JPH04129814U - 消泡型オイルフイルタの気泡逃がし構造 - Google Patents

消泡型オイルフイルタの気泡逃がし構造

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JPH04129814U
JPH04129814U JP3597391U JP3597391U JPH04129814U JP H04129814 U JPH04129814 U JP H04129814U JP 3597391 U JP3597391 U JP 3597391U JP 3597391 U JP3597391 U JP 3597391U JP H04129814 U JPH04129814 U JP H04129814U
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oil
filter
bubble
air bubble
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JP3597391U
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Inventor
彰男 白鳥
Original Assignee
三菱自動車工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消泡型オイルフィルタの交換を容易にするこ
と。 【構成】 消泡型オイルフィルタ10に内蔵された気泡
除去部14の気泡逃がし通路14dの下端の開口端に、
フィルタブラケット20側に設けられ且つその先端がフ
ィルタブラケットの上面から突出せる気泡逃がしパイプ
21の先端を嵌合させて接続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、消泡型オイルフィルタの気泡逃がし構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
オイルフィルタは、エンジンオイルに混入した摩耗金属粉や、カーボン、スラ ッジ等を除去する濾過器で、ケースとエレメントとを一体にしてユニットで交換 するカートリッジタイプのものが多い。また、オイルフィルタには、図3に示す ようにオイル中に混入せる気泡を除去するようにした消泡型オイルフィルタもあ る。この消泡型オイルフィル1は、ケース2と、ケース2に内蔵されてオイルを 濾過するエレメント3と、エレメント3により濾過されたオイルに混入せる気泡 を除去する気泡除去部4と、気泡除去部4の下端に設けられた気泡逃がしパイプ 5等により構成されており、気泡除去部4の中心には周面に多数の孔が穿設され た円筒状の気泡逃がし通路4aが設けられている。
【0003】 この消泡型オイルフィルタ1は、エンジン(図示せず)に装着されたフィルタ ブラケット7に着脱可能に螺着され、螺着された状態において気泡逃がしパイプ 5の先端がフィルタブラケット7の油路7b内に奥深く嵌挿され、当該油路7b 内に同心的に配設された気泡逃がしパイプ8の先端に液密に嵌合接続される。油 路7bは、前記エンジンの油路に接続され、気泡逃がしパイプ8の後端はオイル パン(図示せず)に接続されている。
【0004】 前記エンジンのオイルポンプから圧送されたオイルは、実線の矢印で示すよう にフィルタブラケット7の油路7aからオイルフィルタ1のドレンバック防止弁 6を開弁させて当該オイルフィルタ1内に流入し、エレメント3により濾過され た後気泡除去部4に流入し、当該気泡除去部4において混入せる気泡を除去され た後、フィルタブラケット7の油路7bを経て前記エンジンの油路に供給される 。一方、気泡除去部4においてオイルから分離された気泡及び一部のオイルは、 中央の気泡逃がし通路4a、気泡逃がしパイプ5、フィルタブラケット7側の気 泡逃がしパイプ8を経て前記オイルパンに還流される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の消泡型オイルフィルタ1側の気泡逃がしパイプ5は、ケ ース2から突出し、一方、フィルタブラケット7側の気泡逃がしパイプ8は、当 該フィルタブラケット7の油路7b内の奥深くに設けられた構造とされている。 このため気泡逃がしパイプ8の先端にオイルフィルタ1の気泡逃がしパイプ5の 先端を液密に嵌合接続する際、油路7b内の奥深い箇所で気泡逃がしパイプ5と 8とを接続することとなり接続作業が困難であり、また、当該接続部分を良好に シール性することも困難であり、オイルフィルタ1の交換に手間が掛かるという 問題がある。
【0006】 本考案は上述の点に鑑みてなされたもので、消泡型オイルフィルタの気泡除去 部とオイルフィルタを装着するフィルタブラケット側の気泡逃がしパイプとの接 続及びシール性を良好にしてオイルフィルタの交換が容易な消泡型オイルフィル タの気泡逃がし構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案によれば、内蔵せる気泡除去部によりオイル に混入せる気泡を除去し、当該除去した気泡を気泡逃がしパイプを通してフィル タブラケット側からオイルパンに還流させるようにした消泡型オイルフィルタの 気泡逃がし構造において、前記フィルタブラケット側に気泡逃がしパイプを設け 且つその先端を当該フィルタブラケットから突出させる一方、前記消泡型オイル フィルタの気泡除去部の下端に前記気泡逃がしパイプの先端と液密に嵌合接続す る接続部を設け、当該気泡除去部に前記気泡逃がしパイプを接続させる構造とし たものである。
