JPH0413601Y2 - - Google Patents

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JPH0413601Y2
JPH0413601Y2 JP19858886U JP19858886U JPH0413601Y2 JP H0413601 Y2 JPH0413601 Y2 JP H0413601Y2 JP 19858886 U JP19858886 U JP 19858886U JP 19858886 U JP19858886 U JP 19858886U JP H0413601 Y2 JPH0413601 Y2 JP H0413601Y2
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gap
mold
spherical microcapsules
molding
spherical
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、一定の間隙を保持して嵌合される
1対の物体の嵌合部間隙を測定するために使用す
る、間隙測定用カプセルに関するものである。
「従来の技術」 自動車車体等の金属薄板よりなる成型品は、平
らな金属薄板を凸形の成形型と凹形の成形型の間
に挟んで加圧し、プレス成型を施すことによつて
製造される。このような成形型は、凸型の成形型
と凹形の成形型とを別個にそれぞれの正規形状に
加工した後、プレス機械に取付けて金属薄板をプ
レス成型するのであるが、成形面が屈曲面等の複
雑な形状をしている部分においては、押圧状態に
おいて凸形の成形型と凹形の成形型との間の間隙
が一定になるように成形型を加工することは、相
当な熟練を必要とするものである。
凸形の成形型と凹形の成形型との間の隙間の不
均一部分を簡単に調整できるようにするため、実
公昭57−47683号公報に示されているような、シ
ートの表面に高さの異なる複数の柄を規則的に配
列し浮き出し形成したクリアランス寸法調整用イ
ンサートシートが開発され、成形型調整にあたつ
て成形型の片方にこのインサートシートを接着剤
で貼り付け、表面の柄にインク又は弁柄ペースト
を平均に塗布して凸形の成形型と凹形の成形型と
を嵌合し、インク又は弁柄の転写状況によつて2
つの成形型間の各部分における隙間の適否を判別
することが行われている。
「考案が解決しようとする問題点」 複雑な形状の成形型にインサートシートを貼り
付ける場合には手数がかかり、非常に多くの工数
を必要とする欠点があつた。
また、1対の成形型を嵌合したときインサート
シートは貼付用の接着剤と共に加圧されるため、
インサートシートを成形型からはがすとき、イン
サートシート裏面の接着剤が成形型の表面に付着
したまま残つてしまうので、成形型の表面に付着
した接着剤を除去するのに長時間を必要とする欠
点があつた。
この考案は、上述のように手数のかかるインサ
ートシートを使用しないで、1対の嵌合物体の嵌
合部隙間が一定になつているか否かを簡単に測定
できるようにすることを目的とするものである。
「問題点を解決するための手段」 この考案は、粒子径の異なる数種類の球状微小
カプセルを多数混在させて構成され、かつ前記カ
プセルはそれぞれ粒子径の寸法区分ごとに異なる
色の着色剤を芯物質とし、さらに該芯物質を被覆
する壁物質が脆性材料で形成されていることを特
徴とする間隙測定用カプセルとしたものである。
「作用」 1対の物体の嵌合部の片方に球状微小カプセル
を散布した状態にして水溶性の糊で貼り付けてお
けば、嵌合部隙間の寸法によて破壊される球状微
小カプセルの粒子径が異なることになり、嵌合部
に付着した着色剤の色によつて、嵌合部隙間の寸
法を知ることができる。
「実施例」 次に、この考案の一実施例を図について説明す
ると、第1図において1は着色剤であつて、その
外側を水ガラス等の脆性材料で成形した壁物質2
で覆い、着色剤1を芯物質として内蔵した球状微
小カプセルセル3が形成されている。球状微小カ
プセルル3の粒子径Dは、例えば0.1mmずつ寸法
差をおいた0.4mm,0.5mm,0.6mmのように、数種類
の異なつた寸法区分のものを各寸法区分ごとに多
数作り、粒子径の各寸法区分ごとに内蔵する着色
剤1を異なる色のものにする。
このように小さな粒子径Dの球状微小カプセル
3を作る方法は、分子レベルや粒子レベルで芯物
質表面に壁物質を付着させてマイクロカプセル化
する方法として各種の方法が確立されているが、
例えば着色剤1が溶解しない液中に着色剤1をた
らして液を攪拌し、粒状に細分化された着色剤1
を溶融状態の水ガラス中に入れて脆性材料よりな
る壁物質2を形成したり、あるいは吐出状態を変
えることができるノズルから着色剤1を溶融して
いる水ガラス中に噴霧する方法がある。
第2図はプレス成形に使用する一方の凸形の成
形型4を示すもので、この凸形の成形型4の成形
面と、これと対になつている凹形の成形型の成形
面との間の隙間が一定であるか否かを測定するに
は、第3図に示すように各種寸法区分の粒子径の
ものを混在させた球状微小カプセルセル3を凸形
の成形型4の成形面5に、粘度のあまり高くない
水溶性の糊で付着する。この場合、各種寸法区分
の球状微小カプセルル3を混合したカプセル群に
液状の糊をまぜ、噴霧によつて成形面5に球状微
小カプセル3を付着してもよいが、球状微小カプ
セルプセル3が成形面5上に立体的に積み重なら
ないで分散するように、球状微小カプセルプセル
