JPH04122895A - 金属燃料の製造装置 - Google Patents

金属燃料の製造装置

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JPH04122895A
JPH04122895A JP2245400A JP24540090A JPH04122895A JP H04122895 A JPH04122895 A JP H04122895A JP 2245400 A JP2245400 A JP 2245400A JP 24540090 A JP24540090 A JP 24540090A JP H04122895 A JPH04122895 A JP H04122895A
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JP
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cell
fuel
robot
assembly
opening
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Application number
JP2245400A
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English (en)
Inventor
Mizuo Tsuruoka
鶴岡 瑞夫
Isao Kakehi
掛樋 勲
Toshitaka Kuroki
黒木 敏高
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、原子炉、特に高速増殖炉の燃料として用いら
れる金属燃料の製造装置に関する。
(従来の技術) 第10図は、従来の金属燃料の製造装置における工程フ
ローを示すもので、金属燃料の乾式再処理は、金属燃料
が活性の高い金属であり、また電解精製等のヒユームを
発生する工程を含むことがら、すべての工程をアルゴン
雰囲気に保った密閉セルの中に置くことが必要とされて
いる。
ます、第10図を参照して金属燃料の製造プロセスを説
明する。
使用済金属燃料101は、使用済燃料搬入ポートからホ
ットセル内に搬入された後、使用済燃料解体・剪断機に
セットされる。この集合体解体・剪断工程102では、
まず解体機で使用済燃料集合体に設けられているハンド
リングヘッドおよびエントランスノズルを切断し、さら
に燃料要素を包み込んで燃料集合体を構成しているラッ
パ管内から、内部の燃料要素を取出す。このラッパ管内
から内部の燃料要素を取出す方法としては、ラッパ管を
切断装置で切断する方法と、ラッパ管内から内部の燃料
要素を押出す方法とがある。
次に、取出された燃料要素は、次工程の溶解等に適した
長さに剪断される。この燃料要素を剪断する方法として
は、燃料要素を束の状態で切断する方法と、1本毎に切
断する方法とがある。
以上の工程を経た段階で、使用済金属燃料101は、次
の電解精製工程104での溶解等に適した長さの剪断ピ
ン103となる。この剪断ピン103は、電解精製工程
104において、電解槽に投入される。
この電解槽は、電解槽、溶融陽極金属、溶融塩電解質、
かご状容器、陰極、ヒータ、および撹拌装置等で構成さ
れており、剪断ピン10Bは、かご状容器(以下、陽極
バスケットと称す)に収容された状態で、電解槽に投入
される。
電解精製の原理を、第11図を参照して説明する。
電解精製装置は、溶融陽極金属121、溶融塩電解質1
22、これらを内蔵する電解槽123、被覆管に覆われ
たままあるいは被覆管を取り除いて適切な大きさに切断
した使用済金属燃料片124、この使用済金属燃料片1
24を内蔵しかつその使用済金属燃料片124が外部に
出ないような大きさの多数の開口を有する金網あるいは
多孔板等でできた容器で溶融陽極金属121中にある陽
極バスケット125、固定あるいは電気的に絶縁材であ
る材料でできた容器に入れられた溶融金属でできた陰極
126、電解槽123を加熱・保温するヒータ127、
電解槽123の放熱を抑制する断熱材128、および撹
拌装置129等で構成されている。
ここで、溶融陽極金属121としてカドミウムを、溶融
塩電解質122として塩化物を用いた場合を例に採って
、作用を説明する。
陽極バスケット125に収容された使用済金属燃料片1
24から、使用済金属燃料に含まれる有用な原子燃料成
分および不要な核分裂生成物が溶融陽極カドミウムに溶
解する。このとき、被覆管および核分裂生成物の一部は
