JPH04132345A - データ伝送方式と装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、データ伝送方式に関する。より詳細には、本
発明は、伝送データを収容するデータ収容領域（以下、
ペイロードと記載する）と、この伝送データを伝送する
ために付加された付加データを収容したオーバヘッドと
から構成される伝送フレームを、中継装置を含む伝送路
を介して伝送する新規なデータ伝送方式と、その方式を
実施するためのデータ伝送装置の新規な構成に関する。

従来の技術 ディジタルデータの伝送は、種々のデータ伝送方式に従
って実施されている。

第３図は、伝送フレームを利用したデータ伝送方式を実
施するためのシステムの典型的な構成と、そのシステム
で取り扱われる伝送フレーム形式とを併せて示す図であ
る。

同図に示すように、このデータ伝送システムは、データ
処理装置（不図示）から人力されたデータを伝送路に送
出する送信装置１０と、伝送路からデータを受ける受信
装置３０とから主に構成されており、更に、伝送路上で
の伝送信号の減衰等を補う目的で、伝送路上に中継装置
２０が挿入されている。

中継装置２０は、送信装置１０から送出された伝送デー
タを受ける入力部２１と、入力部２１が受けた伝送デー
タを受信装置３０に向かって送り出す出力部２２とを備
えている。また、送信装置ＩＯと中継装置２０の出力部
２２とに対してはそれぞれクロック供給装置１１．１３
が接続されている。

以上のように構成されたデータ伝送システムにおいて、
送信装置１０では、前段の情報処理装置から人力された
任意長または所定長の伝送データ■に対して、データ伝
送のために必要な所定の付加データを付加して伝送フレ
ーム■を生成する。即ち、伝送路に送出される伝送フレ
ーム■は、第３図中に示すように、クロック供給装置１
１により供給されるクロック信号のタイミングに従って
伝送データを収容したペイロードＡと、付加データを収
容したオーバヘッドＢとから構成されている。

中継装置２０では、まず、入力部２１において、伝送フ
レーム■中からオーバヘッドＢに収容された付加データ
が除去され、第３図中にフレーム■として示すようにオ
ーバヘッドＢを空き領域Ｃとされる。続いて、このペイ
ロードＡと空き領域Ｃとから構成されたフレーム■は出
力部２２に渡される。

出力部２２では、クロック供給装置２３から供給される
クロック信号のタイミングに従って、ペイロードＡに収
容された伝送データのクロックの載せ換えを行った後、
改めて付加データをオーバヘッドＢ′　に収容して、第
３図に示す伝送フレーム■を生成し、これを伝送路に送
出する。

受信装置３０においては、受信した伝送フレーム■から
オーバヘッドＢ”を削除して、ペイロード八に収容され
た伝送データ■のみを後段のデータ処理装置（不図示）
に出力する。尚、ここで受信装置３０が出力するデータ
は、歯抜けの無い一定速度のデータとなっている。

発明が解決しようとする課題 第４図は、第３図に示した伝送データ形式における伝送
フレーム■の具体的な構成例を示す図である。同図に示
すように、この例では、２０８８ビツトの長さのペイロ
ードＡに対して、７２ビツトの長さのオーバヘッドＢが
付加され、２１６０ビツトの長さの伝送フレームを構成
している。

このような形式の伝送フレームを、第３図に示したデー
タ伝送システムにより伝送した場合、中継装置２０の入
力部２１でオーバヘッドを空き領域とされた伝送フレー
ム■では、７２ビツトの連続した空き領域が発生する。

一方、中継装置２０の出力部２２においてクロックの載
せ換えを行う場合、クロック供給装置２３から供給され
るクロック信号に伝送データのタイミングを同期させる
必要があり、通常、この種の調整はエラスティックバッ
ファを用いたパルススタッフィング操作により行われる
。

しかしながら、前述のように、入力部２１から出力部２
２に渡される伝送データには、連続した長い空き領域が
付加されており、パルススタッフィング模作に際しての
時間変動が極めて大きくなる。

このため、最終的に、データ伝送システムの受信装置３
０から出力される伝送データのジッタが増加するという
問題点がある。

そこで、本発明は、上記従来技術の問題点を解決し、空
き領域を含む伝送データのクロック載せ換え処理に起因
するジッタの発生を抑圧することができる新規なデータ
伝送方式と、それを実現するために使用する新規な装置
の構成とを提供することをその目的としている。

