JPH04115086U - 移動体識別装置 - Google Patents

移動体識別装置

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JPH04115086U
JPH04115086U JP1798191U JP1798191U JPH04115086U JP H04115086 U JPH04115086 U JP H04115086U JP 1798191 U JP1798191 U JP 1798191U JP 1798191 U JP1798191 U JP 1798191U JP H04115086 U JPH04115086 U JP H04115086U
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力 島村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動体識別装置の応答器を薄型にし、且つ、
コストを低減すると共に保守管理を不要にする。 【構成】 シート状の絶縁体16に導電ペーストを印刷
すること等により、該絶縁体16に複数の共振回路19
を形成し、応答器11を構成する。該応答器11は個々
に共振回路19に差異が設けられる。そして、該応答器
11に識別機より所定の電波を照射することにより、該
識別機が応答器11の共振周波数を検知して応答器11
の識別を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は移動体識別装置に関するものであり、特に、複数種の共振回路を設 けて電波を照射し、該共振回路が共振及び反射する電波を検知して移動体を識別 する移動体識別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、此種移動体識別装置はICメモリを利用した装置が提案されているが、 その一例を図10に従って説明する。該装置は識別機1と応答器2とから構成さ れ、該応答器2はICメモリ3を内蔵し、移動体に備えられる。そして、前記識 別機1の質問用送信部4より所定の電波を発信し、電界即ち識別可能エリアを形 成する。該識別可能エリア内にある前記応答器2は該電波を受信し、該応答器2 に内蔵されているICメモリ3に蓄積したデータに従い、該電波を変調部5にて 変調して再発射していた。
【0003】 そして、この電波を前記識別機1の質問用受信部6にて受信し、更に、復調し てCPU7にて制御し、前記応答器2のデータを読み取ることにより前記移動体 の識別を行っていたのである。又、この応答器2は電池(図示せず)等の電源に より作動されている。一方、この従来型装置は前記識別機1の書込用送信部8に て電波化したデータを送信し、該応答器2のICメモリ3にデータの書込みを可 能にしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来型の移動体識別装置は、移動体に備えるべき応答器にICメモリ 素子を設けていると共に、該応答器は電池等の電源が必要なため一定の厚さを有 し、薄型化が困難であった。又、使用時間に応じて電池の交換等の保守管理が必 要であり、更に高価なICメモリ素子を使用するのでコストが高く使用範囲が限 定されていた。
【0005】 そこで、移動体に備える応答器を薄型化し、コストを低減すると共に、保守管 理を不要にするために解決されるべき技術的課題が生じてくるのであり、本考案 は該課題を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記目的を達成せんとして提案されたものであり、移動体に応答器 を備え、識別機より所定の電波を発信して該応答器を識別できるようにした移動 体識別装置において、シート状の絶縁体に印刷処理等にてコイルとコンデンサを 設けて前記応答器を形成し、該応答器に複数の共振回路を形成して前記識別機に て夫々の応答器を識別できるように構成したことを特徴とする移動体識別装置を 提供せんとするものである。
【0007】
【作用】
この考案は応答器と識別機より構成され、各応答器を複数種の共振回路の組合 せを異にして各移動体に備える。又、この識別機より複数種の所定周波数の電波 を発信し、識別可能エリアを形成する。そして、該識別可能エリアに前記移動体 が存在するときは、前記識別機より発信されている電波のうち、特定の周波数の 電波に前記応答器の共振回路が共振し、且つ、該電波を反射する。依って、この 反射波は個々の応答器によって共振周波数の組合せに差異が在るため、該反射波 の周波数を前記識別機のCPUに設けた制御部にて検知することにより、複数の 移動体を個別に識別することができるのである。
