JPH04134976U - 弁のタンデムピストン装置 - Google Patents

弁のタンデムピストン装置

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JPH04134976U
JPH04134976U JP3142092U JP3142092U JPH04134976U JP H04134976 U JPH04134976 U JP H04134976U JP 3142092 U JP3142092 U JP 3142092U JP 3142092 U JP3142092 U JP 3142092U JP H04134976 U JPH04134976 U JP H04134976U
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JP
Japan
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piston
cylinder
valve
spindle
hole
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Application number
JP3142092U
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English (en)
Inventor
孝 峯村
Original Assignee
日本ダイヤバルブ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】空気圧配管が簡単な上に製作も容易なダイヤフ
ラム弁等のタンデムピストン装置を提供する。 【構成】シリンダ20と、そのシリンダに固定した仕切板
22と、その仕切板に上下摺動自在に支持した弁軸17a、
17bと、仕切板の上下においてその弁軸に固定した上下
ピストン18a、18bと、シリンダと上ピストンの間にあ
るピストンを押下げるばね32とを備えたタンデムピスト
ン装置において、下ピストン18bの下側においてシリン
ダ20に空気導入口21を設け、弁軸に盲の軸孔35a、35b
を設け、その軸孔の上部35aをピストンの下側に通気さ
せる上連通孔19a及び下部35bを下ピストンの下側に連
通させる下連通孔19bを設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は空気圧で操作する弁のタンデムピストン装置の改良に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
ダイヤフラム等の弁を軸方向に駆動する弁軸のピストンをタンデム連結にする と、小径のシリンダでも大きな駆動力を得ることができるが、特開昭51−12 419号に開示されるように、従来の弁のタンデムピストン装置は、シリンダに 各ピストンごとに空気圧導入孔を設けて各ピストンに圧力空気をそれぞれ供給す る方式であった。又、シリンダに空気圧導入孔一箇所だけ設け、シリンダ壁内に おいて空気圧導入路を分岐して上下のピストンに供給する方式も提案されていた 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
弁のタンデムピストン装置においてシリンダに空気圧導入孔をピストンごとに 設けたものは、配管に手間を要するため、施工コストが高くなるという問題があ った。又、シリンダ壁内に分岐路を設けるものはシリンダの鋳造が複雑になりコ ストが高くなるという問題があった。
【0004】 本考案は上記問題を解決するためになされたものであり、その目的とするとこ ろは、配管が容易でシリンダの鋳造コストも安い弁のタンデムピストン装置を提 供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案の特徴とする手段は、図1及び図2に示すよ うに、弁軸を構成する上下のスピンドル17a,bに上下のピストン18a,bをそ れぞれ外嵌してタンデム連結し、下スピンドル17bに下軸孔35bを設け、その軸 孔から下ピストン下面抜ける下連通孔19bを設け、上スピンドル17aに上軸孔35 aを設け、その上軸孔35aから上ピストン18aの下側に抜ける上連通孔19aを設 けたことにある。
【0006】
【作用】
