JPH04115197U - ホツパ抜出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】ホッパ、貯槽などの内容物の棚吊りを解消し、
粉体を円滑に排出する抜出装置を提供する。 【構成】ホッパ１２の下部のホッパ内壁に複数の可撓性
ストリング１のそれぞれ一端を取付け、ホッパ下テーブ
ルフィーダ１１の偏心位置２に上記可撓性ストリング１
のそれぞれ他端を係着し、テーブルフィーダ１１の回転
に伴って可撓性ストリング１が上下動及び揺動するよう
にした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、棚吊りを起しやすい粉体を収納したホッパ、貯槽などの抜出装置に 関する。

【０００２】

【従来の技術】

棚吊りを起しやすい粉体、例えば石膏などのホッパ、貯槽などでは、棚吊りを 防止しながら抜出しをしなければならない。 従来、図２に示すようにテーブルフィーダ１１をホッパ１２の下端に設けた抜 出装置１３では、テーブルフィーダ１１に羽根１４を斜上に向けて突設し、テー ブルフィーダ１１の回転と共にこの羽根１４が粉体をカットしながら棚吊りを防 止するようにしている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記テーブルフィーダに取付けた棚吊り防止の羽根は、棚吊りした粉体を切崩 しながら粉体を排出するので好ましいが、粉体の種類によっては、同じ位置のみ をカットしたのでは、棚吊りを解除することができない場合がある。 本考案はこの問題を解決し、内容物の粉体を円滑に排出することができるホッ パ抜出装置を提供することを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、ホッパ下部のホッパ内壁に複数の可撓性ストリングのそれぞれ一端 を取付け、ホッパ下テーブルフィーダの偏心位置に上記可撓性ストリングのそれ ぞれ他端を係着し、テーブルフィーダの回転に伴って可撓性ストリングが上下動 及び揺動するようにしたことを特徴とするホッパ抜出装置である。

【０００５】

【作用】

本考案は排出装置としてテーブルフィーダを用いるホッパ等の抜出装置に適用 される。本考案の可撓性ストリング、例えばチエンはテーブルフィーダの回転と 共に上下動及び揺動を繰返しながら棚吊りした粉体を崩しつつ運動する。テーブ ルフィーダに固定した羽根ではテーブルフィーダの回転と共に常に同じ軌跡を動 くが、本考案の各ストリングは、テーブルフィーダの一回転ごとに、上下動及び 扇形の範囲を揺動する。

【０００６】

【実施例】

図１に本考案の実施例を示した。 可撓性のストリングとしてショートリンクチェン１を用い、その一端３をホッ パ１２の下部の内壁面に取付け、ホッパ下テーブルフィーダ１１の偏心位置２に 上記ショートリンクチェン１の他端を取付けた。この取付部はテーブルフィーダ に竪ピンを設け、この竪ピンの外径に遊嵌するリングを嵌め、このリングの外径 にチェンの取付ブラケットを設けた構造とした。テーブルフィーダ１１の回転に 伴い、チェン１は弛んだり張ったりして上下運動すると共に、竪ピンが描く偏心 円の軌跡に沿って揺動する。その結果、棚吊りを有効に回避することができる。

【０００７】

【考案の効果】

本考案によれば棚吊りを起しやすい粉体などの棚吊りを解消し、円滑な排出が 可能となった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例のホッパ抜出装置を示し（ａ）
は側面図、（ｂ）は平面図である。

【図２】従来の実施例のホッパ抜出装置を示し（ａ）は
側面図、（ｂ）は平面図である。

【符号の説明】

１ ショートリンクチェン（可撓性ストリング） ２ 偏心位置 ３ 一端 １１ テーブルフィーダ １２ ホッパ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ホッパ下部の内壁に複数の可撓性ストリ
   ングのそれぞれ一端を取付け、ホッパ下テーブルフィー
   ダの偏心位置に該可撓性ストリングのそれぞれ他端を、
   テーブルフィーダの回転に伴って該可撓性ストリングが
   上下動及び揺動自在に係着したことを特徴とするホッパ
   抜出装置。