JPH04134328U - 耐汚染性に優れた室内内装壁材及び間仕切り - Google Patents

耐汚染性に優れた室内内装壁材及び間仕切り

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JPH04134328U
JPH04134328U JP5036291U JP5036291U JPH04134328U JP H04134328 U JPH04134328 U JP H04134328U JP 5036291 U JP5036291 U JP 5036291U JP 5036291 U JP5036291 U JP 5036291U JP H04134328 U JPH04134328 U JP H04134328U
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JP
Japan
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meth
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board
less
molecule
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Application number
JP5036291U
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English (en)
Inventor
襄二 岡
長治 上野
Original Assignee
新日本製鐵株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 学校、オフィス、会議室では文字等を書く為
に、固定式、移動式白板を設置していたが、これらを設
置する必要がない方式、即ちライティング機能をもった
内装壁材、間仕切り等を得る。 【構成】 限定されたオリゴ(メタ)アクリレート、多
価アルコール(メタ)アクリレート、又はこれらにポリ
マー、シリカ系体質顔料を添加した系からなる塗料を金
属板、無機質板、木質板、プラスチック板に塗布、電子
線照射法によって硬化せしめる製造方法によって得られ
たライティング機能をもった内装壁材及び間仕切り。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、教室や会議室に適したライティングボードの記載をもった内装用壁 材又は間仕切りに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の教室、会議室、事務室は建物全体の部屋の内装のバランスを主体として 設計され、教室には固定式の黒板、白板など設置され、会議室、事務室は固定式 黒板、白板又は移動式のものを使用しているのが一般である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
すなわち、教室、会議室、事務室に黒板、白板などを設置せず、又移動式黒板 、白板等を使用しないで教室、会議室、事務室の壁や間仕切りをそのまま白板と して使用することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち本考案は、一分子中に(メタ)アクリロイル基を2個以上含み、かつ (メタ)アクリロイル基当量が500以下のテトラヒドロフタル酸、トリメチロ ールプロパンまたはペンタエリスリトール、(メタ)アクリル酸の三成分をエス テル化することによって得られるオリゴ(メタ)アクリレートを第1成分とし、 1分子中にメタクリロイル基を2個以上含み、かつ、メタクリロイル基当量が1 21以下のエチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタ クリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレートのうちから選ばれた1 種の多価アルコールメタクリレートを第2成分とし、第1成分と第2成分の配合 比は第1成分/第2成分=1/0.5〜1/2(重量比)なる塗料を被塗布体に 塗布し、これを酸素濃度が1%以下の雰囲気中で、電子線によって硬化せしめる 塗覆装材の製造方法、又は、 1分子中に(メタ)アクリロイル基を2個以上含み、かつ(メタ)アクリロイ ル基当量が500以下のポリエステル(メタ)アクリレート、1分子中に(メタ )アクリロイル基を2個以上含み、かつ、メタアクリロイル基当量が150以下 の多価アルコール(メタ)アクリレート、吸油量が150g/100g以上のシ リカ系体質顔料、分子量5000以上のポリマーを必須成分とした塗料を被塗布 体に塗布し、これを酸素濃度1%以下の不活性ガス中で電子線によって硬化せし める塗覆装材の製造方法、 によって、金属板、ハードボード、パーティクルボード、木材等の木質板、アス ベスト板、ロックウール板、石膏板等の無機質板、プラスチック板を塗装してな るライティングボードの機能をもった室内内装壁材および間仕切りである。
【0005】
【作用】
本考案の使用している塗料塗膜は、耐汚染性に優れた性能を示し、ホワイトボ ード用マーカーで文字や図を書いてもイレーザーで容易に消去できること。その 他の耐汚染性についても、通常の試験法でマジックインキ、カレー、カラシ、口 紅、クレヨン、色鉛筆、インキ、ウイスキー、その他日用品あるいは、耐汚染性 試験でよく用いられる物質を塗布後24時間放置して、ベンジン、アルコール、 水、その他汚染物を溶解する薬品等もしくは、布、ガーゼ等により痕跡は消去で きること、また、傷付き難さの目安である塗膜表面硬度が、鉛筆硬度で7H以上 であること。
【0006】 以上説明したように内装材の耐汚染表面高硬度に優れ美麗な外観を有している 。 以上の内装部材を壁全体に張ってもよいし、或は手のとどく位置のみ本壁材を 張り、その他は他の内装材を張ってもよい。又汚れ易い腰板部分のみを本内装材 を使用してもよい。かかる内装材を使用するときは壁はそのまま白板となし、会 議室、事務室、教室にそのまま使用出来、自由なスタイルで教育、会議ができ能 率的である。 又高硬度、耐溶剤、耐汚染に優れているので台所、湯殿室、化粧室にも適して いる。
【0007】
【実施例】
