JPH04120285A - 電気防食用電極の保護パイプ - Google Patents

電気防食用電極の保護パイプ

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JPH04120285A
JPH04120285A JP2086255A JP8625590A JPH04120285A JP H04120285 A JPH04120285 A JP H04120285A JP 2086255 A JP2086255 A JP 2086255A JP 8625590 A JP8625590 A JP 8625590A JP H04120285 A JPH04120285 A JP H04120285A
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JP
Japan
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protected
electrode
pipe
synthetic resin
protection
Prior art date
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Application number
JP2086255A
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English (en)
Inventor
Shigeru Kusaka
日下 滋
Shigeru Shimizu
茂 清水
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Prevention Of Electric Corrosion (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電気防食法において地中に埋設される電極を
保護するのに使用される電気防食用電極の保護パイプに
関する。
(従来の技術) 腐食は、金属表面に生じる局部的な腐食電池に起因する
ものであるから、この腐食電池の陽極部と陰極部との間
の電位差(エネルギー差)を消滅させて、腐食電池によ
る金属表面の溶解反応を阻止すれば腐食を完全に防止す
ることが可能であり、このような原理に基づくものが電
気防食法である。
電気防食法は、地中に埋設された金属(被防食体)を直
流電源の負極に接続し、該被防食体から所定間隔隔てて
地中に埋設された電極(正極)との間に電圧を印加して
、電解質中を通して微弱な直流電流を前記被防食体表面
に流入させることにより、被防食体表面の腐食電池を消
滅させる電気化学的防食法である。
このような電気防食法は、塗装や補修の困難な構造物に
対しても、新設、既設の別なく容易且つ経済的に、しか
も効果的に防食施工できることから、例えばガス導管や
地中タンクといった鋼製地中埋設物の腐食防止に広く用
いられている。
第4図は、上記した電気防食法の従来の一般的な実施態
様を示す概略図である。同図において、符号aは、被防
食体、ここではガス導管を示し、これに直流電源すの負
極を接続する一方、正極を地中の電極Cに接続している
。この電極Cは、地中に埋設した鋼管dと、この鋼管d
内に挿設した合成樹脂製の保護パイプeとによって二重
に保護されている。そして、これら鋼管d内及び保護パ
イプe内には、例えば粉末グラファイト等の’JR性を
有する充填剤fが充填されるとともに、上記保護パイプ
eには、その管壁に多数個の小孔gが穿設されており、
電極Cからガス導管aに直流電流が流れるように図られ
ている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上記した従来技術では、長期にわたる防食が
行えず、被防食体の寿命が短いといった問題があった。
その主な原因は、電極の耐用年数の短期化にあった。す
なわち、電極は経時的に溶解消耗するため、通常、鉛−
錫合金電極、硅素鋳鉄電極、磁性酸化鉄電極、白金被覆
電極といった難溶性の電極が用いられるが、その性質が
維持されるのは、あくまで第4図に示した状態が保持さ
れていることが条件となる。しかし、実際には、−電極
を保護している外側の鋼管dが、およそ5年で腐食、崩
壊してしまい、周囲の土砂やベントナイトが内側の合成
樹脂製保護パイプe内にその小孔から侵入して電極Cと
接触するようになり、これによって保護パイプe内で副
次的電極反応が発生し、電極Cの消耗が異常に促進され
るのである。
本発明は、上記した従来技術の問題点を解消するために
なされたものであり、電極の耐用年数の長期化を図り、
延いては被防食体の寿命を大幅に延ばすことのできる電
気防食用電極の保護パイプを提供しようとするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明に係る電気防食用保護
パイプは、合成樹脂の母体に導電性材料を混入してなる
複合材料によって成形されたものである。
また、同様の目的で、多数の小孔が穿設された合成樹脂
製管の内周面又は/及び外周面に、合成樹脂の母体に導
電性材料を混入してなる複合材料層が前記小孔を閉塞す
るように形成されたものであってもよい。
(作用) 前者にあっては、複合材料の母体が合成樹脂であること
により高い剛性が発揮されるとともに、母体が不導体の
合成樹脂であっても導電性材料により電気防食に必要な
電流の通過が阻害されない。
また、周壁には小孔が存在しないため、周囲の土砂やベ
ントナイト等がパイプ内へ侵入するといったことがない
一方、後者にあっては、合成樹脂管と複合材料層のそれ
ぞれの剛性が合わさったものとなり、全体としての剛性
が前者に比べてより高いものとなる。また、合成樹脂管
には多数の小孔が穿設されていることにより、電流の通
過が図られるとともに、小孔は複合材料層によって閉塞
されているので、周囲の土砂やベントナイト等が小孔を
通ってパイプ内に侵入するといったことがない。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を、図面を参照して説明する。
第1図は、請求項1の発明に係る電気防食用電極の保護
パイプを示す部分正面図である。
この保護パイプ1は、合成樹脂の母体に導電性材料を混
入してなる複合材料によって成形されたものである。
