JPH0412093Y2 - - Google Patents

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JPH0412093Y2
JPH0412093Y2 JP17295284U JP17295284U JPH0412093Y2 JP H0412093 Y2 JPH0412093 Y2 JP H0412093Y2 JP 17295284 U JP17295284 U JP 17295284U JP 17295284 U JP17295284 U JP 17295284U JP H0412093 Y2 JPH0412093 Y2 JP H0412093Y2
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frame
rake
rake frame
chain
dust removal
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は水路の取水口に除塵格子を設置して塵
芥を除去する水路用除塵機に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
雨水の排水機場や農業用水施設等においては、
水路の取水口に除塵格子を設置して前面に塵芥を
集積させ、この塵芥を除塵格子に噛合うレーキで
掻上げて取水口から除去している。しかし最近の
塵芥はビニール片やポリ袋、空缶等が多くなつて
おり、これらの塵芥は除塵格子に噛合うレーキで
は除去しにくい。そこで作業員が熊手を使つて掻
上げているが、この作業は能率が悪いだけでなく
危険であり、ビニール片やポリ袋、空缶等を放置
しておくと水流が悪くなつてポンプの運転が不能
となる。又従来の水路用除塵機はレーキの反転装
置が複雑であり、このため高価なものになるだけ
でなく、故障を起こしやすいという問題点があ
る。
本考案の目的はこのような問題点を解決した水
路用除塵機を提供することにある。
〔問題点の解決手段〕
本考案は多数の除塵格子を納めた格子枠を取水
口の開口面に斜めに設置し、下端の前縁に底片を
有する多数のレーキをレーキ枠に納め、このレー
キ枠を格子枠の前側に昇降自在に添装し、レーキ
枠の両側面の上下両端に設けた転子を溝形の案内
レールに嵌込み、レーキ枠を吊持するチエン又は
ロープの捲上げ手段を設け、案内レールの上端部
に穿つたピン孔に抜き挿しする係止ピンを備え、
上昇したレーキ枠の下側の転子をこの係子ピンで
受止め、チエン又はロープの緩みによりレーキ枠
が格子枠の後側へ反転するように設定する。
本考案はこのような構成によりビニール片やポ
リ袋、空缶等を確実に除去することができ、案内
レールに係止ピンを挿込むだけでレーキ枠を反転
させることに成功した。
〔実施例〕
図面の実施例において、1は水路2に開口する
取水口で、上面と両側面及び底面をコンクリート
で固め、上面に上背のある箱枠状の架台3を樹立
する。4は縦長の格子枠で、両側桟5,5と底桟
6及び上桟7をもつて長方形に枠組し、斜め姿勢
にして取水口1の開口面に設置し、両側桟5,5
を取水口1の両側面に固定して底桟6をその底面
に届かせる。8は多数の細長い除塵格子で、等間
隔に並べて格子枠4に納め、本数の通しボルト9
により格子枠の両側桟5,5に結合する。10は
格子枠4の前面に添装したレーキ枠で、格子枠4
と同じ横巾で約1/3の高さに作り、両側桟11,
11の後面の上下両端に転子12…を取付けて格
子枠の両側桟5,5に載せ、両側桟11,11の
側面の上下両端にもそれぞれ転子13,14を取
付ける。
15,15は溝形の案内レールで溝面を向い合
わせて格子枠の両側桟5,5の前側に並べ、数個
の金具(図示なし)によりこの両側桟5,5に取
付け、突片16を有する下端を取水口1の底面よ
りも高くし、上拡がりの上口17を有する上端を
取水口の上方へ突出させる。レーキ枠10は両側
面の転子13,14をこの案内レール15,15
に嵌込み、これらの転子と後面の転子12…によ
りレーキ枠10は格子枠4の前面を軽快に昇降す
ることができる。なお第1図では手前側の案内レ
ール15を省いた。18は多数のレーキで、下端
の前縁に前半部を少し起上がらせた底片19を設
けてL字形に作り、等間隔に並べてレーキ枠10
に納め、数本の通しボルトでレーキ枠の両側桟1
1,11に結合する。なおこのレーキ18は従来
のレーキのように除塵格子8とは噛合わない。
20は電動式チエンブロツクで、レーキ枠10
の真ん中の延長線上において架台3の頂端に取付
け、これから出るチエン21を2本のチエン2
2,22によりレーキ枠10の上桟の両端から約
1/4の個所に結び、上桟の近くにバランス用のロ
ツド23を設けてチエン22,22に取付け、コ
ード24を垂れ下がらせて取水口1の上面に立つ
作業員(図示なし)の手許近くにスイツチ箱25
がくるようにする。26は係止ピンで、把手27
を突片28を設けて棒鍵状に作り、案内レール1
5,15の上端近くの両側壁に設けた鍵孔状のピ
ン孔30に挿込み、ピン本体を案内レール15の
両側壁で支持し、突片28を向う側の側壁に引掛
けることによりむやみに抜けないようにする。
こゝに係止ピン26はレーキ枠10を上昇させて
その上半分が案内レール15,15を出たときピ
ン孔30に挿込み、この係止ピンがレーキ枠の下
側の転子14を受止めてレーキ枠10の降下を妨
げるようにピン孔30の位置を選定する。
