JPH04119835A - プレコート鋼板 - Google Patents

プレコート鋼板

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JPH04119835A
JPH04119835A JP23999090A JP23999090A JPH04119835A JP H04119835 A JPH04119835 A JP H04119835A JP 23999090 A JP23999090 A JP 23999090A JP 23999090 A JP23999090 A JP 23999090A JP H04119835 A JPH04119835 A JP H04119835A
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JP
Japan
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steel plate
film
layer
insect
steel sheet
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Application number
JP23999090A
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English (en)
Inventor
Takao Yamazaki
隆生 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は動物忌避剤、特に防虫機能を有するプレコー
ト鋼板に関するものである。
従来の技術 プレコート鋼板とは鋼板表面に折り曲げ加工可能な皮膜
を形成したもので、加工後の塗装が必要ないため、経済
面φ公害面から要望されている。
主な用途は建材・家電・車両・器物などが挙げられ、皮
膜物質には各用途に適した性能を有するものが選ばれて
いる0例えば外装用建材ならば、耐候性・耐久性を有す
る皮膜を鋼板表面に形成し、家電製品用ならば耐汚染性
・耐キズ性に優れた皮膜を鋼板表面に形成したものが出
回っている。
言うまでもなく、防虫機能を有したプレコート鋼板はい
ままでになかった。
また従来鋼板に防虫機能を発現させるためには、施工後
防虫剤含有塗料等を塗布しなくてはならない手間があっ
た。また特開昭82−140077号公報のようにあら
かじめ防虫機能を有した表面を持つ建築外装材は従来品
としであるが、それは折り曲げ加工が不可能な木質系材
料である。
プレコート鋼板の皮膜構造は、場合によってプライマー
層・接着剤層・印刷層・フィルム層・塗膜層を持つ、プ
ライマー層は塗膜層や接着剤層の下地にすることにより
、接着性や耐久性等の向上を計るために採用する層であ
る。接着剤層はフィルムを貼付けるために用いる層、印
刷層は印刷インキによる層、フィルム層は可塑剤入り塩
ビ・ポリエチレン・プロピレン・アクリル・フッ素樹脂
フィルムの樹脂層を指す、塗膜層はポリエステル・変性
ポリエステル・ウレタン・フッ素等の樹脂層をいい、通
常100〜500℃、5分以内の時間で焼き付ける。
発明が解決しようとする課題 経済面会公害面から広く使われるようになったプレコー
ト鋼板には防虫機能がない、そのため野外、屋外で使用
するとプレコート鋼板表面にクモが巣をつくり、蛾・ゴ
キブリがとまったり歩いたりするなどのおぞましい光景
がよく見られた。スプレーを撒いても一時的効果しか得
られず、外装面を衛生的に保つのは困難だった。
本発明は上記のような問題点を解決するためになされた
もので、折り曲げ加工が可能なために利用範囲の広いプ
レコート鋼板において、昆虫を鋼板表面に寄せ付けない
ようにしたりあるいは長居しないような効果を長期にわ
たって保持させることを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明の構成は次のとおりである。
1)プレコート鋼板の鋼板表面に形成した皮膜中に忌虫
剤、防鼠剤、防野獣剤、防鳥剤、及び防犬剤からなる群
から選ばれた1種又は2種以上の動物忌避剤を混入した
ことを特徴とするプレコート鋼板。
2)プレコート鋼板の鋼板表面に形成した皮膜構成が紫
外線遮断層を含むことを特徴とする請求項第1項記載の
プレコート鋼板。
3)プレコート鋼板の鋼板表面に形成した皮膜構成が、
