JPH04131317U - キヤリー内蔵式バツグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】簡単な構造で故障しにくく簡易な作業で使用
状態、収納状態にできる機能を持ったキャリー内蔵式バ
ッグ。 【構 成】バッグにキャリーを内蔵して、そのグリップ
部分の上下運動で、車輪が出し入れできる機能を持た
せ、キャリー全体をバッグの中に収納できる一体構造と
した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、旅行者の荷物やビジネスにおける重量物等の持ち運び時に、簡易に 移動させる事ができる機能を持ったバッグに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

大型の旅行カバンには、カバン本体に２個から４個の車輪を付け、取っ手を持 って移動させるか、本体を押して移動させる。書類ケースや箱類または旅行カバ ン等を他の簡易キャリーの上に乗せて移動させる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

旅行カバン本体に車輪が取付けられている場合は、常時車輪が外に出た状態と なっているため美観が失われており、また車輪が４個付いている型のバッグにつ いては移動操作が行ないにくい欠点があった。

【０００４】 簡易キャリーを利用する場合は、ヒモによって荷物を固定しなければならず、 移動時の荷崩れや簡易キャリー自体を収納するのに不便があった。

【０００５】

【課題を解決しようとする手段】

本考案は、これらの問題点、欠点を解決するためにキャリーとバッグが一体と して取付けられており、しかも収納できる機能を持たせる事により、美観上も優 れたものであることとした。

【０００６】 そのために（６）のグリップの上下作業だけで（４）の車輪の取り出し、収納 をさせるため（１）のねじれを持たせた棒を（２）の丸パイプの一部に４方向か ら押し形を付けた部分（３）と合致させることにより（２）の丸パイプの回転運 動をおこし、その運動を持続している（４）の車輪に伝わる構造とした。 また、取り出した（６）のグリップや（４）の車輪が使用時に安定させるため に（５）の溝と（７）の爪を合致させることにより、グリップから車輪までの接 続部を固定できるものとした。

【０００７】

【作 用】

これによって（６）のグリップの上下作業だけで車輪の取り出しや収納が簡易 にでき、しかも構造も簡単で故障の少ない機能とすることができた。

【０００８】

【実 施 例】

図１，２は本考案のキャリー内蔵式バッグを実施した時の外観構造図である。

【０００９】 第１図はキャリー収納時の図であり、（１）のねじれを持たせた棒を（６）の グリップによって引上げる時、（２）の丸形パイプの一部に４方向から（１）の 棒のねじれに合せた押形をつけた（３）の部分によってねじれと合致され、（２ ）のパイプが回転し接続されている（４）の車輪を外側へ９０度回転させるよう にした。

【００１０】 この時（５）の溝と（７）の爪が合致することにより、（４）の車輪が再度内 側へ回転しないようにし、（６）のグリップから（４）の車輪までの接続部が固 定できるものとし、その作業を行なったものが第２図である。

【００１１】 また、収納時には（６）のグリップを強く押し下げることにより、各部位の逆 作用の働きで元の状態に収納できるものとした。

【００１２】

【考案の効果】

本考案の目的である、簡単な構造で故障しにくく簡易な作業で使用状態、収納 状態にできる便利な機能を持ったキャリー内蔵式バッグとすることができた。

【００１３】 また、基本構造を変えないでバッグの大きさや材質を変えることにより、例え ば、飛行機を利用した移動の場合は、簡易キャリーに荷物を乗せた物については 機内持込み手荷物にはできないため、搭乗口で解体する必要があったが、本考案 のキャリー内蔵式バッグであれば、簡易に機内持込み手荷物とすることができる など、扱い便利で美観も優れ、荷物を移動させる用途全般にわたって使用効果が ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案を実施しキャリーを収納した時の外観構
造図である。

【図２】本考案を実施しキャリーを取り出した時の外観
構造図である。

【図３】溝と爪が合致した時を示す部分の拡大説明図で
ある。

【符号の説明】

１ ……………… ねじれを持たせた棒 ２ ……………… 丸形パイプ ３ ……………… ねじれを持たせた棒のねじれに合致
できるよう４方向から押形をつけた部分 ４ ……………… 車輪 ５ ……………… 溝 ６ ……………… グリップ ７ ……………… 爪 ８ ……………… 棒のねじれ部分

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】内蔵している（１）のねじれを持たせた棒
   を（６）グリップによって引上げる時、（２）の丸形パ
   イプの（３）の部分を棒のねじれと合致させることによ
   り、（２）のパイプを回転させ接続している（４）の車
   輪を外側へ９０度回転させるようにし、このとき（４）
   の車輪が内側へ回転しないよう（５）の溝で固定できる
   機能を有したキャリー内蔵式バック。