JPH04122301A - 靴用換気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、靴用換気装置に関するものである。

（従来の技術） 従来、実公昭４２−９５５６号に示すように連続気泡性
の発泡体を伸縮性の袋体で封入し、その先端縁と後端縁
とにそれぞれ排気管と吸気管とを開口させ、着用時にお
ける踏圧（体重圧）による発泡体の圧縮変形と通気作用
にともなうポンプ作用によって、靴内に吸気と排気をく
り返させて靴内の通気を図ったものが提案きれている。

しかしながら、伸縮性の袋体に封入された発泡体が連続
気泡性のため、柔軟性は良好であるが圧縮永久歪が大き
く、くり返し圧縮によって収縮してしまい、連続気泡が
閉鎖されその圧縮性と通気作用によるポンプ機能が喪失
され、耐久性に欠く欠点があった。

（発明の解決しようとする問題点） この発明はこれらの欠点を除去し、靴底の柔軟性を阻害
することなく、ポンプ機能を長期にわたって発揮でき、
耐久性に優れた靴用換気装置を提供しようとするもので
ある。

（問題点を解決するための手段） 以下、実施図面によって説明すれば、この発明は合成樹
脂モノフィラメント糸１１１で構成されたコイル状中空
織布１１と１２間に連続気泡性の軟質発泡体Ｉ３を介在
させ、その外表面を可撓性の外皮１４で気密に被覆した
袋状のクッション体１の側ｇ１５に孔１５１，１５１を
穿設し、その一方の孔に逆止め弁２１を内在させた吸気
管２を、他方の孔に排気管３をそれぞれ取り付けたこと
を特徴とする靴用換気装置を発明の要旨とするものであ
る。

この発明において使用されるコイル状中空織布１１．１
２としては、例えば旭化成工業株式会社製のファイバー
コイル３Ｄ（部品名）等が使用される。このファイバー
コイル３Ｄは。

たてよこ３重織組織で袋状に形成され、しかも芯布１０
１を構成するよこ糸１０１ａのみを高圧ポリエチレンモ
ノフィラメント糸のような熱収縮糸で構成し、織製後熱
処理することによってこのよこ糸１０１ａ　を熱収縮さ
せて、芯布１０１の上下に位置する織布層１０２，１０
３のポリ塩化ビニリデンモノフィラメント糸で構成され
たよこ糸１０２ａ、１０３ａを、コイル状に立体化し、
織布層１０２，１０３と芯布１０１間に、たて方向に連
続的に指向する中空部１０４，１０４を形成した織布で
ある。このように、合成樹脂モノフィラメント糸かコイ
ル状に立体化した織布は、軽量で高反発弾性、通気性が
良好である反面、柔軟性と圧縮性に難点がある、 この発明において使用される連続気泡性の発泡体１３と
しては、軟質ウレタンフオーム、ラテックスフオーム、
通常の連続気泡性の軟質ゴム発泡体等で構成され、柔軟
性と圧縮性が良好である反面圧縮永久歪が大きく、くり
返し圧縮によって収縮してしまい反発弾性が喪失してし
まう難点がある。

この発明において連続気泡性の発泡体１３は、単層に形
成され、その上下にコイル状中空織布１１．１２を位置
させておいてもよいし、多層１３．１３’・・・に形成
され、各層間にさらにコイル状中空織布１０・・・を介
在させておけば軟質発泡体１３を薄肉に設定でき、クッ
ション体１全体の圧縮永久歪を小さくでき耐久性をより
増強することが可能である。

この発明に使用される外皮１４は、ポリ塩化ビニルポリ
ウレタン、ポリエチレン等の合成樹脂フィルム、ゴムシ
ート等で構成され、溶着、接着等によってコイル状中空
織布１１．１２と軟質発泡体１３とよりなる積層体の外
表面に気密に被覆されている。そしてこのようにして構
成されたクッション体１の側壁１５に孔１５１゜１５１
が穿設され、この孔に吸気管２と排気管３とが溶着また
は接着によって取り付けられている。

（発明の作用効果） この発明は以上のように構成されているので、これを靴
底またはミツドソールの踏付部または踵部に埋設して、
排気管３の排気口３１ならびに吸気管２の吸気口２２を
靴内に連通させておけば、歩行走行時に靴底またはミツ
ドソールの踏付部または踵部に埋設された靴用換気装置
のクッション体１着地の際、着地圧で圧縮されコイル状
中空織布１１．１２の中空部１０４゜１０４・・・なら
びに軟質発泡体の連続気泡中に介−〇− 在された空気が圧縮され、これらの圧縮された空気がコ
イル状中空織布１１．１２の中空部１０４゜１０４・・
・を通って、排気管３を介して靴内に排気される。

そして着地圧が解除されるとコイル状中空織布１１．１
２の高反発弾性によって吸気管２と排気管３を介して靴
内の空気がコイル状中空織布１１．１２の中空部１０４
．１０４並びに該中空部１０４゜１０４を通して軟質発
泡体１３の連続気泡１３１中に吸気され、クッション体
１が速やかに原状に回復される。従って、圧縮回復が良
好で発泡体１によるポンプ作用がスムーズに行なわれる
。しかもコイル状中空織布１１．１２が合成樹脂モノフ
ィラメント糸１１１で構成されているので圧縮永久歪が
小さく、クッション体１に長期にわたって良好なポンプ
機能を付与する為、耐久性が良好である。

コイル状中空織布１１１２間に介在された軟質発泡体１
３がクッション体１に適度な柔軟性を付与するため靴底
の柔軟性を阻害することがない。

【図面の簡単な説明】

図面は、実施例を示すものであって、第１図はその兄取
り図であり、第２図は、第１図のＡ−Ａ線における断面
図であり、第３図は、組立て図である。 符合の説明 １、クッション体 １０．１１．１２・・・コイル状中空織布１１１・・・
合成樹脂モノフィラメント１０１芯布　　　　　　　１
０１ａ、１０２ａ、１０３ａ１０２．１０３　＄１布Ｍ
　　　　　１０４・・・中空部１３．１３’・・・発泡
体　　　　１３１・・・連続気泡１４・・・外皮　　　
　　　　Ｉ５・・・側壁１５１・・・孔　　　　　　　
　２．吸気管２１、逆止め弁　　　　　　２２・・・吸
気口３、排気管　　　　　　３１・・・排気口よこ糸 第１図 も３図 １夕／

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 合成樹脂モノフィラメント糸１１１で構成されたコイル
   状中空織布１１と１２間に連続気泡性の軟質発泡体１３
   を介在させ、その外表面を可撓性の外皮１４で気密に被
   覆した袋状のクッション体１の側壁１５に孔１５１、１
   ５１を穿設し、その一方の孔に逆止め弁２１を内在させ
   た吸気管２を、他方の孔に排気管３をそれぞれ取り付け
   たことを特徴とする靴用換気装置。