JPH04124485U - 表面磁束密度測定装置 - Google Patents
表面磁束密度測定装置Info
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- JPH04124485U JPH04124485U JP3915291U JP3915291U JPH04124485U JP H04124485 U JPH04124485 U JP H04124485U JP 3915291 U JP3915291 U JP 3915291U JP 3915291 U JP3915291 U JP 3915291U JP H04124485 U JPH04124485 U JP H04124485U
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Landscapes
- Measuring Magnetic Variables (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 複写機やファクシミリ、レーザープリンタ等
の電子写真方式現像装置に用いられるマグネットロー
ル、磁気エンコーダ用磁石、モーター駆動用磁石その他
の磁石の表面磁束密度の測定装置に関し、磁石表面から
感磁素子までの距離を正確に規定すべく、磁束密度測定
プローブ表面からそれに内蔵した感磁素子の深さを正確
に特定し、磁石表面から0.1mm程度の小さな距離で
の磁束密度の正確な測定を可能となした。 【構成】 ホール素子2若しくは磁気抵抗素子など微少
有効面積を有する感磁素子の深さ位置が特定されてお
り、且つその深さ位置の誤差が±0.05mm以内の磁
束密度測定プローブ3を用いた。
の電子写真方式現像装置に用いられるマグネットロー
ル、磁気エンコーダ用磁石、モーター駆動用磁石その他
の磁石の表面磁束密度の測定装置に関し、磁石表面から
感磁素子までの距離を正確に規定すべく、磁束密度測定
プローブ表面からそれに内蔵した感磁素子の深さを正確
に特定し、磁石表面から0.1mm程度の小さな距離で
の磁束密度の正確な測定を可能となした。 【構成】 ホール素子2若しくは磁気抵抗素子など微少
有効面積を有する感磁素子の深さ位置が特定されてお
り、且つその深さ位置の誤差が±0.05mm以内の磁
束密度測定プローブ3を用いた。
Description
【0001】
本考案は、複写機やファクシミリ、レーザープリンタ等の電子写真方式現像装
置に用いられるマグネットロール、磁気エンコーダ用磁石、モーター駆動用磁石
その他の磁石の表面磁束密度の測定装置に関する。
【0002】
従来、マグネット作用面(磁石表面)から発せられる磁束密度量の測定は、一
般にホール素子或はMR(磁気抵抗)素子などの感磁素子を用いて測定する方法
が工業磁気製品の特性の規定に汎用されている。
【0003】
しかし、測定される磁束密度はマグネット作用面から感磁素子までの距離に依
存し、測定の対象となるマグネットや測定装置が持つ寸法上の変動に依存してい
る。例えば、単純な磁極からの磁束密度は距離の2乗に反比例して減少する。と
ころが、互いに接近した多極磁極から発する磁束密度は複雑な磁力線パターンを
形成し、単純には距離の2乗に反比例するとは言えない。しかし、磁束密度が距
離に大きく依存することは事実である。
【0004】
ところが、現実にはかかる寸法上の変動を無視し、マグネット作用面と感磁素
子の距離を特定せず、マグネット作用面と素子を保持する構造体(プローブ)の
表面からの距離をもって代用し測定しているので不正確な磁束密度を正確なもの
として扱っている不都合がある。特に、マグネット作用面からの距離が小さい場
合には磁束密度の距離依存勾配が大きく、測定誤差が許容出来ない程度に大き
い、磁束密度測定プローブ中のホール素子の位置が深い位置にある場合には小
さな距離での測定が実際的にできない、等の問題が放置されたままとなっている
。特に、直接接触式電子写真現像法用のマグネットロールでは、マグネットロー
ル表面やその表面から0.1mm程度の小さな距離での磁束密度が重要であるが
、これらの測定は工業的な測定法では不可能か極めて困難なのである。即ち、感
磁素子の磁束密度測定プローブ表面からの深さを特定せず、結果的に感磁素子と
マグネット作用面の距離を正確に特定せずに磁束密度の測定が行われている。当
然ながら、かかる状態のプローブを用いると個々のプローブ間のばらつきも大き
く、相互に互換性のある測定をすることができない。
【0005】
本考案は前述の状況に鑑み、上記した問題を解消するためになされたものであ
り、磁石表面から感磁素子までの距離を正確に規定すべく、磁束密度測定プロー
ブ表面からそれに内蔵した感磁素子の深さを正確に特定し、磁石表面から0.1
mm程度の小さな距離での磁束密度の正確な測定を可能となした表面磁束密度測
定装置の提供を目的とするものである。
【0006】
本考案者らは、測定値の信頼性を確保するために鋭意検討の結果、本考案を完
成した。即ち、本考案はマグネットの作用面から発せられる磁束密度を測定する
に当たり、測定点の磁束密度を測定する感磁素子と該マグネット作用面からの距
離を特定可能なように磁束密度測定プローブ表面からの感磁素子の深さを特定し
