JPH04120714U - 咬合測定用感圧センサシートの装填用アダプタ - Google Patents

咬合測定用感圧センサシートの装填用アダプタ

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JPH04120714U
JPH04120714U JP2303091U JP2303091U JPH04120714U JP H04120714 U JPH04120714 U JP H04120714U JP 2303091 U JP2303091 U JP 2303091U JP 2303091 U JP2303091 U JP 2303091U JP H04120714 U JPH04120714 U JP H04120714U
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輝明 東
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ニツタ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 この出願の考案は、咬合測定用感圧センサシ
ート1のセンサ領域1aの両側端に沿ってこのセンサシ
ート1を保持するようにした保持体2を備えると共に、
コネクタ3の両側に設けた係止部3a、3aにそれぞれ
係止される係止部4a、4aをそれぞれ先端に設けた弾
性片としたコネクタ3への装着体4を備えた咬合測定用
感圧センサシートの装填用アダプタとしている。 【効果】 この出願の考案に係る咬合測定用感圧センサ
シートの装填用アダプタは、咬合測定用感圧センサシー
ト1をコネクタ3に装填した場合、この咬合測定用感圧
センサシート1のセンサ領域1aを揺れ動かなくするこ
とができるので、センサ領域1aが噛みやすくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この出願の考案は、歯の診療に際し患者が顎を閉じた時の咬合状態を測定する 咬合測定用感圧センサシートを、パーソナルコンピュータに接続したコネクタに 装填する場合に、この感圧センサシートを保持するアダプタに関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
従来、歯の診療に際し患者が顎を閉じた時の咬合状態を測定する咬合測定用感 圧センサシートを、パーソナルコンピュータに接続したコネクタに装填する場合 には、この感圧センサシートを保持するアダプタを使用することなく、咬合測定 用感圧センサシートの電極領域を直接、コネクタに装填していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、咬合測定用感圧センサシートにより咬合状態を測定するには、上下 歯の接点を測定する必要があるため、咬合測定用感圧センサシートのセンサ領域 を上下歯で噛まなければならない。 しかしながら、咬合測定用感圧センサシートは、合成樹脂シート上に行列電極 および感圧抵抗性物質を薄膜状に形成した、厚さ約0.1mmの薄肉シートである ため、咬合測定用感圧センサシートの電極領域を直接、コネクタに装填している だけでは、この感圧センサシートのセンサ領域が揺れ動くので、噛み難いという 課題を有していた。
【0004】 また、咬合測定用感圧センサシートの電極領域を直接、コネクタに装填する場 合に、咬合測定用感圧センサシートは、上記したように厚さ約0.1mmの薄肉シ ートであるため、揺れ動いてコネクタに装填し難いという課題を有していた。 そこで、この出願の考案は、咬合測定用感圧センサシートのセンサ領域を保持 することができると共に、咬合測定用感圧センサシートの電極領域をコネクタに 装填し易くした咬合測定用感圧センサシートの装填用アダプタを提供することを 目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのため、この出願の請求項1記載の考案は、咬合測定用感圧センサシート1 のセンサ領域1aの両側端に沿ってこのセンサシート1を保持するようにした保 持体2を備えると共に、コネクタ3の両側に設けた係止部3a、3aにそれぞれ 係止される係止部4a、4aをそれぞれ先端に設けた弾性片としたコネクタ3へ の装着体4、4を備えた咬合測定用感圧センサシートの装填用アダプタとしてい る。
【0006】 この出願の請求項2記載の考案は、前記請求項1記載の考案において、保持体 2が、上下方向保持部2aおよび左右方向保持部2bを有した咬合測定用感圧セ ンサシートの装填用アダプタとしている。 この出願の請求項3記載の考案は、前記請求項1記載の考案において、保持体 2が、中央位置指示部2cを有した咬合測定用感圧センサシートの装填用アダプ タとしている。
