JPH04118492A - 建物用のシヤツターカーテン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、住宅、ビル等の建造物に建付けられる建物用
のシャッターカーテンに関するものである。

［従来技術及び発明が解決しようとする課題］一般に、
この種建物用のシャッターカーテンは、例えば巻取りド
ラムに巻装されたものが、開口部両側に形成されるガイ
ドレールに案内されて開閉作動するようになっている。

ところでこのシャッターカーテンは、ガイドレールに沿
う直線姿勢から巻取りドラムに巻装されたりするため湾
曲できるよう形成する必要が有り、そこで従来は、帯状
の板材を折曲して形成されるスラット同志を互いにイン
ターロック結合せしめて湾曲できるシャッターカーテン
を形成していた。しかしながらこのものでは、どうして
もこのインターロック結合部に隙間が有って遊びを存す
るため、開閉作動のときや閉鎖時に風を受けたとき等に
騒音を発するという問題が有る。

そこでインターロック結合部に隙間を無くそうとする試
みが従来からあるが、これらのものはインターロック結
合部の構造が複雑になるという問題が有り、現実性に乏
しいものである。

［課題を解決する手段］ 本発明は、上記の如き実情に鑑みて、これらの欠点を一
掃することができる建物用のシャッターカーテンを提供
することを目的として創案されたものであって、開口部
の開閉をする建物用のシャッターカーテンであって、該
シャッターカーテンを、剛性を有した素材で形成される
スラットと、弾性を有した素材で形成される連結部材と
を用いて構成するに、前記各スラットは、両側縁部が屋
内側に向けて略り字形に折返し折曲された折曲辺部を有
するものとし、また連結部材は、上記折曲辺部における
立上り辺同志が突合わされた状態で。

両折−辺部の先端側辺の屋内側面に対して屋内側に間隙
を存した状態で覆う面板部と、両折−辺部の先端側辺に
係止する両側縁部とを有したものとして、隣接するスラ
ット同志を連結部材で一連状に連結してシャッターカー
テンを構成し、スラット折曲辺部の立上り辺と先端側辺
とのコーナー部を支点とした該シャッターカーテンの屋
内方向圧巻側への湾曲を、連結部材の面板部が折曲辺部
先端側辺との間隙を広くする側に弾性的に変形すること
で行い、またスラット折曲辺部の立上り辺とスラット面
部とのコーナー部を支点としたシャッターカーテンの屋
外方向逆巻側への湾曲を、連結部材の面板部が折曲辺部
先端側辺との間隙を狭くする側に弾性的に変形すること
で行うように構成したことを特徴とするものである。

そして本発明は、この構成によって、インターロック結
合を無くして、低騒音のシャッターとすることができる
ようにしたものである。

［実施例コ 次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、１は建物用シャッターのシャッターカーテ
ンであって、該シャッターカーテン１は、開口部の上方
に建付けられる巻取りドラム２に巻装され、そして開口
部左右に設けられたガイドレール３に案内されて上下開
閉作動する構成になっている。

前記シャッターカーテン１は、既存のシャッターカーテ
ンに使用されている綱やアルミニウム等の金属、あるい
は合成樹脂材等の剛性の有る素材によって形成されるス
ラット４同志を、バネ鋼や合成樹脂材等の弾性を有した
素材によって形成される連結部材５で一連状に連結して
構成されるものである。

つまり、スラット４の上下両側縁部には、屋内側に向け
て略り字形に折返し折曲された折曲辺部４ａが形成され
ているが、該折曲辺部４ａは、スラット面部４ｂから第
一コーナー部４ｆを経て屋内側に向けて突出する立上り
辺４ｃと、該立上り辺４ｃから第二コーナー部４ｄを経
て両立上り送射向側に向けて突出する先端側辺４ｅとを
有している。

