JPH04122283A - 替刃式刃物の替刃容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、替刃式刃物特に替刃式理容用かみそりの替刃
の容器に関する。

（従来の技術） 従来の替刃式かみそりは、実公昭５３−１３５５９に示
されたように、箱状の容器の中に１個の替刃が収納され
、この替刃ユニットは容器内側面に突出した突条で固定
されており、使用するときはホルダーをその先端から容
器内に挿入し、容器の側板を押し広げて突条と替刃の間
にホルダーの刃体挾持板を押し込んで、替刃をホルダー
に装着する構成であった。

（本発明が解決しようとする課題） 従来品は前述の如き構成であるから、替刃をホルダーに
装着するときには、ホルダーの刃体挾持板を容器内に押
し込むのであるが、その際刃体挾持板の表面が容器内に
突出した突条とこすれ合って傷が付くおそれがあった。

また、ホルダーの刃体挾持板で突条を左右に押し広げつ
つ替刃を挟着するため、突条の反力によって刃体挾持板
の間隔が狭められるため、実際には替刃の装着が非常に
困難となるおそれがあった。

本発明は、このような従来品の欠点を除去するために考
え出されたものである。

（課題を解決するための手段） 本発明の構成は、少くとも１つの細長い矩形の室を有し
、族基は収納する替刃よりも長く形成され、アダプター
に挾持された替刃が前記室の一方の端部寄りに収納され
、室の長さは替刃がアダプターの挾持状態から解除され
るまで長手方向に摺動できる長さを有し、アダプターと
前記室の側部との間には、アダプターが室から抜け出る
ことを防止し且つアダプターが室内を長手方向に摺動可
能とする係合手段が存在しており、更に室内には前記替
刃が他方の端部方向へ移動することを防止するストッパ
ーが設けられ、室の一方の端部にはホルダーの替刃保持
部をその先端から室内に挿入するための空間が設けられ
ていることを特徴とするものである。

次に、図面に従って本発明の実施例について説明する。

符号１は替刃であって、薄い刃体２に背金３を固着した
ものである。背金３の材質は通常金属が用いられるが、
これに限定されるものではなく例えばプラスチック等も
利用される。

符号４はアダプターであって、両端部が開口された溝５
を有している。溝５の両側板６，６はそのやや下方部に
おいてしばり部となっており、そのしばり部の外面には
条溝７，７が形成され、前記溝５の幅はその部分で狭く
なっている。更に、アダプター４の両端には切欠ｓ８，
８が設けられ、上面中央には横方向に延びる凹部９が形
成されている。替刃１はアダプターの溝５内に挾持され
、その際、替刃の背金３の下端が溝５のしばり部分に係
止して、替刃１が溝５内で落下して刃先を傷つけること
を防止している。替刃１はアダプター４よりも長く形成
されているので、替刃１はアダプター４からはみ出すこ
とになる。

符号１０は容器本体であって、細長い１０個の室１１を
有している。各室の側壁１２．１２のほぼ中央の内面に
は突起１３．１３が突設されている。この突起１３．１
３はアダプターの条溝７゜７と係合して、アダプター４
が室１１から抜け出すことを防止するとともに、アダプ
ター４が室１１内を左方向に円滑に移動するガイドとし
ての役目を果たすものである。なお、側壁１２は少なく
とも突起１３が存在し得るだけの長さを有すれば足りる
。

室１１の左端壁から中央付近にかけて、室の底面から立
上る板状のストッパー１４が一体に設けられている。こ
れは、このストッパー１４の右側に装着された替刃１が
、左方向に移動することを規制するために設けられたも
のである。更にストッパー１４は、アダプター４が左方
向へ移動する際の案内板としての役目も果たす。室１１
の右端壁は一部が開口されて通路１５となっており、ホ
ルダー１６の刃体挾持部１７を挿入するためのものであ
る。