た磁束密度測定プローブを用い、且つその深さ誤差が0.05mm以内である表
面磁束密度測定装置を構成した。
【0007】
本考案で用いる磁束密度測定プローブはホール素子を埋設したものか、磁気抵
抗素子を用いたMRセンサーである。ホール素子プローブがより一般的である。
以下、ホール素子を埋設したプローブを例により具体的に説明する。
【0008】
図1及び図2に示すように、感磁面1の有効面積0.2mm×0.2mmのホ
ール素子2を埋設した筒状プローブ3をガウスメーター4に接続し、外径16m
m,内径14mmのリング状磁性体の周囲に40極の微細な間隔の着磁を行った
磁石表面5から0.1mmの位置に、従来仕様のプローブ3先端を置き、同一仕
様の4本のプローブについて繰り返し表面磁束密度ピーク値を測定した。各々の
プローブ3における測定平均値は322ガウス、290ガウス、276ガウス及
び269ガウスと大きく異なっていた。これは、プローブ3先端表面からのホー
ル素子2の感磁面1の深さが各々異なるためである。
【0009】
そこで、ホール素子2の感磁面1の深さdがプローブ表面から各々0.12m
m、0.15mm、0.19mmの深さにあるプローブ3,…を作製し、同様の
測定に供したところ、各測定平均値は328ガウス、316ガウス、307ガウ
スと概ね同一の測定値を示し、互換性のある信頼性の高い測定が可能であること
がわかった。
【0010】
また、深さ0.15mmのプローブを基準とすべく、深さ0.12mmのプロ
ーブについては磁石表面5とプローブ先端の距離を0.13mm、深さ0.19
mmのプローブについては0.06mmに設定して、各プローブ3での磁石表面
5とホール素子2の感磁面1距離Lが一定になるようにして同様に測定したとこ
ろ、各々315ガウス、316ガウス、320ガウスとなり、ほぼ均整な測定が
可能であった。
【0011】
通常の測定方式では、プローブ3先端の位置をもって規定距離を設定するのが
便利であるので、測定誤差を±5%以内にするためには、センサー素子の感磁面
1の深さ誤差を0.05mm以内とすれば実用上許容できる精度での測定が可能
となり好適である。
【0012】
以上に説明したように、本考案の表面磁束密度測定装置によれば、ホール素子
若しくは磁気抵抗素子など微少有効面積を有する感磁素子の深さ位置が特定され
ており、且つその深さ位置の誤差が±0.05mm以内の磁束密度測定プローブ
を用いたので、磁石表面から0.1mm程度の小さな規定距離での5%以内の正
確な表面磁束密度を測定できるのである。
【図1】ホール素子埋め込み型の磁束密度測定プローブ
を用いた表面磁束密度測定装置の一例を示す簡略説明図
を用いた表面磁束密度測定装置の一例を示す簡略説明図
【図2】磁束密度測定プローブと磁石表面との位置関係
を示す簡略配置図
を示す簡略配置図
1 感磁面
2 ホール素子
3 プローブ
4 ガウスメーター
5 磁石表面
Claims (1)
- 【請求項1】 ホール素子若しくは磁気抵抗素子など微
少有効面積を有する感磁素子の深さ位置が特定されてお
り、且つその深さ位置の誤差が±0.05mm以内の磁
束密度測定プローブを用いたことを特徴とする表面磁束
密度測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3915291U JPH04124485U (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 表面磁束密度測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3915291U JPH04124485U (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 表面磁束密度測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04124485U true JPH04124485U (ja) | 1992-11-12 |
Family
ID=31920518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3915291U Pending JPH04124485U (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 表面磁束密度測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04124485U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50130480A (ja) * | 1974-03-29 | 1975-10-15 |
-
1991
- 1991-04-26 JP JP3915291U patent/JPH04124485U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50130480A (ja) * | 1974-03-29 | 1975-10-15 |
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