JPH04131859U - 電解槽 - Google Patents

電解槽

Info

Publication number
JPH04131859U
JPH04131859U JP1991036692U JP3669291U JPH04131859U JP H04131859 U JPH04131859 U JP H04131859U JP 1991036692 U JP1991036692 U JP 1991036692U JP 3669291 U JP3669291 U JP 3669291U JP H04131859 U JPH04131859 U JP H04131859U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
negative electrode
separator
electrode plate
positive electrode
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1991036692U
Other languages
English (en)
Inventor
敏夫 重松
Original Assignee
住友電気工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 住友電気工業株式会社 filed Critical 住友電気工業株式会社
Priority to JP1991036692U priority Critical patent/JPH04131859U/ja
Publication of JPH04131859U publication Critical patent/JPH04131859U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、セパレータより水分が蒸発しない
ように改良された電解槽を得ることを目的とする。 【構成】 当該電解槽は、平板状の正極と、該正極の外
周部に設けられた枠とを含む正極板と、平板状の負極
と、該負極の外周部に設けられた枠とを含む負極電極板
と、上記正極板と上記負極板との間に配置され、上記正
極と上記負極とを分離するセパレータと、を備える。上
記セパレータの外径は、該セパレータが上記正極板と上
記負極板との間に配置されたとき、該セパレータの外周
端縁が露出しないように、上記正極板の上記枠および上
記負極電極板の上記枠のそれぞれの外径よりも小さくさ
れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、一般に、電解槽に関するものであり、より特定的には、電力貯蔵 用レドックスフロー電池などの電解槽に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電力会社は、安定した電力を需要家に供給するために、電力の需要に合わせて 発電を行なう必要がある。このため、電力会社は、常に、最大需要に見合った発 電設備を建設し、需要に即応して発電を行なっている。しかしながら、図3の電 力需要曲線Aで示すように、昼間および夜間では、電力の需要に大きな差が存在 する。同様の現象は、週、月、および季節間でも生じている。
【0003】 そこで、電力を効率よく貯蔵することが可能であれば、オフピーク時、余剰電 力(図3の符号Xで示した部分に相当する)を貯蔵し、ピーク時にこれを放出す れば図3の符号Yで示した部分を賄うことができる。このようにすると、需要の 変動に対応することができるようになり、電力会社は常にほぼ一定の電力(図3 の破線Zに相当する量)のみを発電すればよいことになる。このようなロードレ ベリングを達成することができれば、発電設備を軽減することが可能となり、か つエネルギーの節約ならびに石油等の燃料節減にも大きく寄与することができる 。
【0004】 そこで、従来より種々の電力貯蔵法が提案されている。たとえば揚水発電が既 に実施されているが、揚水発電では設備が消費地から遠く隔たったところに設置 される。したがって、この方法においては、送変電損失を伴うこと、ならびに環 境面での立地に制約があることなどの問題がある。それゆえに、揚水発電に代わ る新しい電力貯蔵技術の開発が望まれており、その1つとして、レドックスフロ ー電池の開発が進められている。
【0005】 図4は、既に提案されているレドックスフロー電池の一例を示す概略構成図で ある。このレドックスフロー電池1は、セル2および正極液タンク3および負極 液タンク4を備える。2個のタンクを用いるため、2タンク方式と呼ばれている 。セル2内は、たとえばイオン交換膜からなるセパレータ(隔膜)5により仕切 られており、一方側が正極セル2a、他方側が負極セル2bを構成する。正極セ ル2a内には正極6が配置され、負極セル2b内には負極7が配置されている。 正極セル2aと正極液タンク3とは、導管11および導管12により連結される 。他方、負極セル2bと負極液タンク4とは、導管13および導管14により連 結される。正極液タンク3内には反応液とてし正極電解液が導入され、負極液タ ンク4内には、反応液として負極電解液が導入される。導管11には反応液給送 手段としてのポンプP2 が設けられ、導管13にはポンプP1 が設けられる。正 極電解液および負極電解液は、正極セル2aおよび負極セル2b内で反応する。 反応の終了した正極電解液は導管12を通って正極液タンク3内に戻され、反応 の終了した負極電解液は導管14を通って負極液タンク4内に戻される。
【0006】 さて、図4に示したレドックスフロー電池において、正極電解液としては、た とえば鉄イオンのような原子価の変化するイオンの水溶液が用いられ、負極電解 液としては、たとえばクロムイオンのような原子価の変化するイオンの水溶液が 用いられる。
【0007】 正極電解液として正極活物質Fe3+/Fe2+を含む塩酸水溶液を用い、負極電 解液として負極活物質Cr2+/Cr3+含む塩酸水溶液を用いた場合、正極6およ び負極7における電池反応は、下記の式のようになる。
【0008】
【化1】
【0009】 上述の式の電気化学反応により、約1ボルトの起電力が得られる。 次に、電極部の構造をさらに詳細に説明する。
【0010】 図5はレドックスフロー電池のセル構成部の概略図である。2種類の水溶液の 混合を防ぐため、2つの炭素繊維電極の間にセパレータ(隔膜:イオン交換膜) を配置している。正・負極の溶液はマニホールドからスリットを通って、それぞ れの電極室に挿入される。このように2液性の電池であるが、構造的には極めて 簡単であり、この単電池を多数積層してスタックとすれば、所要電力に応じた出 力の電極部が構成される。
【0011】 次に、従来の電池セルの積層構造を説明する。 図6は、従来の積層構造の正面図である。図6において、21はセル構成部で ある。図7は、セル構成部の断面図である。
