要さず
、簡単かつ能率的にガラスブロックの施工が行え、しか
も、常に良好な仕上がりが得られるガラスブロックの施
工構造を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決する、この発明にかがるガラスブロック
の施工構造は、縦横に架設されて格子面を構成する支持
枠材と、支持枠材による格子面の各区画内に、支持枠材
との間にスペー号部材を介して位置決め装着されたガラ
スブロックと、ガラスブロック同士の隙間を埋めてガラ
スブロックを固定する目地材とからなる。
ガラスブロックは、通常の建築用ガラスブロックと同様
のものが用いられる。
支持枠材は、縦横に架設して格子面が構成でき、施工中
にガラスブロックがずれたり移動しないように位置決め
できる程度の剛性があれば、金属その他の材料からなる
ものが使用できる。支持枠材は、施工後にガラスブロッ
ク壁の補強材としても機能できる程度の強度があれば、
より好ましい。具体的には、断面コ形をなす溝形鋼その
他、−定の断面形状で細い長尺状をなす形鋼材が、軽量
で強度的にも優れ、好ましい。また、支持枠材としてワ
イヤを張設しておくこともできる。
支持枠材は、施工場所に縦横に架設して格子面を構成す
る。格子面の各区画にそれぞれガラスブロックを装着す
る。格子面全体にわたる長尺の支持枠材を用いてもよい
し、複数本の支持枠材をつないで格子面の全長を構成し
てもよい。さらに、各区画の長さに相当する短い支持枠
材をつないでもよい。この場合、垂直方向の支持枠材は
長尺のものを用いて耐荷重性を持たせ、水平方向の支持
枠材に各区画毎の短いものを用いて組立作業性を良好に
すれば好ましい組み合わせとなる。支持枠材は、両端の
みを固定しておいてもよいし、両端以外に、縦横の支持
枠材が交差する点で、縦横の支持枠材同士を固定してお
けば、支持枠材同士がずれたり移動し難くなる。特に、
各区画毎に、縦横の支持枠材の交差点で固定すれば、各
区画の形状が正確に設定できる。そのためには、−支持
枠材に区画のピンチに相当する間隔で、直交する支持枠
材との係合固定手段を設けておけばよい。
係合固定手段としては、例えば、支持枠材が形鋼材であ
れば、形鋼材の一部を切り起こして係止片を形成したり
、プレス加工で係止突起を形成したり、パンチ加工で係
止孔を貫通形成したりして、直交する支持枠材を互いに
係合固定可能にしておけばよい。支持枠材がワイヤであ
れば、ワイヤの交差点を短いワイヤや番線で結束しても
よい。
支持枠材同士を固定するために、支持枠材とは別の固定
金具を用いてもよい。
支持枠材で構成する格子面は、単なる平面であってもよ
いし、平面を組み合わせた多面体状の格子面を構成する
こともできる。多面体状の格子面を構成するには、多面
体の稜線部分で隣接する両側の区画で、水平方向の支持
枠材を角度を違えて架設しておけばよい。この場合、隣
接する区画を、1本の屈曲した水平方向の支持枠材で構
成してもよいし、隣接する区画で別々の直線状をなす支
持枠材を端部で角度をつけて接続するようにしてもよい
直線状の支持枠材を端部で角度をつけてつなぐには、前
記した支持枠材の交差点における係合固定手段として、
垂直方向の支持枠材に対して、水平方向の支持枠材の端
部を旋回可能に係合できる構造にしておけばよい。
支持枠材からなる格子面の区画内に装着されるガラスブ
ロックと支持枠材の間には、スペーサ部材が取り付けら
