JPH04117540U - 草芝刈り用カツターブレード - Google Patents

草芝刈り用カツターブレード

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JPH04117540U
JPH04117540U JP2903691U JP2903691U JPH04117540U JP H04117540 U JPH04117540 U JP H04117540U JP 2903691 U JP2903691 U JP 2903691U JP 2903691 U JP2903691 U JP 2903691U JP H04117540 U JPH04117540 U JP H04117540U
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JP
Japan
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blade
cutting blade
rotation
cutter
inlet
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Withdrawn
Application number
JP2903691U
Other languages
English (en)
Inventor
宏 北條
一弘 坂本
大 河本
Original Assignee
本田技研工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 端部から中間部にかけて略水平に設けた刈刃
22に対して、その回転方向後側の端部に上方への起風
片23を設けて略水平回転する草芝刈り用カッターブレ
ード21において、上方への起風片23よりも回転中心
部寄りの中間部に、略水平な刈刃22より上方で回転方
向に向かい開口する導入口25及び下方に開口する導出
口27を有するエアガイド24を設ける。 【効果】 端部の刈刃22で切断された芝草を、起風片
23により上方に一旦上げてから中間部の刈刃22上に
落下させ、しかも中間部のエアガイド24の回転方向に
向かい開口する導入口25から下方に開口する導出口2
7へ流れる風によって、中間部の刈刃22部分による細
断性を高められるとともに、段差加工等を必要としない
略水平な刈刃22としながらも、エアガイド24により
衝撃を吸収できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、略水平回転する草芝刈り用カッターブレードに関し、特にその端部 から回転中心部寄りの中間部にかけて略水平に設けた刈刃による草芝刈り性能を 向上させるエアガイドの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
芝刈機の略水平回転するカッターブレードの端部に、刈刃を設けるとともに、 この刈刃よりも回転方向後側に上方への起風片を設けたものは、米国特許第4, 158,279号明細書により公知である。 またカッターブレードの端部から回転中心部寄りの中間部にかけて上下方向の 段差をもった刈刃を設け、その回転方向後側の端部に設けた上方への起風片より も回転中心部寄りの中間部に、風を下方に向かわせるガイド部を設けて、草芝の 細断化を企図したものは、米国特許第4,189,903号明細書及び米国特許 第4,318,268号明細書により公知となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、カッターブレードにおいて、従来の如く段差部分への刈刃の形 成または逆に刈刃部分に対する段差の形成は、技術的に面倒な加工を必要として いた。
【0004】 そこで本考案の目的は、段差加工等を必要としない略水平な刈刃として、その 中間部の刈刃部分による細断性を高められる草芝刈り用カッターブレードを提供 することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決すべく本考案は、略水平回転するブレードの端部から回転中 心部寄りの中間部にかけて略水平に設けた刈刃と、この刈刃に対し回転方向後側 の端部に設けた上方への起風片とを備える草芝刈り用カッターブレードにおいて 、前記上方への起風片よりも前記回転中心部寄りの中間部に、前記刈刃より上方 で回転方向に向かい開口する導入口及び下方に開口する導出口を有するエアガイ ドを設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
端部の上方への起風片により、端部の刈刃で切断された草芝が、上方に一旦上 がってから中間部の刈刃上に落下し、そして中間部のエアガイドの回転方向に向 かい開口する導入口から下方に開口する導出口へ流れる風によって、中間部の刈 刃部分による細断性が高められる。 またエアガイドにより衝撃を吸収できる。
【0007】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 本考案を適用した一例としての芝刈機を示す図1及び図2において、1は機体 、2は前輪、3は後輪、4はハンドル、5は座席、6はエンジン、10はカッタ ーハウジング、21はカッターブレードである。 図示の如く機体1の略中央部下方に前後一対のリンク7,8を介してカッター ハウジング10が配設され、このカッターハウジング10内に収納したカッター ブレード21中央の垂直軸20に、エンジン6からの動力がベルトプーリ装置9 等を介して伝達される。これによりカッターブレード21は略水平回転を行なう 。