、溶解せずに残滓として残る。さらに、プルトニウム、
ウラニウム等の有用な原子燃料成分は、溶融陽極カドミ
ウム121から溶は出し、溶融塩電解質122中で塩化
物となる。ここで、溶融塩電解質122中に陰極126
を挿入し、陰極126を負に溶融陽極カドミウム121
を正になるように電位を印加すると、有用な原子燃料成
分は還元されて陰極126の表面に析出する。
以上に示した作用により、有用な原子燃料成分と不要な
核分裂生成物とが混合された状態で含まれている使用済
金属燃料から、プルトニウム、ウラニウム等の有用な原
子燃料成分のみを抽出・濃縮・回収できる。
前記電解精製工程104において、固体陰極105上に
析出したデンドライト状の金属ウラニウムは、固定陰極
析出物回収工程106で固体陰極105から削り取られ
て、るつぼに収納され、溶解装置で溶解して金属と塩と
を2相に分離した後、塩分離装置で塩を取り除いてUイ
ンゴット107を得る。
また、Cd陰極108に回収されたプルトニウム/ウラ
ニウム合金は、塩分離装置で上面の塩を取り除いた後、
Cd蒸留工程109でCdを蒸留分離し、さらに溶解装
置で溶解してP u / Uインゴット110を得る。
前記固体陰極析出物回収装置等で得られたウラニウムあ
るいはプルトニウム/ウラニウム合金のインゴット10
7,110は、第10図に示すように、成分調整用金属
とともに、るつぼで溶解し、射出成型工程111で成型
される。
第12図(a)〜(g)に射出成型工程111の概念図
を示す。
射出成型装置は、第12図(a)に示すように、ルツは
131、このるつは131に収納された前記ウラニウム
あるいはプルトニウム/ウラニウム合金のインゴット1
32、加熱コイル133、鋳型134、るつぼ昇降装置
135、およびこれらを収納する気密性の容器136で
構成されている。
るつぼ131に収納されているインゴット132は、第
12図(b)に示すように、加熱コイル133で加熱溶
解される。このとき、気密性の容器136内は、真空に
保たれている。この状態で、るつぼ昇降装置135によ
り、溶解されたウラニウムあるいはプルトニウム/ウラ
ニウム合金の入ったるつぼ131が上昇し、第12図(
c)に示すように、鋳型134の先端が、るつは131
の底部近くまで挿入される。
次に、第12図(d)に示すように、容器136内に不
活性な気体を送り込むと、鋳型134の内外の差圧によ
り、溶解されたウラニウムあるいはプルトニウム/ウラ
ニウム合金が鋳型134の内部に流入する。
この状態で、第12図(e)に示すように、冷却気体を
送り込み、鋳型134の内部のウラニウムあるいはプル
トニウム/ウラニウム合金が凝固した後、第12図(f
)に示すように容器136を取り除く。さらに、鋳型1
34を取り除くことによって、第12図(g)に示すよ
うに、所定のウラニウムあるいはプルトニウム/ウラニ
ウム合金の燃料棒が得られる。
なお、金属燃料乾式再処理の射出成型工程111では、
鋳型134を石英ガラス等の耐熱性が高く、かつ容易に
破砕できるものにしたことに特徴がある。
射出成型工程111で作られた燃料スラグは、第10図
に示すように、燃料スラグ検査工程112および燃料要
素加工工程113に移る。
射出成型工程111て作られた燃料スラグは、まず燃料
スラグ切断・検査工程で所定の長さに切断し、外径精度
・重量・真直度等を検査する。さらに、予め下部端栓を
溶接しである被覆管に、ボンドNaとともに挿入し、端
栓を溶接して封入する。なお、燃料スラグ切断・検査工
程を含めて射出成型工程と呼ぶこともある。
ボンドNaおよび燃料スラグを挿入し端栓を溶接した燃
料要素は、ボンドNa溶融工程で直立状態で加熱される
。この結果、燃料スラグは被覆管内の下端がボンドNa
に浸された状態となる。この状態で、冷却・固化するこ
とにより、再び水平にしてもボンドNaは移動しない。
ボンドNa溶融工程の後、端栓溶接部の検査および燃料
スラグ位置確認を行ない、ワイヤラッピング工程で燃料
ピンにスペーサワイヤを巻き付ける。その後、スペーサ
ワイヤの固定部(溶接部)の健全性の確認と外観検査と
を実施する。
完成した燃料要素114は、第10図に示すように、集
合体組立工程115でエントランスノズルに組込み、さ
らに、予めハンドリングヘッドを溶接したラッパ管を被
せ、エントランスノズルとラッパ管とか溶接される。こ
れにより、燃料集合体が完成する。完成した燃料集合体
は、曲がり・傷等の検査を実施した後、新燃料116と
して新燃料搬出ポートから搬出する。