れる。スペーサ部材は、区画内におけるガラスブロック
の位置決めを行い、ガラスブロックがずれたり移動しな
いように仮固定する。スペーサ部材の材料は、ガラスブ
ロックの荷重に耐えて仮固定できる程度の強度があれば
、通常の各種建築用構造材料が使用できる。
スペーサ部材の形状は、ガラスブロックおよび支持枠材
の形状に合わせて自由に設定できる。具体的には、支持
枠材の一部に係合もしくは嵌合して、スペーサ部材の位
置決めを行う取り付は手段と、ガラスブロックの端面に
当接してガラスブロックの位置決めを行うブロックの位
置決め手段が設けられていればよい。スペーサ部材は、
施工完了後には、ガラスブロック壁の表面には露出しな
いように、ガラスブロックの厚みよりも短いものが好ま
しい。スペーサ部材は、ガラスブロックの四方で支持枠
材との間に介在させるのが好ましい。隣接する区画のガ
ラスブロックを、境界部分の支持枠材に取り付けられた
ひとつのスペーサ部材で位置決めすれば、スペーサ部材
の数が少なくて済む。
スペーサ部材を介して区画内に位置決め装着されたガラ
スブロック同士の隙間は、目地材が充填されて、ガラス
ブロックを固定する。目地材は、通常のガラスブロック
の施工で用いられているのと同様のシリコンその他から
なる目地材料が用いられる。目地材は、ガラスブロック
同士の隙間に存在するスペーサ部材を覆うようにする。
目地材を施工する前に、ガラスブロック同士の隙間、あ
るいは、スペーサ部材の両端に目地下地材を装着してお
けば、目地材の使用量を少なくできたり、目地材の表面
仕上がりを良好にできる。目地下地材としては、軟質の
合成樹脂等からなるものが、ガラスブロックの隙間に押
し込み装着できたり、両側のガラスブロックに密着して
当接できたりする等の点で好ましい。
上記した以外のガラスブロックの施工構造については、
通常のガラスブロックの施工構造と同様の形状や構造を
組み合わせて用いることができる。この発明にかかるガ
ラスブロックの施工構造は、住宅やビルの壁面あるいは
間仕切りその他、通常のガラスブロックの施工構造が使
用されている各種の建築構造に適用できる。
〔作  用〕
支持枠材を縦横に架設して、ガラスブロック装着用の区
画を備えた格子面を構成する作業は、通常の各種建築施
工における枠材の組立施工と同様に行えるので、ガラス
ブロックの専門技術者でなくても、簡単かつ正確に作業
が行える。
作製された格子面の各区画内に、スペーサ部材を介して
ガラスブロックを位置決め装着していけば、ガラスブロ
ック同士の隙間は自動的に正確に設定され、個々のガラ
スブロックに対して細かく位置調整する必要がない。
格子面の各区画内に、ガラスブロックが正確に位置決め
装着された後、ガラスブロックの隙間に目地材を埋め込
んで、隙間を塞ぎガラスブロックを固定すれば、目地幅
が正確に設定された状態で目地材を施工でき、目地材の
施工作業が簡単かつ能率的に行える。特に、従来のよう
に、ガラスブロックを1段づつ積み重ねる毎に、モルタ
ル等の目地材料を載せて行く必要がないので、モルタル
の硬化度や硬化時間等を考慮しながらガラスブロックの
積み上げ作業を行わなくてもよくなり、十分に余裕をも
って良好な状態で目地材の施工作業が行える。
縦横に架設する支持枠材のうち、水平方向の支持枠材を
、隣接する区画で角度を違えて架設すれば、縦横の支持
枠材で多面体状の格子面を構成することが簡単にでき、
従来は、高度の熟練者でなければ施工が困難であった、
