JPH04127425U - 連結軸のセンタリング機構 - Google Patents
連結軸のセンタリング機構Info
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- JPH04127425U JPH04127425U JP1991033746U JP3374691U JPH04127425U JP H04127425 U JPH04127425 U JP H04127425U JP 1991033746 U JP1991033746 U JP 1991033746U JP 3374691 U JP3374691 U JP 3374691U JP H04127425 U JPH04127425 U JP H04127425U
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Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 センターシャフト内に通気孔を形成すること
を要せずに、凹部内の圧力変化を吸収し、かつ凹部内の
潤滑剤の漏れを防止する。 【構成】 駆動軸1側の嵌凹孔1A内に、軸受20を介
して被駆動軸2側のセンターシャフト3を支持し、嵌凹
孔1A内の開口部側にオイルシール17を摺動自在に嵌
装して、嵌凹孔1A内にグリースを封止した。
を要せずに、凹部内の圧力変化を吸収し、かつ凹部内の
潤滑剤の漏れを防止する。 【構成】 駆動軸1側の嵌凹孔1A内に、軸受20を介
して被駆動軸2側のセンターシャフト3を支持し、嵌凹
孔1A内の開口部側にオイルシール17を摺動自在に嵌
装して、嵌凹孔1A内にグリースを封止した。
Description
【0001】
本考案は、連結軸のセンタリング機構、詳しくはたわみ継手を介して連結され
る駆動軸と被駆動軸とを芯合わせするセンタリング機構に関する。
【0002】
従来、この種のセンタリング機構としては、実開昭55−147532号公報
に記載されたものが知られている。
【0003】
かかるセンタリング構造は、駆動軸および被駆動軸の突き合わせ部の一方側に
設けた凹部内に、それらの突き合わせ部の他方側に設けたセンターシャフト(同
公報では、「センタリングシャフト」)を球面軸受を介して支持し、そして凹部
の開口周縁にセンタリングシールを嵌装して、その凹部内を密閉空間とし、更に
、センターシャフトの中央に通気孔を形成して、凹部内へのセンターシャフトの
出入変位によって生じる凹部内の圧力変化を外部に逃がすようになっている。
【0004】
しかしながら、かかる従来のものにおいては、センターシャフトの中央に通気
孔を形成するための加工がきわめて面倒であり、加工工数の増大を招くという問
題があった。また、凹部内に球面軸受用のグリース等の潤滑剤を封入した場合に
、その潤滑剤がセンターシャフトの通気孔を通って外部に漏出してしまうおそれ
があった。
【0005】
本考案の目的は、上述従来の問題を解消し、センターシャフトに通気孔を形成
することなく凹部内の圧力変化を吸収することができ、しかもグリース等の潤滑
剤の漏れのない連結軸のセンタリング機構を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の連結軸のセンタリング機構は、たわみ継手を介して連結される駆動軸
と被駆動軸とを芯合わせするセンタリング機構において、前記駆動軸と被駆動軸
の突き合わせ部の一方側に設けられた凹部と、前記突き合わせ部の他方側に設け
られて前記凹部内に位置するセンターシャフトと、前記凹部内に設けられて前記
センターシャフトを傾動可能に支持する軸受と、前記凹部内の開口側に当該凹部
の軸線方向に摺動自在に嵌合されて前記凹部内に潤滑剤を封止するシール部材と
を備えてなることを特徴とする。
【0007】
本考案の連結軸のセンタリング機構は、センターシャフトを支持する凹部にシ
ール部材を摺動自在に嵌合させて、その凹部内にグリース等の潤滑剤を封止する
ことにより、その凹部内へのセンターシャフトの出入変位量に応じてシール部材
が摺動して、凹部内の圧力変化を吸収する。
【0008】
そして、このことにより、従来のようにセンターシャフトに通気孔を加工形成
する面倒をなくし、そのような通気孔から凹部内の潤滑剤が漏出することをもな
くす。
【0009】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】
図において、1は不図示のトランスミッションの出力軸に連結される駆動軸で
あり、先端部に嵌凹孔(凹部)1Aが形成されていると共に、周方向に沿って1
20°の等間隔に位置するように外方向3方にヨーク1Bが設けられている。
【0011】
2はプロペラシャフト等の被駆動軸であり、その端部に同軸上にセンターシャ
フト3が固設されていると共に、周方向に沿って120°の等間隔に位置するよ
うに外方向3方にヨーク2Aが設けられている。
【0012】
7はたわみ継手であり、1平面内において60°毎の等角度に配置された6つ
のカラー7A、およびそれらの外周に設けられたリテーナ7Bを備えている。そ
して、同方向において隣接するカラー7A間において、リテーナ7Bを介して補
強繊維8が巻回されている。さらに、補強繊維8が巻回されたカラー7Aはゴム
等の6角環状弾性体9でもって一体成形により囲繞されている。
【0013】
そして、このたわみ継手7は、周方向において1つおきに位置する120°間
隔の3つのカラー7Aがボルト10およびナット11でもって駆動軸1側の3つ
のヨーク1Bのそれぞれに連結され、また120°間隔の他の3つのカラー7A
がボルト12およびナット13でもって被駆動軸2側の3つのヨーク2Aのそれ
ぞれに連結される。これにより、駆動軸1と被駆動軸2とが連結されて、駆動軸
1の駆動トルクが被駆動軸2に伝達されることになる。
【0014】
21は本考案にかかるセンタリング機構であり、センターシャフト3を駆動軸
1の嵌凹孔1A内に収装し、そのセンターシャフト3の外周部に摺動自在に嵌装