一方、連結部材５は、ｗ８Ｃ字形状に湾曲した面板部５
ａと、該面板部５ａの両側縁部を内側に向けて折曲して
形成した係止辺５ｂとから形成されている。

そしてシャッターカーテン１は、隣接するスラット４の
立上り辺４ｃ同志を突合わせた状態で、連結部材５を、
面板部５ａが両先端側辺４ｅの屋内側面に対して屋内側
に間隙を存した状態で覆い、そして係止辺５ｂが突き合
わされた両立上り辺４Ｃを両側から挟持するようにして
係止辺５ｂの先端部が先端側辺４ｅに係止するように組
付けることで一連状に連結されるが、この様にして一連
状に連結されたシャッターカーテン１は、連結部材５の
弾性変形によって正巻あるいは逆巻に巻取りドラム２に
巻装される構成になっている。

即ち、巻取りドラム２に正巻状態で巻取られる場合には
、連結部材５の面板部５ａが先端側辺４ｅとの間隙を広
くする側に弾性的に湾曲変形することで、各スラット４
の第二コーナー部４ｄを支点とした屋内方向正巻側への
揺動が許容され、これによってシャッターカーテン１は
巻取りドラム２に正巻状態で巻装される構成になってい
る。

一方、巻取りドラム２に逆巻状態で巻取られる場合には
、連結部材５の面板部５ａが先端側辺４ｅとの間隙を狭
くする側に弾性的に湾曲変形することで、各スラット４
の第一コーナー部４ｆを支点とした屋外方向逆巻側への
揺動が許容され、これによってシャッターカーテン１は
巻取りドラム２に逆巻状態で巻装される構成になってい
る。

叙述のごとく構成された本発明の実施例において、開口
部の開閉は、シャッターカーテン１をガイドレール３に
案内させて昇降せしめることによって成されるが、シャ
ッターカーテン１は、従来のインターロック結合によっ
て剛性スラット同志を折曲自在に連結したもののように
、スラット同志の連結部に間隙が存することが無く、こ
の結果。

開閉作動時や風を受けた場合等において、スラット同志
が衝接することによる騒音の発生を確実に回避すること
ができて、静粛な低騒音型の建物用シャッターとするこ
とができる。さらにシャッターカーテン１の全開時にお
いては、剛性を有したスラット４同志が間隙無く連続し
た状態で開口部を閉鎖するため、防火、防煙、遮音性に
特に優れているという利点が有る。

しかもこのものでは、巻取りドラム２に巻装する場合、
連結部材５がスラット４の先端側辺４ｅとの間隙を広く
する側、あるいは狭くする側に弾性変形することで、シ
ャッターカーテン１が正巻および逆巻のどちらの巻太に
も対応した曲げができるので、インターロック結合式の
シャッターカーテンの場合と同様の取扱いができること
になり、問題となることはない。

さらにこのものにおいては、連結部材５が屋外に露出し
ないので、外観上好ましいことは勿論であるが、防犯性
にも頗る好都合であるという利点が有る。

尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、第
５図にそれぞれ示すパターン（ここにおいて実線はスラ
ットを、破線は連結部材を表するものとする）図の如く
、スラット４のスラット面部４ｂが略半円弧形になって
いるもの（第５図Ａ）、略波板状になっているもの（第
５図Ｂ）、略ジグザグ状になっているもの（第５図ｃ）
、略凹凸状になっているもの（第５図Ｄ）等、スラット
面に各種の模様を施したものを採用することができる。

さらにシャッターカーテンの収納は、第６図のパターン
図で示すように、前述した第一実施例のように巻取りド
ラムに渦巻状に巻装するものに限定されず、渦巻状の収
納レール７に収納されるようにしたもの（第６図Ａ）＝
ガイドレール３がら湾曲レールを介して水平状の収納レ
ール８に収納されるもの（第６図Ｂ）等、種々のものに
実施できる。