複雑な多面体状のガラスブロック壁が、極めて簡単かつ
正確に施工できる。
縦横に架設する支持枠材を、各区画毎に設けられた係合
固定手段で固定しておけば、各区画の形状寸法が正確に
設定でき、ガラスブロックをスペーサ部材を介してぴっ
たりと正確に区画内に装着することができる。また、支
持枠材で構成される格子面の機械的強度あるいは剛性が
高まるので、施工されたガラスブロック施工面全体の構
造強度や耐久性が向上する。
支持枠材としてワイヤを用いれば、支持枠材を縦横に架
設する作業が簡単に行えるとともに、素材のコストも安
価であり、施工コストを低減することができる。
〔実 施 例〕 ついで、この発明の実施例を図面を参照しながら以下に
詳しく説明する。
第1図は、支持枠材10の架設工程を示しており、断面
概略コ字形をなす形鋼材からなる垂直方向の支持枠材1
0および水平方向の支持枠材20を、縦横に架設して格
子面を構成しており、概略正方形状の小区画Cが縦横に
配列されることになる。水平方向の支持枠材20は、垂
直方向の支持枠材10に貫通形成された挿通孔12に通
されて、縦横に組み合わせられる。従って、この実施例
では、水平方向の支持枠材20に垂直方向の支持枠材1
0よりも細い形鋼材を用いている。
第2図は、支持枠材10と20の係合固定手段の構造を
示しており、支持枠材lOには、矩形の挿通孔12の下
辺にU字形の係合突起14が突出形成されている。支持
枠材20には、前記係合突起14が挿入可能なスリット
状の係合孔22が貫通形成されている。係合突起14お
よび係合孔22は、格子面に形成する各区画Cの寸法に
合わせて、支持枠材10および20に等間隔で配置され
ている。
第21!l右側に示すように、支持枠材10の挿通孔1
2に支持枠材20を挿通し、係合突起14を係合孔22
に嵌合した後、係合突起14を折り曲げれば、支持枠材
10と20は固定され、互いにずれたり移動することは
なくなる。このような操作を、支持枠材10と20の各
交差点、すなわち各区画Cの境界部分で行えば、支持枠
材10と20は強固に組立固定され、各区画Cの形状は
正確に設定され、ガラスブロック等の重量や外力が加わ
っても、各区画Cの形状が変形する心配がないつぎに、
第3図に示すように、格子面の各区画Cにガラスブロッ
ク30を装着する。ガラスブロック30は、正面形が概
略正方形状であるとともに、厚み方向の中央部分が少し
凹んでおり、側面からみて鼓形になっている。そこで、
ガラスブロック30の凹み部分32と支持枠材10およ
び20の間にスペーサ部材40を挟んだ状態で、ガラス
ブロック30を区画Cに装着する。
第4図は、スペーサ部材40の構造を示し、ガラスブロ
ック30の厚み方向の凹み形状に沿って上向きに湾曲し
たアーチ状の上面部42と、上面部42の両端につなが
り、上面部42とほぼ同様の湾曲形状を有する下面部4
4とを備えている。
この上面部42と下面部44がガラスブロック30に当
接して位置決めを行う、下面部44は、スペーサ部材4
0の両端のみに形成されており、両端の下面部44の間
は支持枠材10への嵌合凹部48となる。また、嵌合部
48の中央で上面部42の裏面に下方に突出して、支持
枠材20に嵌合される嵌合凸部46が設けられている。
したがって、嵌合凹部48と嵌合凸部46が、スペーサ
部材40を支持枠材10.20に取り付けるための取り
付は手段となる。
スペーサ部材40を、垂直および水平の支持枠材10.