【0008】 又、この応答器は、シート状の絶縁体に導体を設け、印刷処理等の手段にてコ イルとコンデンサを形成し、複数種の共振回路を設けている。そして、各応答器 は識別コードに応じて共振回路の組合せを異にして形成されている。依って、該 応答器は上述した従来型の応答器のようなICメモリ素子、及び電池等の電源を 要せずして形成できるので、安価にて提供することができると共に薄型化が可能 であり、更に、保守管理も不要となる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を添付図面の図1乃至図9に従って詳述する。尚、 説明の都合上、従来公知に属する技術事項も同時に説明する。図中符号10は本 考案の移動体識別装置であり、図1に示すように応答器11と識別機12から構 成され、該応答器11は移動体Mに備えられている。又、この識別機12は電波 の送信部13と受信部14及びCPU15より構成され、該CPU15に識別制 御部15aを設けている。一方、前記応答器11は図2に示すように、シート状 の絶縁体16に電気導体ペーストを印刷してコイル17,17…とコンデンサ1 8,18…を形成し、14種類の共振回路19,19…を設けている。該導体ペ ーストには銀パラジウム等が用いられる。又、この共振回路19,19…は図3 に示すような電波の各周波数に共振するように形成されているが、この一実施例 では周波数f1乃至f14を10MHZ から160MHZ までを適宜に分割して使用 している。
【0010】 そして、前記応答器11をコード化し、図4に示すように各コードにより共振 回路19,19…の共振周波数の組合せを相違せしめ、前記移動体Mを識別でき るようにしている。尚、図中○は共振回路19,19…が有ることを示し、又、 共振周波数f1乃至f14のうちf13は誤動作防止用周波数とし、f14は応 答器の有無の確認用周波数としている。依って、残り数12種の共振周波数f1 乃至f12により前記応答器11をコード化するので4095(212−1)のコ ード化を可能にしているが、該共振周波数f1乃至f14の種数はこれに限定さ れるべきではなく、移動体Mの識別種数或は使用分野等に応じて対応するを可と する。
【0011】 又、この実施例では図2に示すように、前記応答器11に14種類の共振回路 19,19…を形成し、然る後に各コードに従って不要な共振回路19,19… のコンデンサ18,18…部に穴20,20…を開穿し、共振回路19,19… を破壊している。このため一種類のシート基板から多数種の応答器11,11… を形成でき、コストの低減を図っている。該応答器11は絶縁体16の表裏両面 にパターンを印刷されてあり、パターン印刷後にパンチ加工を施してそれぞれの パターンが導通され、共振回路19,19…を形成している。従って、必要な回 路のみにパンチ加工を施してボンディングすれば、前述の共振回路19,19… に穴20,20…を開ける作業をせずとも、一種類のシートで多数種の応答器1 1,11…を形成することもできる。
【0012】 又、前記識別機12は図5に示すように、CPU15に制御された前記共振回 路19,19…の14種の前記共振周波数f1乃至f14の電波を送信部13の 発信器21より一定周期にて出力される。そして、該電波はアンプ22によって パルス波に変調され、出力アンプ23にて増幅されてオートチューニング器24 を介して送信アンテナ25より発信される。尚、該電波のパルスの立上がり立下 がり時間は50マイクロセカンド程度としている。
【0013】 図6は宅配便等の小荷物26に前記応答器11を貼付し、ベルトコンベア27 にて該小荷物26を移動している状態を示しているが、該ベルトコンベア27の 両側に前記送信アンテナ25と受信アンテナ28とが配置されている。そして、 該送信アンテナ25より発信されている前記電波は識別可能エリア29を形成し ている。又、この送信アンテナ25より発信される電波Aと前記応答器11の共 振回路19,19…に共振されて反射する電波C及び共振されずに受信アンテナ 28に到達する電波B並びに、電波BとCの合成電波C2 を図7に示す。
【0014】 この送信出力電波Aに対し受信入力電波Bは位相差のΔ1 だけ変化して入力さ れる。更に、共振回路に共振して反射する受信入力電波Cは電波Bに対しΔ2 の 位相差が生じる。そして、該電波BとCは受信アンテナ28に入力されるので、 電波Bに対し合成波C2 はΔ2 だけ延長される電波となる。 更に前記受信アンテナ28に入力された電波C2 は、図5に示すようにオート チューニング器30を介しオートゲインコントロール31にて適宜出力に調整さ れ、ウインドアンプ32及びウインド積分アンプ33に入力される。而して、ウ インドアンプ32に入力された電波C2 は延長分のΔ2 だけが該ウインドアンプ 32より出力されることにより、ADコンバータ34を介して前記共振回路19 ,19…の共振周波数を検知し、前記CPU15の識別制御部15aにて応答器 11の有無及びこの応答器11のコードを判定し、前記移動体Mの識別を行うの である。