ガラス転移点が0〜50℃である層を含むことを特徴と
する請求項第1項または第2項記載のプレコート鋼板。
作用 この発明は、プレコート鋼板の皮膜中に忌虫剤等を混入
することによって得られる。以下忌虫剤を例に説明する
。皮膜中の忌虫剤は徐々に揮発するので、皮膜表面に蒸
気が常に存在し、この蒸気を嫌う昆虫に対し忌虫効果を
発現するのである。
なお、本発明は鋼板表面に昆虫がとどまらなければよい
のであって、洋服ダンスの防虫剤のように、表面から防
虫剤の蒸気を発散させ、特定の領域に蒸気を充満させる
作用はもっていない。
又、紫外線遮断層を皮膜構成に含ませることにより、太
陽等の紫外線による忌虫剤の光分解・変質等を抑えるこ
とが出来る。
紫外線遮断層は紫外線を効率よく吸収するか、または反
射しなくてはならないが、これは皮膜中に二酸化チタン
、酸化亜鉛、カオリン、炭酸カルシウム、タルク、2−
Hydroxy−1、4−naphthoqinone
 。
2−Etboxyethyl−p−methoxy−c
innamate  、  Ethy14−bis(h
ydroxypropy1)aminobenzo、 
Isoam71  p−dimethylaminob
enzoate  、  2−Phenylbenzi
鳳1dazole−5−su!fonic acid 
、等の物質を添加することにより形成できる。
更に、通常防虫効果が必要な時期は主に夏であり、また
冬は必要の無い場合が多い、そこである温度t℃以下の
場合には忌虫剤の揮発を抑えるために、ガラス転移点が
t℃付近の皮!!層を設けると、t℃以上の時には忌虫
剤分子をよく透過発散させ、t℃以下の時には透過散逸
を抑えることが可能となる0本発明では、使用目的およ
び使用環境によってガラス転移点を適当な温度にするこ
とが皮膜組成の調整で可能であるが、通常の使用環境を
考慮して、下限を0℃、上限を50℃と規定した。
ガラス転移点はDSCなどの熱分析等で測定できるが、
場合によってはt1〜t2℃という様にある程度の幅を
持つことがある。その場合tl〜t2℃の温度範囲が0
〜50℃の範囲に完全に含まれている場合のみならず、
ガラス転移点の上側(t2)、あるいは下側(t 1)
の温度が0〜50℃の範囲に入る場合も本発明の効を奏
する。
防虫剤は各用途に応じたものを使用する。汎用として、
N、N−ジエチルトルアミド、有機燐系、センブリ抽出
液、カンフル、桂皮油、ナフタレン、バラジクロロベン
ゼン、2,3,4,5、ビス(Δ2−ブチレン)−テト
ラヒドロフラール、はう酸、四はう酸ナトリウム、ピレ
スロイド系、アルキルフェノール、N−フェニルカーバ
メート類、N−シクロヘキシルカーバメート類、トリハ
ロアリル誘導体、3−クロロ−2,3一ジヨードアリル
誘導体、オリゴイミド、ニーム抽出液、モノチルベイト
、ダイヤジン、フェニトロチン、ピリジンプロピルチオ
カーボネート系、酢酸トリエステル、N、N−ジアリル
−N゛−エチル尿素等のうち一種または二種以上を適量
混合する。
鼠の忌避剤、たとえば抗生物質シクロヘキシミド(ナラ
マイシン)、有機スズメルカプタイド(塩ビ安定剤)、
フェニル尿素、l、17−シグアニジノー9−アザヘプ
タデカンとその塩を防虫鋼板と同様に用いれば、防鼠鋼
板となり、鼠がかじったり近寄ったりしにくくなる。同
様に要求があれば野獣に対してはアルキルピリジン、塩
化ベンシール、レモングラス油系忌避剤等を、鳥に対し
ては燐酸エステル誘導体、犬に対してはアリルイソチオ
シアネートを用いることが出来る。
以下実施例に基づき、詳細に説明する。
実施例1 塩ビ100部に対し、忌虫剤としてN、N−ジエチルト
ルアミド1部、可塑剤を30部混入した塩ビフィルムを
ゴム系接着剤を用いて亜鉛鉄板に接着させて、防虫プレ
コート鋼板を製造した。該鋼板の表面構造は第1図に示
すごとく、鋼板表面に接着剤層と塩ビフィルムとからな
るプレコート皮膜が形成されている。この防虫プレコー
ト鋼板を建材外装に用いて、従来のプレコート鋼板と比
較した結果を第1表に示した。尚、この防虫プレコート
鋼板の効果は10年位の持続を期待できる。
実施例2 塩ビ100部に対し、忌虫剤としてN、N−ジエチルト
ルアミド1部、顔料兼紫外線遮断剤として二酸化チタン
を40部、可塑剤を30部混合した塩ビフィルムをゴム
系接着剤を用いて亜鉛鉄板に接着させて、防虫プレコー
ト鋼板を製造した。該鋼板と実施例1鋼板とを屋根材と
して用い、2年間経過後の防虫効果を比較調査した。第
