JPH0412680B2 - - Google Patents

Description

請求の範囲 １ 外耳内に配され周縁近くに配した音出口接続
管１４を備えた円筒状のハウジング１０とを有す
る補聴器との間に音響を創成する結合要素であつ
て、前記ハウジングは音響路内に配した注文モー
ルド生産した耳プラグ２９内の内側に面した接続
管と共に配されている上記結合要素に於て、実質
的に円板状部２０であつて、補聴器ハウジング１
０の接続管１４に脱着自在にしてあり、かつ回転
自在に装着できると共に、横方向に向いた管２３
を有し、その上に角度を付けて曲げた管部２７を
回転自在に装着した上記結合要素。

技術分野 本発明は補聴器用結合要素に関する。

背景技術 進歩してきた部品ミニアチヤ化により、耳の外
部に突出する外耳（concha）と称される空洞内
に補聴器全体を収容配置できる程小型の構造にな
つた補聴器を開発できた。

空洞の耳プラグは外耳のモールドの基部上に作
つてあり耳に合う形にしてあり、その中を通つて
いる音響路を形成してあり、かつ聴路内に幾らか
突出していて、次いで耳プラグ内に補聴器の部品
は挿入されてカバーつけるような型式に補聴器を
作つてある。前記広汎な設計により製造工程に於
る時間短縮ではあるが高価であつた。

ハウジング内に部品を内蔵し、次いでハウジン
グの形に設けた穴に配設し、注文製の耳プラグ内
に備えて外耳内に配設する補聴器の原価を低減
し、単純化する事は公知である。

補聴器のハウジングを円筒状にして内側方向の
端面の周縁近くにある音出口の穴を設けて耳プラ
グの所でハウジングを回転自在にして聴路に対し
て適切に音出口を配設することも公知である。

しかしながら、外耳に対する聴路の位置は幅広
く変るので、耳プラグ内の二つの有角に合致する
孔をあけて補聴器の音出口と聴路との間に音の結
合を得る音響路を形成する事も判明した。米国特
許第4069400号は端面に脱着自在に配してあり、
かつ音出口管を備えた実質的に三角形の補聴器を
示す。複数個の異なる結合要素の可能性により独
立した解剖学的設計も可能になるが、耳プラグに
複雑な孔あけを常に避けるにはこの変形器具によ
つても十分なものではない。

発明の開示 本発明は請求の範囲の前文導入部に記した型式
の結合要素に関し、補聴器の音出口の接続パイプ
に接続した聴路の端部にてできる限り位置を自由
にできるようにして使用者の耳に補聴器を適合さ
せる結合要素を提供するのが目的である。

これは請求の範囲の特徴部分に記した如くに結
合要素を構成して実現され、補聴器のそれ自体公
知の円筒状などにして可能となる自体軸を中心に
補聴器全体の回転をも可能とし、接続パイプの位
置を決定するものとし、この構造により下記の利
点が可能となる。

(1) 音出口周囲にて結合要素を回転させて、音出
口の位置の特定域を決定する。

(2) 接続管周囲にて管部分を回転させて、管部分
の志向性と音出口の最終位置を決定する。

これらの調整可能性により、聴路は単一で直線
孔を耳プラグ内に設けて接続するようにに音出口
を常に配設する。

【図面の簡単な説明】

添付図面を参照して本発明を詳細するが、図中
に於て： 第１図と第２図は、端面に向つた方向と内側か
ら夫々見た実質的に円筒状の補聴器のハウジング
の拡大図である。

第３図は分解状態の本発明の結合要素の実施例
の拡大側面図である。

第４図は第１図と第２図の補聴器に付けた結合
要素の斜視図である。

第５図は外耳を通した断面図であり、本発明の
結合要素と耳プラグと補聴器を配置してある事を
示す。

発明を実施するための最良の形態 第１，２図に於て、１０は比較的平らな円筒状
の補聴器ハウジングと、その前面１１は回転ボタ
ンにより形成して音量とスイツチ作動（図示せ
ず）とを調整する。バツテリドロワ１３はヒンジ
１２によりハウジングの端面内に枢着取付けして
ある。内側上にてハウジングは周縁近くに配した
音出口の開口１５を備えた出口管１４を有する。
この出口管はスナツプフアスナ１６により包囲さ
れ、内側の円筒状部１７と外部の僅かに円錐形部
１８であつて外側に拡がる断面を備えたものを構
成する薄い環壁により形成してある。管１４と環
状壁１７，１８との間の環状スリツト１９はそこ
で幾らか弾性圧縮させる。

上記補聴器ハウジングを使用者の耳に付ける場
合に、第３図に示す如くの本発明の結合要素は管
１４とスナツプフアスナ１６により形成した補聴
器ハウジング上に配してある。

結合要素は環状の側壁２０と円形の耳壁２１と
を備えた比較的平らなハウジングから成つてい
る。環状壁２０の内側は補聴器ハウジング１０の
スナツプフアスナ１６の外部に対応する円筒状部
２０′と円錐形部２０″を備えた形態を有するの
で、結合要素ハウジングは押圧して補聴器の音出
口接続管とロツキング係合するようにしてある。
ハウジングは周縁位置にて隆起したフランジ２２
を有し、そこから聴路２４を備えた短い管２３が
貫通して突出する。端壁２１上にて円錐の部分と
して形成した隆起部２５があり、この隆起した部
分がフランジ２２を係合し、管チヤンネル２４と
ハウジングの内部を接続する音路２６の外端を形
成する。管部２７は短いスリーブ部分２８を有し
て管部に対して角度を形成し管２３に取り付けで
き、スリーブ部を管上にて回転して摩擦保持して
いるので、管に対する管（チユーブ）の志向性は
スリーブ部とチユーブ部との間の角度により決定
されるある限界内にて変化できる。

第４図にて、結合要素全体は補聴器の音出口接
続管に取り付ける如く示してあり、第５図にて結
合要素を備えた補聴器は耳内に配した耳プラグ２
９に取り付けてある。前記耳プラグは当該耳のモ
ールドの基礎として注文生産される。耳プラグを
モールドする間に結合要素はモールド内に配して
おり、管（口）の調整後に管（チユーブ）部２７
と、聴路内に突出する耳プラグ部３０の内端とを
単一の直線孔３１により音響接続する。勿論、結
合要素は更に、そのハウジングが耳プラグの外側
に開くように配設してあるので、補聴器ハウジン
グは、環状壁１７，１８の弾性圧縮中に結合要素
のハウジング内にてスナツプフアスナ１６のスナ
ツプ係合により耳プラグに脱着自在に装着でき
る。

スリーブ部２８を備えた管部２７により形成し
た角度は示した一例以外の他の価値を有すること
ができ、結合要素のハウジング上の管部と補聴器
ハウジング上の前記ハウジングは図示詳説した以
外の他の方法にて取付けできる。