【0008】 下面を開放した平面視略円形のカッターハウジング10は、図3及び図4にも 示す通り、その上壁部11に後部を除いて上方に膨出するスクロール部12を形 成するとともに、周壁部15の一側部に放出ダクト部16を介して側方に開口す る放出口17を形成して成る。また上壁部11の中央部には、三個の空気取り入 れ口13…が形成されている。 ここで、スクロール部12は、カッターブレード21の回転方向R(図3参照 )に沿って一側方の放出ダクト部16に向かい風量を増大すべく次第に高く形成 (図4参照)されており、放出ダクト部16は、スクロール部12に図3の如く 外周側の点Pで接線方向に連続して形成されている。 尚、放出口17には、図1の如くシュータ18を介して機体1後部のグラクバ ッグ19に接続可能である。
【0009】 そしてカッターブレード21は、図9及び図10にも拡大して示す通り、その 側縁に水平な刈刃22を形成して、この刈刃22の回転方向後側端部を上方への 起風片23に形成するとともに、この起風片23よりも中央部寄りの中間部板面 にエアガイド24を形成して成る。 即ちエアガイド24は、刈刃22より上方において、回転方向Rに向かい開口 する略三角形の導入口25と、この導入口25を囲む傾斜壁26と、この傾斜壁 26により囲まれて下方に開口する略三角形の導出口27とを有するものであり 、例えばプレス加工により形成されている。 ここで、上方への起風片23は、カッターブレード21の回転中心部に向かい 傾斜しており、カッターブレード21は、その中央部をブレードホルダ29を介 して前記垂直軸20の下端に取り付けられる。
【0010】 以上のカッターブレード21を収納するカッターハウジング10内には、図5 に示す通り、分割体で構成される第1インナー部材31と第2インナー部材41 が必要に応じて着脱自在となっている。 即ち第3図のように、第1インナー部材31は、スクロール部12内の高さが 低い側部から前部にわたり外周側内面に装着されるもので、その内側が断面円弧 状部32に形成されており、また第2インナー部材41は、放出ダクト部16内 に装着されるもので、その内側が断面円弧状部42に形成されるとともに、下方 に垂下する放出口閉塞部43を一体に有している。 ここで、第1インナー部材31は、スクロール部12内に取り付けた場合、カ ッターハウジング10の一部を形成している。また第2インナー部材41は、放 出口17を一時的に塞ぎマルチング作用するマルチングキットである。
【0011】 そして第1インナー部材31内側の断面円弧状部32には、図6及び図7にも 示す通り、ブレード回転方向Rに沿って下方から上方に向かう複数本(図示では 3本)のガイドリブ33,34,35が間隔を設けて形成されており、更に図3 に示した通り、第1インナー部材31に連続する第2インナー部材41内側の断 面円弧状部42にも、ガイドリブ35に連続するガイドリブ45が形成されてい る。 以上のガイドリブ33,34,35,45は、カッターブレード21の刈刃2 2と対向する面形状となっており、これにより断面円弧状部32,42は、ガイ ドリブ33,34,35,45を境とする段差部となっている。 尚、第2インナー部材41には必ずしもガイドリブ45を設けなくても良く、 第1インナー部材31のガイドリブ33,34,35だけでも芝の細断が充分に 行なえる。また第1インナー部材31と第2インナー部材41とを離して使用し ても良い。
【0012】 以上の第1インナー部材31及び第2インナー部材41は、合成樹脂製であり 、第1インナー部材31は、図8にも示す通り、スクロール部12内面と周壁部 15内面の上部に当接して、そのコーナー部でボルト36…及びナット37…に よりカッターハウジング10内に取り付けられる。 そして第2インナー部材41は、図3乃至図5のように、放出口17を外側か ら覆う金属製カバー51を外面にボルト46…及びナット47…により結合し、 放出ダクト部16内面に嵌合して、金属製カバー51の上片を放出口17上面の ボルト52…及びナット53…により結合することで、カッターハウジング10 内に取り付けられる。
【0013】 次に芝刈り作業について説明する。 先ず図3及び図4に示すように、カッターハウジング10内に第1インナー部 材31及び第2インナー部材41をともに取り付けた場合は、密閉式のカッター ハウジング10となり、R方向に回転するカッターブレード21の両刈刃22, 22により切断された刈り芝は、図4に矢印で示す通り、両起風片23,23に よる起風作用で上方に上がり、第1インナー部材31及び第2インナー部材41 の両断面円弧状部32,42に沿ってハウジング上壁部11の中央部下面側に移 動する。 この時、両断面円弧状部32,42には、ブレード回転方向Rに沿って下方か ら上方に向かうとともに、カッターブレード21の刈刃22と対向する面形状の ガイドリブ33,34,35,45が設けられているので、刈り芝は、各ガイド リブ33,34,35,45に沿って上方から内方に効果的に移動させられる。 