3の分布密度が高くなり過ぎないようにする必要
がある。
このように成形面5に球状微小カプセルル3を
糊で付着させた凸状の成形型4の成形面5を第4
図に示すように下に向け、対になつている凹形の
成形型6の成形面7との間に成形時の間隙が保た
れるようにする。
成形面5,7間の所定間隙が0.6mmの場合、成
形面5,7間の間隙が正しく0.6mmに保たれてい
る箇所では、粒子径Dが0.4mm,0.5mm,0.6mmの全
ての球状微小カプセル3は、いずれも脆性材料で
形成されている壁物質2が成形面5,7によつて
押圧破壊されることがなく、従つて内部の着色剤
1が球状微小カプセル3から流れ出ることはな
い。
ところが成形面5,7間の間隙が所定の0.6mm
より小さい0.5mm以上0.6mm未満になつている箇所
では、粒子径Dが0.6mmに作られている球状微小
カプセル3の壁物質2が成形面5,7によつて押
圧破壊され、内部の着色剤1が球状微小カプセル
3から流れ出て、成形面5,7に付着することに
なる。
同様に成形面5,7間の間隙が0.4mm以上0.5mm
未満になつている箇所で、は粒子径Dが0.6mmお
よび0.5mmにつくられている球状微小カプセル3
の壁物質2が押圧破壊され、また成形面5,7間
の間隙が0.4mm未満になつている箇所では、粒子
径Dが0.6mm,0.5mm,0.4mmに作られている球状微
小カプセル3の壁物質2が押圧破壊されて着色剤
1が成形面5,7に付着することになる。
球状微小カプセル3に内蔵されている着色剤1
の色は、球状微小カプセルル3の粒子径Dの寸法
区分ごとに異なつているので、壁物質2が押圧破
壊した球状微小カプセル3の粒子径Dによつて、
成形面5,7に付着する着色剤1の色が異なるこ
とになる。この結果、凸形の成形型4を外して凹
形の成形型6の成形面7を見ると、成形面5,7
間の間隙の寸法によつて、第5図に示すように異
なる着色8,9,10が成形面7に施されている
ことになるので、この着色8,9,10の如何に
より、成形面7の加工寸法を判別できることにな
る。
球状微小カプセル3の粒子径は、通常1mm以下
の極めて小さい寸法であつて、球状微小カプセル
3の自重は軽量であるので、球状微小カプセル3
を成形面5に付着させる糊は接着力の弱い水溶性
のものでよい。従つて成形面5,7間の間隙寸法
を測定した後は、水洗い等によつて簡単に球状微
小カプセル3を糊と共に成形面5から除去するこ
とができ、繰返しの間隙寸法測定作業も短時間で
行なうことが可能である。
「考案の効果」 この考案は、従来のクリアランス寸法調整用イ
ンサートシートのように形状合わせの裁断やシー
トの張り付け等の厄介な手数を要せず、簡単に成
形面に付着させることができ、また糊も接着力の
弱いものでよいため、測定後における成形面から
の除去も簡単に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の拡大断面図、第
2図は成形型の斜視図、第3図、第4図はこの考
案の使用状態を示す断面図、第5図はこの考案を
使用した後の成形型の平面図である。 1……着色剤、2……壁物質、3……球状微小
カプセル、8,9,10……着色、D……粒子
径。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 粒子径の異なる数種類の球状微小カプセルを多
    数混在させて構成され、かつ前記カプセルはそれ
    ぞれ粒子径の寸法区分ごとに異なる色の着色剤を
    芯物質とし、さらに該芯物質を被覆する壁物質が
    脆性材料で形成されていることを特徴とする間隙
    測定用カプセル。
JP19858886U 1986-12-26 1986-12-26 Expired JPH0413601Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19858886U JPH0413601Y2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26

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JP19858886U JPH0413601Y2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26

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Publication Number Publication Date
JPS63105003U JPS63105003U (ja) 1988-07-07
JPH0413601Y2 true JPH0413601Y2 (ja) 1992-03-30

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JP19858886U Expired JPH0413601Y2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26

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JP5151747B2 (ja) * 2008-05-13 2013-02-27 東洋紡株式会社 温度時間経歴を表示する流通履歴表示ラベル

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