【0008】
【作用】 フィルタブラケットにオイルフィルタを装着する際に、フィルタブラケット側 から突出せる気泡逃がしパイプの先端をオイルフィルタ内に挿入させて当該オイ ルフィルタに内蔵された気泡除去部の下端に液密に嵌合接続する。これにより気 泡除去部と気泡逃がしパイプとの接続が簡単且つ当該接続部のシール性が向上し 、オイルフィルタの交換が容易となる。
【0009】
【実施例】
以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。 図1において、消泡型オイルフィルタ10は、有底円筒状のケース11と、円 筒状のエレメント12と、端板13と、有底円筒状の気泡除去部14、ドレンバ ック防止弁15、シール板16等により構成されており、端板13の中央に設け られた孔13aを介してエンジン(図示せず)に固定されたフィルタブラケット 20に着脱可能とされている。
【0010】 端板13は、円板状をなし中央に大径の孔13aが穿設され、内面にはねじが 刻設され、周縁は一側に膨出されてフランジ13bとされている。また、中央の 孔13aの周りには孔13cが周方向に沿って複数穿設されている。そして、中 央の孔13aは、オイルフィルタ10とフィルタブラケット20への取付孔及び 濾過されたオイルの吐出口とされ、周囲の複数の孔13cは、当該オイルフィル タ10内へのオイルの入口とされている。
【0011】 気泡除去部14は、図2に示すように円筒部14aの側面上端近傍位置にオイ ル孔14cが周方向に沿って複数穿設され、上端板14bの内面中央には円筒状 の気泡逃がし通路14dが垂設されており、当該気泡逃がし通路14dの下部か ら円筒部14aの内周面の各孔14cの直ぐ下方位置に至るまで上方に向かって 拡径して逆円錐形状に傾斜する隔壁14eが形成されている。そして、気泡逃が し通路14dには気泡逃がし用の孔14fが、隔壁14eにはオイル通過用の孔 14gが多数穿設されている。
【0012】 気泡逃がし通路14dは、円筒部14aよりも僅かに短く、その下部14hは 、上部よりも僅かに大径とされ、開口端近傍の内径は僅かに拡径され、且つその 内周面には環状溝14iが設けられており、この環状溝14iにはOリング17 が嵌合されている。この気泡逃がし通路14dの開口端は、後述するフィルタブ ラケット20側に設けられた気泡逃がしパイプ21(図1)の上端との接続部と される。この気泡逃がし部14は、円筒部14aの開口端が端板13のフランジ 13bに液密に外嵌されて当該端板13に固定されている。
【0013】 ドレンバック防止弁15(図1)は、環状をなし端板13のフランジ13bに 外嵌され当該フランジ13bの付根の周縁部と気泡除去部14の円筒部14aの 開口端との間に液密に挾持されている。このドレンバック防止弁15は、その外 周縁部が端板13の内面の各孔13cの半径方向外方に全周に亘り液密に圧接さ れて各孔13cを閉塞し、オイルの油圧により押されてこれらの孔13cを開口 させるようになっている。
【0014】 気泡逃がし部14は、エレメント12の中央の孔12a(図1)に液密に嵌挿 されて当該エレメント12と共にケース11に嵌挿され、端板13が当該ケース 11の開口端に嵌合される。シール板16は、環状をなし、外周部がケース11 の開口端に液密に固定され、内周部が端板13の孔13cの半径方向外方の端面 に圧接して当該端板13をケース11に液密に且つ逸脱不能に支持している。こ のようにして消泡型オイルフィルタ10は、ケース11内にエレメント12、気 泡除去部14が内蔵されてユニット化されている。
【0015】 一方、図1に示すようにフィルタブラケット20は、上面20aにボス20b が設けられており、当該ボス20bの外周面にはオイルフィルタ1の端板13の 孔13aに螺合するねじが刻設されている。そして、このボス20bの上面中央 には大径の穴20cと当該穴20cよりも小径の穴20dとが同心的に穿設され ている。穴20cは、その底部近傍側面にオイルの出口20eが、穴20dの底 部には気泡逃がし孔20fが夫々設けられている。そして、オイルの出口20e は、エンジンのオイル通路に接続され、気泡逃がし孔20eは、当該エンジンの オイルパンに接続される。
【0016】 フィルタブラケット20の上面20aにはボス20bの周りに環状の溝20g が設けられており、当該溝20gの底面所定箇所には穴20hが穿設されている 。そして、環状の溝20gは、オイルフィルタ1の端板13の各孔13cと対抗 している。また、穴20hは、その底部近傍がオイル入口20iに連通されてお り、当該孔20iは、前記エンジンのオイルポンプ(図示せず)の吐出側に接続 される。
【0017】 フィルタブラケット20の穴20dには気泡逃がしパイプ21の下端が液密に 嵌合されており、その上端はボス20bよりも上方に所定の長さ突出している。 この気泡逃がしパイプ21は、穴20dの中央を貫通して同心的に配置されてお り、上端は、オイルフィルタ1の気泡除去部14の気泡逃がし通路14dの下端 に嵌合可能とされている。
