JPH04121570A - 冷凍貯蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） 本発明は、冷凍貯蔵物を貯蔵容器内に収容した状態で、
冷凍室内に出入可能に収納貯蔵するようにした冷凍貯蔵
庫に関する。

（従来の技術） 例えば家庭用の冷蔵庫においては、いわゆる引出し式の
冷凍室を備えたものがある。

このものは、第５図及び第６図に示すように、前面が開
口した冷凍室１内に、その開口部１ａを開閉する扉２を
一体的に有した貯蔵容器３を出し入れ可能に備えて構成
されている。そして、冷凍室１の菌内側壁部には、前後
方向に延びて固定レール４が設けられる一方、貯蔵容器
３の側壁部に該容器３の出し入れ方向に延びる容器側レ
ール５が設けられ、これら両レール４，５の間に、中間
レール６が設けられている。この中間レール６は、下部
に前記固定レール４の溝部４ａ内を転勤するローラ７を
備えると共に、上部奥側に固定レール４の上面部を転勤
するローラ８を備えている。これにて、中間レール６は
、固定レール４に案内されて前後方向に移動可能とされ
ている。そして、前記容器側レール５は、この中間レー
ル６のローラ７上に載置された状態に設けられ、該ロー
ラ７が相対的に転動することにより、中間レール６１；
案内されて前後方向に移動可能とされている。これによ
り、貯蔵容器３は、中間レール６を介して固定レール４
に案内されるようにしてスムー、ズに出し入れされるよ
うになっているのである。また、冷凍室１の背面側には
冷却器９及びファン装置１ｆｌＯを備えた冷却器室１１
が設けられ、この冷却器室１１からの冷気がダクト１２
を介して冷凍室１の天井部の吹出口１２ａから冷凍室１
内（貯蔵容器３内）に供給されるようになっている。

（発明が解決しようとする課題） ところで、前記貯蔵容器３が冷凍室１がら引出された状
態では、前記中間レール６は、そのほぼ前半部が冷凍室
１から外部に引出され、湿気を含んだ外気と触れるよう
になり、このため、中間レール６の表面に結露が生ずる
ことがある。このような結露が生ずると、冷凍室１内の
低温によりそれが凍ってしまい中間レール６の表面への
着霜となる。周知のように、かかる着霜は、冷凍室１内
の冷気の流れに伴い昇華し、昇華した蒸気がより低温の
冷却器９部分にて再び凍り、もって冷却器９部分に着霜
の集中が生ずるようになる。

ところが、上記した従来構成のものでは、固定レール４
と中間レール６との間の部分には冷気の流れがほとんど
ないため、中間レール６の着霜は昇華しにくかった。こ
のため、中間レール６の外側面部に付着した霜が次第に
積重なって成長し、遂には固定レール４に当るまでに堆
積することになり、ひいては、貯蔵容器３の出し入れの
抵抗が大きくなったり摺接音が発生したり、極端な場合
には貯蔵容器３が引出せなくなったりするといった支障
をきたすことがあった。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、イの目的は
、可動レールへの着霜を極力防止でき、貯蔵容器の出し
入れに支障をきたすことを防止できる冷凍貯蔵庫を提供
するにある。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段） 本発明の冷凍貯蔵庫は、冷気供給機構により冷気が供給
される冷凍室と、この冷凍室内に該冷凍室の開口部から
奥方へ向けて延びるように設けられた固定レールと、こ
の固定レールに案内されて冷凍室内への出し入れ方向に
移動する可動レールと、この可動レールを介して冷凍室
内に出入可能に設けられた貯蔵容器とを具備するもので
あって、冷気供給機構により冷凍室内に供給される冷気
の一部を固定レールと可動レールとの間を流通させる冷
気流通手段を設けたところに特徴を有するものである。

（作用） 上記手段によれば、固定レールと可動レールとの間の部
分においても、冷気流通手段によって、冷気の流れが生
ずるようになる。従って、可動レールにおける着霜の昇
華が促進されるようになり、霜が堆積することを防止す
ることができる。

（実施例） 以下本発明を引出し式の冷凍室を備えた冷蔵庫に適用し
た一実施例について、第１図乃至第４図を参照して説明
する。

まず、第４図は本実施例に係る冷凍貯蔵庫たる冷蔵庫の
全体の外観を示している。ここで、冷蔵庫本体２１は、
上部に両開き式の扉２２ａにより開閉される冷蔵室２２
を有し、その下方に引出し式の製氷室２３及び第１の冷
凍室２４を左右に有し、その下方に引出し式の第２の冷
凍室２５を有し、さらにその下方にこれも引出し式の野
菜室２６を有して構成されている。

