JPH04124585U - ステアリングタイロツド - Google Patents

ステアリングタイロツド

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Publication number
JPH04124585U
JPH04124585U JP3009291U JP3009291U JPH04124585U JP H04124585 U JPH04124585 U JP H04124585U JP 3009291 U JP3009291 U JP 3009291U JP 3009291 U JP3009291 U JP 3009291U JP H04124585 U JPH04124585 U JP H04124585U
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JP
Japan
Prior art keywords
bar
tie rod
dust cover
ball
socket
Prior art date
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Pending
Application number
JP3009291U
Other languages
English (en)
Inventor
洋 飯塚
Original Assignee
株式会社リズム
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社リズム filed Critical 株式会社リズム
Priority to JP3009291U priority Critical patent/JPH04124585U/ja
Publication of JPH04124585U publication Critical patent/JPH04124585U/ja
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】外界からダストカバーの内部に外気を通す通気
路を設けることにより、温度の変化による内圧の変化の
ために生ずるダストカバーの変形を防止しうるステアリ
ングタイロッドを提供すること。 【構成】パイプ化されたタイロッドのバー25をナック
ルアーム側のボールジョイントに連結したアーム31に
ねじ込み、バー25の他端にはソケット27に包設され
たベアリング28にその球部が軸受されるようにした第
2のボールジョイント33を含み、ベアリング28等を
通してダストカバー29に対する通気路32を設けるこ
とにより、ねじ嵌合の間及びバー25の中空部を通り、
溝32等を通して外気をダストカバー内に通気させるよ
うにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ステアリングリンケージに用いられるタイロッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のタイロッドとしては図6に示すようなものがあった。図6に基 づきその構造を説明すると、6はナックルアーム(図示しない)連結用ボールジ ョイント(図示しない)のソケットに一体に形成されたねじ穴6Aを有するアー ム、7はラックバー(図示しない)連結用のボールジョイントであり、それはソ ケット8と、球部9と該球部9と一体形成されたスタッド軸部10とから成るボ ールスタッド11と、球部9を包着するベアリング12と、ボールスタッド11 に取付けられた水の侵入やダストの侵入を防止するためのダストカバー13を有 している。
【0003】 14は2つのボールジョイント(7のみ図示している)を連結するタイロッド であり、タイロッド14の一端にはアーム6のねじ穴6Aにねじ込まれてナット 15Aを介して固定されるねじ部16が形成される。タイロッドの軸心には中空 部19が形成され、そこに焼入材などの芯金20が挿入されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術にあっては、ボールジョイント7に水とか、ダ ストがかかるのを防止するため、ダストカバー13でそれを密蔽しているが、温 度が変化するとダストカバー13内の圧力が変化してダストカバーの形状を変形 してしまうという問題がった。
【0005】 従って、本考案の目的は、外界からダストカバーの内部に外気を通す通気路を 設けることにより、温度の変化によるダストカバーの変形を防止しうるステアリ ングタイロッドを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するため、パイプ化されたバーの一端に形成され たねじをナックルアームに連結したボールジョイントのソケットに対し軸方向に ナットを介してねじ込み固定し、前記パイプ化されたバーの他端に連結された球 部をラックバーに連結された第2のボールジョイントのソケット内に包着された ベアリングに軸受され、前記第2のボールジョイントを覆蔽するように前記バー に装着されたダストカバーを有するステアリングタイロッドにおいて、前記パイ プ化されたバーの中空を通り前記ダストカバーの中に外気を流通させる通気路を 設けることにより上記の課題を解決した。
【0007】
【作用】
本考案は、パイプ化されたバーの一端をソケットに対してねじ止めし、他端を ダストカバーで覆蔽されたボールジョイントに連結するようにしてタイロッドを 形成し、該パイプ内を通りダストカバーの中に通じる通気路を形成したことによ り、温度が変化してもダストカバーの変形を防止することができるようにした。
【0008】
【実施例】
次に、添付図1乃至図5に基づき本考案の実施例を詳細に説明する。図1は本 考案の第1実施例を示すタイロッドの断面図、図2は本考案の第2実施例を示す タイロッドの断面図、図3乃至図5はねじの側面に補助通気路を設けたタイロッ ドのねじ部の断面図である。
【0009】 図1の第1実施例において、31はナックルアーム(図示しない)連結用ボー ルジョイント(図示しない)のソケットに一体に形成されねじ穴23を有するア ーム、33はラックバー(図示しない)をタイロッド21に連結する第2のボー ルジョイントであって、ソケット27と、球部26と該球部26と一体形成され たスタッド軸部34とから成るボールスタッド35と、ソケット27内において 球部26を包着するベアリング28と、ボールスタッド35に取付けられ第2ボ ールジョイント33のところに水が侵入したりダストが侵入したりしないように それを覆蔽するダストカバー29とから成る。
【0010】 25はパイプ化されたバーから成り、その一端にはねじ部24を形成してアー ム31のねじ穴23にねじ込まれてナット22で固定され、他端は第2のボール ジョイント33に嵌込まれている球部26を連結してラックバー(図示していな い)の右方又は左方への移動をナックルアーム(図示していない)に伝達するタ イロッド21を構成する。
【0011】 ベアリング28には本考案の一実施例によりパイプ化されたバー25の中央部 分にある軸穴30からベアリング28の中を通してダストカバー29の内部に通 じる溝32を形成する。その溝32はバー25の中空部からダストカバー29の 中に十分外気を流通させるものであれば形状は問わない。 このような構造にしたことにより、外気はナット22のねじ穴及びアーム31 のねじ穴23とバー25のねじ部24との噛合のすき間を通してバー25の中空 部に入り、そこからベアリング28の溝32を通して第2のボールジョイント3 3の外に通じ、ダストカバー29の中に流通する。このようにすれば、ダストカ バー29の中は常に外気を流通することになる。
【0012】 次に、図2に基づき、本考案の第2実施例について説明する。この第2実施例 の基本的構成はすべて第1実施例と同一である。ただ、第1実施例と違うところ は、バー48の中空部からダストカバー29への通気路をベアリング28(図1 )の中に溝32を形成して作らずに、ダストカバー29内のスタッド軸部49の 部分に透孔47を設け、そこを通して外気からダストカバー29内への通気路を 形成したことである。このようにすれば、非常に簡単に任意の通気路を形成する ことができる。
【0013】 図3乃至図5はタイロッドのバー25,48をアーム31にねじ込むために切 られたねじ部24の構造を示す断面図である。この実施例においては、空気の流 通を良くするために、ねじ部24のねじ山の側面に沿って螺旋状通し溝51,5 2,53を形成した。その形状はどのようなものでもよいが、ねじ嵌合によって ねじ山が損傷しない程度の位置及び大きさのものが望ましい。
【0014】 例えば、図3の実施例ではねじ山の側面上部に螺旋状溝を設け、図4の実施例 ではねじ山の側面中央部に螺旋状溝を設け、図5の実施例ではねじ山の側面下部 に螺旋状溝を設けた。この空気流通用の螺旋状溝51,52,53は、補助的な 通気路を形成し、それがなくともねじ山の嵌合部のすき間とか底部を通して通気 されるのであるが、これらの螺旋状溝を通して更に十分な通気を行なうことがで きる。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、外界からタイロッドのパイプ化されたバ ーの中空部を通しダストバーの中に通る通気路を設けることによって、温度が変 化してもダストカバー内の圧力が変化しないようにしたことにより、効果的にダ ストカバーの変形を防止しうるようにした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示すタイロッドの断面図
【図2】本考案の第2実施例を示すタイロッドの断面図
【図3】タイロッドのねじ部の形状を示す断面図
【図4】タイロッドのねじ部の他の形状を示す断面図
【図5】タイロッドのねじ部の更に他の形状を示す断面
【図6】従来のタイロッドの破断断面図
【符号の説明】
21,41:タイロッド 22:ナット 23:ねじ穴 24:ねじ部 25,48:バー 26,46:球部 27,43:ソケット 28,44:ベアリング 29:ダストバー 30,45:軸穴 31:アーム 32:溝 33,42:第2ボールジョイント 34,49:スタッド軸部 35,50:ボールスタッド

