JPH04115697U - 正多角形定規 - Google Patents

正多角形定規

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JPH04115697U
JPH04115697U JP2786891U JP2786891U JPH04115697U JP H04115697 U JPH04115697 U JP H04115697U JP 2786891 U JP2786891 U JP 2786891U JP 2786891 U JP2786891 U JP 2786891U JP H04115697 U JPH04115697 U JP H04115697U
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忍 大橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 任意の大きさの正多角形を高精度で、かつ容
易に作図できる定規を提供すること。 【構成】 平板の外縁、又は内側に多数の角部を形成
し、該各角部の隣合う辺のなす頂角を各種正多角形の単
位角度とした正多角形定規。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、正多角形を作図する際に使用される定規に関し、特に正多角形の大 きさを任意に選定できるとともに、作図する際の手間を軽減でき、しかも取り扱 いや持ち運びを改善できるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
正多角形を作図する場合、一般にコンパス、分度器、直線定規を使用して画す る方法が用いられている。しかしこのようなコンパス等を用いて作図すると手間 と時間がかかることから、従来、容易に作図できるようにした様々な定規が提案 されている。例えば、プレートに角数の異なる各種正多角形の頂点を表示する孔 を形成し、この各孔に刻印した点を直線で結ぶことによって所望の正多角形を作 図するようにした定規がある(実開昭57-9592 号公報, 実開昭61-18892号公報, 実開昭62-119287 号公報参照)。また、一対の直定規の一端部同士を回動自在に 軸支し、この両直定規の開度を所望する正多角形に対応する角度に設定し、これ の軸点を中心に回転させながら作図するようにした定規がある(実開昭55-94885 号公報, 実開昭59-79391号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の各公報による定規では、以下の問題点がある。 上記プレートに形成された各孔に点を刻印し、各点を直線で結ぶようにした定 規の場合は、作図できる正多角形の大きさが限定され、しかも各頂点を点で刻印 してから各点を直線で結ぶという手順となることから、それだけ手間がかかると いう問題がある。
【0004】 また、上記一対の直定規の開角度を設定してこれを回転させながら作図するよ うにした定規の場合は、正多角形の大きさは自由に設定できるものの、開角度を 精度良く設定する必要があり、しかも軸点を固定した状態で定規を回転させる必 要があることから、この場合も作図に手間がかかるとともに、構造上取り扱いが 煩雑であり、携帯にも不便であるという問題がある。
【0005】 本考案は上記従来の状況に鑑みてなされたもので、正多角形の大きさを任意に 設定でき、かつ作図する手間を省略できるとともに、取り扱いや持ち運びを改善 できる正多角形定規を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、平板の外縁、又は内側に多数の角部を形成し、該各角部の 隣合う辺のなす頂角を各種正多角形の単位角度としたことを特徴とする正多角形 定規である。
【0007】 また、請求項2の考案は、上記各辺に長さ目盛りを表記するとともに、各頂角 に角度及び正多角形の角数を表記したことを特徴とし、さらに請求項3は、上記 平板に円状、円弧状、あるいは直線状の孔を形成し、この孔の周縁に必要に応じ て角度、長さ目盛りを表記したことを特徴としている。
【0008】
【作用】
本考案の正多角形定規で正多角形を作図するには、所望する正多角形の頂角を 有する一方の辺から他方の辺に沿って線を引き、次に平板をずらして他方の線上 に一方の辺を一致させ、この状態で他方の辺に沿って上記線に連続させて線を引 く、これを順次繰り返しながら線を結んでいくことにより所望の正多角形が作図 できる。
【0009】 このように本考案によれば、各角部の隣合う辺のなす頂角を各種正多角形の単 位角度としたので、平板を移動させながら各辺に沿って線を結んでいくだけで所 望の正多角形を作図することができ、従来の点を刻印してから各点を線で結ぶ場 合に比べて手間を軽減できる。また、本考案では、上記各辺の長さに応じた大き さの正多角形を作図でき、それだけ大きさに対する自由度を向上できる。さらに 、平板に各角部を形成するだけの構造であるから、従来の各直定規の開度を設定 したり、回転したりして作図する場合に比べて取り扱いが容易であるとともに、 持ち運びにも便利である。
