JPH04115501U - スローアウエイ式溝入れ工具 - Google Patents
スローアウエイ式溝入れ工具Info
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- JPH04115501U JPH04115501U JP3781391U JP3781391U JPH04115501U JP H04115501 U JPH04115501 U JP H04115501U JP 3781391 U JP3781391 U JP 3781391U JP 3781391 U JP3781391 U JP 3781391U JP H04115501 U JPH04115501 U JP H04115501U
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- Japan
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- tip
- throw
- chip
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- seating
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- Withdrawn
Links
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims abstract description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 235000002597 Solanum melongena Nutrition 0.000 description 1
- 244000061458 Solanum melongena Species 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スローアウエイチップの着座安定性を高め、
強い切削抵抗が作用した場合や横送り切削を行った場合
のスローアウエイチップの移動を未然に防止する。 【構成】 チップ着座部(21)の着座面(21a,2
1b)を、その長手方向と直交する断面形状がスローア
ウエイチップ(22)の中心線に対して等角度で開くV
字状をなし、かつ、スローアウエイチップ(22)の後
端側から先端側へ向かうに従って平面視における幅が漸
次減少する形状とした。
強い切削抵抗が作用した場合や横送り切削を行った場合
のスローアウエイチップの移動を未然に防止する。 【構成】 チップ着座部(21)の着座面(21a,2
1b)を、その長手方向と直交する断面形状がスローア
ウエイチップ(22)の中心線に対して等角度で開くV
字状をなし、かつ、スローアウエイチップ(22)の後
端側から先端側へ向かうに従って平面視における幅が漸
次減少する形状とした。
Description
【0001】
この考案は、たとえば管の内周に溝加工を施すためのボーリングバー等の溝入
れ工具に関するものである。
【0002】
従来、上記のようなボーリングバーとしては、図9ないし図13に示すものが
知られている。これらの図に示すボーリングバーは、円柱状をなし軸線O回りに
回転させられる工具本体1の先端部にその半径方向外方へ突出するチップ着座部
2を形成し、このチップ着座部2にスローアウエイチップ(以下、チップと略称
する)3を載置してこれをクランプ駒4とクランプねじ5とによって押圧固定し
たものである。ここで、チップ着座部2は、図11に示すように、断面五角形状
なすチップ3の側面と接触する側壁部2aと、チップ3の底面の一方と接触する
底壁部2bとからなる斜め上方に向かって拡開するV字状断面とされている。
【0003】
ところで上記のようなボーリングバーでは、図13に示すように、有効切刃部
分である先端部の幅、つまり溝幅が異なる種々のチップ3〜8が装着される。こ
れらのチップ3〜8は、溝幅が広くなればなるほど深い溝を加工できるように、
有効切刃部分の長さが溝幅に応じて漸次長くなっている。したがって、チップ着
座部2が平面視矩形状に形成されていると、チップ4〜7ではそれらの有効切刃
部分からチップ着座部2が突出することになり、被削材とチップ着座部2とが加
工中に干渉するおそれがある。このため、上記ボーリングバーでは、チップ着座
部2の先端部に半径方向と角度αをなす切欠9を形成することにより干渉部10
を除去している。
【0004】
しかしながら、上記ボーリングバーではチップ3の着座安定性が低くく、特に
、チップの幅方向へ工具本体を送るような切削を行った場合に、チップ3の位置
ずれが生じて切削不能となるといった問題があった。すなわち、チップ3に強い
切削抵抗Fが作用すると(図11)、その結果、チップ3にすべり力Nが生じる
(図12)。ところが、チップ着座部2のうちl2の部分にはすべり力Nを受け
る側壁部2aが存在するもののl1の部分には存在していない。このため、すべ
り力Nに対してチップ2が片持ち状態となり、特に、L方向への切削で送り分力
Rが生じたときにクランプ力fだけでは持ちこたえられず、その結果、チップ3
が図9中点pを中心としてM方向へ回転してしまうのである。
【0005】
この考案は、上記従来の溝入れ工具が有する問題を解決するためになされたも
ので、チップの着座安定性を高め、高いクランプ強度を得ることができるスロー
アウエイ式溝入れ工具を提供することを目的としている。
【0006】
この考案のスローアウエイ式溝入れ工具は、チップ着座部の着座面を、その長
手方向と直交する断面形状がスローアウエイチップの中心線に対して等角度で開
くV字状をなし、かつ、スローアウエイチップの後端側から先端側へ向かうに従
って平面視における幅が漸次減少する形状としたものである。
【0007】
上記構成のスローアウエイ式溝入れ工具にあっては、チップ着座部がチップの
中心線に対して等角度のV字状断面を有しているので、チップにすべり力が作用
した場合に一方の着座面でこれを受けることができる。したがって、チップの着
座安定性が高まり、チップの移動を未然に防止することができる。
【0008】
以下、この考案の一実施例を図1ないし図4を参照しながら説明する。図4は