(発明が解決しようとする課題) 前記従来の金属燃料の製造方式において、金属燃料は、
電解精製工程で除去しきれないアクチノイド元素、核分
裂生成物を含有するため、強い放射能を有しており、ま
たアルゴン雰囲気で取扱わなければならないため、装置
全体をアルゴンセル内に設置して遠隔操作を必要とする
。このため、人手による保守点検、補修作業は容易でな
く、極めて信頼性の高い装置あるいは二重化が要請され
、これか建設費の上昇を招いている。
また、操業中は、解体・剪断装置からの燃料粉末の飛散
、電解精製装置等からの金属ヒユームの飛散等により、
セル内および装置表面が放射能で汚染されているため、
万一装置が故障すると、これらを除染して放射能レベル
を低減した後、被曝、汚染防止のためのフロッグマンス
ーツを着た作業員による補修作業を必要とし、作業能率
が低下する。さらに、補修後も、清浄なアルゴン雰囲気
に戻すための準備運転が必要である。
このように、装置か一旦故障すると、長期間の操業停止
を余儀なくされ、補修コストは高価なものとなる。また
、作業員の被曝も問題となる。
ところか、これらの理由から遠隔操作を実現するために
装置を自動化すると、自動化の程度に比例して故障の頻
度も高くなり、かつ自動化のための電子回路、特にその
中に用いられる半導体が放射線に弱いため、高被爆下で
は、長期間の使用に耐えないという問題がある。
これらの問題を解決するには、■通常運転でも放射能汚
染が発生する工程と発生しない工程とにセルを分け、か
つ前者から後者への汚染の拡散を防止する方策を講じる
こと、■前者セル内装置の機能は、できる限り単純化し
て故障頻度を減らすとともに、故障時には、遠隔保守す
るか作業員が容易に接近できる場所まで当該装置を移動
できること、■個々の装置の機能の単純化を補うため、
汎用の自動操作手段(例えばロボット)を設け、かつそ
の補修手段、被曝低減手段は別途考慮すること、■後者
セルは、作業員か被曝せずに接近できるようにすること
、か必要となる。
本発明は、このような点を考慮してなされたもので、故
障の頻度を低減し、保守点検作業および故障時の補修作
業の容易化、被曝低減および期間短縮を図ることができ
る金属燃料の製造装置を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は、前記目的を達成する手段として、使用済燃料
を解体・剪断するための解体・剪断装置と、剪断した燃
料からウランおよびプルトニウムを分離精製するための
電解精製装置と、精製したウランおよびプルトニウムを
燃料スラグに成型するための成型装置と、成型した燃料
スラグをボンド材とともに被覆管に充填・封止して燃料
要素を仕上げるための充填・端栓溶接装置と、前記各装
置の操作および保守点検を行なうための移動可能なロボ
ットと、前記燃料要素の漏洩の有無を検査するだめの漏
洩検査装置と、前記燃料要素を集合体に組上げるための
集合体組立装置と、開閉口を介して順次連設された第1
セル、第2セルおよび第3セルとを備え、前記第1セル
内をアルゴン雰囲気とするとともに、その内部に、前記
ロボットおよびこのロボットで取扱われる前記各装置を
それぞれ設置し、かつ前記第2セル内を空気雰囲気とす
るとともに、その内部に、前記漏洩検査装置を設置し、
さらに前記第3セル内を空気雰囲気とするとともに、そ
の内部に、前記集合体組立装置を設置するようにしたこ
とを特徴とする。
(作 用) 本発明に係る金属燃料の製造装置において、通常運転時
においても金属粉末や金属ヒユームの飛散により放射能
汚染を起こすおそれのある、使用済燃料の解体・剪断か
ら燃料要素の仕上げまでは、アルゴン雰囲気の第1セル
内に設置され、汚染は、この第1セル内に限定される。
この第1セル内の各装置は、その機能が可能な限り単純
化され、故障頻度の低減および耐放射線性の向上を図っ
ている。そして、単純化した機能を補充するため、第1
セル内には移動可能なロボットが設置され、このロボッ
トにより自動操作がなされる。また、このロボットは、
その移動により、保守・補修し易い位置(作業員が接近
し易い位置)あるいは放射能被曝の少ない位置に退避で
きる。また、このロボットを用いて、第1セル内の各装
置の保守・補修も可能となる。
このようにして仕上がった燃料要素は、開閉口を介して
第2セルに移送され、漏洩検査がなされるが、開閉口を
エアロツク構造とすることにより、汚染物の流入が防止
される。
なお、第2セル内に移送された燃料要素は、端栓溶接の
不良によって内部の燃料スラグの屑等の微粉が表面にし
