JPH04132078U - スタンデイングパウチ - Google Patents
スタンデイングパウチInfo
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- JPH04132078U JPH04132078U JP3594091U JP3594091U JPH04132078U JP H04132078 U JPH04132078 U JP H04132078U JP 3594091 U JP3594091 U JP 3594091U JP 3594091 U JP3594091 U JP 3594091U JP H04132078 U JPH04132078 U JP H04132078U
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- JP
- Japan
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- perforation
- standing pouch
- standing
- pouch
- water vapor
- Prior art date
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- Pending
Links
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Landscapes
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ファーストフード店等で販売される食品を入
れるための容器であって、可搬性およびトレーとしての
機能を有し、且つ使用後の廃棄処理が容易なスタンディ
ングパウチを提供する 【構成】 本質的に紙製である胴部および底部が一体と
して成り、該胴部は水蒸気流通孔および該胴部上部を切
り離すためのミシン目を有することを特徴とするスタン
ディングパウチ。該ミシン目上に水蒸気流通孔を有す
る。該胴部上端の開口部の周縁部から該ミシン目に向か
う別のミシン目を更に有する。 【効果】 スタンディングパウチを構成する部材数が最
小であり、製造工程が簡素化でき、且つ製造経費を軽減
できる。更に、使用後に焼却処理が可能なため自然環境
に及ぼす影響が小さい。
れるための容器であって、可搬性およびトレーとしての
機能を有し、且つ使用後の廃棄処理が容易なスタンディ
ングパウチを提供する 【構成】 本質的に紙製である胴部および底部が一体と
して成り、該胴部は水蒸気流通孔および該胴部上部を切
り離すためのミシン目を有することを特徴とするスタン
ディングパウチ。該ミシン目上に水蒸気流通孔を有す
る。該胴部上端の開口部の周縁部から該ミシン目に向か
う別のミシン目を更に有する。 【効果】 スタンディングパウチを構成する部材数が最
小であり、製造工程が簡素化でき、且つ製造経費を軽減
できる。更に、使用後に焼却処理が可能なため自然環境
に及ぼす影響が小さい。
Description
【0001】
本考案は、油で揚げた惣菜等の食品を入れるためのスタンディングパウチに関
するものである。
【0002】
近年、外食産業の成長は著しく、特にファーストフード業界の発達には目覚ま
しいものがある。ファーストフードは、時間や場所を選ばず手軽に利用できるこ
とが利点である。したがって、そのようなファーストフードを収納、運搬する容
器は軽量かつ安価なディスポーザブル製品であることが望ましい。
【0003】
従来、ファーストフードを入れるための容器には発泡スチロールを材質とする
ものが用いられてきた。発泡スチロールは、軽量かつ保温性に優れ、更に製造経
費が安価だからである。例えば、ファーストフード店の商品の一つであるチキン
ナゲットは、クラムシェルと呼ばれる発泡スチロール製の容器に入れて販売され
る。クラムシェルは、比較的底の浅いボート状の二つの容器の周縁部の一部が、
蝶番状に連結されて成る構造を有する。したがってクラムシェルは、食品を収納
および運搬するという機能の他に、食品の器としての機能も有する。さらに、発
泡スチロール製のクラムシェルには断熱性があり、且つ軽量でもあるためチキン
ナゲットを入れるための容器としては好ましいものである。
【0004】
しかし、発泡スチロールは使用後の廃棄処理に問題がある。すなわち、発泡ス
チロールを焼却すると不完全燃焼を起こしてしまう。また自然分解もしないため
土中廃棄することも好ましくない。折から環境破壊が世界的に大きな社会問題と
なっている今日、発泡スチロール製のクラムシェルのような廃棄処理の困難な容
器に代わる、廃棄処理の容易な材質の容器を開発することが急務である。
【0005】
ところで、スタンディングパウチは一般に円筒形の胴部の両端の開口部のうち
の一端の周縁部がシールされており、他端の周縁部と円形または楕円形の底部の
周縁部とが接着された構造を有する。スタンディングパウチの特徴は、内容物が
入れられスタンディングした状態では、前記周縁部の接着部分のみが床面と接し
ており、この接着部分でのみ内容物の重量を支持し、底部のうち接着された周縁
部以外の部分は床面には接しない点にある。スタンディングパウチは簡単な構造
で容器をスタンディングできるという点で優れているが、その材質は一般にアル
ミニウム等の金属箔に熱可塑性樹脂をラミネートしたものであるため、発泡スチ
ロールと同様に廃棄処理に問題がある。
【0006】
上記問題に鑑み本考案は、ファーストフード店等で販売される食品を入れるた
めの容器であって、可搬性およびトレーとしての機能を有し、且つ使用後の廃棄
処理が容易なスタンディングパウチを提供することを目的とする。
【0007】
上記課題を解決すべく、本考案のスタンディングパウチは、本質的に紙製であ
