JPH04115401A - 反射照明装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は集束光に係り、住宅等の室内照明や店舗のデイ
スプレィ照明などに利用できる。

〔背景技術〕

従来より、照明器具においては、空間の利用目的等に応
じて光源の種類や明るさといった基本的な属性が選択さ
れるが、用途にあった雰囲気を演出するために光の配分
や照射形態に関する要求も高まっている。

このような要求に対応するため、近年では、集中的なス
ポット照明や間接壁面照明、床近傍のフットライト照明
などの多様な照明手段が採用されている。また、同じ空
間において多様な照明形態を使い分け、その空間の時々
の利用状況に適した照明状態を設定する等の配慮もなさ
れている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、従来の照明器具においては、デスクスタンド
等のように方向調節や明るさ調節ができるものもあるか
、室内天井面や壁面等に設置される形式では固定的なも
のが多く、殆どは設置場所や形式によって基本的な照明
状態が決定されてしまうという問題があった。

このため、多様な照明形態を得るためには同じ空間に複
数の照明器具を設置する必要があり、設備の複雑化が避
けられないという問題がある。

一方、スポット照明等によれば照射角度や方向等か比較
的自由に選択できるか、スポット光は一般に指向性や光
度が強く、利用にあたっての制約を受けるという問題か
あった。

本発明の目的は、簡単な構成で照明状態の調整自由度が
高くできる反射照明装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、集束光を照射するスポット光源と、前記集束
光を反射する反射面とを有し、前記反射面は姿勢調整可
能に支持されるとともに、前記集束光の反射状態を調整
する調整手段を有することを特徴とする。

ここで、スポット光源としては集束光を照射する既存の
器具か利用できる。一方、反射面の調整手段としては、
反射面の凹凸曲面化や表面仕上げ状態により集束光の反
射状態を変化させるものが利用でき、照射された光を全
反射させるような平滑な鏡面や、照射された光を拡散反
射するマット仕上げ面等が利用できる。

〔作　用〕

このような本発明においては、スポット光源からの集束
光を反射面で反射するとともに、反射面の姿勢調整によ
り任意の対象部位に照射して照明を行う。

この際、反射面の調整手段により反射状態を調整するこ
とで、スポット光源からの集束光の拡がりや拡散性、明
るさ等を任意に変化させることか可能となる。

従って、本発明においては、簡単な単一設備で照明光の
強さや状態、方向性などの設定自由度を大幅に拡張する
ことが可能になり、これらにより前記目的が達成される
。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面に基ついて説明する。

第１図に示すように、本実施例の反射照明装置１０は、
室内の天井面１１から吊下げ支持されたスポット光源２
０および反射器３０を備えている。

スポット光源２０は、内蔵したハロゲン電球等の光をレ
ンズ２１で絞って集束光４０として照射するものであり
、外部コントローラの操作により明るさを調整可能、か
つレンズ２１の調整により集束光２２の集束状態を調整
可能である。また、スポット光源２０は天井面１１から
延びるロット２２に垂直方向回動自在に支持され、かつ
ロッド２２を中心に水平方向回動自在である。

反射器３０は、第２図にも示すように、矩形枠状のフレ
ーム３１を備え、このフレーム３Ｉは円弧状の側面の軸
３２を介してブラケット３３に高さ調整可能に支持され
ており、軸３２の回転により垂直方向回動自在かつブラ
ケット３３を天井面１１に支持する軸３４を中心に水平
方向回動自在である。

これらにより姿勢調整自在に支持されたフレーム３１の
表裏には、それぞれ反射面３５．３６が保持されている
。

反射面３５は凸型の円筒面状とされ、表面にはマット仕
上げされた拡散パネルが装着されており、第１図のよう
にスポット光源２０に向けられた際には受けた集束光４
０を拡散反射光４１として反射し、室内の広い領域を柔
らかい光で照明可能である。

反射面３６は凹型の円筒面状とされ、表面には鏡面仕上
げされた集光パネルか装着されており、第３図のように
スポット光源２０に向けられた際には受けた集束光４０
を集中反射光４２として反射し、室内の局部領域を強い
光で照明可能である。

これらの反射面３５．３６の各パネルおよび凹凸面形状
により調整手段３７が構成されている。

このような本実施例においては、次のような設定により
室内照明を行う。

まず、室内を普通の明るさにしたい際には、反射面３５
を表にしてスポット光源２０から集束光４０を照射する
とともに、反射面３５の向きを調整して室内の任意の領
域に拡散反射光４１を照射する。これにより当該領域に
は拡散反射光４１による広く柔らかな照明が行われる。

一方、室内を間接照明による寛いだ雰囲気にしたい際に
は、反射面３６を表にして集束光４０を照射するととも
に、反射面３５の向きを調整して室内の任意の壁面なと
に集中反射光４２を照射する。これにより当該壁面には
集中反射光４２による強く集中的な照明が行われ、壁面
を利用した間接照明か行えることになる。

