JPH04126908U - 振動式転圧装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アームと起振体の連結部のガタによる騒音及
び転圧板が転圧面をたたく時の騒音を低減できるように
する。 【構成】 起振体１に取付けた転圧板２の底板９及び起
振体１とアーム５を連結する縦板１６並びに縦板１６と
アーム５を連結するリンクを制振性を有する金属材料と
したもの。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、パワーショベルのアーム等の上下揺動するアーム先端部に振動式転 圧機を上下揺動自在に取付けた振動式転圧装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

パワーショベルのアーム先端部に、起振体と転圧板を有する振動式転圧機をリ ンクを介して上下揺動自在に取付けた振動式転圧装置が知られ、この振動式転圧 装置であればアームを上下揺動して振動式転圧機の転圧板を転圧面に押し付けて 転圧でき、下水道、電話線の埋設化工事等に多く利用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

かかる振動式転圧装置であると、アームと振動式転圧機の連結部のガタによる 騒音及び転圧板が転圧面をたたく音による騒音が発生し、転圧作業現場周辺の騒 音が大きいので、市街地での夜間転圧作業制限を受けている。

【０００４】 そこで、本考案は前述の課題を解決できるようにした振動式転圧装置を提供す ることを目的とする。

【課題を解決するための手段】

転圧板の底部及び起振体とアームの連結部を制振性を有する金属材料としたも の。

【作 用】

連結部のガタによる騒音及び転圧板が転圧面をたたく時の騒音を低減できる。

【０００５】

【実 施 例】

図１に示すように、起振体１と転圧板２で振動式転圧機３となり、その起振体 １に取付体４を取付け、この取付体４をアーム５の先端部にリンク６で上下揺動 自在に取付け、アーム５に支承したシリンダ７をリンク６に連結して、振動式転 圧装置を構成している。 前記起振体１はハウジング８内に図示しない偏心軸を支承し、その偏心軸をモ ータ等で回転して転圧板２に打撃力、つまり転圧面をたたく力を付与するもので ある。 前記転圧板２は図２に示すように底板９と両側板１０より成り、その底板９に 取付座１１が設けられ、その底板９は制振性を有する金属材料により製作してあ る。 前記取付体４は図１、図３に示すように、上板１２と下板１３を突起１４と穴 １５で相対回転可能に重ね合せて図示しないボルトで連結し、その上板１２に制 振性を有する金属材料より成る一対の縦板１６，１６を設け、下板１３に一対の 縦板１７，１７を設けて成り、その縦板１７が前記ハウジング８に弾性材を介し て取付けられ、縦板１６がピン１８でアーム５に連結してある。 前記リンク６は制振性を有する金属材料より成る第１リンク１９と第２リンク ２０より成り、第１リンク１９がピン２１でアーム５に連結され、第１リンク１ ９と第２リンク２０及びシリンダ７がピン２２で連結してあり、第２リンク２０ がピン２３が縦板１６に連結してある。

【０００６】

【考案の効果】

振動式転圧機３とアーム５の連結部のガタによる騒音を吸収できるし、転圧板 ２が転圧面をたたく時の騒音を吸収できるから、転圧作業時の騒音を低減できる 。

【図面の簡単な説明】

【図１】振動式転圧機の正面図である。

【図２】振動板の斜視図である。

【図３】連結部の分解斜視図である。

【符号の説明】

１ 起振体、２ 転圧板、３ 振動式転圧機、４ 取付
体、５ アーム、６リンク、７ シリンダ、１６ 縦
板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 起振体１に転圧板２を取付けた振動式転
   圧機３を、その起振体１に取付けた取付体４及びリンク
   ６でアーム５に揺動自在に取付け、前記転圧板２の底部
   及び取付部４のアーム連結部分並びにリンク６を制振性
   を有する金属材料により製作したことを特徴とする振動
   式転圧装置。