み出し、セル内を汚染する可能性は零ではないが、汚染
レベルは、第1セルに比べてかなり低く、またこのよう
な場合でも、燃料スラグがセル内雰囲気に急激に触れる
ことはないので、第2セル内雰囲気は空気でよい。
第2セル内での検査に合格した燃料要素は、開閉口を介
し第3セル内に移送され、集合体に組上げられる。この
第3セルには、検査に合格したもののみが搬入されるの
で、汚染は零であり、雰囲気も空気でよい。ただし、燃
料要素から発生するγ線、中性子等による外部被曝があ
るので、作業員による保守・補修作業の際には、燃料要
素または集合体は、開閉口を介し第2セルに退避させる
(実施例) 以下、本発明の第1実施例を第1図を参照して説明する
図において、符号1はアルゴン雰囲気に維持される第1
セル2に設けられた使用済燃料搬入ポートであり、使用
済金属燃料は、この使用済燃料搬入ポート1から第1セ
ル2内に搬入され、使用済燃料解体・剪断装置3にセッ
トされて解体されるようになっている。
第1セル2は、平面概略円形をなしている。この第1セ
ル2内には、使用済燃料解体・剪断装置3の出側に、周
方向にそって、電解精製装置4、陰極置場5、塩再生装
置6、カドミウム再生装置7、塩保管場所8、ジルコニ
ウムを適量添加するための調整用金属受入装置9、ウラ
ン・プルトニウムインゴット置場10、射出成型装置ユ
1、および充填・端栓溶接装置〕2か順次段けられ、第
1セル2の中心部には、回転移動して前記各装置を取扱
うためのロボット]3が設置されている。
この第1セル2には、開閉口14を介して、空気雰囲気
の第2セル15が連設されており、この第2セル15内
には、漏洩検査装置16、除染装置17および集合体退
避場所18かそれぞれ設けられている。
第2セル15には、開閉口19を介して、空気雰囲気の
第3セル20が連設されており、この第3セル20内に
は、ボンドナトリウム溶融装置21、ワイヤラッピング
装置22、燃料棒検査装置23、および集合体組立装置
24がそれぞれ設置されている。そして、組上げられた
燃料集合体は、新燃料搬出ポート25から搬出されるよ
うになっている。
次、に、本実施例の作用について説明する。
使用済金属燃料は、使用済燃料搬入ポート1から第1セ
ル内に搬入され、使用済燃料解体・剪断装置3にセット
される。そしてここで、燃料は解体され、燃料要素が束
ごと取出されて剪断され、陽極バスケット(図示せず)
に投入される。
陽極バスケットは、ロボット13により電解精製装置4
に移載され、金属燃料となるウランまたはウラン・プル
トニウム混合インゴットに精製される。
精製されたインゴットは、ロボット13により射出成型
装置11に移載され、所定の直径を持つ燃料スラグに射
出成型され、所定の長さに切断される。
次いで、燃料スラグは、ロボット13により充填・端栓
溶接装置12に移載される。ここには、図示しないポー
トから、予め下部端栓を溶接しである被覆管、ナトリウ
ム金属棒および上部端栓が搬入してあり、この被覆管に
、ナトリウム金属棒と前記燃料スラグとが充填される。
そしてその後、上部端栓が装着され、例えばTIG溶接
により被覆管が封止されて燃料要素か構成される。
この燃料要素は、開閉口14を介して第2セル15に移
送されるが、開閉口14はエアロツク構造となっており
、第1セル2のアルゴンと第2セルの空気とが互いに交
流することか防止される。
第2セル15に搬入された燃料要素は、まず漏洩検査装
置16に送り込まれ、漏洩の有無か検査され、合格品は
、除染装置17で表面が汚染された後、開閉口19を介
して第3セル20に移送される。この開閉口19も、エ
アロツク構造となっており、両セル15.20間の空気
の交流が防止される。
なお、漏洩検査不合格品は、開閉口14を通して不良品
仮置場(図示せず)に−時保管され、複数本まとめて使
用済燃料解体・剪断装置3で剪断され、前述の工程を経
て再利用される。
第3セル20に搬入された燃料要素は、ボンドナトリウ
ム溶融装置21によって内部のナトリウム金属棒が溶融
され、冷却固化した後、ワイヤラッピング装置22によ
って表面にスペーサワイヤが巻付けられ、燃料棒検査装
置23で外観、寸法等の検査がなされる。
合格燃料要素は、集合体組立装置24で集合体に組立て
られ、新燃料搬出ポート25から搬出される。不合格燃
料要素は、開閉口19を介し第2セル15に搬入される
とともに、開閉口14を介して第1セル2に戻され、漏
洩検査不合格品とともに、剪断、再利用される。
なお、第3セル20にある燃料要素あるいは燃料集合体
は、必要に応じ開閉口19を介して第2セル15の集合
