JPH04119624U - 過給機のスラスト軸受構造 - Google Patents

過給機のスラスト軸受構造

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JPH04119624U
JPH04119624U JP1991033427U JP3342791U JPH04119624U JP H04119624 U JPH04119624 U JP H04119624U JP 1991033427 U JP1991033427 U JP 1991033427U JP 3342791 U JP3342791 U JP 3342791U JP H04119624 U JPH04119624 U JP H04119624U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ない潤滑油の供給で負荷能力を増大できる
とともに、オイルシール構造を簡単にでき、回転の安定
化も図ることができる過給機のスラスト軸受構造を提供
することにある。 【構成】 スラスト軸受を正スラスト軸受31と反スラ
スト軸受32に機能を分離し、スラストブッシュ13の
一側面に正スラスト軸受31を対向させるとともに、正
スラスト軸受31に専用油路34によって潤滑油を供給
し、荷重側での洩れを無くして少ない潤滑油で負荷能力
を高めることを可能とし、コンプレッサ側への油洩れの
可能性を少なくし、シール性を向上する。また、反スラ
スト軸受32をスラストブッシュ13の他側面と対向さ
せるように配置し、これをジャーナル軸受10の止め輪
と兼用して、ジャーナル軸受10の端面を相対回転のな
い状態で押さえ、過給機1の回転の安定化を図る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、過給機のスラスト軸受構造に関し、負荷能力を増大でき、シール 構造を簡単にし、回転の安定化を図るようにしたものであり、ラジアル軸受を備 えた過給機に広く適用できるものである。
【0002】
【従来の技術】
過給機の軸受構造としては、すべり軸受を用いるものと転がり軸受を用いるも のに大別することができ、すべり軸受を用いる場合には、ラジアル軸受とスラス ト軸受を設けるようにしており、例えば自動車用の過給機の場合には、図3に示 すように構成されている。 この過給機1では、過給機1自体を3つの車室2,3,4で構成し、タービン 軸5のタービン車室2内の一端部にタービンインペラ6を配置するとともに、タ ービン軸5のコンプレッサ車室4内の他端部にコンプレッサインペラ7を配置し 、中央部の軸受車室3に軸受部8を設けるオーバーハング構造が採られている。
【0003】 この軸受車室3の軸受部8としては、2つのジャーナル軸受9,10をタービ ン側とコンプレッサ側に配置し、さらに温度の低いコンプレッサ側にスラスト軸 受11を設けている。 これら2つのジャーナル軸受9,10のうち、一方のタービン側のジャーナル 軸受9は両端部が軸受車室3に取付けられたリテーニングリング(止め輪)12 で押えられ、コンプレッサ側のジャーナル軸受10はタービン側の端部がリテー ニングリング(止め輪)12で押えられ、コンプレッサ側の端部はタービン軸5 に取付けられたスラストブッシュ13で押えられるようになっている。
【0004】 また、スラスト軸受11としては、タービン軸5にスラストブッシュ13、油 きり14、コンプレッサインペラ7が順に嵌合されてナット15で締付けられて おり、スラストブッシュ13のコンプレッサ側の側面13aが正スラスト(ター ビン軸5がコンプレッサ側に移動しようとする方向のスラスト)軸受面とされ、 油きり14のタービン側の側面が反スラスト(タービン軸5がタービン側に移動 しようとする方向のスラスト)軸受面とされる。そして、これら正スラスト軸受 面と反スラスト軸受面との間に両側にパッド面が形成されたスラスト軸受11が 装着されている。
【0005】 このような軸受部8のジャーナル軸受9,10及びスラスト軸受11は潤滑す る必要があり、軸受車室3に給油口16が形成され、油路17によってそれぞれ の軸受9〜11に潤滑油を供給し、軸受車室3の排油孔18及び排油口19から 過給機1外に回収するように構成されている。 このような過給機1では、軸受部8を潤滑するための潤滑油をシールする必要 からオイルシール構造が設けられるが、特にコンプレッサ側のオイルシールが完 全でないと吸気中に潤滑油が混入してしまう。