圧力空気はシリンダ20の空気圧導入孔21から直接下ピストン18aの下側に導入 される。導入された圧力空気は下ピストン18bを押上げると共に下ピストンの下 面から下連通孔19bに入り、ついで、上下スピンドル17a,bの上下の軸孔35a ,bを経て上連通孔19aから上ピストン18aの下側に出る。上ピストンの下側に 出た圧力空気は上ピストンを上に押し上げる。このように、圧力空気は上下ピス トンの下面に作用するので、スピンドル17a,bを上昇させて弁を開く力は単独 ピストンの二倍になる。
【0007】 シリンダ20の空気圧導入孔21は単独ピストンの場合と同一であるから、シリン ダは簡単に鋳造することができる。配管の手間は単独ピストンの場合と全く同一 である。上下ピストンの軸孔35a,bと上下の連通孔19a,bは簡単な鋳造又は 機械加工で設けることができる。
【0008】
【実施例】
本考案の装置を図面に示す実施例に基づいて具体的に説明する。 図1に示すように、ダイヤフラム弁のダイヤフラム10は流路を分ける本体30の フランジとシリンダ20のフランジの間に挟持される。ダイヤフラム10の上面中央 にピン11が取付けられ、そのピン11の先端からア−ム状の拡大部12が半径方向に 突出する。ピン11はコンプレッサ13に連結孔14に挿入されてコンプレッサ13と連 結する。コンプレッサ13の上部にU字形のフック15がはめ込まれる。コンプレッ サ13はボルト50を介してスピンドル17の下端に固定される。スピンドル17はタン デムに連結された上下のスピンドル17a,bからなり、下スピンドル17bには下 ピストン18bが、上スピンドル17aには上ピストン18bがそれぞれ固定される。 シリンダ20に空気圧導入孔21が設けられ、その空気圧導入孔21は下スピンドル18 bの下方に開口する。上下のスピンドル17a,bに下ピストン18bの下側から上 ピストンの下側へ抜ける連結孔19a,bが設けられる。シリンダ20の上下のピス トン18a,bの間に仕切板22が固定され、その仕切板22は上スピンドル17aに気 密に嵌合する。上スピンドル17aはシリンダ20に上からねじばめされたシリンダ カバ−25のボス部26を摺動自在に貫通する。シリンダ20とシリンダカバ−25に排 気口23、24をあけ、上下ピストン18a,bの上方の空隙を大気に通気させる。
【0009】 シリンダカバ−25のボス部26にばね押えスリ−ブ27をねじばめし、その下縁を 外方に突出して外周突起28を形成する。上ピストン18aの上面にばね受け30をの せ、そのばね受け30の環状上面とシリンダカバ−25の内上面の間にコイルばね32 を配置する。ばね受け30の中央の筒状部34に延長し、ばね受けスリ−ブ27の外周 突起28より高い上縁は内方に突出して外周突起28の外径よりも小さな内径の内周 突起29を形成する。ばね押えスリ−ブ27の外周突起28を除く長さはピストン18a ,bの昇降距離に等しいかそれよりもわずかに長く設定される。又、ばね受け30 の筒状部34の長さは、ピストン18a,bが下降位置にあるとき、内周突起29がば ね押えスリ−ブ27の外周突起よりもわずかに高くなるように設定される。
【0010】 図2に示すように、上下スピンドル17a,bはそれぞれ下から大径部41a,b 、中径部42a,b、小径部43a,bを備え、上下ピストン18a,bは中径部42a ,bにそれぞれ外嵌される。下ピストン18bは下面中央に溝40が形成される。下 スピンドル17bの小径部43bと中径部42bを貫通する下軸孔35bが設けられ、上 スピンドル17aの大径部41aには上軸孔35aが設けられる。上スピンドル17aの 上軸穴35aに下スピンドル17bの小径部43bがねじ込まれて上下のスピンドルは 一体結合すると共に、下ピストン18bを上下スピンドル17a,bの大径部41a, bの間に挟持する。上スピンドル17aの小径部43aにナット45をねじばめし、ワ ッシャ44と大径部41aの間に上ピストン18aを挟持する。下スピンドル17bの下 軸孔35bから半径方向に延びて下ピストン18bの下側に抜ける下連通孔19bを設 け、上スピンドル17aの上軸孔35aから同じく半径方向に延長して上ピストン18 aの下側に抜ける上連通孔19aを設ける。
【0011】 図2の左半に示すように、圧力空気が空気導入孔21から導入されると、その圧 力空気は下ピストン18bを押上げると共に、下ピストン18bの下面中央の溝40か ら下スピンドル17bの下連通孔19b入り、ついで下軸孔35bから上スピンドル17 aの上軸孔35aに上り、さらに上連通孔19aを経て上ピストン18aの下面に出る 。そこで圧力空気は上ピストン18aも押上げ、上下のピストン18a,bが上昇す る。下スピンドル17bはコンプレッサ吊り16とコンプレッサ13を介してダイヤフ ラム10を引上げて弁を開く。このときばね受け30の内周突起24はばね押えスリ− ブ27の上部まで上昇し、ばね32は圧縮する。又、下ピストン18bと仕切板22の間 の空気及びシリンダカバ−25内の空気排気口23、24から外へ出る。圧力空気が作 用する上下のピストン18a,bの下面の面積は同径の単独ピストン下面の倍であ るから、上下のスピンドル17a,bを介してダイヤフラム10を上昇して弁を開く 駆動力は単独ピストンの場合の二倍である。