【0007】
【作用】
この出願の考案に係る咬合測定用感圧センサシートの装填用アダプタは、上記 手段を施したため、次のような作用を有する。 この出願の請求項1記載の考案は、コネクタ3の両側に設けた係止部3a、3 aに、弾性片の先端に設けた係止部4a、4aをそれぞれ係止させることにより 、装着体4、4をコネクタ3に装着することができ、しかも保持体2により咬合 測定用感圧センサシート1のセンサ領域1aの両側端を保持して、この感圧セン サシート1のセンサ領域1aを揺れ動かなくすることができる。
【0008】 この出願の請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案と同様の作用を有する 以外に、上下方向保持部2aにより咬合測定用感圧センサシート1のセンサ領域 1aの両側端を確実に保持して、この感圧センサシート1のセンサ領域1aをよ りいっそう揺れ動かなくすると共に、左右方向保持部2bにより咬合測定用感圧 センサシート1をコネクタ3に案内することができる。
【0009】 この出願の請求項3記載の考案は、請求項1記載の考案と同様の作用を有する 以外に、中央位置指示部2cにより、保持体2に保持された咬合測定用感圧セン サシート1を噛む場合の目安とすることができる。
【0010】
【実施例】
以下、この出願の考案に係る咬合測定用感圧センサシートの装填用アダプタの 構成を、実施例として示した図面に基づいて説明する。 図1は、この出願の考案に係る咬合測定用感圧センサシートの装填用アダプタ の斜視図であり、咬合測定用感圧センサシート1(図3、4に示す)の保持体2 を備えると共に、パーソナルコンピュータ(図示せず)に接続したコネクタ3( 図3、4に示す)への装着体4、4を備えている。保持体2は、咬合測定用感圧 センサシート1のセンサ領域1aの両側端に沿ってこのセンサシート1を保持す るようにしている。装着体4、4は、コネクタ3の両側に設けた係止部3a、3 aにそれぞれ係止される係止部4a、4aをそれぞれ先端に設けた弾性片として いる。
【0011】 前記咬合測定用感圧センサシート1は、合成樹脂シート上に行列電極および感 圧抵抗性物質を薄膜状に形成した、厚さが約0.1mmの薄肉シートであり、略楕 円形状とした前述のセンサ領域1aと、略長方形状とした電極領域1bを有して いる。 前記保持体2は、上舌片とこの上舌片より少し長めにした下舌片とを並設して なる上下方向保持部2a、および上舌片と下舌片間に設けた側壁とした左右方向 保持部2bを有したものとしている。さらに、前記保持体2は、突起片とした中 央位置指示部2c、湾曲面とした摘み部2dを有したものとしている。
【0012】 前記コネクタ3は、咬合測定用感圧センサシート1の電極領域1bを装填する ことにより、この電極領域1bと接続して、感圧信号が送信されるようにしてお り、センサ走査回路およびA/D変換回路を内蔵している。また、前記コネクタ 3の両側に設けた係止部3a、3aは、コネクタ3の両側壁5を貫通した穴とし ているが、コネクタ3の両側壁5の内側または外側に設けた凹部または凸部とし てもよい。さらに、前記コネクタ3は、咬合測定用感圧センサシート1の電極領 域1bを装填する場合、レバー6を上げてコネクタ3に電極領域1bを挿入し、 レバー6を下げてこの電極領域1bを固定することにより行うものとしたが、コ ネクタ3に電極領域1bを単に挿入することにより行うものとしてもよい。なお 、7はスイッチボタンであり、このスイッチボタン7をON操作することにより 、咬合測定用感圧センサシート1の電極領域1bからの感圧信号をパーソナルコ ンピュータ(図示せず)に送信する。
【0013】 前記装着体4、4は、コネクタ3の両側壁5に添うようにしており、コネクタ 3の両側に設けた係止部3a、3aを前記したような穴や凹部とした場合には、 係止部4a、4aを弾性片の先端の内側または外側に設けた凸部としているが、 係止部3a、3aを前記したような凸部とした場合には、係止部4a、4aを弾 性片の先端に設けた穴としたり、先端の内側または外側に設けた凹部とすること ができる。
【0014】 次に、この出願の考案に係る咬合測定用感圧センサシートの装填用アダプタの 使用状態について説明する。 先ず、保持体2の摘み部2dを手指で摘み、コネクタ3の両側に設けた係止部 3a、3aに、装着体4、4の係止部4a、4aをそれぞれ係止させる。この実 施例では、係止部3a、3aとした穴に係止部4a、4aとした凸部をそれぞれ 嵌め込むことにより、装填用アダプタをコネクタ3に装着している。次に、咬合 測定用感圧センサシート1のセンサ領域1aの両側端を、装填用アダプタの保持 体2に添わせて、咬合測定用感圧センサシート1のセンサ領域1aの電極領域1 bをコネクタ3に装填する。すると、図4に示したように、咬合測定用感圧セン サシート1は、この出願の考案に係る装填用アダプタに保持された状態で、この 感圧センサシート1のセンサ領域1aを噛むことができる。