【0012】 セル構成部21は、図7を参照して、負極板40、セパレータ41、正極板4 2および双極板43が積層されてなる。電極板、すなわち、負極板40および正 極板42は、図8(a)に示すように、平板状の電極22と、該電極22の外周 部に設けられた枠23とからなる。枠23には、液流入口30と液流出口31が 設けられる。セパレータ41は、図8(b)に示すように、図8(a)に示す電 極板と同じ外径寸法を有するイオン交換膜からなる。
【0013】 図6、図7および図8を参照して、枠23を重ね合わせるように、負極板40 、セパレータ41、正極板42、および双極板43を複数個積層し、その状態で これらを両側から、一対の端板25a,25bが締めつけている。1対の端板2 5a,25bのそれぞれには、ボルト26の軸部26aを貫通させるためのボル ト穴29が設けられる。ボルト26の軸部26aが、端板25aのボルト穴29 から入り、端板25bのボルト穴29に抜けている。ボルト26の軸部26aの 先端にナット27が嵌まっている。ナット27を締めつけることによって、セル 構成部21は、1対の端板25a,25bを介して締めつけられる。
【0014】
【考案が解決しようとする課題】
従来の電池セルは以上のように構成されており、図8を参照して、電極板の外 径寸法とセパレータのそれとが同じ大きさであった。それゆえに、図7を参照し て、これらを積層させた場合、セパレータ41の外周端縁が外気に常に触れてい た。その結果、積層後、長期間使用していると、セパレータ41の外気に触れて いる部分より水分が蒸発し、セパレータ41の強度が弱くなり、十分な性能が得 られないという問題点があった。
【0015】 この考案は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、セパレー タより水分が蒸発しないように改良された、電解槽を提供することを目的とする 。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る電解槽は、平板上の正極と、該正極の外周部に設けられた枠と を含む正極板と、平板状の負極と、該負極の外周部に設けられた枠とを含む負極 板と、上記正極板と上記負極板との間に配置され、上記正極と上記負極とを分離 するセパレータと、を備える。上記セパレータの外径は、該セパレータが上記正 極板と上記負極板との間に配置されたとき、該セパレータの外周端縁が露出しな いように、上記正極板の上記枠および上記負極板の上記枠のそれぞれの外径より も小さくされる。
【0017】
【作用】
この考案によれば、セパレータの外径が、該セパレータが上記正極板と上記負 極板との間に配置されたとき、該セパレータの外周端縁が露出しないように、上 記正極電極板の上記枠および上記負極電極板の上記枠のそれぞれの外径よりも小 さくされるので、これらを積層させた場合、セパレータの外周端縁が外気に触れ ない。
【0018】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図について説明する。図1は、この考案に係る電 解槽の断面図である。
【0019】 電解槽は、正極板42と負極板40を備える。正極板42と負極板40との間 には、セパレータ41が挟まれている。セパレータ41の外径は、セパレータ4 1が正極板42と負極板40との間に挟まれたとき、セパレータ41の外周端縁 が露出しないように、正極板42の枠および負極板40の枠のそれぞれの外径よ りも小さくされる。
【0020】 セパレータ41の外周端縁は、正極板42の枠23aと負極板40の枠23b との間にはさまれて、固定される。負極板40とセパレータ41と正極板42と からなる電池セルは双極板43を間に挟んで複数個積層される。
【0021】 次に、正極板42と負極板40とセパレータ41とをさらに詳細に説明する。 図2(a)は、電極板、すなわち正極板42および負極板40の正面図である 。電極板は、電極面積3000cm2 を有する電極22と、該電極22の外周部 に設けられた枠23とを含む。枠23には、ゴムフレームが用いられた。なお、 双極板43の外枠43aには、塩化ビニル樹脂が用いられた。
【0022】 図2(b)は、セパレータ41の正面図である。セパレータ41はイオン交換 膜から形成され、その外径は、図2(a)に示す電極板の外径よりも小さい。
【0023】 正極板42の枠23aと負極板40の枠23bとで、セパレータ41の外周端 縁を挟むようにして、これらを重ね合わせる。重ね合わされてなる電池セルを、 図1を参照して、双極板43を間に挟んで、60セル積層する。こうして作成し た電池を、充放電試験等に供した。その後、電池の解体検査を行なったところ、 セパレータ41の乾燥等の特性変化は認められなかった。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したとおり、この考案によれば、セパレータの外径が、該セパレータ が正極板と負極板との間に配置されたとき、該セパレータの外周端縁が露出しな いように、正極板の枠および負極板の枠のそれぞれの外径よりも小さくされるの で、これらを積層させた場合、セパレータの外周端縁が外気に触れない。その結 果、セパレータの乾燥を避けることができ、セパレータの強度は弱まらない。ま た、セル積層部のシール性も、従来よりも、向上するという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る電解槽の断面図であ
る。
【図2】本考案の電解槽に用いられる電極板(a)とセ
パレータ(b)の正面図である。
【図3】電力需要曲線を示す図である。
【図4】従来のレドックスフロー電池の一例を示す概略
構成図である。
【図5】レドックスフロー電池のセル構成の概略図であ
る。
【図6】従来のレドックスフロー電池の積層電池セルの
断面図である。
【図7】従来の電解槽の断面図である。
【図8】従来の電解槽に用いられる電極板(a)とセパ
レータ(b)の正面図である。
【符号の説明】
22 電極 23 枠 40 負極板 42 正極板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状の正極と、該正極の外周部に設け
    られた枠とを含む正極板と、平板状の負極と、該負極の
    外周部に設けられた枠とを含む負極板と、前記正極板と
    前記負極板との間に配置され、前記正極と前記負極とを
    分離するセパレータと、を備え、前記セパレータの外径
    は、該セパレータが前記正極板と前記負極板との間に配
    置されたとき、該セパレータの外周端縁が露出しないよ
    うに、前記正極板の前記枠および前記負極板の前記枠の
    それぞれの外径よりも小さくされる、電解槽。
JP1991036692U 1991-05-23 1991-05-23 電解槽 Pending JPH04131859U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991036692U JPH04131859U (ja) 1991-05-23 1991-05-23 電解槽