【0010】 また、上記各辺に長さ目盛り、各頂角に角度及び正多角形の角数を表記した場 合は、作図する際の作業をさらに改善できるとともに、寸法精度を向上できる。 さらに上記平板に円状、円弧状、あるいは直線状の孔を形成した場合は、正多角 形以外の作図にも応用でき、それだけ汎用性を向上できる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図について説明する。 実施例1 図1及び図2は本考案の第1実施例を説明するための図である。 図において、1は本実施例の正多角形定規であり、これは半透明合成樹脂、透 明合成樹脂、あるいは各種金属等により形成されたもので、平板2の外周縁に多 数の角部を形成した構造となっている。この平板2の内側には半円状の長孔3が 打ち抜いて形成されており、該長孔3の周縁部には10度間隔ごとに角度目盛り4 が表記されており、これにより分度器5が構成されている。
【0012】 また、上記平板2の各角部の隣合う第1辺a〜第7辺hのなす頂角θ1 〜θ7 及び第8辺i〜第1辺aのなす角度θ9 はそれぞれ各種正多角形の単位角度(内 角)に設定されている。即ち、第1辺aと第2辺bとでなす外角の頂角θ1は90 度となっており、この第1、第2辺a、bにより正四角形、及び直角三角形が作 図できるよう構成されている。以下、順次、第2辺bと第3辺cとでなす内角の 頂角θ2 は108 度、該第3辺cと第4辺dとでなす頂角θ3 は120 度、第4辺d と第5辺eとでなす頂角θ4 は128.4/7 度、該第5辺eと第6辺fとでなす頂角 θ5 は135 度、第6辺fと第7辺gとでなす頂角θ6 は140 度、第7辺gと第8 辺hとでなす頂角θ7 は144 度、さらに第8辺iと第1辺aとでなす頂角θ9 は 60度にそれぞれ設定されている。これにより、上記各第2辺b〜第9辺iにより 正五角形〜正十角形が、また第9辺i〜第1辺aにより正三角形が作図できるよ う構成されている。なお、第8辺hと第9辺iとでなす頂角θ8 は152 度となっ ており、他の多角形を作図する場合に利用できる。
【0013】 さらに、上記平板2の内側には略く字状の長孔6が打ち抜いて形成されている 。この長孔6により形成された両辺j、kのなす頂角θ10は150 度に設定されて おり、これにより正十二角形が作図できるようになっている。
【0014】 そして、上記平板2の各第1辺a〜第9辺iの縁部には5mm間隔ごとに長さ目 盛り7が表記されている。また上記各頂角θ1〜θ10には角度8が表記されて おり、このうちθ1 〜θ7 、及びθ10にはそれぞれ正多角形の角数9が括弧で表 記されている。
【0015】 なお、上記正十二角形用の長孔6と共に又は代わりに他の正多角形用の長孔を 打ち抜いてもよく、さらに円など各種の形状を打ち抜いてもよい。
【0016】 次に上記正多角形定規1の一使用例を説明する。 図2は、正六角形の作図例を示し、この正六角形を作図するには、上記正多角 形定規1の第3辺cと第4辺dを使用することとなる。 まず、正多角形定規1を所定の位置に載置し、第3辺c、第4辺dに沿ってそ れぞれ同じ長さの線を引く、次に正多角形定規1を少し回しながらずらして(二 点鎖線の1a参照)、上記第3辺cを第4辺dに沿って画された線上に移動して 一致させ、この状態で第4辺dに沿って同じ長さの線を引く。このようにして正 多角形定規1を回しながら(二点鎖線の1b〜1d参照)、第3辺c、第4辺d を順次移動させ、同じ長さの線を引くことにより、正六角形(実線で示す)が作 図できる。
【0017】 本実施例によれば、各第1辺a〜第8辺h同士のなす頂角θ1 〜θ7 、辺i、 aのなす頂角θ9、及び辺j、kのなす頂角θ10をそれぞれ正四角形〜正十角形 、正三角形、及び正十二角形の単位角度としたので、上述の作図例のように各辺 a〜kに沿って直線を引くだけで所望の正多角形を容易に作図することができ、 従来の各公報による作図に比べて手間を大幅に軽減できる。
【0018】 また、本実施例では、上記各第1辺a〜第9辺iの長さに応じた大きさの正多 角形を任意に作図することができる。この場合、上記各第1辺a〜第9辺iの長 さより大きい正多角形を作図するには、各辺a〜hに沿って引いた線をそのまま 延長することにより容易に実現できる。
【0019】 さらに、本実施例の正多角形定規1は、各辺a〜k、頂角θ1 〜θ10を有する 平板2を、例えば射出成形やプレスで打ち抜いて形成するだけの構造であるから 、従来の一対の直定規を使用する場合に比べて製造が容易であり、しかも取り扱 い、携帯にも便利である。
【0020】 さらにまた、上記各第1辺a〜第9辺iに長さ目盛り7を表記するとともに、 各頂角θ1 〜θ10に角度8、角数9を表記したので、作図する際の作業を容易に でき、寸法精度を向上できる。さらに上記平板2に分度器5を形成したことから 正多角形以外の作図にも対応でき、汎用性が高い。