【0015】
【考案の効果】
この出願の考案に係る咬合測定用感圧センサシートの装填用アダプタは、以上 に述べたように構成されているので、次のような効果を有する。 この出願の請求項1記載の考案は、咬合測定用感圧センサシート1をコネクタ 3に装填した場合、この咬合測定用感圧センサシート1のセンサ領域1aを揺れ 動かなくすることができるので、センサ領域1aが噛みやすくなる。
【0016】 この出願の請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案と同様の効果を有する 以外に、咬合測定用感圧センサシート1をコネクタ3に案内することができるの で、この感圧センサシート1がコネクタ3に装填し易くなる。 この出願の請求項3記載の考案は、請求項1記載の考案と同様の効果を有する 以外に、中央位置指示部2cが目安となって、保持体2に保持された咬合測定用 感圧センサシート1の中央部が噛み易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の考案に係る咬合測定用感圧センサシ
ートの装填用アダプタの斜視図である。
【図2】この出願の考案に係る咬合測定用感圧センサシ
ートの装填用アダプタの図1中のA−A線による断面図
である。
【図3】この出願の考案に係る装填用アダプタをコネク
タから取り外し、さらに装填用アダプタから咬合測定用
感圧センサシートを取り外した状態を示す分解斜視図で
ある。
【図4】この出願の考案に係る装填用アダプタを使用し
て、コネクタに装填した咬合測定用感圧センサシートを
噛んでいる状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 咬合測定用感圧センサシート 1a センサ領域 2 保持体 2a 上下方向保持部 2b 左右方向保持部 2c 中央位置指示部 3 コネクタ 3a 係止部 4 装着体 4a 係止部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 咬合測定用感圧センサシート1のセンサ
    領域1aの両側端に沿ってこのセンサシート1を保持す
    るようにした保持体2を備えると共に、コネクタ3の両
    側に設けた係止部3a、3aにそれぞれ係止される係止
    部4a、4aをそれぞれ先端に設けた弾性片としたコネ
    クタ3への装着体4、4を備えたことを特徴とする咬合
    測定用感圧センサシートの装填用アダプタ。
  2. 【請求項2】 前記保持体2が、上下方向保持部2aお
    よび左右方向保持部2bを有したものであることを特徴
    とする請求項1記載の咬合測定用感圧センサシートの装
    填用アダプタ。
  3. 【請求項3】 前記保持体2が、中央位置指示部2cを
    有したものであることを特徴とする請求項1記載の咬合
    測定用感圧センサシートの装填用アダプタ。
JP1991023030U 1991-04-09 1991-04-09 咬合測定用感圧センサシートの装填用アダプタ Expired - Lifetime JPH0636814Y2 (ja)

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Publications (2)

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JPH04120714U true JPH04120714U (ja) 1992-10-28
JPH0636814Y2 JPH0636814Y2 (ja) 1994-09-28

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005279094A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 J Morita Tokyo Mfg Corp 歯科用咬合圧測定・調整システム

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
THE DENTAL MONTHLY REPORT=1989 *
T-SCAN OPERATING MANUAL=j´b4ýÐcP1-P6j´b5ýÐcP1-P5 *
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JPH0636814Y2 (ja) 1994-09-28

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