本考案の一実施例は以上の構成からなり、平常
はレーキ枠10を第1図の鎖線位置10′へ降下
させてその下端を案内レールの突片16,16で
受止め、レーキ18を水面Wの下側及びこれから
少し出た位置で除塵格子8の前面に添わせる。こ
の状態でポンプを運転すると、取水口1へ流入し
ようとする落葉その他の塵芥は除塵格子8でせき
止められるが、大部分の塵芥特にビニール片やポ
リ袋、空缶等は水面付近に浮んでいるから、これ
らはL字形のレーキ18にせきとめられてその前
面と底片19の上に集積する。作業員は塵芥の集
積具合を見て水流の妨げになつていると判断する
と、スイツチ箱25を操作してチエンブロツク2
0を作動し、チエン21を捲上げてチエン22,
22によりレーキ枠10を上昇させる。レーキ枠
は集積した塵芥を載せたまゝ上昇し、この際後面
の転子12…が格子枠の両側桟5,5を転動し、
側面の転子13,14が案内レール15,15の
溝面内を転動するので、レーキ枠10は軽い負荷
で上昇することができる。
レーキ枠の上半分が案内レール15,15を出
るとチエンブロツク20を止め、係止ピン26,
26を2本の案内レールのピン孔30に挿込み、
この係止ピンでレーキ枠の下側の転子14,14
を受止めてレーキ枠10の降下を妨げる。次にス
イツチ箱25を操作してチエン21を緩めると、
重心の関係からレーキ枠10は第1図の鎖線1
0″に示す如く下側の転子14,14を支点とし
て格子枠4の後側へ反転し、後縁の中央部を緩衝
片31に載せて後下りの姿勢で停止する。そこで
作業員は熊手を用いてレーキ枠に載つている塵芥
を掻き落としたのち、チエンを捲上げてレーキ枠
を斜めの姿勢に起上がらせ、案内レール15,1
5に平行な姿勢に戻したのち、係止ピン26,2
6を案内レール15,15から抜取り、チエンを
緩めてレーキ枠10を降下させる。この際案内レ
ールの上口17を上拡がりに作つてあるので、上
側の転子13はこの上口を通つて案内レールの中
へ入つてゆく。案内レール15,15を降下した
レーキ枠は鎖線位置10′へ戻り、除塵格子8の
前面に添うた状態に復帰して再び塵芥を集積す
る。
本実施例は除塵格子8の前面にレーキ枠10を
昇降自由に設け、このレーキ枠を係止ピン26,
26で反転させるだけであるから、既設の除塵格
子をそのまゝ利用することができる。
以上は本考案の一実施例を説明したもので、本
考案はこの実施例に限定されることなく、考案の
要旨内において設計変更でき、例えばレーキ枠1
0とレーキ18を水面Wを出た位置から除塵格子
8の下端に届く高さに作つてもよく、各レーキ1
8の下端の後側に突片を設けてこの突片を除塵格
子8に噛合せてもよい。大形の水路用除塵機にお
いては電動式チエンブロツクの代りに滑者と捲上
げ機を用いてもよく、架台3をレールに載せて隣
位の取水口へ移動させるように構成してもよい。
〔考案の効果〕
本考案によるときは下端の前縁に底片を有する
多数のレーキをレーキ枠に納め、このレーキ枠を
除塵格子の前側に昇降自在に添装したから、ビニ
ール片やポリ袋、空缶等を確実に除去することが
でき、レーキ枠を上昇させてその下側の転子を係
止ピンで受止めるから、極めて簡単な手段でレー
キ枠を反転させることができ、従つてこれらが相
待つて性能のよい水路用除塵機を安価に製作しう
る効果を有するほか、既設の除塵格子をそのまゝ
利用できるという大きな利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る水路用除塵機の一実施例を
示すもので、第1図は実施例の側面図、第2図は
その正面図、第3図はレーキ枠の拡大側面図、第
4図は係止ピンの拡大正面図である。 なお1は取水口、4は格子枠、8は除塵格子、
10はレーキ枠、15は案内レール、18はレー
キ、19はその底片、20は捲上げ手段、22は
チエン、26は係止ピン、30はピン孔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数の除塵格子を納めた格子枠を取水口の開口
    面に斜めに設置し、下端の前縁に底片を有する多
    数のレーキをレーキ枠に納め、このレーキ枠を格
    子枠の前側に昇降自在に添装し、レーキ枠の両側
    面の上下両端に設けた転子を溝形の案内レールに
    嵌込み、レーキ枠を吊持するチエン又はロープの
    捲上げ手段を設け、案内レールの上端部に穿つた
    ピン孔に抜き挿しする係止ピンを備え、上昇した
    レーキ枠の下側の転子をこの係子ピンで受止め、
    チエン又はロープの緩みによりレーキ枠が格子枠
    の後側へ反転するように設定したことを特徴とす
    る水路用除塵機。
JP17295284U 1984-11-13 1984-11-13 Expired JPH0412093Y2 (ja)

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JP17295284U JPH0412093Y2 (ja) 1984-11-13 1984-11-13

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Publication Number Publication Date
JPS6189027U JPS6189027U (ja) 1986-06-10
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