JPH04125791U

JPH04125791U - 入浴用洗滌具

Info

Publication number: JPH04125791U
Application number: JP6180691U
Authority: JP
Inventors: 義晴石川
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1991-05-02
Filing date: 1991-05-02
Publication date: 1992-11-17

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】一般家庭用等の浴槽に入浴するに際し、殊に身
体障害者等が入浴するに際し、手を以て垢を擦り取るこ
とをなし得ず、ないし、困難な場合、例えば、背中の垢
を流す場合等に際し、本考案製品を浴槽内に設備し、そ
の刷毛に垢を流す身体の個所を擦り付けて洗い流すにあ
る。【構成】基盤に刷毛を植設定着し、かつ、基盤に一般観
念による着脱適性を有する接着具を取付け、かつ、この
接着具を浴槽内側に着脱自在に構成した入浴用洗滌具。
接着具を磁石、殊に永久磁石を以て構成した請求項１に
記載した入浴用洗滌具。接着具をマジックテープを以て
構成した請求項１に記載した入浴用洗滌具。

Description

【考案の詳細な説明】【考案の目的】【産業上の利用分野】

【０００１】本考案は一般人が入浴する場合、殊に身体障害者が入浴する場合に使用する入浴用洗滌具である。

【従来の技術】

【０００２】本考案は請求項１、同２、同３に各示す考案であって、従来の技術として全くない。

【０００３】一般家庭用等の浴槽に入浴するに際し、殊に身体障害者等が入浴するに際し、手を以て垢を擦り取ることが困難の場合、例えば、背中の垢を流す場合等に際し、本考案製品を浴槽内に設備し、その刷毛に垢を流す身体の個所を擦り付けて洗い流すにある。

【考案の構成】

【０００４】本考案は特定考案に示す通り基盤に刷毛を植設定着し、かつ、基盤に一般観念による着脱適性を有する接着具を取付け、かつ、この接着具を浴槽内側に着脱自在に構成した入浴用洗滌具である。

【０００５】本考案に於ける関係考案（請求項２）は特定考案に於ける接着具をゴム製、プラスチック製等弾力性を有する蛸の吸盤式吸着盤を磁石を以て構成した請求項１に記載した入浴用洗滌具である。

【０００６】本考案に於ける関係考案（請求項３）は接着具をマジックテープを以て構成した請求項１に記載した入浴用洗滌具である。

【課題を解決するための手段】

【０００７】請求項１、同２、同３、及び、実施例に示す通り。

【実施例】

【０００８】図は本考案入浴用洗滌具の実施例を示すものであって、図１、ないし、図３を以て第１実施例を示し、それらの図に於て、（１）は基盤で、これに刷毛（２）を常法により植設する。（３）はゴム製、プラスチック製等弾力性を有する吸着盤で、蛸の吸盤式の構成であり、吸着盤（３）は接着具を構成する。接着具は基盤（１）の刷毛（２）を植設した反対側に１、ないし、複数個を定着する。基盤（１）は木製、ゴム製、ないし、プラスチック製の如きを以て造り、あるいは、１枚板に非ずして軽量な金属管を捲回して構成してもよく、また、基盤（１）に水の流通孔を透設するもよし。更に基盤（１）は上述した資材の外、刷子適性を有する資材ならばこれを使用することが可能である。（４）は浴槽を示す。

【０００９】図４、ないし、図６は第２実施例を示し、（５）は磁石、殊に永久磁石であって、第１実施例に於ける吸着盤（３）に代わるものである。そして、第２実施例に於ては磁石（５）に吸着上対応する磁石、殊に永久磁石（６）を設け、磁石（５）と同（６）とを以て本考案に係る接着具を構成する。磁石（６）は浴槽（４）内側の洗滌具設置適応個所へ合成樹脂製糊等を以て予め強固に接着して置く。また、磁石（６）は浴槽（４）に埋着して置くもよし。第２実施例に於けるその余の構成は第１実施例に同じ。

【００１０】図７、ないし、図９は第３実施例を示し、（７）はマジックテープ（ＪＩＳ規格用語）であって、第１実施例に於ける吸着盤（３）に代わるものである。そして、第３実施例に於てはマジックテープ（７）に接着上対応するマジックテープ（８）を設け、マジックテープ（７）と同（８）とを以て本考案に係る接着具を構成する。マジックテープ（８）は浴槽（４）内側の洗滌具設置適応個所へ合成樹脂製糊等を以て予め強固に接着して置く。

【作用】

【００１１】本考案の作用を先ず上記第１実施例に依拠して説明するに、本考案の吸着盤（３）（接着具）を浴槽（４）内側所求の位置（任意の位置）に配し、吸着盤（３）を常法により上記内側所求の位置に強く接着し、身体障害者等が浴槽（４）中に入り背中等身体障害のため洗滌なし得ない個所を刷毛（２）に擦り着けその部の洗滌を行い、かくして上記洗滌なし得ない個所の垢を洗い取るものである。洗滌個所に塗布する石鹸等はその石鹸液を予め背中等の洗滌個所に流着、噴射等させて置くもよく、あるいは、予め刷毛（２）に塗着して置くもよく、若しくは、タオル、手拭い等に濃厚に塗着してこれらを本考案洗滌具に包着して置くもよく、その他適宜の手段により上記石鹸液等を使用することが可能である。

【００１２】同第２実施例の作用に付いて説明するに、予め磁石（６）を浴槽（４）の内側所求の位置（同上）に合成樹脂製糊を以て強く接着し、これに本考案接着具に係る永久磁石（５）を接着する。その余の作用は第１実施例の作用に同じ。

【００１３】同第３実施例に付いて説明するに、マジックテープ（８）に合成樹脂製糊を塗着し、これを浴槽（４）内側に強固に接着して置く。そして、このマジックテープ（８）に対し本考案に定着した接着具たるマジックテープ（７）を接着する。その余の作用は第１実施例に同じ。

【００１４】第１、ないし、第３実施例に於て吸着盤（３）、永久磁石（５）、及び、マジックテープ（７）を各強く引離せば、それぞれ本考案に於ける接着具は浴槽（４）から離脱させ得る。

【考案の効果】

【００１５】本考案は一般人が入浴する場合、殊に身体障害者等が入浴する場合に背中等の如く手が達しない個所、ないし、達するに困難な個所に於ても本考案洗滌具の刷毛に身体を擦り着けることにより身体の要洗滌個所を十分に洗滌可能であり、かつ、本考案洗滌具は浴槽に対し着脱自在な効果がある。

【図面の簡単な説明】

図は本考案入浴者用洗滌具を示し図１、ないし、図３は
第１実施例を表示し、図４、ないし、図６は第２実施例
を表示し、図７、ないし、図９は第３実施例を表示し、
図１、図４、図７は各実施例の平面図図２、図５、図８
は各実施例の正面図図３、図６、図９は各実施例の使用
状態を示す図であって、図中主要部は実用新案登録請求
の範囲に於ける各請求項に付き、それら各請求項記載事
項毎の相互補足関係に存する。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】基盤に刷毛を植設定着し、かつ、基盤に一
般観念による着脱適性を有する接着具を取付け、かつ、
この接着具を浴槽内側に着脱自在に構成した入浴用洗滌
具。
【請求項２】接着具をゴム製、プラスチック製等弾力性
を有する蛸の吸盤式吸着盤を磁石を以て構成した請求項
１に記載した入浴用洗滌具。
【請求項３】接着具をマジックテープを以て構成した請
求項１に記載した入浴用洗滌具。