課題を解決するための手段 即ち、本発明に従うと、あるビット長の伝送データを収
容したペイロードと、前記伝送データを伝送するために
必要な付加データを収容したオーバヘッドとを含む伝送
フレームを生成して第１伝送路に送出する送信装置と、
前記第１伝送路から前記伝送フレームを受けて前記オー
バヘッドに収容された付加データを除去して伝送フレー
ムに空き領域を形成する入力部と、前記入力部から渡さ
れた伝送フレームに改めて付加データを収容したオーバ
ヘッドを付加して伝送フレームを生成し、前記伝送フレ
ームを第２伝送路に送出する出力部とを備える中継装置
と、前記第２伝送路から前記伝送フレームを受けて、前
記伝送フレームから伝送データを抽出する受信装置とを
含むデータ伝送装置を使用して前記送信装置から前記受
信器に対するデータ伝送を行うデータ伝送方式において
、前記中継装置の入力部から出力部に渡される伝送フレ
ームにおいて、前記空き領域が、前記ペイロード内の伝
送データ中に分散して形成されていることを特徴とする
データ伝送方式が提供される。

また、上記本発明に係るデータ伝送方式を実施するため
のデータ伝送装置として、本発明により、上記データ伝
送装置において、前記中継装置の前記入力部が、前記伝
送フレームに収容された伝送データおよび付加データを
格納するメモリと、所定のビット数毎に歯抜けのあるク
ロック信号を生成するクロック生成部と、前記クロック
信号の制御の下で前記メモリから前記伝送データを読み
出す続出部とを備えることを特徴とするデータ伝送装置
が提供される。

作用 本発明に係るデータ伝送方式は、伝送路中に挿入された
中継装置において、その入力部で伝送フレームのオーバ
ヘッドに収容された付加データを除去したときに発生す
る空き領域を、ペイロードに収容された伝送データ内に
分散して形成することをその主要な特徴としている。

即ち、従来のデータ伝送方式においては、中継装置の入
力部においてオーバヘッドに収容された付加データを除
去した後の伝送フレームは、オーバヘッド全体に相当す
る大きな空き領域が発生していた。そのため、中継装置
の出力部で、再び伝送フレームを形成する際に必要な速
度調整操作の調整量が大きくなり、伝送データのジッタ
の増加が避けられなかった。

これに対して、本発明に係るデータ伝送方式においては
、入力部から出力部に渡される伝送データ内に空き領域
が分散されているので、出力部におけるパルススタッフ
ィング模作における時間変動が小さくなり、その結果、
受信装置側で得られる伝送データのジッタを小さくする
ことが可能となる。

また、上述のような空き領域を分散する操作は、本発明
に係るデータ伝送装置によって容易に実現することがで
きる。

即ち、本発明に係るデータ伝送装置において、その中継
装置の入力部は、伝送フレームに収容された伝送データ
および付加データを格納するメモリと、所定ビットごと
に歯抜けのあるクロックに従ってこのメモリからデータ
を読み出す続出部とを備えている。従って、この続出部
から出力されるデータには、クロックの歯抜けに対応し
て短い空き領域が周期的に形成される。ここで、ひとつ
の伝送フレームについて、この周期的に発生する短い空
き領域の総和と、オーバヘッドとの長さが同じであれば
、続出部からは、分散した空き領域を含む伝送データの
みが出力部に渡される。

以下、図面を参照して本発明をより具体的に説明するが
、以下の開示は本発明の一実施例に過ぎず、本発明の技
術的範囲を何ら限定するものではない。

実施例 第１図は、本発明に係るデータ伝送方式において、中継
装置の入力部から出力部に渡される伝送データのデータ
形式を示す図である。

既に第４図に示したように、従来のデータ伝送方式では
、伝送フレームの一部に集中して空き領域が形成されて
いた。これに対して、本発明に係るデータ伝送方式にお
いては、第１図に示すように、小さな空き領域が、伝送
フレーム全体に分散して形成されている。

即ち、この実施例では、２１６０ビツトの伝送フレーム
において、連続した伝送データ２９ビツトに対して１ビ
ツトの割合で、７２箇所の空き領域が形成されている。

このような形式の空き領域を有するデータは、第４図に
示した従来の方式におけるフレーム■とひとつの伝送フ
レーム当たりの空き領域の総量は同じであるが、ひとつ
ひとつの空き領域は短くなっている。従って、中継装置
の出力部で行われるエラスティックバッファを用いたパ
ルススタッフィング処理において、空き領域のために生
じるタイミングの時間変動が小さくなり、伝送データに
生じるジッタを減少することができる。