替刃１を挾持したアダプター４は、室１の右寄りに収納
される。この際、前述した如く突起１３は条溝７に係合
する。

符号１８はカバーであって、容器の両外側面に設けられ
た軸１９．１９とジャーナル結合して、回動可能にカバ
ーを開閉することができる。カバーの裏面中央を横方向
に延びる突条２０はアダプターの凹部９に係合して、ア
ダプターの移動を防止する作用をなす。カバー１８は必
ずしも必要とされるものではなく、これが用いられない
ときはアダプター４がわずかの衝撃によって長手方向に
ずれることを防止するために、収納されたアダプター４
の左端に係止する小さな突起（図示せず）を室１１の内
面に一体に設けておくことが好ましい。

（作用・効果） 本発明は以上の如き構成であって、あらかじめ、替刃１
をそれを保持するアダプター４と共に室１１の内部の右
側に収納しておく。

使用するときは、ホルダーの刃体挾持部１７をその先端
から通路１５を通して替刃ｌに当てがい、刃体挾持部内
に替刃１を押し込んでいく。押し込んでいく途中で刃体
挾持部１７の先端はアダプタ−４に当たり、刃体挾持部
１７の移動と共にアダプター４も左方向へ移動していく
。なお、替刃１はストッパー１４に係止されているので
、固定されたままである。したがって、アダプター４は
替刃上を摺動しつつストッパー１４上に移動していくこ
とになる。刃体挾持部の先端がストッパー１４に突き当
たったときに、替刃１の全長が刃体挾持部１７に挾持さ
れることとなるから、ホルダー１６を持ち上げると刃体
挾持部１７に挾持されたまま替刃１が引き上げられる。

アダプター４は室の左側に位置した状態で室内に残り、
このアダプター４の位置によって使用前、使用後の替刃
の判別が可能となる。

以上のような作用によって、ホルダーに替刃１を装着し
使用することができるが、ホルダーの刃体挾持部１７を
室１１内に挿入していくときに、室１１の内面が刃体挾
持部１７の表面を圧接することがないので、その表面が
傷つくおそれがないという効果を奏する。

また、従来品の中にはホルダーにあり溝を設け、替刃の
背部をプラスチックで覆ってありを設け、あり溝とあり
との結合によって替刃を装着する構造のものがあった。

これは替刃の装着は円滑に行いつるが、替刃にありを設
けなければならず、コストが極めて高くなるという欠点
を有していた。

また、この構造のものは替刃をホルダーが挾持するので
はなく、替刃の上部をあり溝でつまんだ状態であるから
替刃の保持に安定性がなく、使用中にぐらつくという欠
点もあった。

これに対し本発明では、アダプター４を介在するという
全く新しい考えの下に、従来からの安価な背金付き替刃
の如き替刃も使用することができ、コストのかかる替刃
の新たな製造工程を必要とすることがないのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は替刃の正面図、第２図は替刃の側面図、第３図
はアダプターの正面図、第４図はアダプターの側面図、
第５図は容器本体の一部斜視図、第６図は容器本体の平
面図、第７図は替刃を装着した状態を示す容器の一部斜
視図、第８図は替刃を保持したアダプターの側面図、第
９図は替刃をホルダーに装着する状態を示す平面図、第
１ｏ図はその正面図、第１１図はカバーの裏面図、第１
２図はカバーの側面図である。 １、。 ４、。 ７、。 １０゜ １３゜ １５゜ １７゜ １９゜ 替刃　　２１．刃体　　３０．背金 アダプター　　５０．溝　　６０．側板条溝　　８０．
切欠部　　９０．凹部 、容器本体　　１１６．室　１２１．側壁、突起　　　
　１４１．ストッパー 通路　　　　　１６１．ホルダー 、刃体挾持部　　１８０．カバー 、軸　　　　２００．突条

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 少くとも１つの細長い矩形の室を有し、該室は収納する
   替刃よりも長く形成され、アダプターに挾持された替刃
   が前記室の一方の端部寄りに収納され、室の長さは替刃
   がアダプターの挾持状態から解除されるまで長手方向に
   摺動できる長さを有し、アダプターと前記室の側部との
   間には、アダプターが室から抜け出ることを防止し且つ
   アダプターが室内を長手方向に摺動可能とする係合手段
   が存在しており、更に室内には前記替刃が他方の端部方
   向へ移動することを防止するストッパーが設けられ、室
   の一方の端部にはホルダーの替刃保持部をその先端から
   室内に挿入するための空間が設けられていることを特徴
   とする替刃式刃物の替刃容器