上記合成樹脂としては、例えば、ポリエステル、エポキ
シ、フェノール等の熱硬化性樹脂や、ナイロン、ポリカ
ーボネート、ABS等の熱可塑性樹脂が好適に用いられ
る。
上記導電性材料としては、例えば、炭素繊維やウィスカ
等が好適に用いられる。
また、この導電性材料の混入割合としては、5〜50w
t%の範囲が好ましい。混入割合が5wt%未満である
と、電流に対する体積抵抗率(Ω・ell)が高くなり
、電流値が低くなって所望の防食効果が得られず、また
これとは逆に、混入割合が50wt%より多いと、パイ
プとしての成形性が損なわれる。
さらに、導電性材料は、電流の流通が円滑なものとなる
よう、パイプ1の肉厚方向に導電性を呈するように混入
されることが好ましい。
次に、導電性材料として炭素繊維を用いた場合の、炭素
繊維の混入割合(含有率) との関係の具体例を示す。
と体積抵抗率 以上のようになる保護パイプ1は、第3図に示すように
、従来と同様にして用いられる。なお、図中の符号2は
、例えばガス導管等の被防食体、3は直流電源、4は鋼
管、5は例えば粉末グラファイト等の導電性充填剤、6
は電極をそれぞれ示している。
第2図は、請求項2の発明に係る電気防食用電極の保護
パイプを示す部分正面図である。
この保護パイプ11は、多数の小孔12・・・が穿設さ
れた合成樹脂製管13の外周面に、合成樹脂の母体に導
電性材料を混入してなる複合材料層14が前記小孔12
・・・を閉塞するように形成されたものである。
上記合成樹脂管13としては、例えば、ポリエステル、
エポキシ、フェノール等の熱硬化性樹脂や、ナイロン、
ポリカーボネート、ABS等の熱可塑性樹脂からなる管
が好適に用いられる。
また、この合成樹脂管13に穿設される小孔12・・・
の径及び数は、電流値や電極の種類等、諸条件に応じて
適宜決定される。
上記複合材料層14を構成する合成樹脂及び導電性材料
、並びに導電性材料の混合割合は、第1図に示す保護パ
イプ1の場合と同様である。
また、複合材料層14は、合成樹脂管13の外周面のみ
ならず、外周面及び内周面の両方、又は、内周面のみに
設けられていてもよく、その厚みについては、電流値や
電極の種類等、諸条件に応じて適宜決定される。
このようになる保護パイプ11は、前記した保護パイプ
1と同様にして用いられる(第3図参照)(発明の効果
) 以上説明したように、本発明によれば、複合材料の母体
が合成樹脂であることにより高い剛性が発揮されるとと
もに、周壁に小孔が存在しないため、外側の鋼管が腐食
し崩壊してしまっても、周囲の土砂やベントナイト等が
保護パイプ内に侵入するといったことがなく、したがっ
てそのような侵入に起因する副次的電極反応の発生を防
止することができる。よって、電極の消耗率が異常に高
くなるといったことがなく、電極の耐用年数が長期化し
、被防食体の寿命を大幅に延ばすことができる。
しかも、複合材料の母体が不導体の合成樹脂であっても
導電性材料により電気防食に必要な電流の通過が阻害さ
れないため、所期の防食効果を達成することができる。
また、合成樹脂管の内周面又は/及び外周面に複合材料
層が設けられた保護パイプにあっては、合成樹脂管の剛
性と複合材料層の剛性とが共に発揮されるとともに、合
成樹脂管の小孔が複合材料層で閉塞されているのため、
土砂等の侵入を阻止することができ、電極を長期にわた
って保護することができる。
さらに、合成樹脂管には多数の小孔が穿設されているの
で、合成樹脂管が不導体であっても電流の通過が阻害さ
れることがな(、所期の防食効果を達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項1の発明に係る電気防食用電極の保護パ
イプの一実施例を示す断面図、第2図は請求項2の発明
に係る電気防食用電極の保護パイプの一実施例を示す断
面図、第3図は第1図に示す保護パイプを使用しての電
気防食法の実施態様を示す概略図、第4図は従来の保護
パイプを使用しての電気防食法の実施態様を示す概略図
である。 1.11・・・保護パイプ 12・・・小孔     13・・・合成樹脂管14・
・・複合材料層 特許出願人 積水化学工業株式会社 代表者 廣1) 馨 第1vI 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)地中に埋設された被防食体を直流電源の負極に接続
    し、該被防食体から所定間隔隔てて地中に埋設された電
    極(正極)との間に電圧を印加して、電解質中を通して
    微弱な直流電流を前記被防食体表面に流入させることに
    より、被防食体表面に生じる局部的な腐食電池を消滅さ
    せる電気防食法において、前記電極(正極)を保護する
    のに使用されるパイプであって、 合成樹脂の母体に導電性材料を混入してなる複合材料に
    よって成形されたことを特徴とする電気防食用電極の保
    護パイプ。 2)地中に埋設された被防食体を直流電源の負極に接続
    し、該被防食体から所定間隔隔てて地中に埋設された電
    極(正極)との間に電圧を印加して、電解質中を通して
    微弱な直流電流を前記被防食体表面に流入させることに
    より、被防食体表面に生じる局部的な腐食電池を消滅さ
    せる電気防食法において、前記電極(正極)を保護する
    のに使用されるパイプであって、 多数の小孔が穿設された合成樹脂製管の内周面又は/及
    び外周面に、合成樹脂の母体に導電性材料を混入してな
    る複合材料層が前記小孔を閉塞するように形成されたこ
    とを特徴とする電気防食用電極の保護パイプ。
JP2086255A 1990-03-31 1990-03-31 電気防食用電極の保護パイプ Pending JPH04120285A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1080722C (zh) * 1995-03-03 2002-03-13 新日本理化株式会社 山梨醇二缩醛六方晶及含有它们的树脂成核剂

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1080722C (zh) * 1995-03-03 2002-03-13 新日本理化株式会社 山梨醇二缩醛六方晶及含有它们的树脂成核剂

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