第２図は、第１図に示したデータ形式を実現するために
有利に使用することができる装置の構成例を示す図であ
る。

同図に示すように、この中継装置２０は、その入力部２
１の構成に特徴がある。即ち、この入力部２１は、受信
した伝送フレーム０に収容されたデータを収容するメモ
リ２４と、後述するタロツク信号の制御の下にメモリ２
４からデータを読み出す続出部２５と、続出部２５に供
給するクロック信号を受信した伝送信号から抽出するク
ロック生成部２６とを備えている。

以上のように構成された中継装置２０の入力部２１にお
いては、伝送路を介して人力された伝送フレーム■に収
容されたデータはメモリ２４に一旦格納される。

続出部２５は、このメモリ２４からデータを読み出すが
、このときの読み出し処理を制御するためにクロック生
成部２６から供給されるクロック信号は、連続した２９
ピツトに続いて１ビツトの歯抜けがあるクロック信号と
なっている。従って、読出部２５から出力部２２に渡さ
れる１フレ一ム分のデータ■は、第１図において示した
ように、各々が１ビツトの空き領域を分散して含むデー
タとなっている。

出力部２２では、クロック供給装置２３の供給するクロ
ックに従ってデータ■を伝送フレーム０のペイロードＡ
に収容し、更にオーバヘッドＢ゛　を付加する。このと
き、ペイロードＡに収容される伝送データのクロックの
せ換えを行うために実施されるパルススタッフインク処
理においては、それぞれが１ビツトの短い空き領域に対
するものである。従って、空き領域のために生じるタイ
ミングの時間変動は小さく、伝送データに生じるジッタ
が少ない。

発明の詳細 な説明したように、本発明に係るデータ伝送方式におい
ては、中継装置の入力部から出力部に渡すされる伝送デ
ータの空き領域が一部に集中していないので、出力部で
のパルススタッフィング処理において空き領域のために
生じるタイミングの時間変動が小さくなり、伝送フレー
ムに収容された伝送データのジッタが低減される。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係るデータ伝送方式において、中継
装置の入力部から出力部に渡される伝送データのデータ
形式を示す図であり、 第２図は、第１図に示したデータ形式を実現するために
使用することができる装置の構成例を示す図であり、 第３図は、−船釣なデータ伝送方式を実施するデータ伝
送システムの構成と、このシステムにおいて取り扱われ
る伝送データのデータ形式とを示す図であり、 第４図は、第３図に示したシステムにおいて取り扱われ
る伝送フレームの典型的な構成を示す図である。 〔主な参照番号〕 １０・・・送信装置、 １１．２３・・・タロツク供給装首、 ２０・・・中継装置、　２１・・・入力部、２２・・・
出力部、　　２４・・・メモリー、２５・・・続出部、 ２６・・・クロック生成部、 ３０・・・受信装置 特許出願人　　住友電気工業株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）あるビット長の伝送データを収容したペイロード
   と、前記伝送データを伝送するために必要な付加データ
   を収容したオーバヘッドとを含む伝送フレームを生成し
   て第１伝送路に送出する送信装置と、 前記第１伝送路から前記伝送フレームを受けて前記オー
   バヘッドに収容された付加データを除去して伝送フレー
   ムに空き領域を形成する入力部と、前記入力部から渡さ
   れた伝送フレームに改めて付加データを収容したオーバ
   ヘッドを付加して伝送フレームを生成し、前記伝送フレ
   ームを第２伝送路に送出する出力部とを備える中継装置
   と、前記第２伝送路から前記伝送フレームを受けて、前
   記伝送フレームから伝送データを抽出する受信装置と を含むデータ伝送装置を使用して前記送信装置から前記
   受信器に対するデータ伝送を行うデータ伝送方式におい
   て、 前記中継装置の入力部から出力部に渡される伝送フレー
   ムにおいて、前記空き領域が、前記ペイロード内の伝送
   データ中に分散して形成されていることを特徴とするデ
   ータ伝送方式。
2. （２）請求項１に記載されたデータ伝送方式を実施する
   データ伝送装置において、 前記中継装置の前記入力部が、前記伝送フレームに収容
   された伝送データおよび付加データを格納するメモリと
   、所定のビット数毎に歯抜けのあるクロック信号を生成
   するクロック生成部と、前記クロック信号の制御の下で
   前記メモリから前記伝送データを読み出す読出部とを備
   えることを特徴とするデータ伝送装置。