そしてハウジング上壁部11の空気取り入れ口13…からの空気吸引により、 刈り芝は、カッターブレード21のエアガイド24,24の旋回軌跡上への落下 を促進されるとともに、エアガイド24,24の導入口25,25内に流れる風 の吸引作用によって、刈刃22,22により再び細かく切断されてから、エアガ イド24,24の傾斜壁26,26により向きを変えて導出口27,27から下 方へ流れる風によって、細断後の刈り芝は、図4に矢印で示す通り、均一に分散 されて芝地に落下する。 尚、カッターブレード21に関して、芝地上の異物との干渉等、端部にかかっ た衝撃等は、エアガイド24,24により吸収緩和されて、回転動力系への衝撃 伝達等を回避できるものとなっている。
【0014】 またスクロール部12内に第1インナー部材31を設けた状態のままで、放出 ダクト部16内の第2インナー部材41を外して放出口17を開口状態としても 、第1インナー部材31の断面円弧状部32及びその各ガイドリブ33,34, 35による刈り芝のガイド機能が得られ、即ち前述と略同様に刈り芝を細断でき るとともに、放出ダクト部16内を通して放出口17から側方に刈り芝の一部を 放出したり、放出口17から図1に示す如くシュータ18を介して機体1後部の グラクバッグ19内に刈り芝を収納できる。 この側方への放出の際、第1インナー部材31の終端側は、放出ダクト部16 がスクロール部12に接線方向で連続する外周側の点P(図3参照)までとなっ ており、放出ダクト部16内に突出していないので、放出ダクト16内での円滑 な風の流れを阻害することなく、刈り芝の放出性や収納性が良好に得られる。 このように刈り芝の細断化を促進しながらサイドディスチャージやグラスバッ ク19への収納にも対処可能である。
【0015】 そして風量を増大させて、単純なサイドディスチャージや、グラクバッグ19 への刈り芝の収納を行なう場合には、両インナー部材31,41を用いずに、図 1に示す通り、カッターハウジング10のスクロール部12をそのまま使って、 そのスクロール部12内の風量を確保して、放出口17から側方に刈り芝を放出 したり、グラスバック19に刈り芝を収納できる。 尚、実施例では乗用芝刈機を基に説明したが、他の歩行型芝刈機にも本考案は 適用可能であり、また細部構造についても適宜に変更可能である。更に本考案の カッターブレードは、実施例の芝刈り用のみに限らず、他の草刈り用にも適用可 能である。
【0016】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、略水平回転するブレードの端部から回転中心部 寄りの中間部にかけて略水平に設けた刈刃に対して、その回転方向後側の端部に 上方への起風片を設けた草芝刈り用カッターブレードにおいて、上方への起風片 よりも回転中心部寄りの中間部に、略水平な刈刃より上方で回転方向に向かい開 口する導入口及び下方に開口する導出口を有するエアガイドを設けたため、端部 の刈刃で切断された草芝を、起風片により上方に一旦上げてから中間部の刈刃上 に落下させ、しかも中間部のエアガイドの回転方向に向かい開口する導入口から 下方に開口する導出口へ流れる風によって、中間部の刈刃部分による細断性を高 めることができるとともに、段差加工等を必要としない略水平な刈刃としながら も、エアガイドにより衝撃を吸収することができる。またブレードの下面より下 方に突出しているものが何もないため、ブレードによる草芝の倒れを少なくし、 草芝を均一高さに刈れるようにし、細断性を高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した一例としての芝刈機を示す要
部を破断した概略側面図
【図2】その概略平面図
【図3】カッターハウジング装置の内部を示す底面図
【図4】その縦断背面図
【図5】インナー部材の分解斜視図
【図6】ガイドリブを示す部分斜視図
【図7】図3の矢印A−A線に沿った断面図
【図8】図3の矢印B−B線に沿った断面図
【図9】本考案に係るカッターブレードの半部拡大斜視
【図10】その正面図
【符号の説明】
21…カッターブレード、22…刈刃、23…上方への
起風片、24…エアガイド、25…導入口、26…傾斜
壁、27…導出口、R…回転方向。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略水平回転するブレードの端部から回転
    中心部寄りの中間部にかけて略水平に設けた刈刃と、こ
    の刈刃に対し回転方向後側の端部に設けた上方への起風
    片とを備える草芝刈り用カッターブレードにおいて、前
    記上方への起風片よりも前記回転中心部寄りの中間部
    に、前記刈刃より上方で回転方向に向かい開口する導入
    口及び下方に開口する導出口を有するエアガイドを設け
    たことを特徴とする草芝刈り用カッターブレード。
JP2903691U 1991-04-01 1991-04-01 草芝刈り用カツターブレード Withdrawn JPH04117540U (ja)

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Effective date: 19950713