［作用効果コ 以上要するに、本発明は叙述の如く構成されたものであ
るから、シャッターカーテンは、剛性を有した素材で形
成されるスラットを、弾性を有した素材で形成される連
結部材を用いて一連状に連結して、従来必要だったイン
ターロック結合部を無くすることができ、従って隣接す
る各スラット間に隙間が無く、開閉作動をするときゃ風
を受けたとき等においてスラット同志が擦れたり衝接し
たりすることに起因する不快な騒音の発生を回避するこ
とができ、大幅に低騒音化できて、静粛なものにできる
ことになる。さらにシャッターカーテンの全閉時におい
ては、剛性を有したスラット同志が間隙無く連続した状
態で開口部を閉鎖するため、防火、防煙、遮音性に特に
優れているという利点が有る。

しかもこのものでは、連結部材の面板部がスラットの先
端側辺との間隙を広くする側に弾性変形することで、シ
ャッターカーテンがスラットの立上り辺と先端側辺との
コーナー部を支点として屋内方向正巻側に湾曲でき、ま
た連結部材の面板部が先端側辺との間隙を狭くする側に
弾性変形することで、シャッターカーテンがスラット面
部と立上り辺とのコーナー部を支点として屋外方向逆巻
側に湾曲できて、シャッターカーテン１が正巻および逆
巻のどちらの巻成にも対応した曲げができることとなっ
て、インターロック結合式のシャッターカーテンの場合
と同様の取扱いができることになり、何ら問題となるこ
とはない。

さらにこのものにおいては、連結部材が屋外に露出しな
いので、外観上好ましいことは勿論であるが、防犯性に
も頗る好都合であるという利点が有る。

【図面の簡単な説明】

図面は、本考案に係る建物用の正巻シャッターカーテン
の実施例を示したものであって、第１図は建物用シャッ
ターの概略正面図、第２図はスラットの断面図、第３図
は連結部材の断面図、第４図ｘ、ｙ、ｚはそれぞれ直線
状態、正巻状態、逆巻状態のシャッターカーテンを示す
側面図、第５図Ａ−Ｄはそれぞれ他の実施例を示すシャ
ッターカーテンのパターン図、第６図Ａ、Ｂはシャッタ
ーカーテンの他の実施例の収納状態を示すパターン図で
ある。 図中、１はシャッターカーテン、２は巻取りドラム、３
はガイドレール、４はスラット、４ａは折曲辺部、４ｂ
はスラット面部、４ｆは第一コーナー部、４ｃは立上り
辺、４ｄは第二コーナー部、４ｅは先端側辺、５は連結
部材、５ａは面板部、５ｂは係止辺である。 第１図 第２図 ｅ１ 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 開口部の開閉をする建物用のシャッターカーテンであつ
   て、該シャッターカーテンを、剛性を有した素材で形成
   されるスラツトと、弾性を有した素材で形成される連結
   部材とを用いて構成するに、前記各スラツトは、両側縁
   部が屋内側に向けて略Ｌ字形に折返し折曲された折曲辺
   部を有するものとし、また連結部材は、上記折曲辺部に
   おける立上り辺同志が突合わされた状態で、両折曲辺部
   の先端側辺の屋内側面に対して屋内側に間隙を存した状
   態で覆う面板部と、両折曲辺部の先端側辺に係止する両
   側縁部とを有したものとして、隣接するスラツト同志を
   連結部材で一連状に連結してシャッターカーテンを構成
   し、スラツト折曲辺部の立上り辺と先端側辺とのコーナ
   ー部を支点とした該シャッターカーテンの屋内方向正巻
   側への湾曲を、連結部材の面板部が折曲辺部先端側辺と
   の間隙を広くする側に弾性的に変形することで行い、ま
   たスラツト折曲辺部の立上り辺とスラツト面部とのコー
   ナー部を支点としたシャッターカーテンの屋外方向逆巻
   側への湾曲を、連結部材の面板部が折曲辺部先端側辺と
   の間隙を狭くする側に弾性的に変形することで行うよう
   に構成したことを特徴とする建物用のシャッターカーテ
   ン。