【0006】 このため、コンプレッサ側のオイルシール構造20としては、タービン軸5に 嵌合された油きり14の外周に2つの溝を形成し、これら2つの溝に大小それぞ れのピストンリング21,22を装着する一方、軸受車室3にシールプレート2 3を固設し、シールプレート23の内周面にピストンリング21,22を摺接さ せるようになっている。 このようなシール構造20によれば、まず内側のピストンリング21でシール し、漏れ出た油をシールプレート23の中空部24から軸受車室3の排油口19 に戻すようにし、さらに外側のピストンリング22でシールすることで、コンプ レッサ側への潤滑油の混入を防止するようになっている。その他にオイルデフレ フタ式のもの(実願平2年第31462号)もあるが正スラスト力が大きい場合 にはスラスト軸受への供油量を大巾に増加しなければならず、デフレフタ側にオ イルが多量に流入して洩れ易かった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような過給機1では、通常運転中は、ほとんど正スラストがス ラスト軸受11に作用するため、スラスト軸受11の正スラスト側が荷重側とな り、反スラスト側が非荷重側となって正スラスト側のパッド面11aとスラスト ブッシュ13の正スラスト軸受面13aとの間の隙間が減少すると同時に、スラ スト軸受11の反スラスト側のパッド面11bと油きり14の反スラスト軸受面 との間の隙間が増大し、潤滑油が油路17の抵抗の少ない反スラスト側に多く流 れ、過給圧の増大に伴うスラスト軸受11の負荷能力を高めるためには、荷重側 で必要とする潤滑油量に応じて非荷重側に流れる潤滑油量を考慮にいれた大量の 潤滑油を供給しなければならないという問題がある。 また、大量の潤滑油を供給して負荷能力の増大を図ろうとすると、オイルシー ル構造20でシールしなければならない油量が増大し、コンプレッサ側へのオイ ル洩れの可能性が増大するとともに、オイルシール構造20自体を2本のピスト ンリング21,22と2本のリング溝を備えたシールプレート23を設けるなど 複雑な構造としなければならないという問題がある。 さらに、コンプレッサ側のジャーナル軸受10の端部は、本来タービン側のジ ャーナル軸受9と同様に両端にリチーニングリング12を配置し軸受が安定して 回転する様にすることが望ましいが、軸受スパンを長くし、しかも過給機1自体 をコンパクトにするため、スラストブッシュ13の側面で押えるようにしており 、これによってジャーナル軸受10とスラストブッシュ13との間の相対回転で ジャーナル軸受10が捩れるようになって過給機1の回転が不安定になるという 問題もある。
【0008】 この考案は、かかる従来技術の課題に鑑みてなされたもので、少ない潤滑油の 供給で負荷能力を増大できるとともに、オイルシール構造を簡単にでき、回転の 安定化も図ることができる過給機のスラスト軸受構造を提供しようとするもので ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためこの考案の過給機のスラスト軸受構造は、過給機のタ ービン軸にスラストブッシュを装着し、このスラストブッシュの一側面に対向さ せて正スラスト専用の正スラスト軸受を設置するとともに、この正スラスト軸受 のパッド面に潤滑油を供給する専用油路を当該正スラスト軸受に形成する一方、 スラストブッシュの他側面と対向させて反スラスト専用の反スラスト軸受をジャ ーナル軸受の止め輪と兼用して設置したことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
この過給機のスラスト軸受構造によれば、スラスト軸受を正スラスト軸受と反 スラスト軸受に機能を分離し、スラストブッシュの一側面に正スラスト軸受を対 向させるとともに、正スラスト軸受に専用油路によって潤滑油を供給するように しており、荷重側での洩れを無くして少ない潤滑油で負荷能力を高めることがで き、しかもコンプレッサ側への油洩れの可能性を少なくするようにしている。 また、反スラスト軸受をスラストブッシュの他側面と対向させるように配置し 、これをジャーナル軸受の止め輪と兼用するようにしており、ジャーナル軸受の 端面を相対回転のない状態で押さえ、過給機の安定回転ができるようにしている 。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基づき詳細に説明する。 図1および図2はこの考案の過給機のスラスト軸受構造の一実施例にかかる主 要部の拡大断面図および全体の断面図である。なお、図3で説明した過給機及び そのオイルシール構造と同一部分には同一番号を記してある。 この過給機のスラスト軸受構造30では、スラスト軸受を正スラスト(タービ ン軸5がコンプレッサ側に移動しようとする方向のスラスト)を支持するための 正スラスト軸受31と、反スラスト(タービン軸5がタービン側に移動しようと する方向のスラスト)を支持するための反スラスト軸受32とに機能を分離して スラストブッシュ13の両側面と対向するよう別々に設けている。