20に取り付けるには、第3図に示すように、支持枠材
10に対しては、スペーサ部材40の嵌合凹部48を支
持枠材10の外形を囲むようにして嵌め込み、支持枠材
20に対しては、スペーサ部材40の嵌合凸部46が支
持枠材20のコ字形の凹みに挿入されるようにして嵌合
取り付けする。したがって、スペーサ部材40は、支持
枠材10.20に対して、直交する方向には位置決めさ
れて取り付けられるが、支持枠材10.20に沿う方向
には自由に位置調整することができる。ひとつの区画C
で、−辺にひとつのスペーサ部材40を取り付けるだけ
でもよいし、−辺に複数個のスペーサ部材40を取り付
けておいてもよい。一般に、ガラスブロック30の上下
に配置するスペーサ部材40には、ガラスブロック30
が左右に傾かないように、−辺に複数個のスペーサ部材
40を用いるのが好ましい。
上記のようにしてスペーサ部材40が取りつけられた区
画C内にガラスブロック30を装着するには、第5図に
矢印で示すように、ガラスブロック30を斜め上方に差
し入れるようにして区画C内に挿入する。区画Cの上辺
の支持枠材20にはスペーサ部材40を取り付けずにお
いて、上記ガラスブロック30の挿入を行い易くしてお
く。ついで、ガラスブロック30を下方に降ろし、ガラ
スブロック30の凹み部分32をスペーサ部材40の上
面部42に載せる。その後、区画Cの上辺の支持枠材2
0にスペーサ部材40を取り付けて、スペーサ部材40
の下面部44がガラスブロック30の上面の凹み部分3
2に当たるようにすれば、ガラスブロック30は上下共
に位置決めされた状態で区画C内に装着される。なお、
上記説明は、ガラスブロック30の垂直面における操作
を説明したが、ガラスブロック30の水平面においても
、左右の支持枠材20の片方にスペーサ部材40を取り
つけた状態でガラスブロック30を挿入した後、反対側
の支持枠材20にスペーサ部材40を取り付ければ、ガ
ラスブロック30を位置決めして装着することができる
このようにして、ガラスブロック30が位置決め装着さ
れた後、第6図に示すように、ガラスブロック30同士
の隙間に、目地下地材50を装着し、さらに、その表面
に目地材60を充填する。
第7図に目地下地材50の構造を示しており、軟質の合
成樹脂等からなり、断面が概略π形をなし、区画Cの一
辺の長さに対応する全長の棒状に成形されている。この
目地下地材50を、弾力的に変形させながら、ガラスブ
ロック30の隙間に押し込んで、スペーサ部材40の端
面に当接するように装着しておけば、スペーサ部材40
の奥まで目地材60が侵入する心配がない。目地下地材
50の表側にシリコン等の目地材60を充填して固めれ
ば、ガラスブロック30は完全に固定されて、ガラスブ
ロックの施工が完了する。目地材60の表面にはブチル
ゴム62等を塗布しておけば、良好な仕上がりが得られ
る。なお、施工状態では、支持枠材10.20およびス
ペーサ部材40は、ガラスブロック30の厚み方向の内
側に隠れていて外部には全く露出しない。
つぎに、第8図〜第11図には別の実施例を示している
。基本的には前記実施例と同様の構造を備えているので
、相違点を主にして説明する。
第8図に示すように、垂直方向の支持枠材lOは前記実
施例と同じものを用いるが、水平方向の支持枠材120
の構造が異なる。第9図および第10図に示すように、
支持枠材120は、ひとつの区画Cに相当する全長を有
するとともに、支持枠材120の端部には、両端が拡が
り中央が狭くなった概略ヒョウタン形の係合孔122を
備えている。また、支持枠材120の端部の一方の角部
が四半円形の弧状部124となっている。支持枠材12
0の両端の弧状部124は、対角線位置に設けられてい
る。
上記のような支持枠材120を組み立てるには、第10
図に示すように、垂直方向の支持枠材10の挿通化工2
に水平方向の支持枠材120を挿通し、支持枠材120
のヒョウタン形係合孔122を係合突起14に嵌入する
。係合突起14はヒョウタン形係合孔122の中央部の
みに当接していて、両側部分には余裕があるので、係合
突起14に対してヒョウタン形係合孔122は水平面内
で一定角度まで旋回することができる。すなわち、垂直
方向の支持枠材10に対して、水平方向の支持枠材12
0が水平面内で旋回できるのである。支持枠材120を
所定の角度に設定した後、係合突起14を折り曲げれば
、支持枠材120と支持枠材10は固定される。
垂直方向の支持枠材10に対して、挿通孔12の両側か
ら水平方向の支持枠材120を取り付ける場合には、第
1O図に示すように、支持枠材120の端部に弧状部1
24が設けられているので、左右の支持枠材120同士
が引っ掛からずに、自由に旋回できる。
上記のような構造の係合固定部を備えた支持枠材10.