る胴部および底部が一体として成り、該胴部は水蒸気流通孔および該胴部上部を
切り離すためのミシン目を有することを特徴とする。紙製としたのは、焼却によ
り容易に処理することが可能であり、自然環境を保全する上で好ましいからであ
る。本考案のスタンディングパウチにおいては胴部および底部が一体から成るこ
とが従来のスタンディングパウチにはない特徴である。水蒸気流通孔はスタンデ
ィングパウチ内部の水蒸気を外部に解放するためのものである。ミシン目はスタ
ンディングパウチをトレーとして供するために、胴部上部の切り離しを容易にす
るためのものである。好ましくは、該水蒸気流通孔は該ミシン目上に位置する。
更に好ましくは、本考案のスタンディングパウチは、該胴部上端の開口部の周縁
部から該ミシン目に向かる別のミシン目を更に有する。該胴部上部の切り離しを
一層容易にするためである。
【0008】
【作用】
本考案のスタンディングパウチ胴部のミシン目は、スタンディングパウチに入
れられたチキンナゲット等の内容物を取り出しやすくするためのものである。す
なわち、ミシン目に沿ってスタンディングパウチの胴部を切り開き、該胴部上部
を切り離すことで、スタンディングパウチを底の浅いトレー状となすことができ
る。このように、本考案のスタンディングパウチは、食品を収納、運搬するため
の容器としての機能に加えて、器あるいはトレーとしての機能も併せ持つもので
ある。
【0009】
また本考案のスタンディングパウチは、スタンディングパウチに入れられた内
容物から生ずる水蒸気を外部に解放するための水蒸気流通孔をその胴部に有する
。好ましくは、該水蒸気流通孔は該ミシン目上に位置する。該水蒸気流通孔をミ
シン目として兼用できるため、スタンディングパウチ胴部上部の切り離しが一層
容易になるからである。
【0010】
スタンディングパウチ胴部上端の開口部の周縁部から該ミシン目に向かって伸
びる別のミシン目は、スタンディングパウチ胴部上部の切り離しをさらに一層容
易にするためのものである。すなわち、まず該別のミシン目をスタンディングパ
ウチ開口部の周縁部から下方に向かって該ミシン目まで切り開く。次いで、該ミ
シン目に沿って胴部を更に左右に切り開けば、本考案のスタンディングパウチを
一層容易にトレー状となすことができる。
【0011】
以下、実施例によって本考案のスタンディングパウチをさらに詳細に説明する
。
【0012】
図1は、本考案のスタンディングパウチの展開図である。上述のように、本考
案のスタンディングパウチは本質的に紙製である。例えば耐油紙や純白ロール紙
が用いられる。しかしながら、本考案のスタンディングパウチには油や水分が付
着した食品を入れる場合もある。したがって、スタンディングパウチが油等を吸
収して紙力が低下するおそれがあるため、スタンディングパウチの耐油性、耐水
性を向上させることを目的として、スタンディングパウチの内面に熱可塑性樹脂
のフィルムをラミネートしてもよい。本考案のスタンディングパウチはディスポ
ーザブル製品であるため、ラミネートに使用する熱可塑性樹脂は安価なものであ
ることが経済的に好ましい。そのような熱可塑性樹脂は例えばポリエチレンおよ
びポリプロピレンである。
【0013】
本考案のスタンディングパウチは、その内部にチキンナゲット等の食品を入れ
た後、胴部上端を数回折り返すことによって食品の収納、運搬に供される。した
がってスタンディングパウチの胴部は、数回の折り返しに十分な高さを有するこ
とが必要であり、その高さは内容物の量によって適宜決定される。
【0014】
図1から明らかなように本考案のスタンディングパウチは胴部1および底部2
が一体として成る。図1においてA−A'部分を山折りし、B−B'部分およびC
−C'部分を谷折りすることによって左右の胴部1を向き合わせる。そして図中
斜線で示したシール部3を貼り合わせることで胴部1および底部2が一体として
成るスタンディングパウチが製造される。
【0015】
シール部3は、如何なる接着手段によっても貼り合わせることが可能である。
上述のように、本考案のスタンディングパウチは耐油紙等に熱可塑性樹脂がラミ
ネートされていることが好ましい実施態様である。したがって本考案においては
シール部3の接着には、接着剤を使用せずにシール部3を加熱して熱可塑性樹脂
を溶融接着させるヒートシールを行うことが製造工程の簡素化、製造経費の軽減
の観点から好ましいものである。ヒートシールする部分の幅は5mm程度あれば
強度的には内容物の重量に十分耐えられる。
【0016】
図2は、本考案のスタンディングパウチの正面図である。胴部は該胴部上部を
切り離すためのミシン目4を有する。該胴部上部を切り離した後に内容物の取り
出しが容易であれば、ミシン目4の入れ方は特に限定されない。すなわち、ミシ
ン目4は直線状でもよく、または直線以外の曲線状、鋸歯状でもよい。更に、ス
タンディングパウチに内容物を入れ、床面にスタンディングさせた状態で、床面
とミシン目4とが平行となっていてもよく、またはある角度を有していてもよい
。実用的には直線状のミシン目であって、スタンディングさせた状態で床面と該
ミシン目とが平行なものであれば十分である。
【0017】
ミシン目4の位置は、スタンディングパウチに入れる食品の内容量によって適
宜変更する。すなわち、内容量が大きい場合には、スタンディングパウチの開口
部に比較的近い位置にミシン目4が設けられ、逆に内容量が小さい場合にはスタ
ンディングパウチの開口部から離れた位置にミシン目4が設けられる。
【0018】
図2に示されるミシン目4の左右両端のうち、いずれか一方またはその両方に
はミシン目4の切り開きを容易にするための切り込みが設けられていてもよい。
【0019】
図2に示されるスタンディングパウチには、このミシン目4に加えて、スタン