また、室内で作業を行う際には、同様に反射面３６に集
束光４０を照射し、室内の作業部位に集中反射光４２を
反射させて強く集中的な照明を行い、これにより作業に
充分な明るさが得られることになる。

以上のような本実施例によれば、以下に示すような効果
がある。

すなわち、各反射面３５．３６からの反射光４１．４２
は、各反射面３５．３６に設けた調整手段３７である凹
凸により反射する光の拡散集中を調整することかできる
。

また、各反射面３５．３６には同じく調整手段３７とし
てマット仕上げの拡散パネルあるいは鏡面仕上げの集光
パネルを嵌め込んだため、反射光４１．４２の柔らかさ
や強さといった照明状態をも調整することかできる。

さらに、反射器３０においてスポット光源２０に向ける
各反射面３５．３６を選択することで反射光４１゜４２
の切換えを行うことかでき、必要に応じてスポット光源
２０の向きを変えて集束光４０による直接照明を行うこ
ともできる。

従って、反射照明装置１０のみの簡単な構成で多様な照
明を得ることができ、調整手段３７の設定を変更するこ
とで一層高い自由度を得ることかできる。

なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
以下に示すような変形をも含むものである。

すなわち、調整手段３７の形態は前記実施例に限らず、
実施にあたって必要な照明状態に応じて適宜設定するこ
とが望ましい。

例えば、前記実施例では表裏の反射面３５．３６をそれ
ぞれ凸面および凹面としたが、これは平面と凹面、平面
と凸面の組み合わせ等としてもよい。

また、凹凸の円筒状面に限らず、放物面あるいは双曲面
あるいは多角牢固などとしてもよい。さらに、フレーム
３１の表裏に反射面３５．３６を配するのではな（、何
れか一方の側だけでもよく、反射面の設置形態は実施に
あたって適宜選択すればよい。

また、前記実施例では表裏の反射面３５．３６にそれぞ
れマット仕上げの拡散パネルおよび鏡面仕上げの集光パ
ネルを嵌め込んだが、これらは逆でもよく、両方の反射
面３５．３６をともにマット面または鏡面としてもよい
。さらに、マット面や鏡面のほかに、モザイクカットや
模様が刻まれて複雑な反射光が得られるようなものであ
ってもよく、反射面の表面仕上げ状態は実施にあたって
適宜選択すればよい。

さらに、集光パネルとしては金属を磨いた鏡が利用でき
るほか、拡散パネルとしては金属鏡面を直接マット仕上
げしたもののほか、マット表面フィルムを貼ったりつや
消しコーティングを施したものとしてもよい。例えば、
−枚の金属鏡の表を反射面３５とし、裏面にマットフィ
ルム等を貼って反射面３６としてもよい。

一方、前記実施例では反射面３５．３６を姿勢調節とし
たが、その調節のためには手動に限らず、個々にモータ
等を設けて駆動してもよい。また、リモートコントロー
ル装置を設けて姿勢等の各部の調整を遠隔操作できるよ
うにしてもよい。

また、反射器３０およびスポット光源２０は個々に天井
面１１に設置されるものに限らず、第４図に示すように
、各々を連続したベース１２に取付けて反射照明装置１
０を一体化したユニットとしてもよい。

このような場合、取付けを簡易化でき、リモートコント
ロール系統を含めた配線を容易にできるほか、相互の距
離か一定に維持されるため調整等も容易にできる。

さらに、反射器３０およびスポット光源２０をライティ
ングレール等により移動自在に支持してもよく、より自
由度の高い照明を行うことができる。

特に、第５図に示すように、天井面１１に平行なうイテ
ィングレール１３を設け、前述したベース１２を各レー
ル１３に係止させるようにすれば、反射器３０およびス
ポット光源２０の配置調整を極めて簡単に行うことかで
き、照明領域の設定を含めた詔明状態の調整自由度を一
層高めることかできる。

〔発明の効果〕

以上に述べたように、本発明によれば、反射面を利用し
て照明光の状態を調整することかできるようになり、簡
単な構成で多様な照明か行えるとともに、照明状態の調
整自由度を高めることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す側面図、第２図は同実
施例の要部を示す斜視図、第３図は同実施例の異なる状
態を示す側面図、第４図は本発明の他の実施例を示す斜
視図、第５図は本発明のさらに他の実施例を示す下面図
である。 １０・・・反射照明装置、２０・・・スポット光源、３
５．３６・・・反射面、３７・・・調整手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）集束光を照射するスポット光源と、前記集束光を
   反射する反射面とを有し、前記反射面は姿勢調整可能に
   支持されるとともに、前記集束光の反射状態を調整する
   調整手段を有することを特徴とする集束光。