JPH04130304U - 歩行路用滑り止め構造 - Google Patents

歩行路用滑り止め構造

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JPH04130304U
JPH04130304U JP4683291U JP4683291U JPH04130304U JP H04130304 U JPH04130304 U JP H04130304U JP 4683291 U JP4683291 U JP 4683291U JP 4683291 U JP4683291 U JP 4683291U JP H04130304 U JPH04130304 U JP H04130304U
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slip
coating film
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sludge incineration
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JP4683291U
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勝 宇都宮
武 小林
駿吾 藏富
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日東成形工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】汚泥焼却スラグの粉砕粒体をノンスリップ材と
して使用することにより、充分なノンスリップ性を付与
でき、しかも、良好な防水性を保証できる歩行路用滑り
止め構造を提供して、汚泥焼却スラグの有効活用を図る
ことにある。 【構成】滑り止め面に塗膜を設け、この塗膜の表面を粒
体により粗面化する滑り止め構造において、上記の粒体
に、汚泥焼却溶融スラグの冷却固形物の粉砕粒体を用い
たことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】 本考案は歩行路用滑り止め構造に関するものである。
【従来の技術】
道路脇の排水溝の踏板においては、歩行者が泥水で滑って転倒することのない ように、ノンスリップ加工を施す必要がある。
【0003】 而して、従来においては、川砂等を混入した樹脂塗料を鉄板等に塗布して樹脂 塗膜で鉄板等の錆化を防止し、川砂等による塗膜表面の粗面化によってノンスリ ップ性を付与している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、川砂等においては、長期の擦れあいのために丸みがかっており 、充分なノンスリップ性を付与するには、相当多量に混入しなければならず、か かる川砂の多量配合下では塗膜の防水性が著しく低下し、防錆効果の顕著な低下 が避けられない。
【0005】 従来、建築、土木分野において使用されている粒材の代表例としてコンクリ− ト骨材があるが、本来、骨材においては、圧密下で安定した強度を呈することが 必要であり、球形に近いものであることが要件の1つである。従って、コンクリ −ト骨材は上記したノンスリップ材には不適当である。
【0006】 近来、下水処理沈殿池において大量に発生する汚泥の処理方法として、汚泥を 溶融炉の灼熱コ−クスヘッドに投入して燃焼させることが行われており、コ−ク スヘッドを滴下して排出されるスラグの有効利用が求められている。
【0007】 このスラグにおいては、汚泥中の有機物が熱分解・燃焼されているので、無機 成分のみであり、重金属が含まれいてもその重金属がシリケ−トで囲まれて入る ために溶出されない。
【0008】 この汚泥焼却スラグの一用途として、これを粉砕してコンクリ−ト骨材として 利用することが検討されているが、その粉砕物においては丸みがなく、尖った形 状であり、コンリリ−ト骨材には適していない。現に上記のスラグ粉砕粒体を骨 材としたコンクリ−トの圧縮強度は川砂を骨材としたコンクリ−トの圧宿強度の 60〜70%程度である。
【0009】 同上汚泥焼却スラグの粉砕物を路盤材として使用することも考えられているが 、圧縮変位量が大きく、実用上問題がある。
【0010】 本考案の目的は、上記の汚泥焼却スラグの粉砕粒体をノンスリップ材として使 用することにより、充分なノンスリップ性を付与でき、しかも、良好な防水性を 保証できる歩行路用滑り止め構造を提供して、汚泥焼却スラグの有効活用を図る ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案の歩行路用滑り止め構造は、滑り止め面に塗膜を設け、この塗膜の表面 を粒体により粗面化する滑り止め構造において、上記の粒体に、汚泥焼却溶融ス ラグの冷却固形物の粉砕粒体を用いたことを特徴とする構成である。
【0012】
【作用】
汚泥焼却溶融スラグの冷却固形物の粉砕粒体が尖った形状であるので、塗料へ の粒体の混入量を少なくしても充分なノンスリップ性をできる。従って、その混 入量を少なくして塗膜の防水性をよく保証でき、防水性並びにノンスリップ性が ともに優れた滑り止め構造を施工できる。
【0013】
【実施例】 以下、図面により本考案の実施例について説明する。 図1において、1は踏板本体であり、鉄板、FRP板等を用いることができる 。2は踏板本体に塗布した合成樹脂塗料、3,…は塗膜中に埋入された粒体であ り、汚泥焼却時に生成する溶融スラグ(下水汚泥を温度1600〜1800℃の コ−クスベッド上で燃焼させ、コ−クスベッドの隙間から滴下・排出されてくる 溶融スラグ)の水冷または空冷固形物を粉砕したものを使用しており、その平均 粒径は1.5mmである。
【0014】 上記溶融スラグの冷却固形物の粉砕物は尖った形状の粒体であり、塗膜表面の 凸部が鋭く尖った形状となり、ひっかかり効果が大となるから、塗料への粒体の 混入量を少なくしても、充分にノンスリップ性を付与できる。而して、この混入 量の低減により塗膜の防水性をよく保証でき、踏板本体の腐食防止(鉄板の場合 )、または塗膜と踏板本体との界面剥離の防止を良好に達成できる。
【0015】 本考案の滑り止め構造は、粒体を予め混入した塗料を塗布することにより、ま たは、塗料を塗布し、その塗布面に粒体を付着させることにより実施できる。
【0016】 本考案の滑り止め構造は、排水溝の踏板の滑り止め、下水処理池のFRP防臭 蓋の滑り止め、建築作業上の足場用板の滑り止め等に使用できる。
【0017】
【考案の効果】
本考案の歩行路用滑り止め構造は上述した通りの構成であり、塗膜にノンスリ ップ材として埋入する粒体に、汚泥焼却溶融スラグの冷却固形物の粉砕粒体を用 いており、その粒体の尖った形状のためにノンスリップ材の混入量を少なくして も充分にノンスリップ性を付与でき、その少ない粒体の混入量のもとで塗膜の防 水性をよく保持できるので、ノンスリップ性並びに防水性に優れた滑り止め施工 が可能となる。更に、汚泥焼却スラグの有効利用を図り得ると共に川砂・海砂等 の乱採取による環境破壊を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 踏板本体 2 塗装膜 3 粒体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】滑り止め面に塗膜を設け、この塗膜の表面
    を粒体により粗面化する滑り止め構造において、上記の
    粒体に、汚泥焼却溶融スラグの冷却固形物の粉砕粒体を
    用いたことを特徴とする歩行路用滑り止め構造。
JP4683291U 1991-05-25 1991-05-25 歩行路用滑り止め構造 Expired - Lifetime JP2530129Y2 (ja)

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JPH04130304U true JPH04130304U (ja) 1992-11-30
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006009466A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Toray Ind Inc 舗装面のすべり止め構造体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006009466A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Toray Ind Inc 舗装面のすべり止め構造体

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Publication number Publication date
JP2530129Y2 (ja) 1997-03-26

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