ディングパウチの開口部の周縁部からこのミシン目4に向かう別のミシン目5が
設けられている。これはミシン目4を切り開くことを一層容易にするためのもの
である。
【0020】
該別のミシン目5の入れ方は、切り開きが容易であれば特に限定されるもので
はない。すなわち、ミシン目4は直線状でもよく、または直線以外の曲線状、鋸
歯状でもよい。更に、スタンディングパウチの開口部の周縁部からミシン目4に
向かう該別のミシン目5の経路も特に限定されるものではない。実用的には、ス
タンディングパウチの開口部の周縁部からミシン目4までを最短距離で結ぶよう
な経路で該別のミシン目5を設けることが好ましい。ミシン目4と同様に、該別
のミシン目5の上端にも、切り開きを容易にするための切り込みが設けられてい
てもよい。
【0021】
更に図2に示されるスタンディングパウチは、その胴部にスタンディングパウ
チ内の水蒸気が結露することを防ぐために、水蒸気流通孔6を有する。該孔の位
置、形状、大きさおよび数量はスタンディングパウチ内に入れる食品の量によっ
て決定される。実用的には該孔は直径5mm程度の円孔であれば十分である。本
考案においては該孔の位置は前記ミシン目4上であることが好ましい。該孔をミ
シン目4と兼用することで、ミシン目4の切り開きが容易になるからである。
【0022】
本考案においては、本質的に紙製である胴部および底部が一体として成り、該
胴部に該胴部上部を切り離すためのミシン目4および該ミシン目4上に水蒸気流
通孔6を有し、且つ該胴部上端の開口部の周縁部から該ミシン目4に向かう別の
ミシン目5を更に有するスタンディングパウチが特に好ましい。
【0023】
また、本考案のスタンディングパウチの胴部上端の開口部には図2に示すよう
なベロが設けられていてもよい。すなわち、図1に示される左右の胴部1のうち
、いずれか一方を他方より長くすることでスタンディングパウチの開口部にベロ
が設けられる。ベロを設けることによってスタンディングパウチ開口部の開封が
容易になる。
【0024】
本考案のスタンディングパウチは胴部および底部が一体として成るため、スタ
ンディングパウチを構成する部材数が最小であり、製造工程が簡素化でき、且つ
製造経費を軽減できる。更に、使用後に焼却処理が可能なため自然環境に及ぼす
影響が小さい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスタンディングパウチの展開図であ
る。
る。
【図2】本考案のスタンディングパウチの正面図であ
る。
る。
1 胴部
2 底部
3 シール部
4、5 ミシン目
6 水蒸気流通孔
7 ベロ
Claims (3)
- 【請求項1】 本質的に紙製である胴部および底部が一
体として成り、該胴部は水蒸気流通孔および該胴部上部
を切り離すためのミシン目を有することを特徴とするス
タンディングパウチ。 - 【請求項2】 ミシン目上に水蒸気流通孔を有すること
を特徴とする請求項1に記載のスタンディングパウチ。 - 【請求項3】 該胴部上端の開口部の周縁部から該ミシ
ン目に向かう別のミシン目を更に有することを特徴とす
る請求項1または2に記載のスタンディングパウチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3594091U JPH04132078U (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | スタンデイングパウチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3594091U JPH04132078U (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | スタンデイングパウチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04132078U true JPH04132078U (ja) | 1992-12-07 |
Family
ID=31917991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3594091U Pending JPH04132078U (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | スタンデイングパウチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04132078U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6025394U (ja) * | 1983-07-25 | 1985-02-21 | 株式会社安川電機 | 負荷検出装置 |
JPH0314460A (ja) * | 1989-06-02 | 1991-01-23 | Chugoku Pearl Hanbai Kk | 透湿防水性包装袋 |
-
1991
- 1991-05-21 JP JP3594091U patent/JPH04132078U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6025394U (ja) * | 1983-07-25 | 1985-02-21 | 株式会社安川電機 | 負荷検出装置 |
JPH0314460A (ja) * | 1989-06-02 | 1991-01-23 | Chugoku Pearl Hanbai Kk | 透湿防水性包装袋 |
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