2表に示すように紫外線遮断添加剤効果は昆虫左壁数の
差として明かに認められた。
実施例3 実施例2で製造した防虫プレコート鋼板の表面に揮発コ
ントロール層としてガラス転移点が20℃のポリエチレ
ンフィルムを熱融着したものとしないものを作成し、2
回冬夏を経過させた後防虫効果を測定した。第3表にそ
の結果を測定した。83表にその結果を示す、揮発コン
トロール層の効果は昆虫左壁数の差に表れている。
実施例4 亜鉛鉄板にトリハロアリル誘導体忌虫剤を2wt%混入
したプライマーを塗布焼付けし、その上にピレスロイド
系忌虫剤を2wt%混入したプレコート塗料を塗布焼付
けした防虫プレコート鋼板を第2図に示した。
この防虫プレコート鋼板の場合も、2回冬夏を経過させ
た後の防虫効果は蜘蛛の巣、昆虫左壁数ともにOであり
、良好であった。
以下、実施例で説明した他にも種々のプレコート皮膜の
構成が可能であるが、要は■プレコート皮膜を構成する
層の少なくとも一層に忌虫剤を含有せしめること、■そ
の忌虫剤含有層あるいはそれよりも上層の少なくとも一
層に紫外線遮断剤を混合して紫外線遮断層とすること、
■忌虫剤含有層あるいはそれよりも上層の少なくとも一
層のガラス転移点を0〜50℃として、揮発コントロー
ル層とすることが達成されるようにプレコート皮膜を構
成することである。
発明の効果 以上のように本発明のプレコート鋼板は従来にない機能
を有し、外装に用いれば外観の保持を、内装に用いれば
害虫防止を発現する。また精密電子機器等の外カバーに
用いてゴキブリ侵入防止にも効果がある。
また紫外1!l遮断層・揮発コントロール層はこれらの
機能を能率的に持続させる効果を有する。
第1表 防虫効果 第2表 UV遮断剤の効果 第3表 揮発コントロール層の効果
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の防虫プレコート鋼板の表面
に形成した皮膜の構造を示す断面図である。 1・・・鋼板、2・・・接着剤層、3・・・塩ビフィル
ム、4 e * aブライマー層、5・・・塗15i層

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)プレコート鋼板の鋼板表面に形成した皮膜中に忌虫
    剤、防鼠剤、防野獣剤、防鳥剤、及び防犬剤からなる群
    から選ばれた1種又は2種以上の動物忌避剤を混入した
    ことを特徴とするプレコート鋼板。 2)プレコート鋼板の鋼板表面に形成した皮膜構成が紫
    外線遮断層を含むことを特徴とする請求項第1項記載の
    プレコート鋼板。 3)プレコート鋼板の鋼板表面に形成した皮膜構成が、
    ガラス転移点が0〜50℃である層を含むことを特徴と
    する請求項第1項または第2項記載のプレコート鋼板。
JP23999090A 1990-09-12 1990-09-12 プレコート鋼板 Pending JPH04119835A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11300884A (ja) * 1998-04-22 1999-11-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 金属板及びその製造法
JP2003026522A (ja) * 2001-07-16 2003-01-29 Sumika Life Tech Co Ltd クモの巣防除方法
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JP2006212865A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Jfe Galvanizing & Coating Co Ltd プレコート鋼板
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JP2010216745A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器
JP2021133614A (ja) * 2020-02-27 2021-09-13 日本製鉄株式会社 防虫塗装基材およびその製造方法、ならびに外装建材

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