【0021】 実施例2 図3は、本考案の第2実施例を示し、図中、図1と同一符号は同一又は相当部 分を示す。 この実施例による正多角形定規10は、矩形状の平板11の中央部に多角形状 の孔12を形成し、この多角形の隣合う各第1辺a〜第8辺hのなす頂角θ1 〜 θ7 、及び第9辺i〜第1辺aのなす頂角θ9 をそれぞれ各種正多角形の単位角 度に設定することによって、正四角形〜正十角形及び正三角形を作図できるよう に構成するとともに、上記平板11の両端縁に長さ目盛り12を表記した例であ る。この正多角形定規10においても、各辺a〜hに沿って直線を引くだけで所 望の正多角形を容易に作図することができ、上記第1実施例と同様の効果が得ら れる。
【0022】 実施例3 図4は、本考案の第3実施例を示し、図中、図1と同一符号は同一又は相当部 分を示す。 図4(A)に示す正多角形定規15は、長方形状の平板16の両側縁部に複数 の角部を形成し、各角部の隣合う各第1辺a〜第9辺iのなす頂角θ1 〜θ9 を それぞれ各種正多角形の単位角度に設定した例である。また、図4(B)に示す 正多角形定規17は、長方形状の平板18の一側縁部に複数の角部を形成し、各 角部の隣合う各第2辺b〜第8辺hのなす頂角θ2 〜θ7 をそれぞれ各種正多角 形の単位角度に設定した例である。本例においても、実施例1、2同様と同様に 長さ目盛りを表記することができ、また図4(B)においては本定規17の外周 の一方の側縁部などを直線定規として使用できる。これら正多角形定規15また は17においても、各辺a〜iまたはb〜hに沿って直線を引くだけで所望の正 多角形を容易に作図することができ、上記第1実施例と同様の効果が得られると ともに、携帯にも便利である。
【0023】 実施例4 図5は、本考案の第4実施例を示し、図中、図1と同一符号は同一又は相当部 分を示す。 図5に示す正多角形定規20は、長方形状の平板21の中央部長手方向にジグ ザグ状の長孔22を形成し、この長孔22により形成された各第2辺b〜第8辺 hのなす頂角θ2 〜θ7 をそれぞれ各種正多角形の単位角度に設定した例である 。長孔の幅は使用する鉛筆、シャープペンシル、製図ペン等の芯の太さに応じて 適宜選択すればよい。定規20の外周の一辺もしくはそれ以上を直線定規として 使用できる。また、長孔22や本定規20の外周部に長さ目盛りを表記すればよ り便利に使用できる。この正多角形定規20においても、各辺b〜hに沿って直 線を引くだけで所望の正多角形を容易に作図することができ、上記第3実施例と 同様の効果が得られる。
【0024】 さらに、実施例3に示した正多角形定規15または17の内側に実施例4で示 したと同様の長孔を形成することができる。この場合、外周部に設定したものと 異なる正多角形の単位角を設定することによって、より多種類の正多角形の作図 に対応できる。
【0025】
【考案の効果】
以上のように本考案に係る正多角形定規によれば、平板の各角部の隣合う辺の なす頂角を各種正多角形の単位角度としたので、各辺に沿って直線を引くだけで 所望の正多角形を容易に作図することができ、手間を軽減できるとともに、各辺 の長さに応じた大きさの正多角形を任意に作図できる効果があり、さらに取り扱 いや持ち運びを改善できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例による正多角形定規を説明
するための平面図である。
【図2】上記第1実施例の正多角形定規の使用例を説明
するための図である。
【図3】本考案の第2実施例による正多角形定規を示す
平面図である。
【図4】本考案の第3実施例による正多角形定規を示す
平面図である。
【図5】本考案の第4実施例による正多角形定規を示す
平面図である。
【符号の説明】
1、10、15、17、20 正多角形定規 2、11、16、18、21 平板 7 長さ目盛り 8 角度目盛り 9 角数 a〜k 多角形の各辺 θ1 〜θ10 頂角

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板の外縁、又は内側に多数の角部を形
    成し、該各角部の隣合う辺のなす頂角を各種正多角形の
    単位角度としたことを特徴とする正多角形定規。
  2. 【請求項2】 請求項1において、各辺に長さ目盛りを
    表記するとともに、各頂角に角度及び正多角形の角数を
    表記したことを特徴とする正多角形定規。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、平板に円状、
    円弧状、あるいは直線状の孔を形成し、この各孔の周縁
    に必要に応じて角度目盛り、長さ目盛りを表記したこと
    を特徴とする正多角形定規。
JP2786891U 1991-03-28 1991-03-28 正多角形定規 Pending JPH04115697U (ja)

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