体退避場所ユ8に退避させることができる。
このように、使用済燃料の解体・剪断から燃料要素の仕
上げまでの工程で発生する燃料金属粉末や金属ヒユーム
等の放射能汚染物は、第1セル2に閉じ込められ、第2
セル15に流入することはない。
第2セル15においては、金属燃料は燃料要素に密閉さ
れているので、清浄時は汚染されることはない。ただし
、端栓溶接の不良が発生していると、燃料スラグの微粉
が溶接不良部を通って表面にしみ出る可能性はあるか、
これによる第2セル15内の汚染発生の確率は極めて低
く、しかもその汚染程度は、第1セル2に比べかなり低
い。
また、第3セル20は、漏洩検査に合格した燃料要素の
みが搬入されるので、異常時を含めても汚染の発生はな
い。
このように、セルを第1セル2、第2セル15および第
3セル20の3つに区分しているので、汚染レベルを3
段階に区分することができ、汚染の拡散を制限すること
ができる。
また、第1セル2内の装置は、複雑な動作をロボット1
3に代行させ、個々の装置は単純化しているので、故障
頻度の低減および耐放射線性の向上を図ることができる
。また、ロボット13は、回転移動できるので、不使用
時は燃料から遠ざかることができ、放射線被曝を低減さ
せることができる。
また、第2セル15は、第1セル2に比べて汚染のレベ
ルはかなり低いので、保守時に除染しないままで、簡易
防護服着用の作業員により作業が可能である。また、第
3セル20は汚染がないので、集合体等を第2セル15
に退避させることにより、作業員は放射線被曝を受ける
ことなく保守作業ができる。第3セル20内の各装置は
、複雑な組立機械であるため、第1セル2、第2セル1
5内の各装置に比べて保守・補修頻度が高くなると予想
されるが、第3セル20内での作業が容易であることは
、大きな実用的効果がある。
第2図は、本発明の第2実施例を示すもので、前記第1
実施例における第1セル2を、上層セル26と下層セル
27とから構成するようにしたものである。
すなわち、第2図は、第1図の■−■線断面相当図であ
り、上層セル26は、前記第1実施例における第1セル
2と同一の平面形状をなし、使用済燃料解体・剪断装置
3等は、この上層セル26に設置されている。
一方、ロボット13は、昇降アーム28.29により上
層セル26と下層セル27との間を昇降できるようにな
っており、通常運転時には、ロボット13は第2図に示
すように上層セル26にあるか、不動作時には、ロボッ
ト13は下層セル27に下降し、上層セル26との連通
部は、遮蔽体30により閉止されるようになっている。
そしてこれにより、ロボット13は、放射線被曝から防
護されるようになっている。
昇降アーム28.29の上部には、第2図に示すように
、台座31が固設されており、この台座31上には、昇
降台32が摺動可能に設置され、ロボット13を構成す
る固定ロボット34は、この昇降台32上に設置されて
いる。そして、これにより、固定ロボット34は、軸3
3廻りに回転できるようになっている。
また、上層セル26に設置される各機種3,4゜5、 
6. 7.8. 9. 10. 11. 12 (第1
図参照)には、第2図に塩保管場所8を例に採って示す
ように、車輪35がそれぞれ設けられ、昇降台32上に
移載できる構造になっている。
この移載作業および移載作業前の固定具、配線あるいは
配管を着脱する作業は、前記ロボット13によって行な
うようになっており、また、使用済燃料解体・剪断装置
3等のように、そのままでは昇降台32上に移載できな
い長大物は、ロボット13により分割することができる
構造になっている。
なお、その他の点については、前記第1実施例と同一構
成となっており、作用も同一である。
このように、ロボット13を下層セル27に降ろすこと
により、ロボット13を放射線被曝から防護することが
できるとともに、ロボット13の保守・補修時にも、下
層セル27にロボット13を降ろして行なうことにより
、作業員が接近して作業を行なうことができる。
なお、下層セル27もアルゴン雰囲気となるので、作業
員はフロッグマンスーツの着用が必要となるが、下層セ
ル27の汚染レベルは低く、上層セル26からの放射線
は、遮蔽体30で遮蔽されるので、事前の除染作業は必
要なく、かつ作業中の放射線被曝も低減できる。
また、本実施例では、上層セル26内に設置した各機構
3.4,5,6,7,8,9,1011.12も、下層
セル27内に搬入することかできるので、これらの保守
・補修および予偏装置との入替も、下層セル27内で行