120を用いて、格子面を構成する際には、第8図に示
すように、垂直方向の支持枠材10に対して、その左右
に接続する水平方向の支持枠材120を、互いに角度を
つけて取り付ける。
その結果、縦横の支持枠材10.120で構成する格子
面を、単なる平面状のものだけでなく、複数の平面が組
み合わせられた多面体状の格子面を簡単に構成すること
ができる。支持枠120の取り付は角度を変えれば、多
面体の各格子面の構成角度を自由に設定できる。
上記のような多面体状の格子面を構成した後、各区画C
にガラスブロック30を位置決め装着したり、ガラスブ
ロック30同士の隙間を目地材60で塞ぐのは、前記実
施例と同様である。但し、垂直方向の支持枠材10の両
側で、水平方向の支持枠材120.120の角度が違う
個所では、前記実施例のような形状のスペーサ部材40
は使用できない。
そこで、第11図に示すような屈曲部用スペーサ部材1
40を用いる。屈曲部用スペーサ部材140は、軟質塩
ビ材料等の弾力的に変形可能な材料からなり、概略H字
断面をなし、一端に支持枠材120の側端辺への嵌合凹
部142を備え、他端が両側に拡がっており、この拡開
端144が弾力的に変形する。このような屈曲部用スペ
ーサ部材140を、ガラスブロック30の間に装着して
おけば、左右のガラスブロック30.30の傾き角度に
合わせて、屈曲部用スペーサ部材140の拡開端144
が変形するので、屈曲部用スベー号140の表側に目地
材60を充填しても、目地材60が屈曲部用スペーサ部
材144の奥まで侵入することはない。なお、この実施
例でも、ガラスブロック30の垂直方向については、前
記実施例と同様のスペーサ部材40を用いる。
つぎに、第12図には別の実施例を示しているこの実施
例では、第12図(alに示すように、形鋼材からなる
支持枠材10.20.120の代わりに、ワイヤ80を
支持枠材として用いる。施工現場の構造部材84を外枠
にして、縦横にワイヤ80を張り巡らす。ワイヤ80の
端部は固定金物82等で固定しておく。ワイヤ80の材
料や口径は、施工条件によって適当に選択されるが、例
えば、口径3.2flφ程度の鋼線が用いられる。
つぎに、第12図中)に示すように、ワイヤ80で仕切
られた区画Cの中にガラスブロック30を装着する。第
13図は、この実施例で用いるスペーサ部材400の構
造を示している。ガラスブロック30の凹み部分32の
形状に沿う位置決め用の上面部402および下面部40
4を備えているのは、前記実施例の場合と同じである。
そして、左右の下面部404.404の中央の凹んだ個
所に、ワイヤ80に取り付けるための嵌合溝406が形
成されている。ワイヤ80は垂直方向も水平方向も同じ
ものを用いるので、嵌合溝406は1個所でよい。
上記のようなスペーサ部材400を、ワイヤ80で仕切
られた区画Cに取り付ける。その後、ガラスブロック3
0を装着したり、目地下地材50を取り付けたり、ガラ
スブロック30の間を目地材60で塞いてガラスブロッ
ク30を固定する等の工程は、前記実施例と同様に行え
る。また、第12図(C1に示すように、ガラスブロッ
ク30を適当な段数積み重ねる毎に、ガラスブロック3
0同士の垂直方向の隙間、いわゆる縦目地空洞に、モル
タル注入器90を用いて軟錬りモルタルを注入して、ガ
ラスブロック30の隙間を埋めておけば、ガラスブロッ
ク壁の補強を果たすことができるなお、この実施例にお
いて、格子面を多面体状に構成するには、水平方向のワ
イヤ80を垂直方向のワイヤ80との交差点で屈曲させ
て、左右のワイヤ80に角度が付くようにしておけばよ
い。
また、垂直方向のワイヤ80と水平方向のワイヤ80の
交差点を、別のワイヤで結束したり金具で固定したりす
れば、縦横のワイヤ80がずれず、各区画Cの形状を強