【0018】 以下にオイルフィルタ10のフィルタブラケット20への取付について説明す る。 図1に示すようにフィルタブラケット20上にオイルフィルタ10を配し、当 該オイルフィルタ10の端板13の孔13aに、フィルタブラケット20から突 出する気泡逃がしパイプ21の先端を挿入し、気泡除去部14の気泡逃がし通路 14dの下端に嵌合させると共に、当該端板13の孔13aにボス20bを螺合 して、フィルタブラケット20に消泡型オイルフィルタ10を螺着する。
【0019】 この状態においてオイルフィルタ10は、シール板16によりフィルタブラケ ット20の上面20aに液密に装着され、且つ端板13の各穴13cがフィルタ ブラケット20の環状溝20gと対抗している。また、オイルフィルタ10の気 泡逃がし通路14dの下端とフィルタブラケット20の気泡逃がしパイプ21の 先端との接続部分はOリング17により液密にシールされる。これによりオイル フィルタ10の気泡逃がし通路14dとフィルタブラケット20の気泡逃がしパ イプ21との接続が簡単となり、且つ当該接続部分のシール性も極めて良好とな る。従って、消泡型オイルフィルタ10の交換が容易となる。
【0020】 エンジンのオイルポンプから吐出されたオイルは、フィルタブラケット20の オイル入口20iに流入し穴20hを経て上面20aの環状溝20gに至り、更 にオイルフィルタ10の端板13の各穴13cを閉塞しているドレンバック防止 弁15を押し上げて開弁し、ケース11内に流入する。次いで、エレメント12 を通過して濾過された後円筒部14aの上方の各穴14cを通して中央の逆円錐 形状の隔壁14eにより画成された室18に流入する。この室18内に流入した オイルは、隔壁14eの各孔14g(図2)を通過して円筒部14a内を落下す る際に混入せる気泡がオイルから分離されて気泡逃がし通路14dの各孔14f を通して当該気泡逃がし通路14d内に入り込む。勿論、気泡と共に室18内の オイルも多少気泡逃がし通路14d内に流れ込む。
【0021】 隔壁14eの各孔14gから落下したオイルは、フィルタブラケット20の穴 20c内に流れ込み、オイル出口20eから前記エンジンの油路に供給される。 一方、気泡逃がし通路14d内に流れ込んだ気泡及び一部のオイルは、気泡逃が しパイプ21を経てオイルパンに還流される。これにより前記エンジンのオイル ポンプから吐出されたオイルは、オイルフィルタ10の気泡除去部14を通過す る際に混入せる気泡が除去されて前記エンジンに供給される。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、内蔵せる気泡除去部によりオイルに混入 せる気泡を除去し、当該除去した気泡を気泡逃がしパイプを通してフィルタブラ ケット側からオイルパンに還流させるようにした消泡型オイルフィルタの気泡逃 がし構造において、前記フィルタブラケット側に気泡逃がしパイプを設け且つそ の先端を当該フィルタブラケットから突出させる一方、前記消泡型オイルフィル タの気泡除去部の下端に前記気泡逃がしパイプの先端と液密に嵌合接続する接続 部を設け、当該気泡除去部に前記気泡逃がしパイプを接続させる構造としたので 、オイルフィルタの気泡除去部とフィルタブラケット側の気泡逃がしパイプとの 接続が容易、且つこれらの接続部におけるシール性の向上が図られ、前記オイル フィルタの交換が容易となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る消泡型オイルフィルタの一実施例
を示す断面図である。
【図2】図1の気泡除去部の拡大図である。
【図3】従来の消泡型オイルフィルタの断面図である。
【符号の説明】
10 オイルフィルタ 11 ケース 12 エレメント 13 端板 14 気泡除去部 14d 気泡逃がし通路 17 Oリング 20 フィルタブラケット 21 気泡逃がしパイプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内蔵せる気泡除去部によりオイルに混入
    せる気泡を除去し、当該除去した気泡を気泡逃がしパイ
    プを通してフィルタブラケット側からオイルパンに還流
    させるようにした消泡型オイルフィルタの気泡逃がし構
    造において、前記フィルタブラケット側に気泡逃がしパ
    イプを設け且つその先端を当該フィルタブラケットから
    突出させる一方、前記消泡型オイルフィルタの気泡除去
    部の下端に前記気泡逃がしパイプの先端と液密に嵌合接
    続する接続部を設け、当該気泡除去部に前記気泡逃がし
    パイプを接続させるようにしたことを特徴とする消泡型
    オイルフィルタの気泡逃がし構造。
JP3597391U 1991-05-21 1991-05-21 消泡型オイルフイルタの気泡逃がし構造 Pending JPH04129814U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02145966A (ja) * 1988-11-28 1990-06-05 Mitsubishi Oil Co Ltd 潤滑油劣化度の動的分析測定方法および動的分析測定システム

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02145966A (ja) * 1988-11-28 1990-06-05 Mitsubishi Oil Co Ltd 潤滑油劣化度の動的分析測定方法および動的分析測定システム

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Effective date: 19970617