ここで、第１の冷凍室２４の構成について第１図乃至第
３図も参照して述べる。

この冷凍室２４は、冷蔵庫本体２１内を断熱壁により仕
切られることにより上下左右及び奥方を壁にて囲まれた
状態に構成され、前面に扉２７により開閉される矩形の
開口部２４ａを有している。

また、冷凍室２４の内部には、前記扉２７の裏面に設け
られた略矩形容器状の貯蔵容器２８が後述するように出
し入れ可能に収容されるようになっている。そして、詳
しくは後述するが、冷凍室２４内には、冷蔵庫本体２１
内の背面側に設けられた冷気供給ａ構からの冷気が循環
供給されるようになっている。

前記貯蔵容器２８は、次のようにして冷凍室２４内を出
し入れされるようになっている。

即ち、冷凍室２４の左右の両側壁部には、開口部２４ａ
から奥方に向けて延びる即ち前後方、向に延びる固定レ
ール２９．２９が設けられている。

第３図に示すように、この固定レール２９は、金属製の
板材を略コ字状に折曲して形成され、その開放部分が内
側に向くようにして前記冷凍室２４の側壁部に取付けら
れている。そして、その下面部には前後方向に延びる溝
部２９ａが形成されている。一方、前記貯蔵容器２８は
、前記扉２７の裏面に取付けられた枠部材３０に上方が
ら嵌込まれるようにしてその上部周囲部が下方への抜止
め状態に保持されるようになっている。そして、この枠
部材３０の両側部に、その下部から側方へ突出して前後
方向に延びる容器側レール３１．３１が一体に設けられ
ている。

そして、この容器側レール３１と前記固定レール２９と
の間に、可動レールたる中間レール３２が設けられてい
る。この中間レール３２は、これも金属製の薄板材を前
記固定レール２９よりも−回り小さい略コ字状に折曲し
て形成され、その下部に前記固定レール２９の溝部２９
ａ内を転動する例えば３個の下ローラ３３を備えると共
に、上部奥側に固定レール２９の上面部を転勤する上ロ
ーラ３４（第１図参照）等を備えている。前記容器側レ
ール３１は、この中間レール３２の下ローラ３３上に載
置された状態に設けられるようになっており、容器側レ
ール３１ひいては貯蔵容器２８は、この中間レール３２
を介して固定レール２９に案内されて冷凍室２４内をス
ムーズに出し入れされるようになっている。また、図示
はしないが、固定レール２９．中間レール３２及び容器
側レール３１に夫々設けられたストッパ片などからなる
ストッパ機構により、固定レール２９に対する中間レー
ル３２の引出し量、及び中間レール３２に対、する容器
側レール３１の引出し量が規制されるようになっている
。

さて、前記冷凍室２４内に冷気を供給する冷気供給機構
３５について述べる。この冷気供給機構３５は、冷蔵庫
本体２１の背面側に設けられた冷却器室３６内に配設さ
れた冷却器３７及びファン装置３８、前記冷却器室３６
に連通ずる吹出し側ダクト３９及び吸込み側ダクト４０
などから、構成されている。このうち、吹出し側ダクト
３９は、冷凍室２４の背面側部分から該冷凍室２４の天
井部分を手前側に折れて前方に向かって延び、その先端
が該冷凍室２４の天井部はぼ中央に位置してここに冷気
の吹出口３９ａが形成されている。また、前記吸込み側
ダクト４０の吸込口４０ａは、冷凍室２４の開口部２４
ａ近傍の底部に位置されている。これにて、冷却器３７
及びファン装置３８が運転されると、冷気が吹出し側ダ
クト３９を通って、吹出口３９ａから冷凍室２４内（貯
蔵容器２８内）に供給され、貯蔵物の冷却に寄与したの
ち貯蔵容器２８の外側に流出された冷気が吸込口４０ｇ
から吸込み側ダクト４０を通って再び冷却器室３６に戻
される循環が繰返されるようになっている。尚、前記冷
却器室３６内には、冷却器３７の下方に位置して除霜用
のヒータ４１が配設されている。

そして、前記冷凍室２４の奥壁面の上部両側部分には、
前記吹出し側ダクト３９に連通ずるレール用吹出口４２
が形成されている。このレール用吹出口４２は、冷却器
室３６がら吹出し側ダクト３９に供給される冷気の一部
を、前記冷凍室２４の奥方から手前側に向けて吹出すよ
うに形成されており、前記貯蔵容器２８の上部の両外側
部位言換えれば固定レール２９と中間レール３２との間
及び中間レール３２と容器側レール３１（枠部材３０）
との間をそれらレールの延びる方向に向けて冷気を通す
ようになっている。これにて、レール用吹出口４２が、
冷気供給機構３５により冷凍室２４内に供給される冷気
の一部を固定レール２９と中間レール３２との間を流通
させる冷気流通手段として機能している。