固に固定しておける。
〔発明の効果〕
以上に述べた、この発明にかかるガラスブロックの施工
構造によれば、支持枠材で構成された格子面の各区画に
スペーサ部材を介してガラスブロックを位置決め装着し
ているので、ガラスブロック同士の間隔が自動的に正確
に設定され、ガラスブロックを積み上げる毎に位置測定
や位置調整を行わなくてもよくなり、ガラスブロックを
極めて正確かつ簡単に積み重ねていくことができる。
その結果、従来の施工方法のように熟練したガラスブロ
ック専門の技術者でなくても、一般の建築作業者であれ
ば何なく美麗で良好な仕上がりのガラスブロック壁を、
非常に短時間で能率的に施工することができる。したが
って、従来、施工時間が長くかかりコスト的にも高くつ
いていたガラスブロックの施工を、能率的かつ経済的に
行うことが可能になる。
つぎに、縦横に架設する支持枠材に各区画毎の係合固定
手段を設けておけば、ガラスブロックを装着する各区画
の形状寸法が正確に設定でき、ガラスブロックの位置決
め装着作業が行い易くなるとともに、ガラスブロック壁
の仕上がりをより良好にでき、しかも、ガラスブロック
施工面全体の機械的強度や耐久性を高めることができる
また、支持枠材としてワイヤを用いれば、支持枠材の架
設施工がより簡単になり、素材コストも安価で経済性に
も優れたものとなる。
さらに、隣接する区画で水平方向の支持枠材を角度を違
えて架設すれば、多面体状の格子面を構成することがで
き、従来の施工方法では非常に難しく手間のかかってい
た多面体状のガラスブロック施工面を、極めて簡単かつ
正確な仕上がりで施工することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかるガラスブロックの施工構造の
実施例について支持部材の架設工程を示す斜視図、第2
図は支持部材の固定方法を段階毎に示す要部斜視図、第
3図はガラスブロックの装着工程を示す斜視図、第4図
はスペーサ部材の斜視図、第5図はガラスブロックを区
画内に挿入する方法を示す概略断面図、第6図は施工状
態の断面図、第7図は目地下地材の斜視図、第8図は別
の実施例について支持部材の架設工程を示す斜視図、第
9図は支持部材の組立方法を示す斜視図、第1(lは要
部拡大断面図、第11図は施工状態の断面図、第12図
(a)〜(C)は別の実施例を工程順に示す斜視図、第
13図は前回の実施例で用いるスペーサ部材の斜視図で
ある。 10.20.120・・・形鋼材(支持枠材)  30
・・・ガラスブロック 40・・・スペーサ部材 50
・・・目地下地材 60・・・目地材 80・・・ワイ
ヤ(支代理人 弁理士  松 本 武 彦 第 図 第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 縦横に架設されて格子面を構成する支持枠材と、支
    持枠材による格子面の各区画内に、支持枠材との間にス
    ペーサ部材を介して位置決め装着されたガラスブロック
    と、ガラスブロック同士の隙間を埋める目地材とからな
    ることを特徴とするガラスブロックの施工構造。 2 支持枠材のうち、水平方向の支持枠材が、隣接する
    区画で角度を違えて架設され、縦横の支持枠材で多面体
    状の格子面を構成する請求項1記載のガラスブロックの
    施工構造。3 縦横に架設された支持枠材が、各区画毎
    に設けられた係合固定手段で固定されている請求項1ま
    たは2記載のガラスブロックの施工構造。 4 支持枠材がワイヤからなる請求項1〜3の何れかに
    記載のガラスブロックの施工構造。
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