実施例のボーリングバーを示す平面図である。この図に示すボーリングバーも、
前記従来のボーリングバーと同様に、円柱状をなし軸線O回りに回転させられる
工具本体20の先端部に、その半径方向外方へ突出するチップ着座部21が形成
され、このチップ着座部21にチップ22がクランプ駒23とクランプねじ24
とによってクランプ力fで押圧固定されたものである。
【0009】
しかしながら、チップ着座部21は、図4に示すように、その長手方向と直交
する断面形状がチップ22の中心線に対して等角度で開くV字状をなし、2つの
着座面22a,21bはチップ22の底面と面接触している。なお、着座面21
aの開き角θは90〜120゜とされている。また、チップ着座部21の平面視
形状は、前記従来のものと同様に、その先端部に切欠25が形成されることによ
り先端側へ向けて先細りとされている。なお、このボーリングバーでは、0.3
〜4mm幅のチップを装着することができるようになっている。
【0010】
上記構成のボーリングバーにおいては、チップ22の先端部に強い切削抵抗F
が生じても、また、L方向の送りによる送り分力Rが生じても、チップ22のす
べり力を着座面21bで受けることができる。したがって、チップ22の着座安
定性が高まり、チップ22の移動を有効に防止することができる。事実、従来の
ボーリングバーでは、溝幅4mm、切削速度80m/minでの溝入れ加工にお
いて、横送り0.05mmでチップがずれて切削不能となっていたが、上記ボー
リングバーでは、横送り0.15mmでも安定した切削を行うことができた。
【0011】
次に、図5ないし図8は本考案を溝入れバイトに適用した例を示すものである
。これらの図に示す溝入れバイトは、角柱状をなす工具本体30の先端部に、先
端側へ突出するチップ着座部31が形成され、このチップ着座部31にチップ3
2がクランプ駒33とクランプねじ34とによって押圧固定されたものである。
この溝入れバイトにおいても、チップ着座部31は、その長手方向と直交する断
面形状がチップ32の中心線に対して等角度で開くV字状をなし、また、チップ
着座部31の平面視形状は、その先端部に切欠35が形成されることにより先端
側へ向けて先細りとされている。このように構成された溝入れバイトにおいても
前記実施例と同様の効果を得ることができる。
【0012】
以上説明したようにこの考案の溝入れ工具においては、チップ着座部の着座面
を、その長手方向と直交する断面形状がスローアウエイチップの中心線に対して
等角度で開くV字状をなし、かつ、スローアウエイチップの後端側から先端側へ
向かうに従って平面視における幅が漸次減少する形状としているから、チップに
すべり力が作用した場合にチップ着座部の一方の着座面でこれを受けることがで
き、したがって、チップの着座安定性が高まり、チップの移動を未然に防止する
ことができるという効果を得ることができる。
【図1】本考案の一実施例であるボーリングバーを示す
平面図である。
平面図である。
【図2】図1の矢印2方向矢視図である。
【図3】図1の矢印3方向矢視図である。
【図4】図3の矢印4で示す部分の拡大図である。
【図5】本考案の他の実施例である溝入れバイトを示す
平面図である。
平面図である。
【図6】図5の矢印6方向矢視図である。
【図7】図5の矢印7方向矢視図である。
【図8】図7の矢印8で示す部分の拡大図である。
【図9】従来のボーリングバーの一例を示す平面図であ
る。
る。
【図10】図9の矢印10方向矢視図である。
【図11】図10の矢印11方向矢視図である。
【図12】図11の矢印12で示す部分の拡大図であ
る。
る。
【図13】図12の矢印13方向矢視図である。
20 工具本体
21 チップ着座部
22 スローアウエイチップ
21a,21b 着座面
Claims (1)
- 【請求項1】 被削材に対して相対的に回転させられる
工具本体の先端部にチップ着座部が設けられ、このチッ
プ着座部に、角柱状をなすとともにその長手方向を相対
回転中心側から半径方向外方へ向けたスローアウエイチ
ップが着脱自在に装着され、上記スローアウエイチップ
の長手方向先端縁が切刃とされたスローアウエイ式溝入
れ工具において、上記チップ着座部の着座面を、上記長
手方向と直交する断面形状が上記スローアウエイチップ
の中心線に対して等角度で開くV字状をなし、かつ、ス
ローアウエイチップの後端側から先端側へ向かうに従っ
て平面視における幅が漸次減少する形状としたことを特
徴とするスローアウエイ式溝入れ工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3781391U JPH04115501U (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | スローアウエイ式溝入れ工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3781391U JPH04115501U (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | スローアウエイ式溝入れ工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04115501U true JPH04115501U (ja) | 1992-10-14 |
Family
ID=31919459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3781391U Withdrawn JPH04115501U (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | スローアウエイ式溝入れ工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04115501U (ja) |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP3781391U patent/JPH04115501U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950615 |