された球面ブッシュ14を嵌凹孔1Aの内周部に設けられたソケット部材15に
摺動自在に支持させることにより、駆動軸1と被駆動軸2とを同軸に支持、すな
わち、調芯するようになっている。ソケット部材15には、図中の左右方向に貫
通する孔15Aが形成されており、また、このソケット部材15と球面ブッシュ
14は軸受20を構成している。嵌凹孔1A内の図中左方の奥方側はプレート1
6によって閉塞されて、その嵌凹孔1A内に潤滑用のグリースが充填されている
。更に、その嵌凹孔1Aの開口側にはオイルシール(シール部材)17が嵌装さ
れ、その嵌凹孔1A内にグリースが封止されている。
【0015】
オイルシール17には、センターシャフト3に接する内周面、および嵌凹孔1
Aに接する外周面のそれぞれにリップ部17Aが形成され、更に、内部に補強環
17Bが組込まれていて、傾くことなく図中の左右方向に摺動できるようになっ
ている。
【0016】
また、嵌凹孔1Aの開口部には、オイルシール17の図中右方への移動限位置
を規制するストッパ18が嵌着されている。
【0017】
しかして、以上のような構成において、センターシャフト3が図2中の左方へ
摺動したときは、その摺動した体積分だけオイルシール17が図2中の右方へ摺
動し、逆に、センターシャフト3が図2中の右方へ摺動したときは、その摺動し
た体積分だけオイルシール17が図2中の左方へ摺動することになる。
【0018】
したがって、このオイルシール17の摺動により、嵌凹孔1A内の圧力変化が
吸収される。また、そのオイルシール17のリップ部17Aは、大きな変形力を
受けることなく良好なシール機能を発揮し、嵌凹孔1A内のグリースの漏出を防
ぐと共に、泥水などが嵌凹孔1A内に進入することを防ぐ。また、ストッパ18
は、オイルシール17が嵌凹孔1A内から外れることを防ぐ。
【0019】
以上説明したように、本考案の連結軸のセンタリング機構は、センターシャフ
トを支持する凹部にシール部材を摺動自在に嵌合させて、その凹部内にグリース
等の潤滑剤を封止する構成であるから、その凹部内へのセンターシャフトの出入
変位量に応じてシール部材が摺動して、凹部内の圧力変化を吸収することができ
る。
【0020】
しかも、従来のようにセンターシャフトに通気孔を加工形成する面倒がなく、
そのような通気孔から凹部内の潤滑剤が漏出することもない。
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の要部の拡大断面図である。
1 駆動軸
1A 嵌凹孔(凹部)
2 被駆動軸
3 センターシャフト
7 たわみ継手
14 球面ブッシュ
15 ソケット部材
15A 孔
17 オイルシール(シール部材)
20 軸受
Claims (2)
- 【請求項1】 たわみ継手を介して連結される駆動軸と
被駆動軸とを芯合わせするセンタリング機構において、
前記駆動軸と被駆動軸の突き合わせ部の一方側に設けら
れた凹部と、前記突き合わせ部の他方側に設けられて前
記凹部内に位置するセンターシャフトと、前記凹部内に
設けられて前記センターシャフトを傾動可能に支持する
軸受と、前記凹部内の開口側に当該凹部の軸線方向に摺
動自在に嵌合されて前記凹部内に潤滑剤を封止するシー
ル部材とを備えてなることを特徴とする連結軸のセンタ
リング機構。 - 【請求項2】 前記凹部の開口部に、前記オイルシール
の前記凹部の開口方向側への摺動限位置を規制するスト
ッパを設けたことを特徴とする請求項1に記載の連結軸
のセンタリング機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991033746U JP2548835Y2 (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | 連結軸のセンタリング機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991033746U JP2548835Y2 (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | 連結軸のセンタリング機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04127425U true JPH04127425U (ja) | 1992-11-19 |
JP2548835Y2 JP2548835Y2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=31916320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991033746U Expired - Lifetime JP2548835Y2 (ja) | 1991-05-14 | 1991-05-14 | 連結軸のセンタリング機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548835Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61189841U (ja) * | 1985-05-20 | 1986-11-26 | ||
JPS63109032U (ja) * | 1987-01-06 | 1988-07-13 |
-
1991
- 1991-05-14 JP JP1991033746U patent/JP2548835Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61189841U (ja) * | 1985-05-20 | 1986-11-26 | ||
JPS63109032U (ja) * | 1987-01-06 | 1988-07-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2548835Y2 (ja) | 1997-09-24 |
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