【0012】 図2右半に示すように、圧力導入孔21に入る圧力空気が抜けると、ばね32の上 ピストン18aに作用する反発力により、上下のピストン18a,bは押下げられ、 スピンドル17a,bは降下して弁が閉じる。このとき、排気口23、24から外気が シリンダカバ−25内と仕切板22と下ピストン18bの間に流入する。 圧力導入孔21は単独ピストンのものと実質的に同一であるから、シリンダ20の 鋳造は二個の圧力空気導入孔を設けるものよりも容易である。下ピストンの中央 の溝40は鋳造により簡単に設けることが可能であり、上下スピンドル17a,bの 上下軸孔35a,bと上下連通孔19a,bは機械加工により簡単に設けることがで いるから、鋳造によりシリンダに上下の分岐路を設けるものに比べるとコストが 大幅に安いといえる。配管は単独ピストンのものと同じであるから、施工の容易 なことはいうまでもない。
【0013】 実施例としてダイヤフラム弁を示したが、本発明の装置はダイヤフラム弁に限 定されるものではなく、スピンドルを駆動して開閉する弁であれば、どの形式の 弁にも適用し得ることはいうまでもない。
【0014】
【考案の効果】
上記の通り、本考案の装置はピストンをタンデムに連結しているが、従来のピ ストンごとにシリンダに空気圧導入孔を設けていたものと異なり、空気圧導入孔 は1個だけであるから、配管は極めて容易であり、スピンドルの軸孔と上下の連 通孔を介して圧力空気を上下のピストンに供給するから、シリンダに連通孔を設 けたものに比べると、製作も簡単でコストも安いという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本考案の装置を備えたダイヤフラム弁の部分
切欠き分解斜視図、
【図2】は図1のダイヤフラム弁の断面図であり、左半
は弁を開いた状態を右半は弁を閉じた状態をそれぞれ示
す。
【符号の説明】
10:ダイヤフラム、17a:上スピンドル(弁軸)、
17b:下スピンドル(弁軸)、18a:上ピストン、18
b:下ピストン、19a:上連通孔、19b:下連通孔、2
0:シリンダ、35a:上軸孔、35b:下軸孔、40:溝、4
1a,b:大径部、42a,b:中径部、43a,b:小径
部、44:ワッシャ、45:ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ(20)と、前記シリンダに取付け
    た仕切板(22)と、前記仕切板に上下摺動自在に支持さ
    れた上下のスピンドル(17a、17b)と、前記仕切板の
    上下において前記スピンドルに固定されたタンデム連結
    の上下のピストン(18a、18b)と前記上ピストン(18
    a)と前記シリンダの間に設けられて前記弁軸を押下げ
    ようとするばね(32)とを備え空気圧により前記上下ピ
    ストンを押上げて弁を駆動する装置であって、前記スピ
    ンドルに軸孔(35a、35b)が設けられ、前記軸孔は前
    記上ピストンの下側に通気する上連通孔(19a)と前記
    下ピストンの下側に通気する下連通孔(19b)を備え、
    前記下スピンドルの下側において前記シリンダに設けた
    空気圧導入口(21)から供給された圧力空気が前記上ピ
    ストンの下側に通気するようにしたことを特徴とする弁
    のタンデムピストン装置。
JP3142092U 1992-05-13 1992-05-13 弁のタンデムピストン装置 Pending JPH04134976U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6388387A (ja) * 1986-09-30 1988-04-19 Fujikura Rubber Ltd 空気作動弁

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6388387A (ja) * 1986-09-30 1988-04-19 Fujikura Rubber Ltd 空気作動弁

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