JPH04129804U - タービン翼シール装置 - Google Patents
タービン翼シール装置Info
- Publication number
- JPH04129804U JPH04129804U JP3638391U JP3638391U JPH04129804U JP H04129804 U JPH04129804 U JP H04129804U JP 3638391 U JP3638391 U JP 3638391U JP 3638391 U JP3638391 U JP 3638391U JP H04129804 U JPH04129804 U JP H04129804U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- turbine blade
- turbine
- seal
- groove
- blades
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- Withdrawn
Links
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- 238000013016 damping Methods 0.000 claims abstract description 9
- 238000001816 cooling Methods 0.000 abstract description 8
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- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 タービン翼のシールとダンピングを高性能で
行う。 【構成】 タービン翼のプラットフォーム２の隣接する
側面の１つにシール溝５が設けられる。溝５内に断面が
Ｓ字形の弾性体板製のシールダンパ７が挿入される。こ
のようにして、冷却空気用シールと翼の振動のダンピン
グ作用がえられる。
行う。 【構成】 タービン翼のプラットフォーム２の隣接する
側面の１つにシール溝５が設けられる。溝５内に断面が
Ｓ字形の弾性体板製のシールダンパ７が挿入される。こ
のようにして、冷却空気用シールと翼の振動のダンピン
グ作用がえられる。
Description
【０００１】
本考案はガスタービンのタービン翼シール装置に関する。
【０００２】
図３はガスタービン動翼の側面図、図４は図３のＩ−Ｉ断面図、図５は図４の
Ｂ部拡大図である。
【０００３】
動翼は翼プロフィル部１、プラットフォーム２及び翼根３によって形成される
。
【０００４】
図４において、プラットフォーム２の内面、翼根３の側面及びタービンディス
ク４の外周面で形成される通路Ａには冷却空気が流され、動翼の冷却が行われる
。この冷却空気には空気圧縮機の吐出空気が使われ、その圧力は翼部を流れるガ
スの圧力よりも高い。従ってそのままでは冷却空気は隣接する翼とのすきまから
矢印の方向に流出して、ガス流に合流してしまい、十分な翼の冷却が行われない
。
【０００５】
この対策としては、プラットフォーム２の側面に溝５を作製し、溝内にシール
ピン６が挿入される。タービンが回転すると、シールピン６は遠心力によって半
径方向に移動し、図５に示すように溝５の外側側面と隣接翼プラットフォーム２
の側面に圧接して、冷却空気の漏洩が防止される。
【０００６】
ガスタービン動翼は上記タービンに比べて著しく高温に曝される。このため構
造及び材料面から、蒸気タービンのようなラッシングワイヤやシュラウドによっ
てグループ翼を形成して、振動の防止手段を講ずることができない。
【０００７】
このため翼の剛性を大きくして固有振動数を高くしたり、翼根と翼溝のすきま
を大きくして翼のダンピング効果を大きくしたりしていたが、なお防振手段とし
て不十分な場合があった。
【０００８】
本考案は上記課題を解決するため次の手段を講ずる。
【０００９】
すなわち、タービン翼シール装置として隣接するプラットフォームの少くとも
一側面にシール溝を持つタービン翼と、同シール溝に挿入されるシール兼ダンピ
ング手段とを設ける。
【００１０】
タービンの回転によりタービン翼は翼根を支点として円周方向に曲げ振動した
り、翼の重心線のまわりにねじり振動したりする。このいずれの振動に対しても
シール溝内に挿入されたシール兼ダンパ手段は減衰作用をもたらす。なおプラッ
トフォームの内面部で形成される通路には冷却空気が通されるが、シール兼ダン
パ手段はプラットフォームの隣接側面間のシール作用も行う。
【００１１】
以上のようにしてタービン翼は十分冷却されるとともに振動が効果的に防止さ
れる。
【００１２】
本考案の一実施例を図１、図２により説明する。なお、従来例で説明した部分
は、同一の番号をつけ説明を省略し、この考案に関する部分を主体に説明する。
【００１３】
図２は図１のＣ部詳細図である。
図１にてタービン翼のプラットフォーム２の隣接側面の一方側にシール溝５が
設けられる。シール溝５内にシール兼ダンピング手段、すなわち図２に示すよう
に断面Ｓ字形の弾性体板製のシールダンパ７が挿入される。このときシールダン
パ７のＳ字形の頭部がシール溝５の外側側面ａと隣接側面ｂに接しかつ下部が内
側側面ｃと底面ｄに接する構成である。
【００１４】
以上の構成において、タービン翼が回転すると、遠心力によって、シールダン
パ７のＳ字形の頭部は溝５の外側側面ａと隣接側面ｂに圧接しシール作用が行わ
れる。
【００１５】
またタービンの回転によりタービン翼は翼根３を支点として円周方向に曲げ振
動したり、翼の重心線のまわりにねじり振動したりする。このいずれの振動に対
してもシールダンパ７は減衰作用をもたらす。
【００１６】
以上のようにしてタービン翼は十分冷却されるとともに振動が効果的に防止さ
れる。
【００１７】
以上に説明したように本考案によれば、冷却空気のシール効果を損なうことな
く、振動のダンピング効果を向上させることができ、ガスタービン動翼の信頼性
が向上する。
【図１】図１は本考案の一実施例の全体構成断面図であ
る。
る。
【図２】図２は同実施例の図１のＣ部詳細図である。
【図３】図３は従来例のタービン翼側面図である。
【図４】図４は同従来例の図３のＩ−Ｉ断面図である。
【図５】図５は同従来例の図４のＢ部詳細図である。
２ プラットフォーム
５ シール溝
７ シールダンパ
Claims (1)
- 【請求項１】 隣接するプラットフォームの少くとも一
側面にシール溝を持つタービン翼と、同シール溝に挿入
されるシール兼ダンピング手段とを備えてなることを特
徴とするタービン翼シール装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3638391U JPH04129804U (ja) | 1991-05-22 | 1991-05-22 | タービン翼シール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3638391U JPH04129804U (ja) | 1991-05-22 | 1991-05-22 | タービン翼シール装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04129804U true JPH04129804U (ja) | 1992-11-27 |
Family
ID=31918334
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3638391U Withdrawn JPH04129804U (ja) | 1991-05-22 | 1991-05-22 | タービン翼シール装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04129804U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015155683A (ja) * | 2014-02-21 | 2015-08-27 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 動翼体及び回転機械 |
-
1991
- 1991-05-22 JP JP3638391U patent/JPH04129804U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015155683A (ja) * | 2014-02-21 | 2015-08-27 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 動翼体及び回転機械 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950810 |