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991036692U JPH04131859U (ja) 1991-05-23 1991-05-23 電解槽

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04131859U true JPH04131859U (ja) 1992-12-04

Family

ID=31918603

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991036692U Pending JPH04131859U (ja) 1991-05-23 1991-05-23 電解槽

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04131859U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0437551B2 (ja)
CN109037725B (zh) 一种提高电解液分布均匀性的液流电池及电极结构和方法
Pan et al. Preliminary study of alkaline single flowing Zn–O2 battery
KR940010444A (ko) 막 유동 셀 배터리
CN109728314B (zh) 一种外加磁场的磁性颗粒附着电极的液流电池结构及方法
JPH02195657A (ja) 電解液循還型二次電池
US7285343B2 (en) Bonded membrane-electrode assembly having water-electrolyzing and power-generating functions, and fuel cell system provided with water electrolyzer using the same
CN113445070A (zh) 一种模块化电解槽组
JPH0534784B2 (ja)
CN102170008A (zh) 非流动型钒素二次电池
JPS63119166A (ja) 燃料電池
JPH04131859U (ja) 電解槽
TW201644087A (zh) 電池模組
JPH0411340Y2 (ja)
CN2615877Y (zh) 可反复充放电之高电压锂离子电池
CN211605305U (zh) 电堆端板组件及质子交换膜燃料电池
JPS614169A (ja) レドツクスフロ−電池
JPH0341410Y2 (ja)
CN111490280A (zh) 一种彻底解决钒电池电堆漏液的方法
JPH08138685A (ja) 全バナジウムレドックス電池
CN221102139U (zh) 单电池以及液流电池
CN202050021U (zh) 一种非流动型钒素二次电池
CN211829056U (zh) 一种液流电池堆
JPS6122575A (ja) 電池
CN215731824U (zh) 一种燃料电池堆及燃料电池系统

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970318