【0012】 正スラスト軸受31は、タービン軸5のコンプレッサ側に嵌合されたスラスト ブッシュ13と油きり33との間に配置されており、スラストブッシュ13のコ ンプレッサ側の側面(軸受面)と対向する一側面にのみパッド面31aが形成さ れている。そして、この正スラスト軸受31には、軸受車室3の潤滑油の油路1 7と連通する専用油路34がパッド面31aにのみ開口するように形成してある 。 したがって、正スラスト軸受31に油路17及び専用油路34を介して供給 される潤滑油は全てがスラスト荷重が加わるパッド面31aに供給され、従来の ように非荷重側の隙間に流れ出ることがない。
【0013】 反スラスト軸受32は、タービン軸5に嵌合されたスラストブッシュ13のタ ービン側の側面と対向して軸受車室3に取付けられており、スラストブッシュ1 3を挾んで正スラスト軸受31と対向するように配置されている。この反スラス ト軸受32はスラストブッシュ13のタービン側の側面と対向する一側面にのみ パッド面32aが形成され、反スラスト軸受32の他側面32bはジャーナル軸 受10のコンプレッサ側の端部を押さえる止め輪と兼用されている。 この反スラスト軸受32は過給機1の運転中、反スラストが生じる負荷状態と なることがほとんど無く、しかも反スラストによる荷重自体が小さいことから強 制潤滑は行わず、ジャーナル軸受10を強制潤滑した後の潤滑油によって潤滑さ れる。
【0014】 このようにスラスト軸受を正スラスト軸受31と反スラスト軸受32に分離し て設置し、正スラスト軸受31のみを強制潤滑するとともに、パッド面31aに のみ潤滑油を供給するようにしたので、正スラスト軸受31を潤滑すると同時に 、油きり33側に大量の潤滑油がもれでることが無くなり、コンプレッサ側オイ ルシール構造が簡単になっている。総油量も大巾に減少しエンジンの給油ポンプ 容量が少なくてすむ、又給油量が少ないため軸受車室3の排油スペース8にオイ ルが充満することもなくなり、結果としてタービン側のオイルシール性能も向上 する。
【0015】 このオイルシール構造35では、タービン軸5のコンプレッサ側に嵌合された 油きり33のタービン側の端部にフランジ部33aが形成され、コンプレッサ側 の外周部にリング溝33bが1本形成してある。この油きり33のフランジ部3 3aのコンプレッサ側の側面は、軸受車室3のコンプレッサ車室4側の接合面3 aの僅かに内側となるように形成してある。 そして、この油きり33のフランジ部33aのコンプレッサ側にオイルデフェ ンサプレート36が配設されており、正スラスト軸受31を潤滑したのちの潤滑 油を排油口19に案内する。 このオイルデフェンサプレート36は、例えば薄板で円板状に形成され、その 外径が軸受車室3のコンプレッサ車室4側の接合面3aの外周に対応する大きさ とされてこの外周部をガスケットとして機能させ、中心部に油きり33がわずか な隙間を明けて挿通される中心孔を形成し、さらに下部にU字状の切り込みが入 れられて折り起こされた潤滑油のガイド部36aおよび油戻口36bが形成され る。
【0016】 このオイルデフェンサプレート36の外側には、シールプレート37が嵌合さ れており、シールプレート37の内周部が油きり33のリング溝33bに装着さ れたピストンリング38と摺接するようになっている。 さらに、この過給機1では、シールプレート36の外周部にコンプレッサ車室 4が嵌合連結されるようになっており、軸受車室3とコンプレッサ車室4との間 にオイルデフェンサプレート36及びシールプレート37が挾まれ、液状ガスケ ットなどでシールされている。 また、タービン側のオイルシール構造については、タービン軸5にピストンリ ング38が装着され、軸受車室3との間でシールされるようになっている。 さらに、軸受部8自体の構造は、図3で説明した構成と同様になっているので 説明は省略する。
【0017】 このように構成した過給機のスラスト軸受構造30では、過給機1の通常運転 状態では、ほとんど正スラスト状態となり、正スラスト軸受31のパッド面31 aとスラストブッシュ13のコンプレッサ側の側面でスラスト荷重を支持する。
【0018】 この正スラスト状態では、正スラスト軸受31のパッド面31aに油路17及 び専用油路34を介して潤滑油が供給され、しかも潤滑油の全てがスラスト荷重 が加わるパッド面31aに供給されるので、十分な油膜が形成でき、従来のよう に非荷重側の隙間に潤滑油が大量に流れ出ることがなく、少ない潤滑油量で負荷 能力を増大することができる。また従来はスラスト荷重が変化するたびにスラス ト軸受への給油変動が発生するがこのようなこともなくジャーナル軸受へ安定し た給油が行なわれる。