【0015】 一方、ウインド積分アンプ33は電波Bと電波Cとの位相差を積分し、その位 相差の変化により前記共振回路19,19…の共振周波数を検知し、ADコンバ ータ34を介して前記CPU15の識別制御部15aにて応答器11の有無及び コードを判定し、前記移動体Mの識別を行うのである。即ち、前記応答器11が 識別可能エリア29に存在しないとき、或はある電波が共振されないときは、送 信出力電波Aに対し受信入力電波Bの位相は一定であり、図8に示すようにウイ ンド積分アンプ出力は一定レベルとなる。然し乍ら、共振反射波Cは前記移動体 Mが移動することにより、反射距離が変化し電波Bに対する位相差のΔ2 が変化 するので、当然電波BとCの合成波C2 は図9のウインド積分アンプ出力に示す ように出力レベルが変化する。
【0016】 尚、図中このレベル変化は一例を示したもので、必ずしも図のようなレベル変 化とは限定できないが、レベルの変化が認められたとき、その周波数が前記共振 回路19,19…により共振されたと検知する。依って、前記ウインドアンプ3 2に於ける合成波C2 の延長部分の検知と相俟って確実に前記移動体Mの識別が できるのである。尚、図5に於て符号35はクロックであり基準周波数を発信し ている。又、前記オートチューニング器24,30はPLL(Phase-locked loo p)を用いている。
【0017】 依って、前記移動体識別装置10の応答器11は、前述したようにシート状の 絶縁体16に導電体ペーストを印刷して形成されているので極めて薄型でコスト も安く、而も保守管理を不要としている。 又、前記応答器11の裏面に粘着材を塗布してシール化することにより容易に 前記移動体に備えることができる。更に、該応答器11の表裏両面にコイル17 ,17…或はコンデンサ18,18…を設けてこの応答器11のQ特性を著しく 向上させている。
【0018】 尚、この考案は、この考案の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことがで き、そして、この考案が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0019】
【考案の効果】
この考案は、上記一実施例に詳述したように、応答器と識別機から構成され、 該応答器はシート状の絶縁体に導電ペーストを印刷すること等により複数種の共 振回路を形成している。そして、該共振回路が共振して反射する周波数を前記識 別機にて検知して移動体を識別するのである。依って、該応答器は極めて薄型で 、且つ、コストも安価にて提供することができると共に、保守管理も要さないの である。
【0020】 従って、該応答器をシール化することもでき、路線トラック及び宅配便等の荷 札や病院のカルテ、タイムレコーダの非接触センサー、及び駐車場管理、並びに パスポート等多種多様に使用できる等、種々の著大な効果のある考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動体識別装置の解説図。
【図2】応答器の平面図。
【図3】応答器の共振周波数の説明図。
【図4】応答器のコード説明図。
【図5】識別機の回路ブロック図。
【図6】本装置を宅配便等の小荷物の識別に使用した場
合の説明図。
【図7】電波A,B,C及びC2 の波形並びにウインド
アンプの出力レベルの説明図。
【図8】電波Bとその電波Bによるウインドアンプの出
力レベル及びウインド積分アンプの出力レベルの説明
図。
【図9】電波C2 及びその電波C2 によるウインドアン
プとウインド積分アンプの出力レベルの説明図。
【図10】従来型移動体識別装置の説明図である。
【符号の説明】
10 移動体識別装置 11 応答器 12 識別機 16 絶縁体 17 コイル 18 コンデンサ 19 共振回路 M 移動体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体に応答器を備え、識別機より所定
    の電波を発信して該応答器を識別できるようにした移動
    体識別装置において、シート状の絶縁体に印刷処理等に
    てコイルとコンデンサを設けて前記応答器を形成し、該
    応答器に複数の共振回路を形成して前記識別機にて夫々
    の応答器を識別できるように構成したことを特徴とする
    移動体識別装置。
JP1798191U 1991-03-25 1991-03-25 移動体識別装置 Pending JPH04115086U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60142799A (ja) * 1983-12-30 1985-07-27 三谷 尚弘 商品の検知方法
JPH02198382A (ja) * 1989-01-27 1990-08-06 Tsutomu Shimamura 移動体自動識別装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60142799A (ja) * 1983-12-30 1985-07-27 三谷 尚弘 商品の検知方法
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