実施例1 トリメチロールプロパン/テトラヒドロフタル酸/アクリル酸のモル比が2: 1:4のエステル化反応生成物であるオリゴアクリレート(アクリロイル基当量 155)100部、エチレングリコールジメタクリレート(メタアクリロイル基 当量99)100部に対しチタン白を200部を加えて塗料化した。0.6m/ m厚の電気亜鉛メッキ鋼板よりなる室内内装壁用部材上に上記塗料を乾燥塗膜で 25μ塗布した後、300Kevの電子線を5Mrad照射し内装壁用部材1を 得た。尚この場合の照射雰囲気は窒素気流中で酸素濃度は1%以下である。
【0008】 この塗板に、パイロット(株)製ホワイトボード用マーカーで文字や図を書い ても、容易に消去できた。更に、マジックインキ(赤、黒)、口紅、マニキュア 等を塗布して1日放置した後、エタノールで拭い去ると全く痕跡を残さなかった 。
【0009】 トルエン、メチルエチルケトン、酢酸エチルエタノールに48時間浸漬しても 全く変化しなかった。尚この塗装鋼板はJIS−K−5400に準拠して試験を 行なったところ、光沢は90、鉛筆硬度は7Hであった。
【0010】 実施例2 A フタル酸、トリメチロールプロパン、アクリル酸の縮合モル比が略1:2: 4になるオリゴマー(アクリロイル基当量約155)、 B トリメチロールプロパントリメタクリレート(アクリロイル基当量約110 )、 C シリカ系体質顔料(富士デヴイソン化学製“サイロイド308”吸油量17 0g/100g)、 D アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ヒドロキシエチル、 アクリル酸の共重合モル比が70:24:3:3よりなるアクリル系共重合体 (数平均分子量約20000)、
【0011】 A、B、C、Dおよびチタン白の重量比が、18.8:18.8:1.8:4 .4:44.2よりなる系に、キシレンを90%(対前者)加えて、塗料とした 。この塗料系をカーテンフローコーター(有効巾60cm)にて、熱硬化型エポ キシプライマーを2μ塗布した電気亜鉛メッキ鋼板間仕切り部材(1500×6 00×0.6mm)に塗装した。
【0012】 この塗装板を、150℃の熱風で板温80℃(炉中時間約50秒)となるよう な条件で、溶剤の飛散を行ない、その後電子線により硬化した。 硬化条件:電圧300kV、電流25mA/60cm 線量3Mrad 照射時酸素濃度150ppm この硬化した塗装板で、間仕切り2を製作した。前に説明した耐汚染試験、硬度 等の塗膜試験を行なった。
【0013】 (耐汚染性) パイロット(株)製ホワイトボード用マーカーで文字を書いても、イレーザー で完全に消去できた。また、マジックインキ(赤、青)、カレー、カラシ、口紅 、クレヨン、色鉛筆、インキを塗装板に塗布、24時間後にエタノールをひたし たガーゼでぬぐうと容易に、痕跡なく、ぬぐいされた。
【0014】 (耐薬品性) 2%塩酸、酢酸、硫酸、クエン酸、硝酸、カ性ソーダ、アンモニア等、また、 エタノール、ベンジン、メチルエチルケトン、アセトン、キシレン、酢酸エチル を塗膜上に約1cc滴下しその上を時計皿でおおい、飛散を防いだ状態で24時 間放置、水洗、エアーブローした後に目視で判定したが、塗膜には何等の変化も 認められなかった。 (鉛筆硬度)8H (光沢)85
【0015】
【考案の効果】
本考案の内装壁材を使用すればそのまま白板としても使用でき直ちに教室、会 議室とすることができる。又大きな部屋をこれで間仕切すれば、直ちに白板が無 くても会議室等に使用でき効率的である。又汚れがたやすく取れるので台所、浴 室内壁材として使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案になる壁部材
【図2】本考案になる間仕切り部材
【符号の説明】
1 壁部材 2 間仕切り部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一分子中に(メタ)アクリロイル基を2
    個以上含み、かつ(メタ)アクリロイル基当量が500
    以下のテトラヒドロフタル酸、トリメチロールプロパン
    またはペンタエリスリトール、(メタ)アクリル酸の三
    成分をエステル化することによって得られるオリゴ(メ
    タ)アクリレートを第1成分とし、1分子中にメタクリ
    ロイル基を2個以上含み、かつ、メタクリロイル基当量
    が121以下のエチレングリコールジメタクリレート、
    ジエチレングリコールジメタクリレート、トリメチロー
    ルプロパントリメタクリレートのうちから選ばれた1種
    の多価アルコールメタクリレートを第2成分とし、第1
    成分と第2成分の配合比は第1成分/第2成分=1/
    0.5〜1/2(重量比)なる塗料を被塗布体に塗布
    し、これを酸素濃度が1%以下の雰囲気中で、電子線に
    よって硬化せしめてなる塗覆装材の製造方法、又は1分
    子中に(メタ)アクリロイル基を2個以上含み、かつ
    (メタ)アクリロイル基当量が500以下のポリエステ
    ル(メタ)アクリレート、1分子中に(メタ)アクリロ
    イル基を2個以上含み、かつメタアクリロイル基当量が
    150以下の多価アルコール(メタ)アクリレート、吸
    油量が150g/100g以上のシリカ系体質顔料、分
    子量500以上のポリマーを必須成分として塗料を被塗
    布体に塗布し、これを酸素濃度1%以下の不活性ガス中
    で電子線によって硬化せしめてなる塗覆装材の製造方
    法、によって、金属板、ハードボード、パーティクルボ
    ード、木材等の木質板、アスベスト板、ロックウール
    板、石膏板等の無機質板、プラスチック板を塗装してな
    るライティングボードの機能をもった室内内装壁材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された塗覆方法で塗装し
    た部材で形成されたライティングボードの機能をもった
    間仕切り。
JP5036291U 1991-06-05 1991-06-05 耐汚染性に優れた室内内装壁材及び間仕切り Pending JPH04134328U (ja)

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