なうことかでき、補修期間の短縮を図ることができる。
第3図は、本発明の第3実施例を示すもので、前記第2
実施例における下層セル27に、開閉口36を介してセ
ル37を連設するようにしたものである。
すなわち、開閉口36は、エアロツタ構造になっており
、またセル37内は、作業員がフロッグマンスーツを着
用せずに入室できるよう、空気雰囲気となっている。
なお、その他の点については、前記第2実施例と同一構
成となっており、作用も同一である。
このように、下層セル27に搬入した機器を、例えば公
知の無人搬送車等を用いて、セル37にさらに移送する
ことにより、空気雰囲気で作業を行なうことができ、作
業がより容易となる。
第4図は、本発明の第4実施例を示すもので、前記第3
実施例の上層セル26の上部に上端セル38を追設し、
第1セル2を三層構造としたものである。
すなわち、上層セル26の上部には、上端セル38が設
置されており、この上端セル38内には、増設装置39
.40が設置され、ロボット13は、この上端セル38
まで上昇可能となっている。
なお、その他の点については、前記第3実施例と同一構
成となっており、作用も同一である。
このように、上端セル38を設けることにより、増設装
置39.40を設置することができ、しかもその移送は
、ロボット13で行なうことができる。
なお、本実施例においては、遮蔽体30上に回転台を設
け、この回転台上にロボット13とは別のロボットを設
けることもできる。この場合、両口ボットを昇降させず
、物流専用の昇降台を、台座31、昇降台32および遮
蔽体30を貫通して設けることか好ましい。そしてこれ
により、昇降荷重が軽くなって、機構を簡略化できる。
第5図は、本発明の第5実施例を示すもので、前記第1
実施例における回転自在なロボット13および漏洩検査
装置16に代え走行ロボット41およびX線検査装置4
4を用いるようにしたものである。
すなわち、走行ロボット41は、第1セル2内に敷設さ
れた走行レール42と、この走行レール42上を走行す
るロボット本体43とから構成されており、ロボット本
体43を走行させることにより、前記第1実施例におけ
るロボット13と同一機能が得られるようになっている
また、X線検査装置44は、前記第1実施例における漏
洩検査装置10に代えて第2セル15内に設置されてい
る。このX線検査装置44は、第1セル2から搬入され
た燃料要素の端栓溶接部の健全性を、X線を用いて検査
するようになっている。
また、第3セル20内には、前記第1実施例においては
第2セル15に設置した漏洩検査装置16が設置されて
おり、燃料集合体の漏洩の有無の確認検査を行なうよう
になっている。
なお、その他の点については、前記第1実施例と同一構
成となっており、作用もほぼ同一である。
このように構成しても、前記第1実施例と同様の効果が
期待できるとともに、検査が、X線検査装置44と漏洩
検査装置16との両方で行なわれるため、信頼性をより
高めることができる。
第6図ないし第8図は、本発明の第6実施例を示すもの
で、前記第5実施例における走行ロボット41周りの構
造を変更したものである。
すなわち、走行ロボット41の走行レール42は、第1
セル2の床面に設けた溝45内に敷設されており、この
走行レール42上には、ロボット本体43を搭載する走
行台車46が設置され、走行レール42に沿って走行す
るようになっている。
この走行台車46の上面は、第7図および第8図に示す
ように、第1セル2の床面と面一に設置されている。ま
た、第1セル2内の各機構3,4゜5.6,7,8,9
,10,11.12の下面には、第7図および第8図に
使用済燃料解体・剪断装置3および射出成型装W11に
ついて示すように、車輪35かそれぞれ設けられている
。そしてこれにより、走行ロボット41を操作して、走
行台車46上に移載できるようになフている。
この移載作業および移載作業前の固定具、配線あるいは
配管を着脱する作業は、走行ロボット41で行なわれる
ようになっている。また、使用済燃料解体・剪断装置3
等のように、そのままでは走行台車46上に移載できな
い長大物は、走行ロボット41により分割することがで
きる構造になっている。
なお、その他の点については、前記第5実施例と同一構
成となっており、作用も同一である。
このように構成することにより、走行ロボット41のみ
ならず、第1セル2内の各機構3,4゜5.6,7,8
,9,10,11.12も、保守・補修の目的で、作業
の容易な場所あるいは放射能被曝の低い場所に移動させ