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプ化されたバーの一端に形成されたね
    じをナックルアームに連結したボールジョイントのソケ
    ットに対し軸方向にナットを介してねじ込み固定し、前
    記パイプ化されたバーの他端に連結された球部をラック
    バーに連結された第2のボールジョイントのソケット内
    に包着されたベアリングに軸受され、前記第2のボール
    ジョイントを覆蔽するように前記バーに装着されたダス
    トカバーを有するステアリングタイロッドであって、前
    記パイプ化されたバーの中空を通り前記ダストカバーの
    中に外気を流通させる通気路を設けたことを特徴とする
    ステアリングタイロッド。
  2. 【請求項2】前記通気路は前記ベアリングを通して穿設
    された溝等を含むことを特徴とする請求項1記載のステ
    アリングタイロッド。
  3. 【請求項3】前記通気路は前記パイプ化されたバーの側
    部に穿設した透孔を含むことを特徴とする請求項1記載
    のステアリングタイロッド。
JP3009291U 1991-04-30 1991-04-30 ステアリングタイロツド Pending JPH04124585U (ja)

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JP3009291U JPH04124585U (ja) 1991-04-30 1991-04-30 ステアリングタイロツド

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JP3009291U Pending JPH04124585U (ja) 1991-04-30 1991-04-30 ステアリングタイロツド

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4316722Y1 (ja) * 1964-10-21 1968-07-11
JPS62128320A (ja) * 1985-11-30 1987-06-10 Toshiba Corp ポインテイングデバイスにおける位置制御方式

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4316722Y1 (ja) * 1964-10-21 1968-07-11
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