【0019】 また、正スラスト軸受31から洩れ出す潤滑油量も少なく、オイルデフェンサ プレート36によって正スラスト軸受31を潤滑したのちの潤滑油を排油口19 に導くことで、コンプレッサ側への油洩れを防止でき、オイルデフェンサプレー ト36でシール出来なかった潤滑油をシールプレート37とピストンリング38 でシールするので、コンプレッサ側への潤滑油の洩れを防止できる。 したがって、オイルシールを、油きり33、オイルデフェンサプレート36、 シールプレート37及び1本のピストンリング38などで構成でき、オイルシー ル構造を従来に比べ、簡単で安価にすることができる。
【0020】 さらに、反スラスト軸受32のパッド面32aをスラストブッシュ13のター ビン側の側面と対向して反スラスト荷重を支持するようにし、しかも反スラスト 軸受32の他側面32bをジャーナル軸受10の止め輪(リテーニングリング) と兼ねるようにしたので、反対スラスト荷重の支持ができるともに、従来のよう なジャーナル軸受10とスラストブッシュ13のつれ回り力がなくなり、ジャー ナル軸受10の捩じれなどに起因する回転の不安定化を防止して安定な回転を確 保できる。
【0021】 また、オイルデフェンサプレート36を軸受車室3の接合面3a全周に渡って 挾み込むようにしたので、ガスケットと兼用でき、軸受車室3とシールプレート 37との間に隙間が形成されず、完全に密着させることができ、Oリングとリン グ溝などの特別なシール構造を設けること無く簡単に車室3,4間をシールする ことができる。
【0022】 なお、上記実施例では、自動車用の過給機を例に説明したが、これに限らず他 のジャーナル軸受とスラスト軸受を用いる過給機に広く適用できるものである。
【0023】 また、この考案の要旨を変更しない範囲で各構成要素に変更を加えるようにし ても良い。
【0024】
【考案の効果】
以上、一実施例とともに具体的に説明したようにこの考案の過給機のスラスト 軸受構造によれば、スラスト軸受を正スラスト軸受と反スラスト軸受に機能を分 離し、スラストブッシュの一側面に正スラスト軸受を対向させるとともに、正ス ラスト軸受に専用油路によって潤滑油を供給するようにしたので、荷重側での洩 れを無くして少ない潤滑油で負荷能力を高めることができ、しかもコンプレッサ 側への油洩れの可能性を少なくしてシール性を向上することができる。 また、反スラスト軸受をスラストブッシュの他側面と対向させるように配置し 、これをジャーナル軸受の止め輪と兼用するようにしたので、ジャーナル軸受の 端面を相対回転のない状態で押さえ、過給機の回転を安定化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の過給機のスラスト軸受構造の一実施
例にかかる主要部の拡大断面図である。
【図2】この考案の過給機のスラスト軸受構造の一実施
例にかかる全体の断面図である。
【図3】従来の過給機の構造の断面図である。
【符号の説明】
1 過給機 2 タービン車室 3 軸受車室 4 コンプレッサ車室 5 タービン軸 6 タービンインペラ 7 コンプレッサインペラ 8 軸受部 9 ジャーナル軸受 10 ジャーナル軸受 13 スラストブッシュ 30 過給機のスラスト軸受構造 31 正スラスト軸受 31a パッド面 32 反スラスト軸受(止め輪) 32a パッド面 32b 他側面 33 油切り 34 専用油路 35 オイルシール構造 36 オイルデフェンサプレート 37 シールプレート 38 ピストンリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過給機のタービン軸にスラストブッシュ
    を装着し、このスラストブッシュの一側面に対向させて
    正スラスト専用の正スラスト軸受を設置するとともに、
    この正スラスト軸受のパッド面に潤滑油を供給する専用
    油路を当該正スラスト軸受に形成する一方、スラストブ
    ッシュの他側面と対向させて反スラスト専用の反スラス
    ト軸受をジャーナル軸受の止め輪と兼用して設置したこ
    とを特徴とする過給機のスラスト軸受構造。
JP1991033427U 1991-04-12 1991-04-12 過給機のスラスト軸受構造 Expired - Lifetime JP2519595Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0881362A2 (en) 1997-05-30 1998-12-02 Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. Thrust bearing arrangement for turbocharger

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