ることができ、予備装置との入替も容易である。この結
果、補修期間の短縮か可能となる。
第9図は、本発明の第7実施例を示すもので、前記第6
実施例における第1セル2に、開閉口47を介してセル
48を連設するようにしたものである。
すなわち、第1セル2の長手方向一端には、第9図に示
すように、遮蔽扉(図示せず)を有する開閉口47を介
しセル48か連設されており、走行ロボット41は、遮
蔽扉を開放することにより、セル48内まで走行できる
ようになっている。
なお、その他の点については、前記第6実施例と同一構
成になっており、作用も同一である。
そして本実施例においては、第1セル2内の各機構3,
4,5,6,7,8,9.10,11゜12をセル48
内に搬入し、開閉口47の遮蔽扉を閉じることにより、
放射線被曝がかなり低減した場所で作業を行なうことが
できる。また、前記第3実施例のように、セル48に、
エアロツタ構造の開閉口を介し空気雰囲気のセルを連設
するようにすることにより、空気雰囲気のセル内での保
守・補修作業が可能となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、故障の頻度を低
減させることができるとともに、保守点検作業あるいは
故障時の補修作業の容易化、被爆量の低減および作業期
間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係る金属燃料の製造装置
を示す平面図、第2図は本発明の第2実施例を示す第1
図■−■線断面相当図、第3図は本発明の第3実施例を
示す第2図相当図、第4図は本発明の第4実施例を示す
第3図相当図、第5図は本発明の第5実施例を示す第1
図相当図、第6図は本発明の第6実施例を示す第5図相
当図、第7図は第6図の■−■線拡線断大断面図8図は
射出成型装置を走行台車上に移載した状態を示す第7図
相当図、第9図は本発明の第7実施例を示す第6図相当
図、第10図は従来の金属燃料の製造装置における製造
方法を示す工程フロー図、第11図は電解精製装置の原
理を示す説明図、第12図(a)〜(g)は射出成型装
置における射出成型の手順を順次示す説明図である。 2・・・第1セル、3・−・使用済燃料解体・剪断装置
、4・・・電解精製装置、11・・・射出成型装置、1
2・・・充填・端栓溶接装置、13・・・ロボット、1
4.19・・・開閉口、15・・・第2セル、16・・
・漏洩検査装置、20・・・第3セル、24・・・集合
体組立装置、41・・・走行ロボット、44・・・X線
検査装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  使用済燃料を解体・剪断するための解体・剪断装置と
    、剪断した燃料からウランおよびプルトニウムを分離精
    製するための電解精製装置と、精製したウランおよびプ
    ルトニウムを燃料スラグに成型するための成型装置と、
    成型した燃料スラグをボンド材とともに被覆管に充填・
    封止して燃料要素に仕上げるための充填・端栓溶接装置
    と、前記各装置の操作および保守点検を行なうための移
    動可能なロボットと、前記燃料要素の漏洩の有無を検査
    するための漏洩検査装置と、前記燃料要素を集合体に組
    上げるための集合体組立装置と、開閉口を介して順次連
    設された第1セル、第2セルおよび第3セルとを備え、
    前記第1セル内をアルゴン雰囲気とするとともに、その
    内部に、前記ロボットおよびこのロボットで取扱われる
    前記各装置をそれぞれ設置し、かつ前記第2セル内を空
    気雰囲気とするとともに、その内部に、前記漏洩検査装
    置を設置し、さらに前記第3セル内を空気雰囲気とする
    とともに、その内部に、前記集合体組立装置を設置した
    ことを特徴とする金属燃料の製造装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014139559A (ja) * 2012-09-13 2014-07-31 Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc 余剰プルトニウムから金属燃料を製造する方法
JP2015094754A (ja) * 2013-11-14 2015-05-18 株式会社東芝 中間生成物貯蔵方法および中間生成物製造装置

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