次に、上記構成の作用について述べる。

貯蔵容器２８を冷凍室２４がら取出すためには、使用者
は扉２７を引出し操作する。すると、扉２７と一体の枠
部材３ｏ即ち容器側レール３１は、中間レール３２を介
して固定レール２９に案内されるようにしてスムーズに
手前側に引出され、もって貯蔵容器２８が冷凍室２４内
から引出される。

このとき、ストッパ機構により中間レール３２及び容器
側レール３１の引出し量が規制され、最大に引出したと
ころで、貯蔵容器２８は略全体が冷凍室２４内から外部
に引出されるようになっている。また、貯蔵容器２８を
冷凍室２４内に収容するには、扉２７を押込み操作すれ
ば、各レールの作用により、貯蔵容器２８はスムーズに
冷凍室２４内に収容される。

而して、このとき、貯蔵容器２８を冷凍室２４から引出
した状態では、中間レール３２は、そのほぼ前半部が冷
凍室２４から外部に引出され、湿気を含んだ外気と触れ
るようになる。このため、貯蔵容器２８の出し入れに伴
い、中間レール３２のその部分の表面に結露が生ずるこ
とがあり、この結露が冷凍室２４の低温により凍ってし
まい中間レール３２の表面への着霜となる。

かかる着霜は、冷気の流通に伴い昇華してより低温の冷
却器３７部分に集中するようになることが知られている
。上記構成では、冷凍室２４内には、吹出し用ダクト３
９を通って吹出口３９ａから貯蔵容器２８内に冷気が供
給されると共に、該吹出し用ダクト３９からの冷気の一
部が冷凍室２４の奥壁部に形成されたレール用吹出口４
２から供給され、第１図に矢印Ａで示すように、その冷
気が固定レール２つと中間レール３２との間の部分を流
れるようになる。このため、中間レール３２における着
霜の昇華が促進されるようになり、もって、この部位に
着霜が堆積することを防止することができるのである。

このように本実施例によれば、従来のもののような固定
レール４と中間レール６との間の部分に冷気の流れがほ
とんどないため中間レール６の外側面部における着霜が
次第に積重なりひいては貯蔵容器ミの引出しに支障をき
たす虞のあったものと異なり、中間レール３２への着霜
を極力防止することができる。従って、常に軽い力でス
ムーズに貯蔵容器２８の出し入れを行うことができ、ま
た、摺接音などの発生も防止でき、貯蔵容器２８の出し
入れに支障をきたす虞がなくなるという優れた効果を得
ることができるものである。

［発明の効果］ 以上の説明にて明らかなように、本発明の冷凍貯蔵庫に
よれば、冷気供給機構により冷凍室内に供給される冷気
の一部を固定レールと可動レールとの間を流通させる冷
気流通手段を設けたので、可動レールへの着霜を極力防
止でき、貯蔵容器の出し入れに支障をきたすことを防止
できるという優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の一実施例を示すもので、′
Ｍ１図は冷凍室部分の縦断側面図、第２図は冷凍室の縦
断正面図、第３図はレール部分の縦断正面図、第４図は
冷蔵庫の外観を示す斜視図であり、また、第５図及び第
６図は従来例を示すもので、夫々第１図及び第２図相当
図である。 図面中、２１は冷蔵庫本体、２４は冷凍室、２７は扉、
２８は貯蔵容器、２９は固定レール、３０は枠部材、３
１は容器側レール、３２は中間レール（可動レール）、
３５は冷気供給機構、３７は冷却器、３９は吹出側ダク
ト、３９ａは吹出口、４２はレール用吹出口（冷気流通
手段）を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、冷気供給機構により冷気が供給される冷凍室と、こ
   の冷凍室内に該冷凍室の開口部から奥方へ向けて延びる
   ように設けられた固定レールと、この固定レールに案内
   されて前記冷凍室内への出し入れ方向に移動する可動レ
   ールと、この可動レールを介して前記冷凍室内に出入可
   能に設けられた貯蔵容器とを具備するものであって、前
   記冷気供給機構により前記冷凍室内に供給される冷気の
   一部を前記固定レールと可動レールとの間を流通させる
   冷気流通手段を設けたことを特徴とする冷凍貯蔵庫。